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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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>>36
混乱する市街地を抜けて、漸くにして目的地である
ナガツカインテリジェンス本社ビルへと辿り付いた。
夜の帳を掻き消すかのようにライトアップされた庭先に、
累々と横たわる異能者の躯達。
血みどろの戦いを想像させる光景にも動じず、ロビーへと歩いていく。
ここから全ては始まった……。
十年以上も前、私が超常現象研究班に居た時、偶然発見した最古の異能者の文献。
それがこの貳名市にかつて君臨した『炎魔』と呼ばれる人物であった。
城栄に炎魔の事を知らせると、奴は直ぐに飛びついた。
この力さえあれば、俺たちの夢を現実の物に出来る、と……。
苦節十数年、長かった……。それも漸く今終わる。
――炎魔の復活、即ち我々の勝利でな。
もぬけの殻のロビーで"彼ら"を待つ。
このだだっ広い空間も戦いの場としては合格点だろう。
白色灯が一瞬であるが消える。それが上で始まった戦いの凄まじさを物語っていた。
金剛、過信はするなよ……。
――そして待つ事数分、ついに恋焦がれるように待ち望んでいた者たちが姿を見せた。
その中に居た何かと縁の在る顔の男が、他の者よりも頭一つ分前へと出てきた。
「残ったファーストナンバーは金剛とあんただけだもんな……。
最後の砦はやっぱりあんただったのか……。
レオーネさん」
恋島達哉……。彼の言葉に耳を傾ける。
以前見た時よりも表情に鋭さが見える。あれは"覚悟を決めた"者の顔だ。
「もうお終いだぜ、色男さんよぉ。
アンタの事は長束から聞いた。アンタと金剛が何を企んでいるのかも知っている。
俺達はそれを潰しにやって来た」
……ほう、三日前、空き地で永瀬と戦っていた白衣の男も一緒か。
誠一郎は彼らを味方につけたか。やけに展開が速いと思ったらそういう裏か。
すると彼らは上で城栄と戦っている連中の仲間――即ち第二陣という所か。
ならば、ここで食い止める。それが今の私が城栄にしてやれる最大の助力になる。
「なぜ……なぜなんだ、レオーネさん!
あんた程の人が、どうしてこんな事を……!」
――恋島の叫びがロビーに反響した。
【レオーネ:現在地 本社ビル一階 ロビー】
【国崎・恋島、他数名本社ビルへと到着】
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