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支援物資用スレ

300名馬コラム6:2005/04/20(水) 18:24:54
         稀代のクセ馬の凄い気まぐれぶり ●カブトシロー

「たしかに強いが、いつくるかわからない」
こういう馬が毎年出てくる。そんな馬のなかでは、昭和39年から43年にかけて走
ったカブトシローこそチャンピオンだ。

通算して69戦14勝という数字はまあまあというところだが、勝ちっぷり負けっぷり
がきわだっている。初勝利がまず1100円の単穴。2勝目の直前のレースでは落
馬、競争を中止した。しかし、ダービーではキーストンの5着に食い込んでいるか
ら実力の片鱗はみせている。人気が上がると惨敗をつづける。人気が落ちに落
ちたところで勝って穴をあける。「あの馬は新聞が読める」とは、なかば本気で語
られた話だ。ムラ馬ぶりは重賞レースでこそ発揮され、オールカマーでは3着入
線、複勝1140円という配当をヒット。おなじ年の有馬記念で7番人気の2着、逆に
安田記念では1番人気で6着という不思議な戦い方をしている。

カブトシローのクセ馬たる所以はその後も磨きがかかっていった。42年春の天皇
賞を最後に馬主がかわったが、秋、4回目の天皇賞への挑戦。ここでカブトシロ
ーは前の馬主へあてつけるように圧勝し、有馬記念では6馬身もの差をつけて勝
った。7歳になるとあいかわらず成績のデコボコはあるが、着実に好走する馬に
変身していた。

「カブトシローが走るなら何が起きても仕方がない」
とまでファンを達観させた稀代のクセ馬の最後のレースは、43年の有馬記念で、
5番人気10着だった。


カブトシロー 牡 黒鹿毛 1962年3月24日 青森・佐々木倬生産
        父オーロイ 母パレーカブト

69戦14勝  主な勝鞍:天皇賞(秋) 有馬記念
         【戦績】ttp://csx.jp/~ahonoora/kabutosiro.html


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