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3名無しになりきれ:2012/08/09(木) 10:03:37
(感じる…彼らから…昔のぼくと同じにおい……)

>「皆!目を閉じて!!!三つ数えたら目を開けて西へ逃げな!!燐狐――――!今だよ!!!」

「え、なんて!?……ぎゃあああああ!!」
突然のホワイトアウト。瞬間、耳朶を打つ轟音。
鳥居は記憶を頼りに鞭を放ち、冒険者の誰かをとらえると引っ張られるようにあとに続く。

「倉橋さんにやられましたー!ボク目が見えなくなりましたっ!
きずものになりました!責任をとって一生面倒をみてください!!
それがだめならおっぱいをさわらせてください」
鳥居は下品なことを口走りながら座頭市のように高速蟹股で誰かに続く。
座等市のことはBSフジで再放送やってるから知ってるのだ!

>「西ねぇ……西方浄土に迷い込むのだけは御免だぜ。
 おい、ガキンチョ!色男!あとアホ面!ちゃんとついて来てんだろうなぁ!」

「はあ?がきんちょって言わないでください!
ぼくには親につけてもらった鳥居呪音って名前があるんですからっ」
叫び返しながら鳥居は、生還屋の声から僅かな喜悦の情を感じた。
やはりこの男、気持ち悪い。

>「全員いるか!?火をつけるぞ!」続いてマリーの声。

「いますけど!目が!目がーっ!」
声を頼りにマリーに抱きつく鳥居。柔らかい部分に小さな頭を入れてすりすりする。
しかし、鞭をもっている手が引っ張られ、すぐに離れることとなった。
続いて鼻腔を刺激する燃料の匂い。轟音。熱風。
鳥居はすぐさま理解した。飛行機が爆発したのだ。

「う…ぁ…」
風圧で長い黒髪を梳かされて、おでこが丸出しになる。
手を翳し面を轟音の先に向ける。

「操縦士さん…。飛行機があなたのお墓です。やすらかにお眠り下さい…」
ぴっと敬礼。でもすぐに繋がった鞭が誰かに引っ張られる。

そしてしばらくして優男、祓・流(フー・リュウ)の登場。
一同は一旦安全地帯へ。質問、相談タイムの始まりだった。


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