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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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「さて、と。キサちゃんとの久々の再会がこんな大ピーンチな状況なのは残念やけど……」
見た目では中年に成りかけ始めた年齢といった半纏男は、年齢にそぐわず肌つやが無駄に良いその顔を海部ヶ崎の傷に近づけた。
「とりあえず、止血しとかんと、こりゃマジでヤバイわ」
出来るだけ揺らさないよう、その血だらけの体を仰向けにして、そのままお姫様抱っこでベンチに運んでいく。
「うつ伏せで倒れタンのが幸いやったな。ま、キサちゃんが頑丈だったから、この出血量で済ンダンやろうけど……」
ベンチにゆっくりと海部ヶ崎の体を下ろして、上着(大学生から剥ぎ取ったもの)を枕にした。
「さて、どんくらいオーラを送ればいいやろ? あんま多すぎても負担になるやろうし」
海部ヶ崎の負傷とは裏腹に、軽い感じに独り言を呟く半纏男。
彼がオペをするときの医者のように両手をあげると、そこにオーラが充実していく。
「んじゃ、こんくらいでいっか」と言い終わると同時に、その手を前に向けた。
触れても居ないその手から、徐々にオーラが海部ヶ崎の体に行き渡って行く。
行き渡ってから数十秒後、傷は塞がり、血の流れは外に漏れることは無くなった。
「止血はOKっと。もう少ししたら、目ぇ覚ますやろ」
歌うようにそう呟くと、彼はオーラを送るのをやめて目覚めのあいさつをどうするかを考え始めた。
【海部ヶ崎 綺咲:公園で半纏男から治療を受ける】
戦闘の後始末係は特殊部隊だと前回と被るんで、今回は街の人たちにしてもらいました
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