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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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「さて、そろそろ貴様も気付いているのではないか?――自分のオーラがなくなり始めていることに」
「…くくく…俺のオーラが無くなる?…この程度で俺が戦意を失うとでも思ったか?」
自身を縛る糸を焼き払おうにも、そのオーラも吸い取られていく。
ならばできる事は…ひたすらオーラを出し続ける事。
精神力、薄れ行く意識との戦い、ただ"自分"を強く保ち続ける事。
「俺のオーラはそこらの異能者とは本質的にが違うんだ。
肉体が限界を超えても、魂という炎が消えない限り、無限に燃え続ける!!」
魂の炎、それが俺の肉体が死の状態からでも再生を可能とする源。
「それに…その"器"は貴様のものではないだろう?」
俺の予測通りこの女は古の存在だった。本来の生物の寿命を越えて現存している存在。
だがこいつから感じた得体の知れなさはそれだけではない。
中身に反してその肉体が老いていない。
今にして思えばオーラを吸って若さを保っていたという事も考えられなくはない。
だがそんな事をして生きながらえていて、存在を隠していられたとは思えない。
つまりアリスは、化身の人格と同様に"憑依"した魂の存在。憑依された者は俺と同じ時代を生きる人間。
だが既にその身に2つもの存在を入れている事で、器としてオーラの許容量はどれほど残るだろうか?
「身に余る存在を抱えた状態で、果たしていつまで耐えられるかな…」
吸い出されていくオーラに込めた感情は"自分"を保ち続ける事。
相手に取り込まれた事で、破壊の質を変えられ相手の物にされたのなら、変わらない事に集中する。
そして馴染まないオーラを率先して吸収させる事で、質より量で破壊する!!
「ハアアアアアァァ!!!!!」
掛け声を出し、気合いを入れ、一気にオーラを放出し吸収させる。
"俺の"オーラは貴様ごときには身に余るものと思い知れ!!!
アリスに流れ込むオーラによって跳ね上がった異能値に、それを観測する俺と倒れている男のスキャナーが木っ端微塵になる。
そこから見えた俺の目は白目を剥き出しにしながらも、心はひたすら自分を保ち続けていた。
【ダークフェニックス:自分のオーラを一気に吸収させる。そのオーラの量にアリスの異能値を観測したスキャナー崩壊】
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