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254名馬コラム2:2005/04/19(火) 15:24:49
       ダービー、菊花賞も制した無敗の牝馬 ●クリフジ

デビューから引退まで11戦して無敗。しかもつねに5馬身、6馬身差という圧倒
的な勝ちっぷりで、最少でも1馬身差だったというのが、太平洋戦争中の昭和
18年から19年にかけて活躍したクリフジだ。

シンボリルドルフがあらわれるまで「シンザンを超える大競走馬」の名をほしい
ままにしたクリフジはなんと牝馬。11戦11勝のなかには日本ダービー、菊花賞
など牡馬を相手にしての重賞レース勝ちもあるから、メジロラモーヌ、ダイナア
クトレス、メジロドーベルといった後年の名牝など問題にならない”女傑”だった
といえるだろう。

クリフジにとっての3戦目がダービー。このレースでの勝ちっぷりがクリフジの強
さを物語っている。当時は現在のようなゲートではなく、バリアー式のスタート。
若い前田長吉騎手を乗せたクリフジは、スタートに失敗。なんと、バリアーが上
ってからクルっとひとまわりしたあと走り出した。

が、これくらいの出遅れはクリフジにはものの数ではなく、徐々に進出すると直
線入口ですんなりと先頭に立って、終わってみると6馬身差の圧勝。先頭に立っ
てから、前田騎手は何度も後ろをふり向いて馬を走らせた。

「ほかの馬の蹄音が聞こえず、何も音がせず、何かあったのかと心配になった」
からだという。
5歳で不敗のまま引退したクリフジは繁殖入りし、3頭の重賞勝ち馬をだし、昭和
38年に死亡している。


クリフジ 牝 栗毛 1940年3月15日 千葉・小下総御料牧場生産
        父ダトウルヌソル 母 賢藤

12戦9勝  主な勝鞍:日本ダービー オークス 京都農商省賞典
        1984年 顕彰馬に選出
        【戦績】ttp://csx.jp/~ahonoora/kurifuji.html


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