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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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(ほう、あの女もただの雑魚ではないようだな)
海部ヶ崎の身のこなしに感心しつつ、腕を戻す。
「さて、これで邪魔者は居なくなった」
再びダークフェニックスの攻撃に意識を戻す。しかしそのとき既に攻撃は体の寸前に迫っていた。
ズブッ――ダークフェニックスの指がアリスの体に突き刺さる。
本来ならここから破壊のオーラが打ち込まれ、爆砕するはずである。
しかしそれは発動しなかった。ダークフェニックスの表情が僅かに変化する。
「何故、という顔をしているな。無理もない。貴様にとっては未知の現象なのだからな。
貴様、『降魔の剣』という刀の名前を聞いたことはあるか?今は『無間刀』と名を変えているようだがな。
その力は、簡潔に言えば刺した相手のオーラを全て吸い出す、というものだ。その刀を造ったのは誰だと思う?
――そう、他ならぬ我だ。もっとも、あれは化身用に調整してあるから他のものに効果はないがな…。
刺した相手のオーラを吸い出す、ということはその逆も可能ではないか?つまり"刺す"のではなく"刺されば"、延いては"触れれば"いいのだ。
元々降魔の剣もそのように造っていたが、先程も言ったとおり化身用に調整した為にその機能は封印してある。
さて、そろそろ貴様も気付いているのではないか?――自分のオーラがなくなり始めていることに」
ダークフェニックスの表情が更に変化する。
一瞬の硬直。時間にすれば0.1秒にも満たない僅かな隙。
アリスはその隙を見逃さなかった。
「――縛」
先程の罠と同じように、オーラを糸状に操作、ダークフェニックスの体に巻きつけ、縛り上げる。
見た目は同じように見えるが、罠の時とは糸の強度が桁違いである。
(尤も、この男にこの様な小手先の攻撃が通じるとは思っていないがな)
「さぁ、次はどうする…?」
【アリス・フェルナンテ:海部ヶ崎を弾き飛ばし、通過を阻止。
ダークフェニックスのオーラを吸い出し始めると同時に拘束】
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