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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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「ハァ…ハァ…先程のあの攻撃、あれは一体何だったのだ?我をここまで追い詰めるとは…。
この『楽園の守護者』(エデンズガーディアン)の生命力ですら、最後まで食らっていたらどうなっていたことか…」
アソナの本拠地を脱出した後、アリスは付近の雑木林にいた。髪や瞳の色、翼は元に戻っている。
体が思うように動かない。恐らく原因は、先程のダークフェニックスの最後の攻撃、『闇の不死鳥』のダメージだろう。
そしてダークフェニックスに与えた己の血液。あれは単なる血液ではなく、自らの力の源である始祖の力の結晶。
故に己の身を削ったようなものだ。体力もオーラも低下している。
しばらくは回復に専念しないと、雑魚相手ならいいが強者とは戦えない。
「あの後奴にどういった影響が出ているのか確かめたいところだが…。無理は出来んな。少々危険だが少しでも寝ておかなければ…」
木に寄りかかり、体を休める。暫くして、静かな寝息が聞こえてきた。
――かあさまかあさま〜。これみて〜――
――まぁ、上手に出来ましたね――
――これ、かあさまにあげる〜――
――ありがとう、アリス。お母さん嬉しいわ――
――えへへ〜。とうさまにもあげてくるね〜――
「……」
意識が覚醒する。どうやら夢を見ていたようだ。
「懐かしい夢だな…。幸せだった頃の夢だ。あの頃は争いなどという言葉とは無縁の世界だった。
母が居て、父が居る。ただそれだけで良かったのだ。なのに…」
頭を振って思考を止める。今更悔やんでも仕方のないことだ。
眠っていた時間は僅かだが、オーラは6割程回復したようだ。ある程度の敵ならば対応できる。
「さて、まずは降魔の剣を取り戻さなくてはならないな。あれがなければ全力が出せん。
しかし一体どこの誰が持っているのやら…。この付近にあることは間違いないのだが…」
ふと、近くにオーラを感じる。始祖の力は感じないので、ダークフェニックスや化身の娘ではないようだ。
「一体誰だ?…この目で確かめるのが一番早いか」
オーラを辿っていくと、そこには一人の男が居た。
(あの男…先の二人組の片割れか。近くに女の気配は感じない…。一緒ではないのか?)
疑問に思いながらも、男に近付き話しかける。
「貴様、こんなところで何をしている?」
【アリス:不知哉川 霊仙を発見、接触する】
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