したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所3

108アルト ◆Jm4vxzroP6:2008/09/25(木) 19:59:03
【規制中。代理お願いします】


「……うん。一通りは見て回ったかな」

大雑把だが、まあいいだろう。あまりあのビルから離れすぎるのも問題だ。
なにより、考えるべきことは他にもある。それは――――

「ナガツカインテリジェントグループ――――話には聞いていましたが、実際に見ると違いますね。
 そして、あのビルにあるデータバンク。なるほど、確かに人員よりも重要ね」

本音を言えば、欲しい、と思っている。情報は力であり、私が欲するのは力だ。
故に、そのデータは私が欲するものではあるのだが、しかし、

「無理、かな。あの場にいたメンバーで全員ではないだろうし。
 あの場にいたメンバーだけだとしても、全員を敵に回して生き残るのは難しい。
 ……となると、襲撃者がどう出るか、ということになるワケだけど」

あまり期待はできない。数と質を併せ持った機関の戦力は、文字通りの鉄壁だ。
あれを突破できるとなれば、それこそ――――

「……いや、それは意味のない考えね。
 ま、手に入れられるようなら手に入れるとして、今は……」

どうするか。あのビルで待機する、というのならばそれもいい。
周辺の地形を確認する、という目的は達したのだし、襲撃者が来るのがいつかは分からないというのもある。
このまま戻ってしばらく休憩、というのもいいのかもしれないが、

「手近な異能者を探すことにしましょうか。
 付近の捜索も、ついでにやっておきましょう」

あの場所に留まる、というのはうまくない。あそこは少しばかり空気が濃すぎる。
与えられた通信機で連絡を送る。

『ええ、そうです。このまま周辺の捜索もさせてもらいます。
 近場にいる異能者は、機関のメンバーでないなら狩ってしまってもいいのでしょう?
……ええ、以前いただいた資料にあった重要人物がいるなら、連絡します。それでは』

今は義理がある。ある程度の食い溜めもあるし、しばらくは問題ない。
だが、万が一、ということもある。そろそろ食料を追加しておくこととしよう。

「さて――――では、もうしばらくぶらつきましょうか。
 今度は熱量探知を心がけ、異能者の発見を第一に」

【アルト:現在地 機関本部周辺】
【異能者を探す】




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板