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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5

734 ◆0i7FhSLl8w:2010/12/11(土) 23:43:18
規制中により代理お願いします。


>>213>>215 >>216
天木の能力の特徴は、その効果範囲でも破壊力でも無い。
『狂想操作』…想う事によって操作する、つまりオーラを充填した物体の動くイメージを現実世界に投影出来る事が特徴だと天木は考えていた。
動きを考えてから操作するのと、イメージを投影するのとでは天と地程の差がある。
例えば達人の剣捌きは、凡人が頭で考えても再現不能だろう。
しかし、彼の能力ではどれだけ素人でも、達人の剣捌きを『イメージ』すれば、簡単に操作している刀がその動きを再現してくれる。
たとえどう動いているのか解らずとも。

言い換えれば、彼の能力は自動操作が出来ないという事でもある。
常に動きをイメージしておかなければならず、動かしている物体が意識の外に出てしまえばそこで効力を失ってしまう。
操作の洗練性の代わりに、非常に不器用な能力なのだ。

「くそッ、二人に増えやがった、あいつは何だ?仲間、なのか…?!」

いとも容易く自分の刃を受け止めた人物に対して、焦りが深まる。
長く攻撃しては居られない。自分の居場所を知られれば、恐らく挟み撃ちにされるだろう。
容易した刃物も残り少ない。此処で使い切ってしまっては後が持たないのだ。

「潮時か…だが、ただじゃァ終わらねェぜ…」

紅の瞳が邪悪に歪む。

(刃物が、全て浮き上がり、四方八方を取り囲むイメージ…)
                    、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、
「其処の、落ちている刃物には、まだ充填されたオーラが残ってるンだ」

気を感じる者なら、その異常性に気付くだろう。
いつの間にか、誰かの気がその空間中に満ちている。
攻撃を失敗したかに見えた、飛んできた刃物群から、漏れる僅かな気。

「ブラッディ―――」

充填された残りのオーラを駆使して、壁に刺さった、地に落ちた刃物がもう一度浮き上がり男と女を球状に取り囲む。

「―――ジェイルッ!!!」

今度は同時に、刃がその球を閉じた。
勢いは先程の飛来攻撃に遥かに劣るが、圧倒的なその量を誇る攻撃。彼が思いついた最初の技。

顛末は見届けない。今すぐ、此処から脱出しなければ――




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