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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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――アソナの本拠地から離れたアリスは住宅街を歩いていた。
頭の中に声が響く。
――体を…返せ…!――
「む、もう終いか。少々つまらんな…。今回は何も壊していないではないか…。
まぁいい。お前に頼みがある」
――ふざけるな…!誰がお前の頼みなんか…!――
「まぁそう硬いことを言うな。何も破壊活動を行えと言うのではない。ただある人物に会って
欲しいのだ。そう―ダークフェニックスという男にな」
――ダーク…フェニックス…?――
「うむ。カノッサとか言う機関の構成員らしい。我はあの男が少々気に入った。
是非とも一度話をしてみたい」
――!!駄目だ…!自分は優達の護衛…。敵対する機関の人間なんかに――
「何なら話すときだけ体を貸してくれればいい。用が済んだら返すさ。
記憶も共有する。それならいいだろう?記憶を共有するということは
"封印"もかけない。自力で取り返せるはずだ。まぁ今すぐじゃなくてもいい。
だが近いうちに、な」
――………――
「沈黙は肯定と受け取るぞ。別にお前の雇い主に悪い方向には持っていかん。
久方ぶりに気に入った相手だ。話くらいさせろ。―化身のことも気になるしな。
まぁ、今はお前に体を返すとしよう。だがこれからは任意に交代を行えるようにする。
もちろん普段はお前が使っていて構わん。しかし半分は我の体でもあるのだ
こちらだけ制限付きというのは不公平であろう?"封印"は外させてもらう」
御月が何かを言おうとしたが、それより早く目を閉じて意識を集中させる。
目を開けたとき、左の瞳が茶色に戻っていた。それと同時に体が軽くなる感覚。
不満げな表情で御月は辺りを見回す。そこには一軒の家。表札には虹色と書いてある。
今は考えることを止め、帰還を報告するべくチャイムを鳴らした。
【アリス・フェルナンテ:鳴神御月と人格交代。虹色兄弟の家に到着。
以後自由に人格の交代が可能】
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