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    二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所2
    
      
        
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とりあえずツナギの一文を書いといたらずっと規制中なので、どなたか代理でお願いします。
まぁ、こうなるわな…。
↓本文
前方から響く轟音。 
 リンかどうかは定かではないが、異能者同士の闘いが繰り広げられているのは確かだ。 
 リンッ、無事でいろ―――…!そんな切実な願いが、彼の足を速めていた。 
  
 病院裏手の少し開けたひと気のない場所。先ほどの気配はここから発せられていた。 
 しかし戦場ヶ原がついた時にはすでに事態が収束したあとだったのか、 
 そこにいたのはリンとは程遠い、無骨な大男の無残な骸ひとつだけだった。 
 「チッ…、ハズレか・・・。」 
 ほぼ肉塊と化しつつある大男の体には、独特なフォントで「19」の数字が書かれていた。 
 これはセカンドナンバーを得た機関の戦闘員が、自分の力を誇示するためによくする自己主張のタトゥーだ。 
 この男は機関のNo.19だったのだろう。 
 それほどの使い手がこうも無残に斃されるとは、やったのはいったいどこの異能者なのか? 
 一瞬、戦場ヶ原の脳裏をよぎったのは、かつて闘った氷使い、池上燐介の無表情な顔だった。 
 「フン、まさかな・・・。」 
 戦場ヶ原はため息をついて辺りを見回す。 
 最初に追っていた気配はもう周囲の殺気と混ざり合い、どこへいったか捕捉するのは容易ではない。 
 また振り出しにもどったというわけだ。 
  
 ふと、そこで近づいてくるパトカーのサイレンを耳にした。 
 やれやれ、また誰かが通報でもしたか、無駄なことを…異能者相手に警察ごときに何ができる。 
 そんな他人事として戦場ヶ原はひとり呆れていた。 
 しかし、どんどん近付いてくるパトカーの音に、戦場ヶ原は若干いやな予感を感じずにはいられなかった。 
 しかもその数はどんどん増え、鼓膜をつんざくほどまでにその音量を増したころ、 
 戦場ヶ原は6代のパトカーに取り囲まれていた。 
 事態をうまく呑み込めない戦場ヶ原を余所に、警官たちは機敏な動きでパトカーから飛び出し、戦場ヶ原にその銃口を突き付けた! 
  
 「お前は完全に包囲されている!!おとなしく武器を捨てて投降しなさーーーーーい!!!」 
  
 警官の拡声器が自分に向けられていることに気づき、戦場ヶ原は何のことだ?と言わんばかりのあきれ顔をするが、振り向いた瞬間すべての謎が解けた。 
 すぐ後ろに倒れていたのは、大男の変死体。 
 その傍らに立つ自分のナリは、攻撃的な赤い髪に、常に殺気を放つ鋭い眼差し。 
 そのふたつを見比べてみたらあら不思議。イカれた殺人鬼の猟奇殺人現場に早変わり。 
 気がつけばパトカーだけでなく、騒ぎを聞きつけた周辺住民たちさえも、人垣となって遠巻きに戦場ヶ原を囲んでいた。 
 「お、おい…ちょっと待ちやがれ。これはちが――――…」 
 「言い逃れは署でじっくりと聞いてやるッ!!!だから今はとにかく武器を捨てろって言ってんだろォォオオオ―――が!!!!」 
 さすがに焦りを感じて弁明しようとする戦場ヶ原を遮って、警官のヒステリックな声が響く。 
 どうしたものかとうろたえる戦場ヶ原の姿を見て、警官がついにブチ切れる。 
  
 「お前コラァ!!!警察をナメやがって!!国家権力ナメんなよコラァーーーーーッ!!!」 
  
 国家権力にしては極めて低い沸点の持主が戦場ヶ原を取り押さえにかかると、周囲の警官も一斉に飛びかかった。 
  
 「なんなんだ…、なんなんだ貴様らはァァァアアアアアアアア!!!!」 
  
 ひどい乱闘状態になった病院裏門で、戦場ヶ原の理不尽な怒りの声がむなしく響いた。 
  
 【戦場ヶ原:病院裏手に到着。殺人犯と誤解されて大騒ぎ。】
          
          
         
           
      
     
    
    
    
    
    
    
    
    
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