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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所5

133海道 翔 ◆vpAT/EK2TU:2009/11/28(土) 11:48:13
規制に巻き込まれました、誰か変わりお願いします。



>その時、桐北が俺の腕を振り解き、降下する。

「桐北!!」

海道は叫び連れ戻そうとするがもう遅く、すでに桐北は着地していた。

「い、池上さん!」

桐北のその声に池上の方を見る。
そこにはぐったりとして、大木に背を預けている池上の姿があった。
そこへ向かおうとする桐北を四体のパンドラが取り囲み袋叩きにする。

(くそ!俺に戦う力が無いから!
でも、このままじゃ二人が死んでしまう!)

桐北を袋叩きにしている分身たちが動きを止める。
見ると桐北の両手の周りから小さなスパークが発生していた。
だが桐北がそれを放とうとすると分身の拳が桐北の下顎に当たり、両手に纏っていた電気が消える。

「ったく、貴様も終わりか。歯応えのねぇ奴だ。
だが……空中に逃げたあいつは、少しは楽しませてくれるんだろう?」
「ま……待ってくれ……殺すなら俺を殺してくれ……。
あいつは関係ないんだ……だから、逃がしてやってくれ……」

桐北が懇願するように分身の足を掴み海道を逃がしてほしいと言う。

(こんな状態でも俺を心配するなんて。さっきも、今も。)

だが分身は分身は逆効果というように、二ィと口元を歪めて言い放つ。

「……麗しい友情というやつか。
だが、そう言われたら益々殺したくなってきたぜ。クックック……」
「まっ、待ってくれ……! あいつは……」
「黙れッ!!」
「ごはぁっ!!」




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