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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所2
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【規制継続中ゆえたびたびすいません。どなたかよろしくお願いします。】
>>230>>232-239
先にいた男も、後から来た男女も明らかに怪しいし、青い。
勢いや自我に昏倒しすぎる、いわゆる子供。
わざわざ自分の情報を格好つけながら相手に伝えるなんて、何処の中学生だ。
正直関わりあいたくない。
だが恋島は青年を預かり、国崎は男女の要求を呑む様子。
二人とも考え無しに動いているわけではないのだろう。
恋島はわざわざこの街へ来た目的を果たすため、そして国崎は自身が「人間」であることを確かめるために。
当然のことをしたまでだ。
だから国崎が言っていたとおり『特に心配することはない』。
「……わかったわ。私が取ってきてあげる」
一般人らしく三人を不可解そうな目で見ながら、店へと戻る。
自分も昨日買ったのだから位置ぐらいはわかる。
包帯を手に取り、店の外へ出ようとしたとき──
──ポケットの中が震えた。
おそるおそるポケットへ手を伸ばす。
『着信:善養寺 せつな』
「っ!」
反射的に終話ボタンを押して着信を拒否する。
いつの間にか汗で塗れていた手が携帯電話を取りこぼす。店内に響く、不快な激突音。
故障が無いことを確認しながら拾い上げ、シャッターをくぐる。
「……はい」
悪い態度で渡してしまったのは一般人に見せかけるための演技か、八つ当たりか。
(……機関の人間)
少しの沈黙の後、また国崎の後ろへ下がる。
問答の一つや二つでもかけてみようと思ったが、リスクばかり大きくて期待されるリターンが小さいので却下。
そう。機関の人間と関わりあう必要など無い。
せつなと自分は、もう重なり合わない道をたどっているのだから。
【葦川:薬局店先。空雲に包帯を渡す】
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