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ツンデレじゃない長編投下・評価スレ

28保守代わり長編23〜end (10/30):2005/08/27(土) 17:16:03 ID:8dR622LE
 リオンが死ぬ数十分前。
 森を幾つもの魔術が破壊していた。
ミ「砕けろっ!」
 声と共にラスティンの足元の大地が爆ぜた。
 轟音と共に土砂が舞い上がる。しかし、立ち昇る砂煙の中からラスティンは何事もなか
ったかのように飛び出てきた。
 ラスティンの口が僅かに動く。
 すると、ミントの周りの空気の温度が急激に上昇し始めた。
ミ「熱っ!?」
 すぐ、その場を離れる。すると、その動きを読んでいたのか、ラスティンが飛び込んで
きた。そして、回し蹴りを放つ。
 ごうっ、と空気を切り裂く音。直撃すれば、頭蓋骨くらい軽く砕けるだろう。
 格闘の技術が明らかに段違いだ。おそらくラスティンは幼少の頃より、格闘術を習わさ
れてきたのだろう。対するミントは、一応はエルフの血も入っている。才能は十分保障さ
れている。僅かな戦闘の間に、ミントはラスティンの動きを既にいくつか盗んでいる。
 だが、やはり経験が少ないようだ。どう見ても、ラスティンの方が優勢だ。
ミ「くっ」
 ミントが手を差し出す。
ミ「吹き飛べっ!」
 暴風がラスティンを襲った。空中をラスティンの体が舞う。その体はそのまま後方の大
木にぶつかろうとした。が、その一歩手前でラスティンの体が急に方向転換して、それを
回避した。おそらく何か魔術を発動させたのだろう。地面に難なく着地して、そして口が
僅かに動く。
 するとミントを囲むようにして氷の刃が現れ、それが一気にミントに降り注いだ。
ミ「壁よっ!」
 ドーム上の半透明の壁がミントを守る。次々と壁に突撃して砕け散る氷の刃。
 その全てを防御して、壁を消す。すると、そのタイミングを予想してか、巨大な炎の壁
がミントを襲った。
ミ「!?」


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