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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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――3F廊下――
スキャナーの反応がどんどんこちらに近づいてくる。その存在はまだ記憶に新しいものだった。
銀髪碧眼の女、先程逃げ出した異能者、アリスと名乗った得体の知れない存在。その存在と再び対峙する。
そして俺はその存在に、何故魔水晶の無くなったこの場所に異能者達が集まってくるのかおおよそ察しがついた。
だがこの女が何者であっても俺の取る態度は変わらなかった。
「…もし先程簡単に逃げられたのが、自分の実力だと思っているのなら過信しない事だ」
先程目の前の相手と対峙した時、俺は特に戦いを強いられていたわけではない。だが…
「俺は任務として受けた事を、けしてしくじる事はない」
今は此処に来る異能者の"振るい落とし"の任務を受けている。
「そして、この場所に貴様らが集まる限り俺に与えられた任務が変わる事はない。
魔水晶を手に入れてそれで終わりと思っている筆頭は、隠れている事しか頭に無いからな…
だから"貴様ら"も実力で助かったなどと思わない事だ」
そしてアリスの後方、曲がり角の向こうにスキャナーが示す2つのオーラに語りかける。先程まで外で戦っていた2人。
そうだ…そもそもそこの2人組を仕留め損なった事も、急に別の任務を入れられた事が原因だ。
俺は弱くなっていない。此処でこいつらを仕留める事でそれを証明する。
「それに個人的にもいいところを邪魔されて、貴様らに対して強い怒りを感じている」
かつてないほど、自分の中で感情と直結したオーラが高ぶっているのを感じていた。
そのオーラは身体から漏れ出し、怒りの矛先となるアリスを囲んでいく。
先程逃げる際に見せたオーラの圧縮解放による爆発…氷室霞美のような強大なオーラを誇示する傲慢な技。
アリスがまたあのような逃げ方をしようとすれば、アリスのオーラに俺の怒りのオーラが点火し、爆発の威力を自身がそのまま受ける事になる。
強大なオーラを誇る事による過信がその身を滅ぼす。
さらに俺のオーラの分広がる爆発は、俺のオーラが直接届かない死角の2人も巻き込む事になるだろう。
【ダークフェニックス:アリス・フェルナンテを怒りのオーラで包み込む。曲がり角の向こうの不知哉川&海部ヶ崎にも気づいている】
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