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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5
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規制中なのでどなたか代理投稿おねがいします。
翼を伸ばし、金剛が猛烈なスピードで落下していく二人に接近する。
かろうじて気だけは失わずにいた池上と高山は、
向かってくる金剛を迎撃せんとありったけの氷と炎を撃ち放った。
が、予想通りというべきか、金剛は直撃を許しながらもそれを意に介す様子は無い。
「ククク……温ィ温ィ!!」
あっという間に二人の至近距離にまで迫った金剛が勢いにのったまま両腕を繰り出す。
高山は体勢が悪かったせいもあり、なす術なく金剛のラリアットを受けて沈んでいく。
池上は紙一重の差で上体を反って直撃は避けたが、
下から迫ってくる膝蹴りまで避けることはかなわなかった。
衝撃と共に上体が反りあがり、「メキメキッ」と背骨がきしむ。
池上は意識が飛びそうになるのを堪えたが、できることといえばそれくらいであった。
次の瞬間には、無防備の腹部を瞬間的にガードすることすらできずに肘撃ちを入れられ、
吐血しながら再び落下していた。
地面に激突する寸前に、二人はエネルギーを放出して転落死だけは避けたが、
体の方は既にまともに動けるというレベルにはなかった。
高山は背中の火傷と右肩の骨折、池上は胸全体を火傷し肋骨が四本も折れていた。
「だ……大丈夫か池上……?」
「かろうじて生きているというだけだ……ゴホッ!」
「……俺もだ」
金剛が二人に前に降り立つ。
余裕の表れか隙だらけだが、やっとこ立っているという二人には攻撃する余裕さえない。
「今のもほんの少し、柔らかい布を撫でるくらいの力を入れただけだ。
三割出すまではもってくれるかと思ったが……ククク、これじゃ次の攻撃で終いかな?」
「クッ……!」
「くそったれが……!」
金剛の両手が赤く光る。
何が繰り出されるかわかっていながら、避ける構えさえ見せない二人に、
金剛は嘲笑しながら両手を差し出した。
「あの世で悔やめ。自らの無力さと愚かさを……。死ね──」
瞬間──その場に風が起こった。
だが、それは熱線によって生じた風ではない。
二人の背後から、一陣の風を纏った者達が颯爽と飛び出してきたのだ──。
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