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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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代理お願いします。
暫くの間、時間にして10分程アリスはその場に立ち尽くしていた。
"仲間"と言う言葉について考えた結果、自分なりの結論を出した。
(仲間と言うものは単に邪魔なだけではない。時には必要な場合もある、と言う事か)
その結論に至った後、階下のオーラの反応を調べる。
2つほど下の階に1つ、更に下の階に3つの反応、その更に下に1つ。
(この反応、2つ固まっているな。不知哉川達か。
もう1つあると言うことは、残る四天王の内筆頭ではない方と接触したか)
不知哉川達と氷室の接触を確認し、行動を考える。
(あの二人の実力を考えると、四天王に勝てる確率はあまり高くない。
ここで助けに入ることは簡単だ。
しかし、彼らも理由があったために今までの戦闘に参加しなかったのだろう。
敢えて水を差す様な真似はするまい。それよりも近い方の反応、黒部と合流しておいた方がいいだろう)
不知哉川達の意思を尊重し、助けに行くことを止める。
そして再び、今度はゆっくりと階段を下りていった。
下り始めて5分と経たない内に、目的の人物を発見する。
その人物、黒部は体を引き摺るようにして歩いていた。
「随分と派手にやられたようだな?」
背後から黒部に語りかける。
黒部は弾かれたように振り返った。その表情は若干の驚きを表している。
「まさか、もうここまで追いついてきたのか…」
「貴様よりは優秀なつもりだからな。それに貴様の今の歩く速度を考えれば、追いつくのは容易い。
そんな事より貴様、その体で何処へ向かうつもりだ?」
「愚問だな。階下に向かい仲間を助けに行くだけだ…!」
「その満身創痍の体で、か?行くだけ無駄だな。
今行ったところで確実に足手纏いになるだけだ。盾にすらならん。
貴様が今出来ることは、今後の戦いに備えて少しでも体を休めることだ。
付き合ってやるからここで休んで行け」
黒部も納得したようで、頷くと壁に背を預けて座り込んだ。
少し離れた場所で自分も腰を降ろす。
(さて、後はあの二人に頑張ってもらうだけだな。死なないことを期待するしかないか…)
【アリス・フェルナンテ:黒部 夕護と合流。地下17階にて療養のため進行停止】
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