レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
-
>>172
「また会えて嬉しいぞ、ダークフェニックスとやら。この先に彼奴の血を受け継いだ娘がいるのだな?貴様とも話をしたいが、まずはそちらと話をさせてもらおう。
なに、すぐに終わる。聞きたいことがあるだけだからな。何なら後ろから来る二人組でも相手にしてはどうだ?暇潰し程度にはなるだろう。
それと最初に言っておくが、今のところこちらに交戦の意思はない。ただし、そちらの返答如何によっては貴様の"職務"に付き合うことになろう。
我は貴様と話をしに来たのと、質問があるだけだと言っておこう。まずは質問からだ。ここに高校生くらいの男が3人来なかったか?」
「……」
俺は名乗っていないはずだ…まあ先程から知らなかった言動があったわけではないし、これは初めから知っていても不思議ではない。
だが不思議なのはこいつが今、始祖の血を受け継いだ"娘"と言っていた事だ。
先程会った時の口ぶりからアソナと関係があるとは思えない。化身のオーラを感じ取ったとして年齢や性別までわかるものか?
そこまでオーラを読み取れる技量があるなら、この先にあいつ以外の気配が無い事くらいわかるはずだ。
「…愚問だな。どこにそんな"遺体"がある?」
俺について知っているようだが、俺がみすみす誰かを通すと本気で思っているのか?
…それとも時間稼ぎか?何を狙っている?
今あの2人が来るあたりに仕掛けがあるようだが、とくにこちらに影響はなさそうだ。
やはりあの2人が来るのを待っているのか?まあいい…1人でも3人でも俺は負けない。
「それと勘違いしているようだが、俺は暇潰しで貴様らの相手をしてるわけではないし、交戦の意思など関係ない。
俺は此処に来る異能者の"振るい落とし"を任されている。それに貴様のような奴をあいつに会わせるわけにもいかないからな」
この女から感じる得体の知れない中身、そして先程の言動…
「…貴様が始祖とどんな仲だったとしても、今のあいつは俺の物だ」
そう言ってアリスを指差す。オーラを指先に集めたそれは攻撃の意であると同時に、彼女を敵として明確に示す宣言であった。
>>174その後、残りの2人もこの場に来た。
――3F医務室――
『そこにいるのか?始祖の血を受け継ぎし娘よ。我の気配は既に感じているはず。我の気配に少しでも何かを感じたのなら返事をしろ』
「――っ!!う…あ…あああ!!!」
阿合哀は苦しみもがいていた。
アリスの特殊な波長が阿合哀に語りかけると同時に、その血に眠る化身の人格を呼び覚まし、その身を再び支配しようとしていたのである。
「はあ…はあ…」
阿合哀は化身の人格に抗い続けた。
次に化身に身体を許せば"自分"は二度と戻る事ができない事を感じ取っていたのだ。
「たす…け…て」
『意識を保っていろ…貴様が化身に人格を支配されたのは、おそらく貴様が眠った状態で血を取り入れた事が原因だ』
そう言って自分に血を与え、命を救ってくれた彼を彼女は覚えている。
"自分"を必要としてくれた彼を求めて阿合哀は、身体を引きずって部屋を出ていった。
【ダークフェニックス:アリス・フェルナンテに敵対表明】
【阿合哀:部屋を出る。アリスの特殊な波長で、化身の人格が目覚めかける】
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板