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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所2
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毎度毎度ですみませんが、代理投稿お願いします……。
>>225,,228
腕で覆う事で、炸裂する閃光弾から視力を守り
更に開いた腕で急所を守りながら状況の理解に努める。
恐らく、現状の敵は敵はサラリーマン風の男。
怪我人は数名。絶命した人間を数から外せば、恋島が一番の重症。
能力で処置しておけば、致命傷までは至らないだろうが……
>「異能者諸君」
>「国崎っ!逃がすなっ!」
「判ってるっつ!!」
葦川への返事と同時に、ポケットから常備してあった丸薬を取り出し噛み砕く。
全身の血管を、おぞましい何かが異物感と共に巡る感覚。
思考が真っ赤に染まり、全身の細胞が一つ一つ急速にバケモノへ変質する対価として、
五感とそれ以上が鋭敏になっていくのを感じる。
即ち、異能のバケモノ『贄(ウロボロス)』への変貌。
異能の発動は人格にとって苦痛だが、今はその事を嘆いている場合じゃない。
男の言葉は俺の中の優先順位を入れ替えた。葦川も解っているのであろう。
異能者であるという正体を知られ、ばら撒かれるという事は、即ち日常の崩壊、
人間・国崎シロウの死亡を意味する。
未だ閃光弾の残光は残っているが、鋭敏化した聴覚が自動ドアの開閉音を捉える。
幸い、先の騒ぎで外に人は居ないだろう。警察が着くのにはもう少し時間がかかるはずだ。
それに異能者といっても精神感応系ならば、今の俺が逃がす筈が無い。
いつだって人間はバケモノから逃げられないのだから。
自動ドアを破砕して商店街に出る。走る影は一つ。
大丈夫だ。追いつける。一歩目で加速し、二歩目でトップスピードに至る。
抱くイメージは蛇。地面の上を滑るように移動するその速度は人外。
近景は面から線へ変化し……俺は、異能者の側方に並んだ。
「残念、此処はUターン禁止だ。テメェはここで終わってろ」
回し蹴り気味に相手の左脇腹に放ったのは爪襲。
持久力を奪い、後々まで響くレバーへの一撃――――
【国崎:店内→商店街 能力発動中】
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