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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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>>171
アリスは通路を歩いていた。
周囲は無残に破壊されている。先程自分が引き起こした爆発のせいだろう。
「この先にあの男と彼奴の血を持つ者がいる――む」
ふと、自分の周囲を異質な何かが覆っている事に気が付く。
「これは――可燃性のガスのようなもの、か。あの男の仕業だな。先程の我の爆発を警戒してのことか。随分と慎重だな。いや、臆病と言うべきか。
丁度いい。あんなものを実力と思われても困るからな。元より同じ相手に二度も使うつもりはない」
悠然と通路を歩いていく。と、後方に気配を感じて立ち止まる。
「2人か。何者…いや、考えるまでもない。先程外にいた2人だろう。まっすぐこちらへ向かってくるな。ここで待って殺しても良いが…。
時間の無駄だな。それに"用事"を邪魔されても面倒だ。どれ、ここは1つ罠でも仕掛けてみるか」
そう言って槍を創り出し、左右5本ずつ壁に掛ける。次にメスを30本ほど創り、天井にある通気口の蓋の内側に設置。
最後にオーラを細い糸状にし、通路に細かい格子状に描く。
「これですり抜けることは不可能。この線に触れれば罠は作動する。まぁ目に見える槍を破壊すればメスだけになるが…。稚拙だな。罠とすら呼べん。
まぁこの程度軽く抜けてもらわんとつまらんな。さて、相手を待たせては失礼だ。行くとしよう」
再び歩き出す。
広間のようなところに出たところで、前方より歩いてくる影が見えた。
顔が視認出来る位置で立ち止まる。
「また会えて嬉しいぞ、ダークフェニックスとやら。この先に彼奴の血を受け継いだ娘がいるのだな?貴様とも話をしたいが、まずはそちらと話をさせてもらおう。
なに、すぐに終わる。聞きたいことがあるだけだからな。何なら後ろから来る二人組でも相手にしてはどうだ?暇潰し程度にはなるだろう。
それと最初に言っておくが、今のところこちらに交戦の意思はない。ただし、そちらの返答如何によっては貴様の"職務"に付き合うことになろう。
我は貴様と話をしに来たのと、質問があるだけだと言っておこう。まずは質問からだ。ここに高校生くらいの男が3人来なかったか?」
ダークフェニックスに語りかける傍ら、頭の中で言葉を紡ぐ。
――そこにいるのか?始祖の血を受け継ぎし娘よ。我の気配は既に感じているはず。我の気配に少しでも何かを感じたのなら返事をしろ――
【アリス・フェルナンテ:後方の気配と罠の作動に留意しつつ、ダークフェニックスと会話を始める。
同時に阿合 哀にオーラによる念話を飛ばす。特殊な波長の為、傍受・妨害は不可能】
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