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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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>>155
「貴様、ここの人間か?ここで何があった?」
血が始祖の物であるか確かめようとしていたら、その場に得体の知れない存在が現れた。
いや、それが異能者である事はわかる。
男だか女だかわからないとか、それもあるがそういう話ではない。
得体の知れないは外見ではない…中身だ。
「…貴様こそ、その様子では此処と無関係の人間だろう。何の様――」
――そうか、魔水晶に引き寄せられた異能者か。
どうやら筆頭は予定通り魔水晶を手に入れる事ができたようだな。
「…ここで何があったか?何もないさ」
俺は持っていた血の小瓶を自分のコートのポケットに突っ込む。
「何かあるのはこれからだ」
俺は天井を仰ぎ見る。
「魔水晶に惹かれて、間もなく街中の異能者が此処に集結する。
そして魔水晶を求めて戦い、奪い合い、最後にそれを手にしていた者だけが夢を叶えられる」
魔水晶がその真の力を引き出すには、水晶化してからまる1日はかかる。
その間、その魔力は自然に異能者を引き寄せる。魔水晶を持つ者は時間までこそこそ隠れて過ごす事は許されない。
もっとも、筆頭の古文書にはそこまで記されてはいないがな。
――数多のオーラがこの場に集まってくる。この日の為に俺が街に配置していた異能者達が。
集まる前に絶滅させられるんじゃないかと焦っていたが、アソナの連中が早めに尻尾を見せたおかげで事は順調に進んでいる。
筆頭に古文書を見せ、アソナに化身を作り出らせ、魔水晶を生み出させ、異能者達を戦わせる。
全てはこの俺が仕組んだ事。
「ゲームの始まりだぜ」
ピッ
俺は目の前の得体の知れない異能者を指差し破壊光線を放つ。
午前中の異能者狩りを生き残った貴様が、筆頭を倒す力を持つ者か試してやろう。
もっとも手加減するという意味ではない。力無き者なら俺にとって必要ないからな。
【ダークフェニックス:鳴神御月に戦いを仕掛ける】
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