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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5

455ダーさん ◆zh66lkQmK2:2010/08/07(土) 16:38:55
ふざけて書かれたんだとは思うけど、せっかくだからゾンビネタを拾ってみました。


>>143-144
グヘヘヘヘヘヘヘ、アバババババ、ゾンビだぜぇーーーーーーーーーーー

死の寸前、俺は何かが憑いたように狂った言動を取った。
…いや、今日死ぬのはこれで2度目だ。何かに憑かれてもおかしくはないだろう。

――だが目覚めて理解した。
目の前には俺と共にレーザーで撃ち殺された下級戦闘員がゾンビと化していた。
初めはディートハルトが仕込みを入れていたのかと思った。
だがこの様子は見覚えがある。
かつてカノッサの中で行われていた下級戦闘員の強化、不死の実験。
その実験でゾンビとなった下級戦闘員は中級と張り合えるほどの肉体に強化する事に成功したが、
彼らは知性を無くし、忠実な戦闘員としては使い物にならない為、実験は中断された。
天井や壁にある壊された機関銃を見る。…まさかあのレーザーがその放射線だったのか?
ゾンビとなって蘇った下級戦闘員達は穴だらけの身体で、奇声を上げている。
俺もああなっていたかと思うとゾッとするな。

『いまのはオーラが使える者だったら訓練次第で誰でも出来る単なる歩法や』

あの男の言葉を思い出す。俺以外の異能者は皆レーザーを避けていった。
レーザーを食らった俺の身体中にあった穴は、目覚めた時から焼き塞がれている。
どうやら俺は、実際にこの体質に頼り切って訓練を怠っていたようだな。
今後もあまり死に続けるようでは、身体は無事でも、精神を別の奴に乗っ取られかねない。
地獄の奴らから見れば、この身体はそれだけ価値のあるものだからな…

ガッ
その身体を風穴の開いた手の触れられた。
その手は爪を立てて俺の血を搾り出そうとしている様子だった。

「……離せ」

爪を立てるゾンビは言う事を聞かない。…いや、声も聞こえていない様子だ。
振りほどこうとするが、ゾンビの力は並みの腕力の俺では振りほどく事はできない。
ならば仕方が無い。

「『歯向かう奴がいたら殺して構わん』この任務における筆頭の言葉だ」

ボッ
俺に爪を立てていたゾンビは炎に包まれ燃えていく。
当然俺にも飛び火は来るが、俺の身体は燃えない。その怒りのオーラは怒りの対象のみを焼き尽くす。
間もなくゾンビは焼き崩れた。跡形も無く焼き尽くせばゾンビも蘇る事はない。

「先に地獄で待っていな…ラ・ヨダソウ・スティアーナ」

ラ・ヨダソウ・スティアーナ…俺が傭兵時代から使われていた別れの言葉だ。
そこに込められた意味は知らないが、仲間を手にかける時、俺は今でもこの言葉を使う。
だがその余韻に浸る間もなく、様子に気づいたゾンビ達が次々に俺に襲い掛かってきた。

「なんでカノッサの実験の産物がこんな所にあるんだろうな…」

ゴオッ
まとまったゾンビ達は俺の怒りの炎で一掃された。

【ダークフェニックス:ゾンビとなった下級戦闘員達を焼殺】




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