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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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おいィ? また規制だと?
代理投稿お願い致します。
>>6
罠が見えればこちらの物……。先程からの敵の攻め手を見る限りでは、
技量はこちらの方が圧倒的に上回っている。
伊賀の取った行動からもそれが顕著に現れていた。
彼女は水口に向って風の風力を利用した強烈な蹴りを放ったのだ。
近くに居たオレの髪が風になびく。まるでロケットかミサイルが間近で発射されたかのようであった。
ファーストナンバーを謀殺しようとするのであれば、それ相応の技量が必要だ。
保護色というアドバンテージが在るとは言え、敵の攻め手は余りにお粗末であり、
はっきり言うとコイツはオレを殺るには役不足なのだ。
伊賀の攻撃は極めて流動的であった。
一撃で仕留められなかった場合も考慮して、確実に攻めていく。
蹴りを起点として空中で一回転する事を成功させ、
見事伊賀は水口を組み伏せる事に成功したのだった。
流石殺し屋、手際が良い。ほんの数秒の内に敵を征圧するとはな……。
むっ、一体どうしたというのだ? 当の伊賀は短刀を握り締めたまま、マウントから動こうとしない。
何をモタモタ躊躇っている? 一気にケリを付けろ!
その隙を見逃す程、水口は馬鹿ではなかった。これ幸いとばかりに伊賀を引き剥がすと、
距離を取った後、彼女に榴弾という置き土産を見舞わせたのだった。
距離を取ったというのはあくまでも、異能力の波動から察した物で、実際に見ては居ないのだがね。
それはともかくとして、問題は伊賀の方だ。
爆風に顔を腕で覆うが、すぐに離して状況を把握する。
オレの所まで飛び退いてきた伊賀は、明らかに負傷していた。
戦闘に問題がありそうには思えないが、負傷箇所は肩だ。幾許かは攻め手に影響は出そうだな。
>「…レオーネ、敵は防護服を着ているわ…」
……だろうな。最初にオレが奴目掛けて蹴撃を放ったが、
明らかにまともに入ったにも拘らず、奴の骨を砕く感触が無かった。
それにもう一点。これは常識的に考えれば解かる事なのだが、
手榴弾はともかくとして、地雷を扱う者が自殺志願者でないのであれば対爆スーツ――
所謂EODスーツを着込むのは当たり前だ。
オレ自身、伊賀に言われるまで失念していた。
水口がEODスーツを着用しているのであれば、なるほど合点がいく。
「イハハハハッ! その通りぃ! よぉく見破ったなぁ小娘ぇ!
これを着込む事でぇ。自らが爆発に巻き込まれてもぉ、頭部への被弾さえ避ければ多少は問題は無いのだよぉ!
ナンバー6お得意の格闘術もぉ、わたしにはぁ通用しないぞぉ」
先程伊賀にコテンパンにされた人物とは思えない程、活力の在る声である。
やれやれ、怒りを通り越して呆れてきた。正直、殺す価値も無いとは思うがけじめはけじめだ。
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