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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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「──貳名市にいる異能者の皆さん。私はヤハウェ──世界を守護する者──。
今、私と勇敢なる仲間達は、世界を破滅に導かんとする邪悪な魂を持つ者と闘っています。
ですが、邪悪な力はあまりにも強く、もはや私達だけの力では手に負えません。
そこで貴方がたの力をお借りしたいのです──!
世界を邪悪から護る為に……世界を破滅から救う為に……
貴方がたのパワーを! ここに送ってください────!」
「…………」
「…………」
池上と高山は辺りを見回すが、特に変わったことは起きていない。
通じなかったのか──高山がそう思った瞬間、池上がぼそりと言った。
「……上を見てみろ……」
高山はふっと上空を見上げて、思わず呻った。
見たこともないほどのとてつもなく大きな光の球が出来上がっていたのだ。
それは紛れもないメタトロンの塊。
池上は感じていた。メタトロンを送ったのは他でもない──
──機関の生き残り──殲滅結社の構成員──
そして──若宮 こよみ、神重 智、梓川 博之、宗方 零、恋島 達哉、神野 沙羅──
かつての敵対関係を乗り越え、一つの巨悪の前に敢然と団結した彼らなのだと。
「──今! この街の力は一つに──!」
煌神の叫びと共に、巨大な光が金剛を飲み込んだ。
「──ぐっ! ぬぅぅ……ぅうおおおおおおおおーーーーッ!!!!」
その中心で、金剛は咆哮とも絶叫ともつかぬ声をあげて、
膨大なメタトロンを含んだ光を吸収し急速に変態を繰り返していく。
何度も、何十回も──。
その間も光はどんどん吸収され続け、やがて金剛は完全に吸収しきってしまった──。
全メタトロンを吸いきった金剛の体は、巨大化した鬼の顔と両手だけが空中に浮き、
後のパーツは全て消え去っているという今まで以上の異形となっていた。
「グハハ……ハハハハハ! 素晴らしい! 最高の気分だ!
貴様らのお陰で、ついに……ついに! 究極の形態へと辿りついたぞォォオオッ!!
ウハハハハハハハハ、ハーーハッハッハッハッハッ!!」
文字通りの大口を開けて金剛が笑う。
絶望のあまり、高山が力なく崩れ落ち、そして拳を地に叩きつけた。
「失敗したの……か。……お、お終いだ……」
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