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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所2
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【また規制をくらったので代理投稿お願いします】
>>70
>「あのー、お取り込み中で悪いだけど、ちょっと良いかな。ちょっと彼に用があって」
病院を出ようと、玄関のドアを潜ろうとしていた時だった。
男の声に呼び止められたのだ。
声の主は四島を呼び止めたようだが、その内容からどうやら俺に用があるようだった。
──異能者。
不意に、頭をそんな文字がよぎる。何せ先程まで異能者と一戦を交えた後なのだ、
そう警戒するのも無理はなかったと言えるかもしれない。
警戒しつつくるりと背後を振り返ると、そこにはぼさぼさ頭の眼鏡青年が立っていた。
しかもその青年には微かに見覚えがあったのだ。
そう、先程この玄関にて俺とぶつかった、恐らくあの青年であろう。
青年の出方を窺いつつ、俺は次の言葉を待つが、
幾秒か経っても青年はただ無言のまま何かに怯えるような顔をして話す素振りを見せない。
この青年のことは思い出した。しかしこの青年に関わることについて
俺は何かを忘れている気がしたが、その疑問についての考察は、
数秒間の沈黙に痺れを切らした四島が単純な疑問を投げかけてきたことによって
封殺されるのだった。
「ねぇ、このオジサン知ってる人?」
「……まぁな」
俺は迷わずそう答えた。
知り合いと呼べる人間ではないが、何せ全く見覚えのない人間ではないだから。
それより、四島が"オジサン"と言うほど、実年齢は中年の範疇にあるものではない
気がするが……まぁ、それは別の話であろう。
「……ここに立っていると他の人間の迷惑になる。外へ行こう」
俺は二人にそう促し、病院の敷地外へと離れた。
向かった先は人通りの少ない病院の裏門。
ここであれば三人の人間が固まって話をしていても迷惑にはならないだろう。
「……で、俺に何の用ですか?」
俺の言葉を聞いて、やっと眼鏡青年が口を開いた。
──しかし、次の瞬間俺の耳に聞こえてきたのは、別の人間の声であった。
「よお、そこの。お前ら異能者だろう? そこのお嬢さんは違うようだが。
クックック……こりゃあいい。一気に二人も消せるわけだ」
それは野太い男の声。しかも、嫌というほどに殺気がこもっている。
声が発された方向を見て、やはり男であると再確信する。有に2mはあろうかという長身に、
左顔面には、左目を巻き込んだ大きな刀傷があるのが特徴であろうか。
言動からしてこの男は十中八九異能者であろう。
そして、男の言う事が正しければ、俺の直感通り、眼鏡の青年もまた……。
「俺は『機関』に所属する異能者! 機関では『No.19』と呼ばれている。
今日中にこの街の異能者の数を半分にまで減らせとNo.1が仰せだ。
No.1のお言葉は絶対。よって、お前ら二人はこの場で死んでもらう!」
【池上 燐介:恋島達哉、四島真琴らと共に病院の外へ】
【NPC機関異能者『No.19』登場。名前不明】
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