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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所2

278脱法薬剤師 ◆tAr9W7Gca2:2008/06/14(土) 15:01:17
規制……代理投稿お願いします。
>>244,,249,,265,,274
>「……はい」
店内から戻って来た葦川から、包帯を受け取る。
(……?)
その時の葦川の声から感じる感情が、包帯を取りにいく前と
比べ随分……不機嫌、或いはもっと別の何かに変わっていた気がして気になったが、
恋島が救急車に乗る所だったので、特に言及もしなかった。
話さないということは、聞くべきではない事なのだろう。

>「色々とお世話になりました。ほんの気持ちです。では学生君にも宜しく言っておいて下さい」
「おう。お前さんも気をつけろよ? ……手紙は貰っとくが、金は借りるだけにさせてくれ」
どうも別れ方際に物を貰うのは好きではないので、一応そう言ってから、
恋島と倒れていた男を乗せ、去っていく救急車を見送った。

その後、包帯を受け取った男達は去り、店には一端の平穏が戻った……と、思った。


「ったく、ここ数日は最近は妙な収入が多いな……個人経営には、冗談抜きで変な噂は困るんだが」
そんな事を言いながら俺は、一旦シャッターを閉じ、まだどことなく様子の妙な葦川を連れて店内に戻った。
店内から居住空間に行くと、梓川が何故か多少慌てた様子を見せたが、
室内が荒らされた様子は無いので、スルーする。
七重の奴は……まだ戻って来ていないらしい。
まあ、置手紙があったので、別段気にし過ぎることは無いだろう。
目的もないので、とりあえず二人に対して話しかけてみる。

「……で、お前さん達はこれからどうするんだ? 
 どうもヤバイ臭いがしやがるし、俺は、今日は店を午前中開店だけにして
 午後は、適当に過ごすつもりなんだが」
そう言いながら受話器を取り、赤く点滅していた留守電の再生ボタンを押す。

>「こちら宗方総合調査事務所の宗方というものだ。
>法人向けの大口の注文を頼みたい。
>救急箱10箱分に入るだけの包帯、消毒液その他諸々。すぐ必要だ、今から行くのでその旨頼む」
>「それから…今もし薬局にけが人が来てないか?来てたら気を付けろ、奴らは…」

「は?」
留守電のメッセージ内容が理解できず、俺は呆けた声を出してしまう。
「……ちょっと待て。消毒薬はまだ何とかなるが、包帯は救急箱十箱分も残ってねぇぞ?」
唐突に来た大口の注文。だが、ここ数日の大量消費によって包帯はかなり枯渇を始めていた。
だから、そんな量は……いや、本題はそこじゃ無い。最後の言葉、あれはどう考えても
電話の主は異能者だという事。
俺は、店の前に新たな人の気配を感じながら、こう思っていた。
(……俺の店、何かに呪われてんのか?)

【国崎:一旦店内へ。留守電と人の気配にどう対応しようか考えている】




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