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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5

399赤月怜 ◆KvtDeyvrJ2:2010/07/04(日) 21:38:12
>>84
道を歩いていた怜は突然止まった。
「良い…匂いがする」
肉体が人間の枠を超えている怜は街中からする血の匂いの中からとても香ばしい血の匂いを嗅ぎ分けた。
「先程の奴らとは別格だね。でも…飲みたい」
突如怜は走り出す。屋根の上を匂いの強い方へ最短距離で跳ぶ。
街の周りで爆音が響く。だが彼には関係無い、此処は彼の住む場所では無いのだから。
前方を見れば屋根の上で黒服が拳銃を構えていた。無意識に自分のオーラの性質を元に戻していた様だ。
「そこの男、止まれ!」
黒服が喚く。止まる?馬鹿かこの男は。こんな良い匂いが眼と鼻の先にあるのに止まれる物か。
そう心の中で毒づくも怜は何もしない。
「チッ!」
男が銃を撃つが気にしない、怜には頼れる仲間が二人いる。
怜の頼れる仲間は己の主の期待通り働いた。
【シャドウ】と呼ばれた怜の影が黒服の背後に出現し円錐状に形を変え黒服の腹を貫いた。
【シャドウ・ブラッド】と呼ばれた赤い影の様なモノが怜へ迫る弾丸を全て弾く。
黒服が屋根から落ちていくのには眼をくれず怜は屋根を跳びながら再び自分のオーラを変質させオーラを隠す。
匂いの発生場所の詳しい探索には心配は無い。【シャドウ】が探している。
【シャドウ】達には指示を出している。
【シャドウ】は周りの探索と敵遭遇時は攻撃。新たに血の匂いの発生場所の特定の三つ
【シャドウ・ブラッド】は怜の影に扮し、怜を守り、怜の周囲に近づいた敵への攻撃の三つ。
近くの廃ビルに黒く細い柱が立った、【シャドウ】が血の発生場所らしき所を見つけたらしい。
怜は大きく跳躍すると黒い柱の隣へ降りた。
そこには肩を怪我した青髪の女性が居る。
「そこの人、少し良いかな?」
突如話しかけた怜を見て青髪の女性がほんの少し驚いていた。
「顔も可愛いね、パーフェクトだ。」
女性に近づきながら怜は呟いた。
「君の血を飲ませて欲しいんだ。」
普段通りの温和で和やかな表情で怜は言った。
【赤月怜:カノッサ中級戦闘員一人に勝利。その後氷室霞美に血を要求】




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