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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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書き込めないようなので代理投稿をお願いして良いでしょうか?
前スレ>>228
どさどさ、と音がした。
本部の受付に、別のスイーパーが来ているのだ。
荷物を降ろしたような音は、縛られた動かない男達を床に転がしたからだ。
全員、血で衣服の大半が赤黒く濡れているが、生きているようだ。
「逃走中の…ターゲットを、捕まえた。確認してくれ。」
スイーパーは少年だ。長い白髪と黒のシャツだが、彼の衣服も濡れている。
返り血か自分の血かも解らないほどだ。
照会が終わり、男達はずるずると引きずられていく。
受付の男がため息をついた。
「ありがとう、『赤い靴(レッドブーツ)』。しかし全く、今日は騒がしい日だ。
スイーパーへの依頼が多すぎる、しかも一つはヤクザ者からのでっかい依頼だ。
少し休んでからでも良い、この後も動けるか?」
少年はこくりと頷き、血に濡れた右手を突き出した。
「ああ、すまん、忘れていた。ほらよ…残りの現金は口座に振り込んでおくよ」
そういいながら、受付の男は赤い血の詰まった輸血パックを数個、報酬代わりに少年に渡す。
少年は大事そうにそれらをしまうと、ベンチの獅子堂に眼を向けた。
「彼は行かないそうだぞ?」
少年は頷く。出来れば少し休みたいところだが、衣服に血がしみこんでいるため横にはなれないだろう。
軽くため息をついた少年は、先程貰った輸血パックに白いストローを差して、飲み始めた。
【二神 歪:本部にて回復、獅子堂と同室】
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