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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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「――!?」
黒部は驚いていた。御月の行動の速さにも驚いたが、それ以上に驚いたことがある。
「何故、私が操られていると分かった?」
「簡単なことだ。貴様の表情と行動に違和感を感じたのでな。どうも自分の意志で
動かせているわけではなさそうだったからな――む」
黒部の質問に答えていたが、遠くの方で戦闘、そして人が死んでゆく気配を感じた。
それも大量に。そして更に別の気配も。
「この気配は…。ふむ。どうやら貴様と遊んでやる暇はなくなったようだ。悪いが少し眠ってもらうぞ」
そう言って黒部に向かって走り出す。
「何?それは出来ない相談…ッ!?」
向かってくる御月に対し、『衝打』を叩き込もうとした黒部は顔を歪ませた。
腕が、いや全身が動かない。
「貴様、何を…!」
「悪いな。貴様の神経を一時的に麻痺させた。こいつでな」
そういって御月は左手に細い鍼を作り出して見せた。
「く、メスは囮だったのか…!」
動けない黒部の側頭部に、右手に作り出した剣の柄を叩きつける。
「ぐっ…」
まともに食らった黒部は吹っ飛び、『障壁』に激突して地面に落ちた。
「そこでしばらく寝ていろ。朝になれば動けるだろう」
御月はそう言いながらも走る速度を落とさず、剣を構えて『障壁』に突っ込む。
「フッ―!」
気合と共に剣に能力を込めて一閃。『障壁』を粉砕、そのまま走り去っていった。
【鳴神御月:黒部夕護に勝利。アソナの本拠地へ向かう】
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