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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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>>187
「現世と冥界を行き交う不死鳥は貴様を魂ごと焼き尽くす!!
貴様がいかに強大な存在だったとしても、過去の亡霊は消える運命にある!!死ね…アリス・フェルナンテ!!!」
突如として背後に黒い炎が発生し、瞬く間に全身を包み込んだ。
(これは…まずいな。まともに食らえば如何に我とて危うい。だが目的の為にもここで死ぬわけにはいかん)
「実に見事な腕前よ。此度は我の負けだ。化身の娘も一先ず諦めよう。目的を果たす為、今は倒れるわけにはいかん。
しかし敗北したことは事実。そこで貴様の実力に敬意を表し、これをくれてやろう」
ナイフを生成し、自分の腕を切りつける。
溢れ出した血液を集め、凝縮する。やがてそれはパチンコ玉程度の大きさになった。
その球体を指で強く弾く。それは目にも留まらぬ速さで、ダークフェニックスの口内に入り、喉を通過する。
「それは我の血液から"あるもの"を分離、凝縮したものだ。効果の程は貴様自身で確認しろ。
影響の出方も貴様次第だ。…まぁ貴様ほどの実力者ならくたばりはしないと思うがな」
そう言っている間にも、自らを包む炎の勢いは一向に弱くならない。
「(グッ…やはりこの状態では保たんか)最後に1つだけ言っておこう…。我は"生まれたときからこの体だ"。
『原初の異能者』(ザ・ファースト)という言葉を追ってみろ。貴様の疑問も解けるかも知れんぞ…。
尤も、文献などが残っていればの話だが。では、さらばだ不死鳥よ。再び相見えることを楽しみにしているぞ…」
弱々しい声で言い終わると同時に意識を集中する。するとアリスの体をまばゆい光が包み込んだ。
光が収束し、そこから現れたのは一頭の白銀の獅子だった。
全身に凄まじい火傷を負ってはいるものの、その姿は荘厳の一言に尽きる。
「グオオオオオオオオオオオ!!!」
獅子は雄叫びを上げ、突進して施設の壁を破壊。長い鬣を靡かせ外に飛び出して行った。
【アリス:ダークフェニックスに自らの敗北を宣言、始祖の血の結晶を飲ませ撤退
ダークフェニックスはまだ始祖の血とは気付いていない】
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