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二つ名を持つ異能者になって戦うスレ避難所2
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【規制継続中ゆえ、代理をお願いします】
>>218-221
「…はいはい。今出るわよ」
悩んだ挙句、昨日着たものをそのまま着なおして洗面所を出る。
後で時間を見つけたら下着だけでも調達したいところだけど、贅沢も言っていられない。
とりあえずは薬局で消臭スプレーを買ってしのごう。
居間へ戻ると二人分並べられた朝食と、二人の青年が目に入る。
昨日は夕食を食べられなかったしいただこうと腰をかけようとして嫌なことに気がつく。
朝食が一つ余っている。国崎の分。
国崎は何処だ?洗面所にはいなかった。
トイレ?二人が食べ終わっている時間ずっとトイレ?
開店の準備?まだ八時過ぎなのに?
杞憂で済めば良いがもし本当にアクシデントなのだとしたら、私たちにとって致命傷になりえない。
何せ全員に対してある程度の信用を持ち、高い戦闘力を持ち、それなりの頭脳も持つ、言わば私たちの同盟の要。
「ちょっと国崎を見てくるわ」
本当にトイレにこもっているのならば問題は無い。見るべき場所は外部との接触のある勝手口と薬局の入り口。
勝手口を確認したが特に何も無い。
薬局へ降りるとシャッターが開いている。通りがけに消臭剤を手にとって、出口へと向かっていく。
半開きになったシャッターを潜り抜けると、負傷した青年と国崎がいた。
>「意識が戻ったのか。 おい、お前さん大丈夫か?
ああ、動くな。直に応急処置してやるからじっとしてろ。
心配すんな。救急車は呼んどいた。もう直来るはずだ」
>「安心してくれ、私は今誰の敵でもない、興味本位で動いているだけだ」
どう見ても異能者。
それもこの態度から察するに、この状況になれている人間。私や国崎が異能者であることを知っている可能性もありうる。
「どうしたの、シロウ──ってちょっと!」
私がここに来たのは明らかに悪手。だが、仕方ない。ここで帰るのも不自然だ。
より親しく見えるように、自然に名前で国崎を呼ぶ。
これで「妹」や「同棲相手」とでも思ってくれればよい。少なくとも「ワケありで滞在」と思われるのは避ける必要がある。
「ちょっと、どうすんのよシロウ。危ないって、この人」
国崎の後ろに隠れ、小声で話しかける。
【葦川:薬局入り口。一般人のふり】
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