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ツンデレじゃない長編投下・評価スレ
22
:
保守代わり長編23〜end (4/30)
:2005/08/27(土) 17:12:49 ID:8dR622LE
ドランドは興味あることしかしない。興味のないことは全くしようとしない。
ドランドは、ハーフエルフに興味を持った。理由は何なのだろう? 同じ異端者だから
だろうか? わからないが、彼はハーフエルフ――ミントに興味を持った。
次に興味を持ったのは人間だった。
人間はミントの血液からホムンクルスを作ろうとしていた。
全く以って馬鹿らしい。当時のエルフ達はそう思った。そのため人間のことはもはや眼
中に入らなくなった。何故なら、そんなこと不可能に違いないとエルフは思ったからだ。
ホムンクルスを作るということは、魂を創り出さなければならない。それは『奇跡』の
領域。魔王や神族くらしかできない『奇跡』だ。そんなことを、人間ができるはずがない。
そういう理由があって、人間は監視する必要なしと結論付けられた。
しかし、そんな人間にドランドは興味を持った。
本当に無理なのだろうか? 彼等の考え、アイディアは時に思いもしない物を作り出す。
もしかしたら、できるのではないか?
人間の持つ巨大な『可能性』。それにドランドは興味を持った。そして、知識を与えた。
するとどうだろうか。人間は擬似魂の製造に成功したのだ。もちろんこのことは他のエル
フには知らせていない。
作り上げられたホムンクルスは順調に成長し、今年21歳となった。
見た目は驚くほど美しく育った。だが、彼女に自我はない。もともとそうなるように魂
を創ったのだ。彼女は与えられた命令に必ず従う。まさに兵器だ。
そして、つい先日。ドランドはこの兵器を借りていった。
ドランドの目的――興味のあることは、コピー対オリジナル。どちらが勝つのか?
まるで子供のような考えだ。だが、彼はそれに興味を持ってしまった。
興味のないことは、徹底的に拒絶する。だが、興味のあることは、徹底的に試してみた
くなる。
それが、彼の性質なのだ。
だから、今ミントと、コピー――ラスティンは対峙していた。
ド「私は、あなたがこれに勝てるのかどうか、それを見てみたいんですよ」
ミントが苦渋の表情を浮かべた。
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