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2006.02.13〜

1 ◆LVsfJKLi9w:2006/02/13(月) 18:27:45
2005.02.08〜を使い初めて1年経ったので、2スレ目に移行しますね。

43 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/03(月) 21:41:29
えっ!?マジっすか!?中田引退っすか!?
兄貴が大騒ぎしていますが、本当ですか?
兄貴はマサイ族の槍を持った踊りみたいなことをして狂喜乱舞しています。また報告します。

44 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/06(木) 23:32:03
すみません。
今日、書くこといっぱいあります。おまけに今日、部隊の連中がうちに集結してます。

どこから書いていいかわかりませんが、まず中田引退の件から書きます。
俺との会話調にしたら莫大な料になるので、兄貴が言ったことを羅列して書きます。

「ヤツは、馬鹿な男ではない。自分のレベルの低さがよくわかっておるのじゃ。で、自分はジダンやフィーゴなど、世界の司令塔のレベルに遙かに達しておらぬ、こりゃ敵わんと悟って、サッカーから逃げたのじゃ。」
「サッカーというものはじゃな、司令塔ですべてのメンバーが決まるのじゃ。日本サッカー界がヤツを司令塔に選んだのがそもそもの間違いじゃ。そのためにこの10年間停滞し、この結果というわけじゃ。たしかにベスト8レベルにもなった。でもそれ以上になれなかったのも中田のせいじゃ。」
「ヤツの決定的な欠陥はボールタッチが堅いことじゃ。世界一の司令塔であられたバルデラマさんの柔らかいボールタッチを見ろ。まったく中田は世界レベルではない。アイツの速いパスに合わせて呂比須さんやカズさんが切られ、日本はまったく技術のない走るだけの犬のようなサッカーを実践する国になってしまったのじゃ。
世界のFWを見ろ。リティなんて足が遅かったんだぞ。司令塔がFWに合わせるべきじゃ。何がキラーパスじゃ。外国人が聞いたら臍が茶を沸かすぞ。」
「ヤツは、技術でも世界レベルになれなかったし、精神的支柱にもなれなかった。若手選手はヤツについて行く気なんてまったくない。イチローやドゥンガの神領域にはもちろんのこと、ライーやカフーにも遠く及ばん。ヤツもそれが自分自身でよくわかっておるから逃げたのじゃ。」
「まあ、日本に今後30年はブラジル人監督は必要ないじゃろうな。自由なサッカーをやらせられるほどの身体能力を日本人は持ち合わせておらぬ。それに、個人技なんてものはワールドカップで通用しないことはジーコの現役時代からわかっておったことじゃろうに。ヨーロッパ型の組織サッカーでないと勝てん。
ま、今後ブラジル人監督があるとしたら、アルシンドかジョルジーニョかレオナルドじゃろうな。」

45 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/06(木) 23:49:22
さて、昨日の北朝鮮ミサイル発射の件です。
兄貴、早朝のニュースで、第一報を聞いたときは、
「ヤツらも馬鹿なことをしたものよ。」
などと冷静に言い、
「小泉とブッシュはちゃんとシナリオを話し合っているのじゃ。北もまんまと蜘蛛の巣にひっかかるわけじゃ。ガッハッハ。」
などと宣っていました。

そして昨日の夜、夕食食い終わった後、俺は兄貴と居間のソファーで、TVを見ながらくつろいでいたんですが、北朝鮮が夕方5時にもミサイル発射したという報道に触れると、兄貴のヤツ、
みるみる額に汗をにじませ、ウィスキーのグラスを持つ手をブルブル震わせて、
「大変なことじゃ。軍部の暴走じゃ。アジアの勢力図が塗り変わるぞ。」
とつぶやき、すぐに提督に電話して真面目な顔をしていろいろ話し合っていました。

俺は、
「日本でも最下層のオマエらが何話し合っても意味ねえよ。」
と思いましたが、ほっといています。

で、今日ですが、部隊の連中4人が集結して、夕食後から兄貴の部屋にこもり、北朝鮮問題を真剣に話し合っていやがります。
俺は参加してないです。どうせ参加して意見を言おうものなら、「弱腰」とか「売国奴」と罵られ、詰められるに決まってるからです。
あとでスーザンも来るそうです。
スーザンと部隊長・小隊長は初対面らしいです。

スーザンの件ですが、提督と寺西さんが帰ったあと、兄貴はスーザンのことを、「あの売女め!」とか「不貞の女め!」とか罵っていましたが、今は普段通りつきあっているようです。

46 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/08(土) 20:45:01
すみません。
この間の兄貴達の会合の報告を忘れてました。
大したことなかったので、すぐ書かなくていいやなんて思い、放置してました、すみませんm(_ _)m

俺は、夕方から出かけて今帰ってきたのですが、兄貴の野郎、居間で親父と酒を飲みながら、昭和の歌のTVを見ています。
兄貴、懐メロ系番組大好きなのに、あまり浮かれてませんでした。
普段は親父と一緒にTVを見ていても饒舌のはずです。

俺が夕食を食いながら、居間の兄貴に、
「昭和の番組なのにつまんなそうだな。」
と声をかけると、額に汗をたっぷりかいた顔をこちらに向け、首に巻いているタオルでおもむろに額の汗を拭いながら、
「恐ろしいことじゃ・・・森昌子が普通のおばさんになってしもうた・・・あれではカラオケBOXに通う普通のオバハンの方が上手いかもしれん・・・。局側もあのリバーブのかけかたは異常じゃ。」
とか発言してました。

では、またあとで報告します。

47 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/09(日) 10:11:36
さて、この間の兄貴達の会議の報告です。
俺は、前にも書いたとおり、くだらないので不参加の予定でしたが、スーザンが来た時点で呼ばれました。
またもやスーザン、全員の分のショートケーキとジュース類を買ってきたので、俺も呼ばれたというわけです。

俺が行ったときには、北朝鮮の話は終わりかけで、「北朝鮮の崩壊が近づいてきた」だの「金正日の指導力が低下した」だの、どっかのTV番組で聞いたようなことをみんなで言ってました。
スーザンはそんなみんなの話を聞きながら目を白黒させてました。

兄貴に聞いたら、スーザンと呼んでいる由来は、昔おニャン子クラブにいた山本スーザンという子に似ているからというものだそうです。
でも当人はそんなこととはつゆ知らず、ただ外人の血が混じっているから、兄貴がそう呼んでいるだけだと思っているらしいです。
だから部隊の連中もみんな、心おきなくスーザンスーザンと呼んでいます。

スーザンは浮気者かも知れません。
部隊長のことを、しきりに「カッコイイ」と言っていました。

兄貴は常々、「恋愛には駆け引きが必要」と言っており、また「たまには焼き餅を焼かせたり心配させたりして結びつきを強くしていくもの」とも宣っています。w
で、兄貴が同じバイト先の奈々さんのことを、おもむろにスーザンに話しているのに、スーザンはまったく焼き餅を焼く気配がないということです。
兄貴は、
「スーザンのヤツめ、平静を装っておるが、家に帰って嫉妬で身悶えしておることであろう。ガッハッハ。」
などと言っていますが、ぶっちゃけスーザンは兄貴にそこまで興味がないか、気の多い女だと思います。w

スーザンが来てから、深夜になり、紛糾したシーンがありました。
部隊長も少しカメラに興味があるということで、またもやカメラの話題になりました。

そして、今度は提督とスーザンが言い合いになりました。
提督の「モノクロこそ写真の王道」という発言を聞いたスーザンがいきなり食ってかかりました。
「今どき何そんな古いこと言ってるの?本物の色彩を忠実に再現させてこそ醍醐味があるに決まってるじゃん!」
と主張しました。
提督はみるみる真っ赤な顔になり、
「モノクロの中に、繊細に色彩が隠れておるのじゃ!ヒッチコックのモノクロ映画をカラーにリマスターした映画だって最高に画質が綺麗ではないか!」
と激高してました。

また、提督は「鉄道こそが被写体として一番神聖!特にSL」と主張したのに対し、スーザンは「大自然こそ被写体にふさわしい」と主張し、大激論してました。
兄貴はニヤニヤしながら、
「今回はワシもスーザンの意見に同調せざるを得んのぅ」
などと言い、適度に発言してました。
小隊長は俺に目配せして、苦笑いしてました。
部隊長に至っては、カメラに興味があると言っても、変わったカメラを集めるのが趣味で、写真を撮ること自体には興味がないようです。

提督が
「鉄道こそが人類が編み出した最大の芸術品。その芸術品と自然との融和を撮るのが、一番に決まっておろう。」
と言うと、スーザンは、
「提督は、雪の中を走る黒いSLを撮るから、モノクロで十分なだけじゃないの?私は木々の緑や秋の落葉を忠実に再現したいから高感度カラーフィルムが絶対必要なの!」
と言い、またもや提督、真っ赤な顔をして、
「コンパス時刻表を片手に三脚とカメラを持って日本を放浪する哀愁もわからないくせに、偉そうな口をきくではない!」
と声を荒げました。
スーザンはまったく引くことなく、
「三脚を立てて山なんかを狙っていると、一瞬一瞬で自然が変化するからいつも緊張感なんだよ。鉄道なんて、列車が走ってくるまで暇こいているだけじゃん。」
と言い返しました。
「馬鹿もん!列車が来るまでの間の、胸がはち切れそうなワクワク感を味わったこともないくせに!」
と提督も怒鳴り返す始末でした。

俺からしてみたらどっちでもいいことです。両方写真の王道なんだから認め合えばいいじゃねえかと思いました。
スーザンは普段はおとなしいのですが、カメラのことになると人が変わるので怖い気がしました。
でも、部隊向きの女性だということだけは確かなようです。

48 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/15(土) 18:35:59
こんばんは。
兄貴の野郎、給料が入ったのか、やたらいろいろな物を買い込んでいます。

昨晩、兄貴の野郎、いきなり白いナイロン袋を持って、俺の部屋に入ってきて、床にあぐらをかきやがりました。

「兄貴!人の部屋に入るときはノックくらいしろよ!」
と言うと、
「ん?いきなり入られたら困ることでもしているのか?そう言えばこの部屋、生臭い臭いが・・・」
とか言い出したので、
「うるせー!屁理屈言ってんじゃねえよ!」
と激怒しておきました。

すると兄貴は、
「そうじゃそうじゃ。庭の字。この白い袋を開けて、服に袖を通してみよ。」
と言ってきました。
俺が兄貴からナイロン袋を受け取り、開けてみると、イタリアチームのジャージのレプリカでした。
「兄貴!これ、イタリアのジャージじゃねえか!」
と感動し、着てみると、サイズもピッタリでした。

兄貴は、
「どうじゃ。着心地もよかろう。」
と言うので、
「兄貴、わざわざありが・・・」
と言いかけると、
「さっ、早く脱げ。明日よりこのジャージがワシのユニフォームじゃ。」
とか言いやがりました。

俺が、
「おいおい、俺へのプレゼントじゃねえのかよっ!」
と言うと、
「馬鹿もん!おまえにイタリアチームは10年早いわ。貴様にはドイツチームのジャージでも買ってきてやろうかと思ったが、貴様にはバラックのような根性はない。」
と言い、更に、
「さっき、スーザンに電話したら、明日からワシのことをアズーリの健一、すなわちアズケンと呼んでくれるそうじゃ、ガッハッハ」
と嬉しそうに語りながら、部屋を出て行っちゃいました。

俺は激しく腹が立ち、今朝、居間にあったジャージを勝手に着て、遊びに行っちゃいました。
途中、兄貴から50回くらい着信がありました。でもシカトしておきました。

昼過ぎに家に帰ると、兄貴の野郎、この糞暑いのに、全身黒ずくめの格好をして、ダースベイダーのマスクをかぶり、革の手袋までして、俺のことを待ちかまえていやがりました。
ダースベイダーのスーハースーハーする呼吸音をさせ、ダースベイダーの声で、
「神聖なアズーリのジャージを勝手に持ち出すとは、銀河系で一番の悪人だ。貴様の故郷の星ごと抹殺してやる。」
と言いながら、ライトセーバーで斬りかかってきました。
ちょっと揉めたのですが、兄貴の野郎、俺を待ちかまえるために数時間前からダースベイダーの格好をしていたらしく、具合が悪くなり倒れ、さっき親父の車で病院に運ばれました。w

脱水症状らしいです。
大事なく帰ってきて、今は普通にしてますが、ちょっと可哀想になり、ジャージは洗濯して返しました。

http://www.geocities.jp/kyousuke4431/azuri.jpg

49 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/22(土) 13:08:12
こんにちは。

前の報告で、兄貴は、バイト料でいろんな物を買い込んでいると書きましたが、兄貴のヤツ、今度はネット通販で、マナスル126とかいうバーナーを買いました。
家に届くなり、兄貴はバーナーの箱を頭の上に掲げ、驚喜乱舞していました。

昨日夕方、雨が上がったときに、兄貴が俺の部屋にやって来ました。
「ストーブの点火式典に参加することを許可する。」
とか抜かして来たので、
「そんなもの許可してもらわなくて結構だよ。」
と言い返しました。すると兄貴は、
「何を抜かすか。この上ない栄誉を受け取らぬ不忠の者よ。いいから庭に出よ。」
と無理矢理俺は背中を押されて、庭に出されました。

庭のテーブルの上には真鍮製のバーナーが置いてありました。ほんと変な形をしてました。
兄貴は、折り畳みの椅子を出してくると、そこに俺を座らせました。

そして、バーナーの火の出るところの下に変な着火材を置きました。
俺は固唾を飲んで見ていました。
すると兄貴は、
「さて茶坊主、椅子に座ったままで良いから襟を正し、背筋を伸ばせ。」
と言いました。
俺が、
「俺はTシャツだから襟なんてねえよ。」
と言うと、
「屁理屈言うではない!膝に両手を乗せ、背筋を伸ばせ!」
と怒鳴ってきたので、仕方なく言われた通りにしました。

すると兄貴は、座っている俺の後ろを、両手を腰の後ろに組んで左右にゆっくり歩き、
「古来より火は神聖なものじゃったぁ・・・」
と日本昔話の爺さんのような語り口調で話し始めました。
「その神聖な火を唯一自由にできる動物が人間じゃったぁ。火を自由に使えるようになっても、人々は火の山に手を合わせ、火を見ると厳かな気持ちになった。火には不思議な魅力があったのじゃ。
そして人々は様々な火器を生み出した。芸術的な燭台、ランプ、ろうそく・・・。そしてついに最高の芸術品が生み出された、灯油ストーブ、マナスル・・・」

俺は、話がなげぇなと思いつつも、一言でも口をはさんだら、後ろから頭をひっぱたかれるのがわかりきっているので、黙っていました。
兄貴は更に続けました。
「マナスルは、登山家によって幾多の山を制覇し、激寒のビバークも支え続けた。これは登山家・冒険家にとって一生を通して大切にできるストーブである。そのマナスルを、ワシは・・・ワシはついに手に入れたのじゃ・・・」
と言い、5秒くらい間があり、兄貴はいきなり俺の耳元で、
「ファイアー!」
と叫びました。

あまりのことに俺は、
「ふざけんじゃねぇ!鼓膜が破けるじゃねえか!」
と怒鳴り返しちゃいました。
すると兄貴は、
「なぜ火をつけん!着火の栄誉を与えようと思ったが、貴様みたいなそそっかしい者にはもったいない。ワシが着火する。」
と言って、着火材に火をつけました。

50 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/22(土) 13:08:38
着火材に火をつけてしばらく経っても何も起きませんでした。
俺は、兄貴のやつ、バーナーの使い方もわからねえのかなと思い、
「おいおい、火なんてつかねえじゃねえかよ。」
と尋ねると、
「灯油ストーブは、灯油が気化するまで時間かかるのじゃ。この余熱時間を待つのも楽しみの一つなのじゃ。黙って背筋を伸ばしておけ。」
などと答えてきました。

そんなときに、ストーブの上からシューと音がしてきて、煙がでてきました。
俺と兄貴が黙って見つめていると、ストーブの上に火がつきました。
すると兄貴の野郎、またもやいきなり俺の耳元で、
「スミレセプテンバーファイアー!」
とか変な和製英語を叫びました。
俺も、
「おら!鼓膜が破けるって言ってんじゃねえか!テメーに火をつけてやろうか!」
と怒鳴り返しちゃいました。

すると兄貴は冷静な声で、
「あーやめたやめた。ポンピングの栄誉をくれてやろうかと思ったが、やめたやめた。ワシがやる。」
と言い、バーナーについていたポンプを動かして圧力をかけました。
すると、すごい轟音を立ててバーナーの火力が強まりました。
そこでは俺も少し感動しました。なんかSLが走っているような迫力がありました。

兄貴が水を入れた鍋を持ってきて、
「さて、何分で沸騰するか実験するぞ。」
と言って、バーナーにかけました。
そして、兄貴は、
「スーパーファイアー、アドマイアファイア、カモンベイベー!」
などと変な英語を使いながらポンピングして火力を強めました。

ビックリしました。鍋の水がほんの数分で沸騰しちゃいました。
兄貴は、おもむろに額の汗を拭う仕草をしながら、
「すごい・・・すごすぎる・・・。想像以上の実力じゃ・・・。」
と発言しました。

すると兄貴がビニール袋を持ってきました。
「さて茶坊主、ジャンケンをするぞ。」
と言ってきたので、普通にジャンケンすると、俺があっさり勝ちました。
すると兄貴は、明らかに顔に狼狽の色を浮かばせました。
そして、
「負けてしまったか・・・。仕方ない。ワシはこっちを食べることにするか。」
と言い、ビニール袋から「夜店のやきそば」を取り出して、俺にビニール袋を渡してきました。

俺が中を見ると、普通のカップヌードルが入っていました。
俺は思わず、
「兄貴!俺が勝ったんだから、俺が選ぶんじゃねえのか?俺は焼きそばの方が良かったんだが?」
と詰め寄りました。
すると兄貴のヤツ、
「おお、貴様はラーメンが好きだったから譲ったつもりだったのじゃが・・・」
などと言い訳しました。結局交換はしてくれませんでした。

そのまま沸騰したお湯でカップヌードルを食べて解散しました。

http://www.geocities.jp/kyousuke4431/manasuru.jpg

51 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/29(土) 14:16:20
こんにちは。
あまり報告することがなかったので書きませんでしたが、ちょっと報告することができたので書きます。

昨日昼過ぎ、俺が居間でくつろいでいると、兄貴が来て、いきなり、
「おい草の者、身分不相応であるが、設営式に参加することを評議会で許可された。さあ、支度せい。」
と言ってきました。
俺はわけがわからなくて、
「ああ、俺は辞退させてもらうよ。また変な点火式に参加させられて、耳元で怒鳴られたんじゃ割に合わないからな。」
と言うと、兄貴はギャハハギャハハ笑い、
「今回はそんなに形式張ったものではない。安心せい。車の横に乗っていれば済むことじゃ。マックくらいおごってやる。さっ、コップを台所に戻して車に乗り込め。」
と言われました。

俺も暇だったので、ドライブくらいならいいかとも思い、兄貴の車に乗りました。
兄貴は、飯能・秩父方面に車を走らせました。

走りながら何度もわざとらしく腕時計を見ました。兄貴の野郎、最近カシオのダイバーズウォッチを買ったので、時間も気にしてないくせに、わざとらしく俺に見せつけやがります。
でも昨日に限っては、何度も時計を見ながら
「そろそろじゃな。」
などと発言していました。

車が飯能駅のロータリーに滑り込みました。見ると、階段の下に、馬鹿でっかいリュックサックを背負った提督が立っていやがりました。
それを見て兄貴は嬉しそうに、
「ガッハッハ。提督め、キスリング(?)で来おったか。」
と嬉しそうに発言し、提督を車に乗せ、また走り始めました。

俺が不審に思い、
「どこに行くんだよ?」
と兄貴に聞くと、
「まあ、黙って乗っておれ。設営式に参加させてやるんだから、栄誉に思え。」
などとはぐらかされました。

車は名栗川沿いに登っていきました。
兄貴は提督に
「この辺でいいじゃろ。」
と話しかけ、貸し駐車場に車を入れました。
兄貴はトランクから荷物を取り出しました。みんなで急な坂道を下り、河原に下りました。
俺は、大きなナイロン製の袋を持たされました。

ナイロン製の袋を開けると、テントでした。
「兄貴!いつの間にこんなの買ったんだよ!?」
と聞くと、
「ガッハッハ。コールマンの5〜6人用を狙っていたのじゃが、カインズホームで同程度のテントが7000円で売っていたので購入したのじゃ。ヒマラヤに登るわけじゃないので、オールシーズンこれで大丈夫じゃ。コールマンはネームバリューで高いだけなのじゃ。」
と言いました。
俺も手伝わされ、テントを設営しました。
かなり大きかったです。一辺が270cmあるそうです。2人で使うには十分です。

すると、横で提督がゴソゴソ始めました。
提督は大きなリュックの中から、ナイロン製の小さめの袋を取り出し、開き始めました。
俺は思わず、
「提督もかよっ!」
と叫んじゃいました。
提督も、変なヨレヨレのテントを開き、設営し始めました。

兄貴が解説し始めました。
「提督は独立愚連隊じゃから、ツェルトで十分なのじゃ。ツェルトは軽くて持ち運びに便利だし、フライシートを併用すればテントに匹敵し、十分快適な露営ができる。」
と説明すると、俺の腕を引っ張り、ちょっと離れたところに連れていき、
「提督は、ワシとスーザンの撮影旅行について来る気でおる。ワシらから15m離れたところにキャンプを張り、スーザンと撮影の腕を競う気じゃ。ま、スーザンに分があるじゃろうな。
提督は鉄道とコスプレイヤーしか撮ったことがない。自然界に出たらスーザンの土俵じゃ。」
などと発言しました。

52 ◆LVsfJKLi9w:2006/07/29(土) 14:17:17
みんなで、ジュース飲んだりしながら世間話していると、ふと提督が、
「さて、夕食の準備をするとするかの。准将どののストーブとワシのストーブと2つじゃから、准将どのに飯ごうで飯を炊いてもらって、ワシがメインディッシュを作るとするかの。」
と言い、兄貴とは違うバーナーを取り出しました。
提督のバーナーは、ガスのカートリッジをとりつけるやつでした。

その様子を見ながら、俺はふと我に返り、
「おい兄貴、夕食って、何時に帰るんだよ。もう暗くなって来てるじゃねえか。」
と言うと、兄貴の野郎、涼しい顔して、
「ん?今晩はここでビバークじゃが?まあ、心配するな。ランタンも持ってきておるし、サントリーレッドも持ってきておる。ゆっくり語らい、快適なときを過ごそうぞ。」
などとぬけぬけ言いやがりました。

俺はキレて、
「ふざけんな!ただのドライブじゃねえじゃねえか!兄貴、車の鍵貸せよ!俺、運転して帰るから。明日にでも電話くれればまた迎えに来てやるからよ。」
と言うと、兄貴の野郎、こともあろうに、
「車のキーなんてこうしてくれるわ!」
と言いながら、ポケットから鍵を取り出し、川の中に投げ込みやがりました。

俺は携帯を取り出し、
「いいよ!駅までタクシーで行くからよ!」
と言いましたが、あまりの山の中に携帯は圏外でした。orz

俺も「仕方ねえ、明日までつき合うか」と思いあきらめかけましたが、兄貴に文句を言わなきゃ気が済まないので、
「俺にもプライベートっつうもんがあるんだよっ!予定がつぶれるじゃねえか!」
と言うと、兄貴は、
「貴様は、ワシのように彼女もおらぬではないか。」
と言ってきたので、カチンときて、
「そんなのわからねえじゃねえか。」
と言い返すと、兄貴のヤツ、
「オマエの彼女は、ほれ、ここに一緒に来ておるではないか。」
と俺の右手を指差したので、俺もプッツン来てしまい、兄貴と提督を置いて、坂道を上り、バス停まで歩いて、バスに乗り飯能駅まで行って、電車に乗って帰って来ちゃいました。

さて、その後ですが、兄貴のヤツ、車のキーを川に投げ込みましたが、あれは兄貴があらかじめ用意して置いたダミーのキーだったらしいです。
兄貴のヤツ、昨晩深夜に帰ってきました。
理由は、設営した場所の上には大きな橋がかかっていたんですが、その橋の上からヤンキー達に石を投げられたそうです。
兄貴も持ってきていたエアガンで反撃し、撃退したらしいのですが、夜中に寝ているところにまた襲撃されたら敵わないということで、撤収して帰ってきたらしいです。w

53名無しさん:2006/08/06(日) 10:31:31
ttp://www.gdm.or.jp/voices.html
「久しぶりに漢(おとこ)を見た」 (8/5)
-----某ショップ店員談
 Core 2 Duoの深夜販売で盛り上がった秋葉原だが、
あるショップでは行列に並び、
解禁と同時にSocket 939対応のAthlon 64 X2を
購入していった人が2人ほどいたようだ。

これはもしや…

54 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/09(水) 00:40:34
軽く書きます。

土曜日の昼間、俺は本当に暇でした。
朝からゴロゴロしていると、兄貴が俺を誘いに来ました。
普段だったら断ったと思います。でも、俺も夜の西武園の花火大会まで暇でした。

兄貴は、川に行こうと言いました。
俺は、「またかよ。」と思いましたが、俺の大好きな牛タンをたくさん買ってあるというので、夕方までという条件でつきあうことにしました。

兄貴が運転する車に乗り、またもや飯能の奥の名栗川上流に行きました。
また河原に下り、俺と兄貴はテントを張りました。

兄貴のヤツ、本当に牛タンを200gと、カルビを500gくらい買い込んでいました。
普通に河原で肉を焼き、ビールを飲みながら牛タンやカルビを食べ、マジで美味しく、そのときは至福のひとときでした。

食い終わってしばらくすると、兄貴が、
「おい茶坊主、テントに泥水をかけるのを手伝ってくれ。」
と言い出しました。
俺が、
「何でだよ?」
と問いかけると、
「あのな、テントは使ってナンボなのじゃ。新品で綺麗なテントを張ってる恥ずかしさったらないものなのじゃ。よくいるじゃろ、卒業したての新入社員が新品のスーツを着て、逆にスーツに着られちゃってるタイプ。スーツも普段から着ないと似合うようにならんのじゃ。
同様にテントも使い込んでないとかっこよくないのじゃ。」
と答えました。
結局、スーザンにアウトドア初心者と思われたくない一心で、テントを使い込んでいるように見せたかっただけだと思います。w

テントに泥水をかけさせられ、その後兄貴とくつろいでいると、隣に俺らよりちょっと年上の男女8人のグループが来ました。
アウトドア慣れした人たちで、兄貴のバーナーを見て、
「おっ、マナスルじゃん。」
とか発言してました。
兄貴はそれを聞きながら、満足そうな顔をしてました。

俺と兄貴はビールを飲みながら、河原で寝そべっていました。
そして、隣のグループの1人と兄貴がちょこちょこ言葉を交わし始めました。

そして、隣のグループからお菓子とかチューハイとかもらい、合流することに。
兄貴は、みんなに
「○○健一と言います。△△市に住んでいます。よろしくお願いします。」と自己紹介をしていました。
すると、相手のグループの1人が、俺の方を見て、
「友達の人は何という名前なの?」
と尋ねてきました。
俺と兄貴は似てないので、あまり兄弟に見られません。

俺が、「弟です。」と答えようとしたとたん、兄貴の野郎、それをさえぎり、勝手に答え始めました。
「コヤツは、私の異父弟です。ほれ、コヤツの母親は男好きでして、私と私の父を残し、他の男に走りました。ですから、私とは苗字が違います。コヤツは細狩○○(○○は俺の本名)という名前です。」
とか言いやがりました。

相手のグループから、
「いろいろ複雑なんだね。弟クンは、細川君って言うんだ・・・」
という声が出ると、兄貴の野郎、すぐに反応して、
「いえ、細川じゃなくて、ホソカリです。」
と答え、相手のグループの中の女の子がプッと吹き出し、俺は非常に恥ずかしかったです。

55 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/09(水) 00:40:54
その後、相手のグループはコールマンのバーナーを持ってきていて、兄貴のマナスルバーナーとどちらが早くお湯を沸かすか競争することになりました。
ヨーイドンで、2つのバーナーが最高火力で沸騰競争を始めました。
結果、相手のバーナーの方が兄貴のバーナーより遙かに早くお湯をわかしちゃいました。
その結果を受けて、兄貴の野郎、いきなりオイオイ泣き始めやがりました。

すると相手のグループの1人が兄貴の横に来て、兄貴の肩を抱き、
「何泣いてんだよ!君はそんなに若いのに、伝統あるマナスルを選んだ。素晴らしいじゃないか。灯油はホワイトガソリンよりも火力が落ちて当然だよ。君は誇りを持って、このマナスルを一生大切にすべきだ。」
と言いました。
兄貴のヤツ、それを聞いて、また感動して大泣きする始末でした。

その後、そのグループと大酒盛り大会になりました。
みんなで、演芸大会をすることになり、小道具を使って一発ギャグをすることになりました。
例えば、「お皿」というお題だったら、お皿を頭に載せ、「河童」という具合です。
酒に酔ってなければ面白くないんでしょうが、みんなビールや焼酎を飲んでいたので大笑いでした。

途中、誰かが持ってきていた黄色いレインコートを使っての一発ギャグになりました。
一人一人レインコートを使ってギャグをしていきます。
俺と兄貴の順番は、最後の方でした。
相手のグループの1人が、レインコートを着て、フードまでかぶり、木の棒を持って、「オビワンケノービ」と言い、みんな大ウケでした。

自分の十八番を奪われた兄貴の顔を見ると、額に玉のような汗をかき、苦笑いしながら、必死のガハハ笑いをしていました。

俺の番になりました。俺は酔った勢いもあり、頭を川の水につけ、髪の毛を濡らし、レインコートを着て、マイクを持つポーズで、
「ここ、御前崎に台風14号が近づいております。」
とTVのアナウンサーの真似をしました。
みんなある程度ウケてくれました。

兄貴の番になりました。
兄貴のヤツ、オビワンを奪われたので、何をするんだろうと思って注視していると、黄色いレインコートのフードの部分を内側に折り込んで、レインコートを着ました。
そして、河原の砂利の上に正座しました。
いきなり体を左右に揺らしながら、
「いやんばか〜ん うふ〜ん♪そこはお乳なの あは〜ん♪」
とわけのわからない歌を歌い始めました。

俺は冷めた目で見ていたのですが、グループの男女みんな地べたにひっくり返って大笑いし、
「師匠キター!」
とか
「最高傑作キタコレ」
とか発言し、大ウケしてました。

そんな兄貴を見て、周りでバーベキューをしていた家族連れの人たちも大笑いしてました。
兄貴のヤツ、その人達に向かい、
「やーねえ」
とか発言すると、その家族連れはもっと大ウケしてました。
兄貴のヤツ、ウケたから調子づきやがって、その後も「やーねえ」を連発してました。
俺は全然面白くなかったです。

56 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/12(土) 14:58:59
こんにちは。
報告です。

2週間くらい前、AMD部隊全員に、田原と兄貴の連名で、夏休みの過ごし方の注意点と題するメールが入りました。
もちろん俺のところにも来ました。
くだらなくて削除してしまったのですが、だいたいの内容は、
一、夏休みは浮かれがちだから、体調に気をつけて、摂生に努めること。
一、「夏は私(俺)の季節だ」などという恥ずかしい発言はしないこと。夏はみんなの物である。
一、彼氏(彼女)ができた場合は、すぐにみんなにメールで承認を得ること。
一、彼氏(彼女)が与太者・アバズレだった場合、承認が得られないこともある。別れない場合、除名もあり得る。
一、亀田興起の試合は見ては行けない。
一、ゲド戦記を劇場に見に行ってはいけない。ただし、ビデオレンタルで見れるようになってからは、強くは止めない。
といったものでした。
他にもいろいろ書いてあって、10箇条くらいありましたが、本当にくだらないので忘れました。


昨日の土曜日、俺は垣内に誘われて、垣内の運転する車でドライブに行くことになっていました。
垣内の野郎、車を持つようになってから、地元の友達とナンパに明け暮れてやがります。

俺が朝から用意していると、兄貴が俺のところに来て、
「お主、でかけるな?どこへ行く?」
と聞いて来たので、
「ああ、垣内とちょっとでかけるよ。」
と言うと、兄貴の野郎、俺の顔というより俺の目の奥をじーっと覗き込み、自分の部屋に戻って行きました。

俺がシャワーを浴びて出てくると、兄貴もちょうど冷蔵庫にジュースを取りに来ていました。
すると、兄貴が俺に向かって、
「命を大切にしないヤツなんて・・・」
と言って来たので、俺も反応してしまい、
「大嫌いだぁ!」
と言うと、兄貴のヤツ、明らかに顔に狼狽の色を見せ、おののき、後ろの流しに背中をぶつけながら、そそくさと自分の部屋に戻っていきやがりました。

俺は何も気にせずに、自分の部屋で1時間くらいかけて出かける準備をして、部屋の外に出ました。
すると、いきなり後ろから、
「隠密どの!役目故、お許しなされ!お静かに縛につきなされ!」
と組み敷かれました。
俺が、床に這いつくばらされながら、
「何なんだよ!」
と後ろを見ると、部隊長でした。
「ぶ、部隊長!何なんっすか!?」
と叫ぶと、兄貴も加わり、後ろ手に縄をかけられ、兄貴の部屋に拉致られました。

兄貴の部屋に連れて行かれた俺は、ベッドの脇の床に正座させられました。
ベッドの上には、何と、マイコン君があぐらをかいていやがりました。

57 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/12(土) 14:59:15
俺もマジギレてしまい、
「何なんっすか!俺はこれから待ち合わせなんっすよ!刑ドロごっこにつきあってる暇はないんすから!」
と怒鳴りました。
すると、後ろから兄貴に、
「シラスである。勝手な発言は慎め!」
と後頭部をひっぱたかれました。
俺は、後ろ手に縛られてるので、反撃もできません。

マイコン君が苦々しい顔で口を開きました。
「アナキンが側についておりながら、何という失態じゃ。粛正せねばなるまい。」
と言いやがりました。
続けてマイコン君は俺に、
「貴様、ゲド戦記を見に行くつもりじゃな。いつからスタジオジブリにたぶらかされおった?洗脳されてから期間はそう長くはあるまい、ライトサイドから引き戻すのは難しくないかもだ。」
と一気に話しかけてきました。
俺はくだらなくなり、
「マジで、ふざけるのはいい加減にして下さいよ!俺はゲド戦記なんて見ませんよ!垣内とドライブに行くだけですから!」
と言い返しました。

マイコン君が、
「強情なヤツじゃ。」
と苦々しく発言し黙り込みました。
そのとき、部隊長だけが部屋の外に出ていきました。

しばらく経つと、マイコン君はいきなり柔和な顔になり、
「さて、話題を変えるとするかの。オマエは“踊るさんま御殿”を見ておるか。」
と尋ねて来たので、
「見てませんが・・・」
と答えました。
すると、マイコン君は、
「おっ、そうか。あんな面白い番組を見ていないとは・・・。で、火曜の夜8時は何を見ておるのじゃ。」
と言ってきたので、
「“学校に行こう”です。」
と答えると、マイコン君は膝を一歩前に出し、
「おお、あれか、みのもんたとV6のやつか。あれは面白いらしいの。で、V6では誰が好きなのじゃ?」
と言ってきました。
俺は、何の考えもなしに、
「岡田が一番好きです。」
と答えると、マイコン君のメガネの奥の目がキラリと光り、
「やっぱり!思わず本音を吐いたな、下郎め!やはりゲド戦記を見に行くつもりじゃ!」
と言い出しました。
俺は、思わず、
「ちょっ、ちょっと待って下さ・・・」
と言いかけると、部隊長が戻ってきました。

部隊長は、
「元帥どの、隠密どのの部屋からこんな物を発見しました!」
と、「紅の豚」の下敷きを持ってきやがりました。
ちっちゃい頃に買ったきり、机の中に入っていて、俺さえも忘れていたような物です。

マイコン君は、鬼の首を取ったように、
「ここまで証拠が揃って、まだ言い訳をする気か。」
と言い放ち、続いて兄貴の方を向き、
「アナキン、どうしたら良い?」
と尋ねました。
すると、兄貴の野郎も腹が立つことに、
「ご存分に。」
と答えやがりました。

つづく

58 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/12(土) 15:36:02
続きです

俺も垣内との待ち合わせが近づいて来たので、焦り始めました。
そのことをマイコン君や兄貴に訴えても取り合ってくれませんでした。

そのうち、垣内が俺の家の横に車をつけ、クラクションを鳴らし、俺の携帯に電話を入れてきました。
1回目は出られなかったのですが、2回目に携帯が鳴ると、兄貴の野郎、勝手に出やがりました。
「おお、ワシじゃワシじゃ。カキエモンか。いやな、うちのドライヤーが壊れてだな、○○(俺の名)はワシの部屋でだな、ワシのドライヤーで髪の毛をセットしておる。
貴様も車を停めて、ワシの部屋に上がってこい。」
などと勝手なことを言いました。

しばらく経つと、垣内が兄貴の部屋に入ってきて、俺の屈辱的な姿を見て、大笑いしやがりました。
俺が垣内に、
「こういうことだ。わりぃ、待ち合わせに遅刻して。」
と言うと、垣内のヤツ、
「こっちの方が面白そうじゃねえか。オマエまた、何やらかしたの?」
と言ってくる始末でした。

俺が垣内に顛末を話そうとすると、兄貴が遮り、
「ま、カキエモン。そこに座れ。貴様は部外者じゃから、貴様に類を及ぼすつもりはない。」
と言いました。
垣内が腰掛けて、しばらく経つと、兄貴が口を開きました。
「カキエモンに聞きたいことがある。ゲド戦記を見ようと誘ったのはカキエモンか?それともコヤツか?」
と尋ねました。

垣内の野郎、最初はわけがわからなくて目を白黒させていましたが、状況を察したようです。
そこで、垣内の野郎も悪い癖が出て、悪ノリしやがり、いきなり俺のことを指さし、
「コイツです!コイツに誘われました!」
とか発言しやがりました。

いや、これが冗談で済む話ならそれでもいいんですよ。でも、兄貴達ときたら、そういうジョークは通じないんですよ。
垣原のその場の冗談で、一気にヒートアップするのは必定です。

案の定、兄貴のヤツは額にたっぷりと玉のような汗を浮かばせながら、グググというような擬音を発声し、
「身内に敵がおったとは・・・。この重責は逃れがたし・・・。・・・。御免!」
と言って、シャツのボタンを全部外し、腹を出しました。
すると、後ろから部隊長が、
「准将どの!早まるでない!」
と組みつきました。

俺は、「何、茶番やってやがるんだよ」と冷ややかな目で見ていましたが、垣内の野郎は真っ赤な顔をして笑いを堪え、肩を震わせてやがりました。

俺もいい加減解放されたかったので、
「絶対にゲド戦記見ませんから、解放してくださいよ!せっかくの土曜が潰れちゃうじゃないですか!」
と訴えると、兄貴達3人はヒソヒソ話を始めました。

つづく

59 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/12(土) 16:13:53
続きです。

マイコン君がベッドの上にあぐらをかき、口を開きました。
「オマエの処分が決定した。3つ条件がある。1つ、絶対にゲド戦記を見ないと誓書を入れること。2つ、今日遊びに行っても良いが、2時間おきに周りの様子を写メでで撮り、
准将どのにメールで送ること。3つ目。ワシらもオマエのためにとんだ時間を無駄にした。それは責任を取ってもらう。芸をやってみんなを笑わせること。
笑わせられなかったら、今日の外出は禁止じゃ。よいな?」
と言ってきました。

俺は、「勝手に誤解して勝手に盛り上がって、時間を無駄にしたのこっちじゃねえかよ。」と非常に腹が立ったのですが、言うとおりにしないと解放してもらえないので、条件を飲むことにしました。
垣原の野郎は、イレギュラーで変わった見せ物が見れて、本当に楽しそうでした。ほんとムカつきました。

俺はやっと縄を解かれ、ゲド戦記を絶対に見ないと紙に書かされました。
そして、芸をやることになりました。何をやれば、みんなを笑わせることができるか、必死に頭を回転させました。
とっておきの小咄があったのですが、よくよく考えたら、オチを忘れていました。

河原のときのように、何かを使って芸をやるのが、一番楽だと思い、
「小道具を用意させてくれ」
と言いました。
そして、台所に行き、使えそうな物を探しました。
仕方なく、茶碗と箸を持ってきました。
「いつもより多く回しております!」
と染太郎の真似をしましたがまったくウケてくれませんでした。垣内だけは楽しそうでした。

茶碗と箸を使っていろいろやったのですが、まったくウケてくれず、仕方なく、やけくそで、茶碗を箸で叩きながら、兄貴が法事でやっていた「だいじょうぶだぁ〜」というのをやると、部隊長とマイコン君がクスリと笑いました。
俺は、そこでひらめきました。
もう一回チャンスをくれとマイコン君に頼み、お袋の部屋に行き、お袋が以前パートで使っていた黄色いブルゾンを発見しました。

誰かが2ちゃんで貼ってくれた動画がここで役に立ちました。
ブルゾンを着て、正座して、
「いや〜ん、ばか〜ん、うふ〜ん、そこがお乳なの あは〜ん♪」
をやりました。
みんなひっくり返って笑ってくれました。

すると1人だけ笑わなかった兄貴が、
「ダメじゃダメじゃ!それはワシの持ち芸じゃ!さっきのだいじょうぶだぁにしたってワシの持ち芸じゃ!」
とケチをつけてきたので、俺がすぐさえぎり、
「違うだろうが!これは兄貴の芸じゃなくて、キクゾー師匠の芸だぞ!」
と言い返しました。
更に兄貴が、
「それはワシがこの間・・・」
と言ったところで、マイコン君が、
「そうじゃそうじゃ、これはキクゾー師匠の芸じゃ。ここまで笑わせたのじゃから、外出を許可せぬわけにはいくまい。」
と言いました。

俺は解放されました。兄貴だけはずっと不満顔でした。

60 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/20(日) 16:39:29
こんにちは。
まあまあ家は静かです。

兄貴はスーザンと、親父の車を借りて、影旅行にでかけています。
何でも山梨、長野方面に行くそうです。
富士山や北杜市のヒマワリなどを撮影したりするそうです。

提督もついて行くらしいのですが、車に同乗せずに、原付でついて行くそうです。
兄貴は俺に何度も、
「あのボロボロの原付バイクで大菩薩峠を越すらしい・・・恐ろしいことじゃ・・・」
とか、
「もしかしたら原付バイクに月光仮面のコスチュームで乗って来るかも知れん・・・。多分猟師に撃たれるぞ・・・。」
とか、発言していました。

1日目の晩、泊まったオートキャンプ場が携帯の電波があるらしく、俺に電話を入れてきました。
「提督のヤツ、バイクのプラグを10本も買って来ておる。」
とか、
「提督め、赤いチーフを首に巻いておる。あれはマッハゴーゴーを始めとする30年以上前のファッションじゃ。周りが見えていないヤツは恐ろしいのぅ。」
とか言っていました。

そう言えば、兄貴のカメラですが、結局お金を使ってしまった兄貴は一眼レフを買う金がなく、普通のデジカメと親父が昔使っていたオリンパスペンとかいう骨董品のようなカメラを持っていきました。


毎週日曜日はゆっくり寝ていたいのですが、兄貴が朝からうるさいので、警戒して、厳重に部屋に鍵をかけて寝ています。
いつも兄貴のヤツ、早朝の、関口宏が司会をして大沢親分や張本が出る番組が大好きで、それを見ながら俺の部屋に来ては、
「喝だ!」
とか
「あっぱれだ!」
とか叫びます。

今日は兄貴はいないので、鍵をかけずゆっくり寝ていたんですが、変な気配で目を覚ますとマイコン君が勝手に上がり込んで来てやがりました。
「アナキンが居ない間、パダワンであるオマエの目付役を任されておる。仕方なく見回りに来ている次第じゃ。昼夜関係なく部屋に入る権利を得ておるから覚えおけ。」
などと言っていますが、兄貴とスーザンの仲をやっかんでるマイコン君は、暇で暇で仕方なく、寂しくて、俺に絡んできているものと思われます。
朝から俺に、
「今日は一緒に高校野球を見よう。」
とか
「加藤紘一先生がサンデープロジェクトに出るから一緒に見ようではないか。」
とかやたら絡んでくるので、気持ち悪いので、今日はサークルの集まりがあると嘘をついて帰ってもらいました。

61 ◆LVsfJKLi9w:2006/08/20(日) 16:41:48
ごめんなさい。影旅行ではなく、撮影旅行です。m(_ _)m

62 ◆LVsfJKLi9w:2006/09/09(土) 18:48:04
ご報告遅くなりましてスミマセンm(_ _)m

まず、撮影旅行の件からです。
たいした話は聞けませんでした。

何件かのオートキャンプ場をハシゴして、3泊4日を過ごしたらしいです。

写真ですが、兄貴が撮った写真はほとんど見ました。ほとんどの作品は、自然を撮影しているので、綺麗でした。
他の人たちの写真ですが、みんな自分が自信がある作品1点を引き伸ばして、題名をつけているのですが、それだけを見せてもらいました。

スーザンの作品は、「晩夏の甲斐路」と名付けられた写真で、黄色い野花と山のコントラストを撮影したものでした。まあ色彩豊かで綺麗な写真でした。
兄貴の作品は、「風立ちぬ〜今日から私は心の旅人」といかいう長ったらしい題名がついた作品で、富士山をバックに風で草木が揺れている作品でした。
提督のものは、「夢の跡」という作品で、ただの原っぱを写しているモノクロ写真でした。こういうのが玄人好みなのかと思いました。
兄貴のおもちゃみたいなカメラで撮影した写真と、スーザンや提督の高級カメラの写真で、別にカメラの優劣による大差なんてないように思えました。
俺が写真を見る目がないからかも知れませんが。

写真を見せてもらったときに、提督とも話しました。
「原チャリで大菩薩峠を越すなんてきつくありませんでしたか?」
と尋ねると、
「若いもんはこれだから困るのぅ。塩山から大菩薩峠を越すルートや大月から奥多摩に抜ける139号は、昔はよく通ったものじゃ。あそこにはNシステムがないからの。」
とわけのわからん発言をしていました。

兄貴とスーザンの間には、まだ「何も」ないようです。
以下の話は小隊長から聞きました。
夜、テントで兄貴とスーザンが寝ようとすると、必ず提督が、
「おお、准将どの。ワシが昔面倒を見ていたヤツからお中元を贈ってきての。ほれ、イカの塩辛じゃ。これを食いながら一杯やらんか。」
とか、
「准将どの。明日のことで相談があるのじゃが・・・」
とか、
「沼津の鰺を買ったぞ。一緒に焼いて食おうではないか。」
と、何かと理由をつけてやってきて、テントの中で酒盛りを始めるそうです。
スーザンと兄貴も提督と話をして飲み食いしたらしいのですが、そのうちにスーザンはスヤスヤ寝てしまい、スーザンが熟睡状態に入ると提督も、
「さてと。明日も早いから寝るとするかの。」
と言って、自分のテントに去っていったそうです。
おかげで、兄貴はまったくスーザンに手を出せぬじまいで、地団駄踏んでいたそうです。w

あと、提督は、樹海や本栖湖や上九一色村周辺を撮影しようと強硬に主張したらしいです。
清里の方に抜けようと思っていた兄貴とスーザンは、そのときばかりは大反対して、その日の昼間だけ提督は個人行動を取ったそうです。
そのときに提督が撮った写真が、引き伸ばした自信作らしいです。よっぽど自信のある撮影スポットを知っていたのでしょうか。

ある晩、兄貴はまたもや提督とスーザンに写真のことで詰められたらしいです。w
何でも、兄貴の持っていったおもちゃのような古いカメラは、フィルムを半分ずつ撮る方式らしく、そのカメラでは良い写真が撮れないと、説教を受けたそうです。
兄貴も、誰も弁護してくれる人がいないので、ちっちゃくなって酒を飲み酔っぱらい、必死に話題をそらそうとしたらしいですが、努力もむなしく、1時間半くらい詰められたそうです。

俺が聞いた話はこんくらいです。

63 ◆LVsfJKLi9w:2006/09/09(土) 19:34:23
あと、親王ご出産の件ですが、兄貴は取り立てて騒いでいませんでした。
逆に、
「何じゃ!この過熱ぶりは!こんな茶番をワシは許さんぞ!」
とテレビの特番に激怒していました。

俺が、
「兄貴、兄貴の普段の考えからいくと、こういう日本人の姿勢は良しとすべきところじゃねえのか?」
と聞くと、兄貴のヤツ、すぐに反応しました。
「貴様もわかっておらんのぅ。週刊文春も読まんのか。何で今回はこんなにTVが騒ぎ立てるかわかるか?」
と逆に質問してきました。
俺が、
「そりゃ俺でも知ってるよ。今回男の子か女の子で、皇室典範改正議論に大きく影響するからだろうが。」
と答えると、兄貴のヤツ一気にヒートアップしやがり、
「馬鹿もん!それはまったく何も知らぬ盲目の一般市民の解釈じゃ!今回の報道は、紀子様第1子、第2子ご出産、更には雅子様ご出産により遙かに大きい報道ぶりなのはなぜだかわからんのか!
皇室典範のことにも少しはあるかも知れんが、マスコミは生まれる子供が男の子じゃと最初から知っておるからじゃ!男子だとわかってのこの特番じゃ!」
とまくし立てました。
俺が、
「いや、ニュースで、男子か女子かは一部の医療関係者じゃないと知らないって言ってたぞ。秋篠の宮様ご夫婦もご存じないとも言っていたぞ。」
と反論するやいなや、
「黙れ!イカ臭チンカス野郎が!黙って本屋に行って週刊文春でも立ち読みして来い!最初から親王ご誕生とわかっておるのじゃ!糞め!
じゃあ、これだけの特番を組んで、内親王だった場合はどうなるのじゃ!TV局側はどういう対応を取るのじゃ!?えっ!
後から、何で皇太子妃雅子様のときよりも大きく報道特番を組むんだと、スポンサーや視聴者、国民に詰められるぞ。雅子妃のご心痛を考えろと。
紀子様より皇太子妃の方が扱いを大きくするのが筋じゃろうが。局がそんな危険な賭けに出るわけなかろうが。
しかし、親王なら、ほぼ将来の天皇ご誕生の特番だということで、そのような心配もすべてなくなるわけじゃ。最初から親王だとわかっておるから、局もこの特番を組むのじゃ。茶番じゃろ。」
と力説してました。
俺もむかつき、
「じゃあよぉ、TV局はどうすりゃいいんだよ!」
と言うと、兄貴は、
「今回は特番を控え、番組中に親王ご誕生のテロップを流して、ご誕生後に特番を組むのが筋だったのじゃ。前々から、9.6に誕生、更に親王ご誕生とわかっておるくせにおかしなものじゃのぅ。」
と答えました。

親王ご誕生の一報があると、兄貴は、
「ほれ。ワシの言ったとおりじゃろ。しかし、紀子様と親王がご健康なことは一安心じゃ。」
と言い、そんなに騒ぎもしませんでした。
もちろん夜は旧AMD部隊の連中を招き、酒宴をしていましたが。俺は用事で参加しませんでした。

64 ◆LVsfJKLi9w:2006/09/19(火) 20:38:05
すみません!
またあとで書きますが、兄貴、TV見て泣いています!

兄貴、演歌歌手の水森かおりのファンで、現在放送されているNHKの歌番組を見ています。
さっき、藤田まことが出てくると、
「ガッハッハ、中村主水が歌など歌えるものか。コヤツは元々コメディアンだったのじゃ。ガッハッハ」
などと発言していたのですが、いざ藤田まことが「十三の夜」という歌を歌い出すと、兄貴のヤツ、歌詞に感動したのか、感極まって膝を抱えて号泣しやがりました。

報告が前後しますが、兄貴、スーザンに振られました。
また後で報告します。

65 ◆LVsfJKLi9w:2006/09/19(火) 22:11:37
兄貴が振られた経緯を書きます。
仲が悪くなってとか、前兆があったわけではありません。
タイミングが悪いことが重なりました。
別れるきっかけの事件があったとき、俺は側で見ていたので、詳しく書けます。

先週だったか、スーザンがうちに夕食を食べに来ました。
夕食を食べ終わり、みんなで居間でくつろいでいると、いきなり田原が勝手に上がり込んできました。田原も今、アツヒロと喧嘩中で、そのことで兄貴に相談しに来たらしいのですが、田原はスーザンを見るなり、
「あっ、来てるんだ。」
と言って、そのまま帰っていきました。
スーザンとしては、兄貴に、家に勝手に上がり込んでくるような女友達がいることに、不信感を覚えたようです。

その後、みんなで爆笑問題の番組を見ていたのですが、兄貴が、
「太田め、この頃偉そうに政治問題を語りおって鼻についてならん。何も政治や外交のことがわかっておらんくせに。たけしの二番煎じを狙っておるだけじゃ。お笑い芸人は政治を語らずに、笑いに徹しておればいいのじゃ。みんな志村を見習うべきじゃ。」
などと発言しました。
すると、スーザンは田原の一件のこともあったのか、すぐに、
「いいじゃん!太田さんの意見はうちらでも頷けるものばっかだよ!」
と兄貴に食ってかかり、兄貴は苦虫を噛みつぶしたような顔をしていました。

兄貴は、何とか場の雰囲気を打開しようとしたのか、CMの間に、山上兄弟の「テジナーニャ」をモジって、
「ヴァギナーニャ」
とかやり始め、それを聞いたスーザンは、なごむどころか、すごい目つきで兄貴のことを睨んでました。w

その後、兄貴とスーザンは兄貴の部屋に行きました。
俺はそのまま居間に残り、TVを見ていました。

お袋が、兄貴達にケーキを持って行けと言ったので、兄貴の部屋にケーキと紅茶のお盆を運びました。
兄貴の部屋に入ると、兄貴とスーザンが口喧嘩してました。

スーザンが兄貴のPCをいじっていて、兄貴がログインしているヤフオクの画面を見てしまったようです。
そこで、兄貴のウォッチリストに、中判カメラがたくさん入っていたらしく、スーザンがキレたようです。
「なーに!35ミリも使いこなせてないくせに中判やろうとしてるの!?おかしくない!?」
と兄貴に詰め寄っていました。
兄貴もついにキレ、
「ワシが貴様らに負けるはずがないのじゃ!ワシは中判カメラを手に入れ、入間の航空ショー、ブルーインパルスを撮影し、いずれは王道である天体写真を極めるのじゃ!ガッハッハ。参ったか、ガッハッハ。」
とか言い返し、すごい言い合いに発展してました。

最後は、兄貴が、
「おなごなど、黙って股を開いていればよい。」
などと、言ってはいけないことを言ってしまい、ついにスーザンも限界点に達し、
「女に手も出せない口だけ男のくせに偉そうなことを言ってんじゃねえよ!一生自家発電してな!」
と言い残し、家を出て帰っちゃいました。

その後、兄貴も意地になり、スーザンとまったく連絡していないそうです。
そんな状況での今日ですから、藤田まことの歌で感極まってしまったようです。

兄貴は、
「ワシはもうガキとつき合うのは飽き飽きした。これからは熟女じゃ。」
などと発言しています。
前は、好きな芸能人を聞かれると、ベイブの左側とか富田靖子とか答えていたのに、この頃はオマタマサコとかツツイマリコとか言っています。熟女だそうです。

66 ◆LVsfJKLi9w:2006/09/25(月) 13:06:14
こんにちは。

昨晩、うちに、提督と田原と小隊長が夕食を食べにやってきました。
兄貴の失恋を聞きつけて、励ましにやってきたというわけです。
田原も田原で、アツヒロと別れたものの忘れられず、しつこくメールしたり家の周りをうろついたりして、着拒されてるそうです。

うちの親父も含めてみんなで食事を取って、居間で酒を飲みながら雑談をしてました。
しばらくすると、いつのまにか、順番に個々の初恋の話を披露する会になっていました。

小隊長の話は非常にマイルドなものでした。
中学のときにバレンタインデーチョコをもらい、そのままつき合ったらしいです。
プラトニックラブのまま、高校受験をもらい、そのまま自然消滅になったらしいです。

田原は、初恋が小学校のときで、教育実習の先生らしいです。
その先生が学校を去ってからも、ときどき手紙を出したそうです。
そんな話を涙ぐみながら語りました。

俺としては、親父の恋愛話なんて気持ち悪くて聞きたくありませんでしたが、親父のヤツ、台所のお袋が聞き耳立ててないか気にしながら自分の恋愛話を語りました。
大学時代の恋愛話でした。
相手の方が恋愛経験豊富だったらしいです。
したたか酔った親父は、当時の彼女と映画館の中でやった話を語り、兄貴は「ご老体も隅に置けぬのう」とガッハッハガッハッハ笑っていました。

俺は話したくなかったのですが、仕方なく、片思いだった高1のときの話をしました。

提督だけは、恋愛経験がないと思い、みんなハラハラしていました。
提督の番になると、すかさず小隊長が、
「パスは3回までOKだぞ。」
とか
「実在の人物限定だぞ。」
とかチャチを入れてました。
提督のヤツ、恋愛経験あるらしく、話し始めました。
「ワシの恋愛は、淡いものじゃった。高貴な人を好きになってしまったのじゃ。彼女は優しく気高く可憐であった…。」
と、抽象的な物の言い様だったので、小隊長がまたもやチャチを入れて、
「オチは、どっかの国のお姫様っつうんじゃねえだろうな!」
とか言うと、兄貴も、
「いや、提督の初恋の相手はコメットさん大場久美子じゃ。」
と口を挟みました。
すると、提督は真っ赤になって声を荒げて、
「馬鹿もん!ワシの恋愛は脳内じゃないわい!ワシの初恋の相手は○○(聞き取れませんでした)ケーマという美しい女性じゃ!」
と言いました。
それを聞き、小隊長は、
「何だよ、やっぱり外国人女優の類じゃねえかw」
と笑いました。
それを聞いた提督は、またもや、
「日本人じゃ!ちゃんと石井○○(一般人の個人名は晒せないので○○にします)という俗名があるわ!」
と激怒すると、あまり茶化すと喧嘩になると感じたのか、小隊長も、
「おお、帰国子女かよ。提督もやるじゃん。」
と提督を立てて、提督の恋愛話は終わりました。

そのやりとりを聞きながら、兄貴と親父は顔を見合わせながら、「RSS」「RSS」と変な暗号を取り交わしていました。
俺は兄貴と親父の幼稚なやりとりにはまったく興味がありません。

そして、兄貴の番になりました。
兄貴は話し始めました。
「ワシの初恋は錦糸町で始まった。最初見たときは、魔法のメルモのような不思議少女だったので、コヤツに金は使いたくないと思ってチェンジしてやったわ。
しかし、次に来たおなごは年増のデブじゃった。仕方ないので、電話して逆チェンジして、メルモに戻してやったわ。ガッハッハ。世界広しといえどもリバースチェンジしたのはワシだけじゃろうて。ガッハッハ。
それからメルモとは1年半のつきあいじゃった。1年半つき合っても、一度もワシにすべてを任せようとしなかった。貞操観念がしっかりしたおなごじゃったのう。ガッハッハ」
と、超くだらない話をしやがりました。
すかさず親父に、
「俺のやった小遣いで行ったんじゃないだろうな!?」
と突っ込まれて、ガハハ笑いでごまかしていました。

昨晩田原は、ビッグスクーターで来ていたので、飲酒運転はまずいということでうちに泊まりました。
兄貴の野郎、「チェンジ!」とか言って、田原を俺の部屋に追いやりました。
田原が俺の部屋に寝たので、俺は落ち着いて眠れませんでした。酒臭いし、寝顔がブスだし、最悪でした。

67 ◆LVsfJKLi9w:2006/09/26(火) 13:05:47
2ちゃんの方に、「RSS」って何?という書き込みが多かったので、昨晩兄貴に聞いてみました。
「リアル・シュッケ・信者」の略だそうです。

68 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/08(日) 13:52:13
こんにちは。
特にこれといったこともなく、毎日淡々と進んでいます。

つい先日だか、兄貴の使っていたウィルスバスターのサポート期間が終わりました。
兄貴のヤツ、
「ガッハッハ。ついに長年の呪縛から解かれるときが来た。もうこんな重いソフトとはお別れじゃ。ガッハッハ」
などと大騒ぎしていました。
その後、どこかに出かけ、帰ってくると、真っ先に俺の部屋に突入してきて、
「ほれっ。ソースネクストのウィルスセキュリティじゃ。ワシはこれよりウィルスバスターをアンインストールし、これに乗り替えるのじゃ!ガッハッハ。
年間1900円で、高価なウィスルソフトと同等の安心が買える。しかもウィルスバスターよりも軽い。貴様も乗り替えた方が良いぞ、ガッハッハ。」
などと宣い、自分の部屋に消えていきました。
考えてみたら、最初にトレンドマイクロウィルスバスターを勧めてきたのは兄貴の方です。勝手なヤツだと思いました。

兄貴はこの頃ソースネクスト信者です。
この間も、俺のところに来て、
「おい、貴様はまだ一太郎8なんぞを使ってるのか。」
などと難癖つけてきたので、
「馬鹿野郎、兄貴が一太郎8のインストールを勧めて来たんじゃねえのか?」
と反問すると、
「ガッハッハ。ワシはワードや一太郎なんぞという高いソフトは使わんのじゃ。ワシはワードとエクセルと互換性のあるソースネクストのソフトを使っておるわ。3000円台でオフィスと同じれべるじゃ。どうじゃ。ガッハッハ」
などと自慢しやがりました。
ムカついたので、俺は絶対に一太郎の最新バージョンを買ってやろうと決意しました。
他にも兄貴は、携帯電話の管理ソフトもソースネクストにしているようです。


兄貴がスーザンと別れたことによって、スーザンのことを最初好きだったマイコン君との仲も元に戻り、毎日のようにマイコン君が家に出入りしています。
兄貴とスーザンは、バイト先でスーザンと顔を合わせるそうですが、普通の仕事仲間として接しているそうです。

兄貴は先日、田原も含め、あいちゃんやカイ、マイコン君・小隊長・部隊長を家に招き、飲み会をしていました。
俺は参加しなかったのですが、小隊長に聞くと、兄貴は、
「さて、ワシも、スーザンとのバーチャル恋愛も契約期間が切れたことじゃし・・・」
と、ことあるごとに発言していたそうです。w
あいちゃん、カイ向けの発言と思われます。

その飲み会に提督が参加しなかったのを不審に思い、小隊長に尋ねてみました。
すると、驚くべきことがわかりました。
スーザンがバイトを終わる帰り道を待ちかまえて、提督が兄貴のバイト先の周りをうろついているそうです。
提督は、兄貴のバイト先を出禁にされているので、店に入ることはできません。

兄貴とマイコン君は、最初、バイト先周辺をうろつく提督に気づいていなかったのですが、スーザンがいきなり兄貴のところに来て、
「ねえ!駐車場を原チャリでうろついてるの、○○さん(提督の苗字)じゃないの!?昨日も私のチャリの後を原チャリでつけてきたのもアイツじゃない?まさか、アンタがやらしてるんじゃないでしょうね!何とかしてよ!」
とクレームをつけてきたらしいです。

兄貴とマイコン君が駐車場の方に行ってみると、変装はしていたものの、明らかに提督だったらしいです。
原チャリにバレないようにカッティングシートで柄が描かれていて、ヘルメットもビッグスクーターに乗る奴がかぶるようなヘルメットにして、服装もB系を気取っていたらしいのですが、
原チャリのカゴに、提督がいつも使っているマディソンスクエアガーデンのバックが入っていたので、確実に提督だったらしいです。

提督はずっとスーザンに横恋慕していたようです。
ま、趣味が近いですから、提督の人生においても希有の女性なんでしょうね。
今後の展開に目が離せません。
この間の飲み会でも、スーザンの後をつける提督の話が議題に上がり、女の子達は、「キモい!」と引きまくりで、部隊長や小隊長は大笑いだったらしいです。

69 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/14(土) 17:08:29
今晩うちで、提督対策のための集まりが行われます。提督も交えて。
提督も、自分の対策のための集まりとは思わずにやって来ます。

前回の報告後も、提督は、毎日のように兄貴達のバイト先の駐車場に出没しているそうです。
提督は、兄貴達に気づかれていると思っていません。
毎日変装してくるらしく、その変装がミスマッチのため、返って目立つ結果になっているそうです。w
駅員の格好をして原チャリに乗っていたり、自衛隊みたいな格好をしてサーベルみたいなのを腰に差していたりするので、日本広しと言えども提督以外にあり得ないと、みんなで笑っていました。

兄貴は、スーザンに、まったく心残りはないようです。ただ、1回もやらないで別れたので、そのことだけは悔しがっていますが。w
で、元々スーザンに好意を寄せていたマイコン君は、兄貴に男らしく、
「スーザンを狙っていいか?」
と許可を求めてきたそうです。
兄貴も兄貴で、快く承諾し、応援することを約束したそうです。
マイコン君としても、兄貴とスーザンが「そういう関係」になっていなかったので、ホッとしているようです。
そんなマイコン君ですから、スーザンをつけ狙う提督を疎ましいと思うのは当たり前です。
また、兄貴も提督の件でスーザンに詰め寄られているので、提督に何とか注意したくて困っていたようです。

それで、今日の集まりが催されることになりました。
名目は、旧AMD部隊の結束を更に深めようということです。
参加メンバーは、旧AMD部隊と、田原としーちゃんだそうです。
そこで、カミングアウト大会をしようという話になっています。

フリーメイスンは、入会するときに、今までの自分の恥部や隠し事をメンバーの前で話すことを強要され、それをもってメンバーの結束を強めるそうです
兄貴達もそれをしようということで集まるようです。
一人一人、自分の過去や恥ずかしいことをカミングアウトして行き、提督の番になったら、スーザンをつけ狙っていることを告白するだろうから、そこでみんなで注意しようという手はずです。

しかし、最初に提督に声をかけたとき、提督は大喜びし、
「おお!素晴らしい企画じゃの!ワシも昔は同じようなイニシエーションに何度も参加しておるから、お手のものじゃ!」
と張り切っていたそうですから、提督に対して効果があるかどうか疑問符です。

俺はと言えば、もちろん参加しません。w
昨晩、兄貴が俺のところにやってきて、今日の集まりの主旨を俺に説明し、いきなり、
「貴様のカミングアウトの順番は3番目じゃ。何を告白するか、今のうちに考えおけ。」
と言いやがりました。
どうせ、俺に下系の告白を強要するつもりに決まっています。そんな会に参加するはずありません。
俺は、
「おい!俺は参加しねえぞ!人の予定も聞かないで強引すぎるだろうが!兄貴、根本的なことを言っていいか?普通の兄弟はな、こんな年になったら一緒に遊ばねえんだよ!」
と言ってやりました。
すると兄貴のヤツ、
「じゃ、ワシも根本的なことを言っていいか?なついて来ているのは貴様の方じゃろ。それに、ワシはオマエと遊んでいるではない、親代わりに教育してやっておるのじゃ。」
とか抜かしやがりました。
俺も負けじと、
「参加しねえったらしねえからな!」
と言い返すと、
「また“拝み渡り”してやろうか、オラ!」
とか脅してきました。
俺は、それだけは困るので、
「いや、俺は学校のクラスの用事があるから無理なんだ。」
とまともな嘘をつくと、
「じゃ、仕方あるまい。」
と欠席を許可されました。

70 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/14(土) 17:08:41
皆さん、心配しないで下さい。
俺は今晩暇なので、自分の部屋に籠もり、壁づてに兄貴達の会議を聞いてレポートしますので。

ああ、あと、兄貴が言っていた「拝み渡り」というのは、こういうことです。
兄貴が浪人中で、俺がまだ高校生の頃の夏、家族で、山梨の叔父さんの家に泊まりに行きました。
ちょうどそのときに、花火大会があって、みんなで見に行くことになったのですが、俺と兄貴の格好が良くないと言われ、叔父さんがおれと兄貴に甚平をプレゼントしてくれました。
甚平なんて着たことがなかった兄貴は大はしゃぎでした。
兄貴が大はしゃぎのときは良いことがありません。
花火大会は、近所の小学校で見たのですが、はしゃいでる兄貴は、いきなり鉄棒の上に立ち上がりました。
直後、兄貴は、自分の左手で俺の右手を取り、手をつなぎ、空いている右手で仏様を拝むようなポーズを取り、目を半開きにして、鉄棒の上を歩き始めました。俺は手を引かれるまま、兄貴と平行に歩きました。
横で春道君が、
「拝み渡りキター!」
とはやし立てました。
鉄棒の端まで歩いたところで、兄貴は、いきなり、
「ギャーッ」
と奇声を上げながら、ジャンプして、俺の右肩にチョップを振り下ろして来やがりました。
俺は肩に激痛が走り、結果、肩を亜脱臼しちゃいました。
うずくまる俺を尻目に、兄貴と春道君は、
「すごい…。すごすぎる…。これほどの威力とは…。」
などとと囁き合っていやがりました。
すぐ医者に行き、手当してもらって帰って、俺は親父に一部始終をチクったのですが、親父も親父で兄貴のことをろくに叱りもせず、
「オマエもオマエで、健一の拝み渡りにおつき合いせずに、下から反撃したら良かっただろ!」
と、俺を叱りやがりました。
だから俺にとっては非常に嫌な思い出になっています。
あんな痛い思いはゴメンです。

71 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/15(日) 15:52:21
すみません、遅くまで寝ていましたので、報告が遅れました。
またもや激動の一晩が終わりました。

会合はみんながバイトが終わった22時過ぎから始まりました。
俺は部屋で、PCの電源だけ入れて、真っ暗にして潜んでいました。

すると、すぐに兄貴がドアをノックし、
「茶坊主、中にいるのはわかっておるぞ。」
と言う声がしました。
もちろん俺はシカトです。

すると、マイコン君も協力してなのか、CDラジカセを持ってきて、プロレスの入場曲で使われるような、キッスというグループの、「ヘーヘーヘーヘーヘイ!♪」
という曲をかけ始めました。
次に、外の倉庫から電動チェーンソーを持ってきたらしく、スイッチを入れ、ガーガーと音を出し、俺に圧力をかけてきやがりました。
俺はもちろん全シカトです。

外で、マイコン君の、
「本当に居ないのではないか?」
と言う声が聞こえました。
俺はこのままやり過ごされると思い、ほくそ笑みました。
すると兄貴が、
「そうじゃな。ヤツは本当に出かけておるのかも知れん。では、ヤツが帰ってきて部屋に入れず、ワシの部屋に来るように、鍵穴に爪楊枝を入れて折って、鍵が開かないようにしておくとするか。
では、ワシは台所で爪楊枝を取ってくる。」
と言う声がしたので、俺も思わず、
「おいっ!そんなことするんじゃねえ!」
とドアを開けてしまいました。

兄貴の野郎め、
「できそこないの草め!手間をかけおって!貴様のカミングアウトの順番を一つ繰り上げて、2番目とする。」
とか言いやがりました。
結局参加する羽目になりましたorz

しばらくはみんなでピザを食いながら、ビールやワインを飲んだりしました。
田原は恋愛ショックから立ち直っているのか、初めて会った頃の勢いを取り戻していました。
みんな飲むペースが早かったです。
女子は田原だけだったので、ジュース禁止にされていました。コーラはあったのですが、焼酎かウィスキーを割って飲むのみ許可されていました。
したたか酔ってカミングアウトするという手法です。

(つづく)

72名無しさん:2006/10/15(日) 16:55:26
ワッフル!ワッフル!

73 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/15(日) 18:11:12
続きです

そして、ついにカミングアウト大会に突入しました。
くじ引きで順番は決められていたのか、最初は部隊長でした。

小隊長、したたか酔っていて、のっけからすごい告白をし始めました。
大学受験のとき、ストレスがたまって、家に泊まりに来ていたお兄さん夫婦の奥さんの下着を盗んで○ナ○ーした話でした。
俺は腰を抜かすほどビックリしました。

しかし、誰も笑いませんでした。
約束事として、どんなに恥になる話でも笑ってはいけないルールだったからです。
そして、聞いたことは、今晩以外は絶対に他言しないというルールになっています。

しかし、俺はそんなに酔って無くて、何をカミングアウトしたらいいか非常に困りました。
仕方なく、高校のときの恥ずかしい話をしました。
俺の高校の通学路に、「コキ麻呂」とあだ名された変質者のオヤジが出没していました。
そのオヤジは、夕方薄暗くなった頃に出現し、自分のイチモツを出し、自分でしごくのを、高校生の俺達に見せつけていました。
ある朝、俺は登校中、朝のラッシュの電車の中で男の痴漢に遭いました。
電車は満員状態で、俺は吊革につかまって、後ろから押され、体は弓ぞり状態でした。
そんなとき、明らかに男の手が俺のあそこに伸びてきました。そして、あそこをズボンの上からこすられました。
俺も若かったのか、思わず勃っちまいましたorz
でも、恥ずかしさと気持ち悪さでどうしようもなかったです。
俺は度胸もなく、痴漢の顔も見れなかったのですが、下りるときパッと横目で痴漢の方を見ると、何と、俺のあそこをいじりまわしていたのはコキ麻呂でしたorz
コキ麻呂の顔を見ると、ニヤッと笑って、「俺はオマエが勃ったのを確認したぞ」みたいな顔をしてました。
俺はまさかコキ麻呂に触られて、勃っちまったなんて友達に言えなかったので、今まで黙っていました。

で、やっとここでカミングアウトしたのですが、田原のヤツ、俺のカミングアウトを聞いて、
「若けぇ。体が弓反りじゃなくて、チ○コ思わず弓反りってオチかよ。」
とか言いやがり、それを聞いたみんなも爆笑しやがりました。
俺は、「笑わねえっていうルールじゃねえのかよ!」と、非常に腹が立ちました。結局笑われたのは俺のカミングアウトだけです。

兄貴のヤツは、俺のカミングアウトを聞いて、満足そうにうなずき、
「茶坊主、これで貴様もワシらの本当の仲間になれたようじゃ。今後も励めよ。」
などと偉そうなことを言いやがりました。

(つづく)

74 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/15(日) 18:19:49
訂正です。
最初は部隊長です。小隊長ではありません。

75 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/15(日) 18:57:53
続きです

提督の順番は、策略なのか、最後に設定されてました。

小隊長の話はたいしたことなかったです。好きな女の子をつけまわしたとかそんな感じでした。

しーちゃんの話では、ちょっと険悪なムードになりました。
しーちゃんは、カイの帰りを待ち伏せし、食事に誘い、タイ料理をご馳走して、そのあとカラオケBOXに行ってカイに「ハッピーニューイヤー」とかいう曲を歌ってもらったという内容でした。
しーちゃんの抜け駆けに、思わず提督が色めきだち、
「何!抜け駆けではないか!○○(カイ)も○○で、共産党委員長みたいなヤツと出かけるとは!」
と激怒してました。
珍しく小隊長も提督に加勢し、
「マジかよ!で、○○とは何もなかったんだろうな!何かあったのかよ!マジ!?そりゃずりぃよ〜!」
と言ってました。小隊長はカイよりもあいちゃんの方が好きだったはずなのに、カイに気持ちが移ったんでしょうか。
しーちゃんもしーちゃんで、
「○○はワシに心を許したんだ。俺は、あの子を将来の嫁にする。」
などと返したもんだから、みんなでしーちゃんに非難囂々でした。
提督は変わっているのか、カイと食事をしたことよりも何よりも、「ハッピーニューイヤー」とかいう曲を歌ってもらったことに腹を立てていたようです。

すぐ兄貴が、
「まあまあ、提督も小隊長も。委員長もよくぞ告白してくれたではないか。」
と制し、
「カイにはカイの選択があるじゃろうて。まだ委員長が射止めたわけではない。これから熾烈に競争したらいいではないか。ただ、サークルが瓦解しないようにルールは守るように。」
とまとめました。

カイの順番になりました。
カイは、アツヒロとつき合っているときも、出会い系でジャニ系の男をつかまえては、一日限りの遊びをしていたことを告白しました。

で、兄貴の番になりました。
兄貴は、
「ワシのカミングアウトじゃが…、そうじゃな、指名した女の子3名ほどがワシと本気でつき合いたがって参っての。ワシはその3人をやり捨てしてやった…。ワシも酷いことをしたもんじゃ…。」
と話しました。

で、そのまま提督の番になるかと思いきや、提督が、
「ワシのカミングアウトの前に…。この中で、ちゃんとカミングアウトしてない者がいる…。准将どの、酔いが甘いのではないか?」
と言い出しました。
田原もそれに加勢し、
「そうだそうだ!○○君(兄貴)は、酔ってない。まだまだ話はあるはずだよ!」
と言って一気飲みコールをして、兄貴にウィスキーの焼酎割りなんていうとんでもないものを一気飲みさせました。
それを飲み干し、まったくできあがっちゃった兄貴は、
「ガッハッハ。皆の眼力には参るのぅ。ま、とっておきの話をするとするか。」
とくだらない下ネタ話を始めました。
「ガッハッハ。ワシはじゃな、修学旅行でみんなで風呂に入る前はじゃな、パンツを脱ぐときはの、○○○の皮を剥いてから脱いでおったのじゃ。
でもじゃな、風呂に入っているうちに皮がつるんと戻ってしまうのじゃ。で、ワシは考えた。風呂にはいる前にトイレに入ってしごいて半立ちにしてから剥くのじゃ。
そうすると程良い大きさで皮が戻らんのじゃ。」
と言いました。
小隊長や部隊長、田原までも顔を真っ赤にして笑いを堪え、下を向いていました。
俺は、結局カリ細包茎は自分じゃねえかよと腹が立ちました。

(つづく)

76 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/15(日) 20:05:34
続きです

兄貴の話はまだまだ続きます。
チェンジを何回もして、風俗店の店主に脅された話などをしてました。
兄貴は、今日の会合の主旨を忘れてしまったようです。
で、小隊長が、
「そろそろ、マイコン君に話してもらおうや。」
と兄貴を制し、マイコン君の順番になりました。

マイコン君が、男女共用のトイレに入ったときの話をしましたが、みんな引きまくりだったし、気持ち悪いし、犯罪っぽいので、ここには書きません。

そして、提督の番になりました。
提督は、
「このようなイニシエーションの場の告白はこういう風にするものじゃ…。」
と前置きし、小学校の時にみんなが飲むみそ汁の中によだれを垂らしてしまった話や、学校でガラスが割られていたときの犯人は自分だったとか、ずっと人を妬ましく思う癖があったとか、
どっかの宗教の自分の性格をさらけ出す会みたいな感じになっちゃいました。

それを察知したのか、いつもは寡黙な部隊長が切り出しました。
「提督どの、提督もあまりアルコールが回っていないように思えるのじゃが…。もう少し最近のもう少し深い話を聞きたいものじゃが…。」
と言うと、田原がすぐ一気コールを始め、しーちゃんがグラスを取って、ウィスキーと日本酒のビールのカクテルを作りました。
提督はしーちゃんを恨めしそうに睨みながらも、そのグラスを飲み干しました。

すると、まったく容赦というものを知らない田原が、
「ちょ!ちょ!ちょい残し!あはっ!あはっ!あ、半勃起!」
と変な一気飲みコールを始め、またしーちゃんがウィスキーの中にちょこっとコーラを入れたものを提督に渡しました。
提督は仕方なく一気飲みしました。

兄貴はガッハッハ笑っていました。
すっかり酔った提督が話し始めました。
「そうじゃな。ワシは小学校の時、ドリルというあだ名をつけられてじゃな、で、そのあだ名をつけたヤツの給食に蛾を入れてやったわ。」
と言いました。
俺やみんなは、「また小学校のときの話かよ。」と思ったと思うのですが、田原と小隊長だけは「ドリル」と聞いた瞬間にグェッとかいう声を出し、笑いを堪えていました。

そこで兄貴が横槍を入れました。
「提督、最近の話はないのか?みんな最近の話をしておるぞ。」
と言うと、提督は、
「おお、そうよのぅ…。最近か…。」
と言ったきり、悩んで黙り込んじゃいました。
そこで、小隊長が、
「あれっ?そう言えば、この間、提督さ、駅員みたいな格好して、夜バイクで走ってなかったか?」
と言い出しました。
すると提督は、
「あっ、だっはっは。あれは、1人でコスプレをしておったまでじゃ。」
とごまかしました。

すると田原が、
「そう言えば、この間○○君(兄貴)のバイト先にマウス買いに行ったんだけど、駐車場で、提督っぽい人が変な格好して原チャリにまたがってるの見たんだけど…。」
と言いました。すると、マイコン君がすぐ後を引き継ぎ、
「そう言えば、ワシらのバイト先にこの頃変質者が出没すると注意されていたのじゃが、あれは提督どのだったのか?」
と突っ込みました。

それを聞いた提督は、
「ああ…。何でことじゃ…。また病気が出ておったのか…。ワシはじゃな、10年程前にショッキングなことが続き、夢遊病を患っておったのじゃ…。完治したと思っていたのに、また出てしまっているようじゃ…。また病院に相談せねば…。」
とか言いやがりました。
兄貴達は困ったと思います。病気のせいにされては、注意もできません。
「そうじゃな、早く病院に行った方が良いぞ。」
と言うのが精一杯でした。

その後飲み会に移行しました。
そこで、マイコン君はみんなの前で、兄貴に許可を得てスーザンを狙う話をしました。
すると、提督がすぐ反応しました。
「准将どの!そのようなことを何故許可するのじゃ!あのおなごにはもっと広い心を持ち、趣味の合う男が良いと思うのじゃが。」
と発言してました。
みんな顔を見合わせて目配せしていましたが、田原が、
「ちゃんと、友達の元カノを狙うと友達に許可をもらうなんて、マイコン君男らしいじゃん。」
と言うと、提督は真っ赤な顔をして黙り込んじゃいました。

そんなこんなで、曖昧なうちに昨晩の会は終わりました。
兄貴の部屋と俺の部屋に分かれて雑魚寝しましたが、提督は俺の部屋でした。
寝付くまで、提督は俺に、
「スーザンは秋葉元帥に気があるのか?」
とか
「スーザンに中判の面白さを教えてやれるのはワシだけなのじゃが…。」
とか、あげくの果てには、
「例えばじゃ。スーザンと秋葉元帥が並んだところとスーザンとワシが並んだところと、どちらがお似合いかの?」
とか聞いてくる始末でした。

今後もいろいろ展開がありそうです。

77 ◆LVsfJKLi9w:2006/10/15(日) 22:20:30
報告し忘れです。

俺が疑問に思って兄貴に聞いたのですが、提督としーちゃんがこだわっていたハッピーニューイヤーとかいうのは、曲名じゃないそうです。
そういう風に彼らが呼んでいるだけで、実際は完全メイド宣言というグループが歌っている「カウントダウンをいたしませう」という曲だそうです。

あと、会合の最後の方、みんなが俺のことをコキ麻呂と呼んで困りました。
俺だけがカミングアウト大会で貧乏くじを引きましたorz

78 ◆LVsfJKLi9w:2006/11/03(金) 19:43:12
いきなり2ちゃんに書いちゃった分をこちらに逆貼りします。

725 名前:1 ◆LVsfJKLi9w [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 08:45:50 ID:???
長らく報告しなくてすみません。
朝一にPC立ち上げついでに、近況を。

先週末、また兄貴が俺のサークルに来やがりました。

あと、この頃兄貴は、槙原敬之のことが大嫌いらしく、TVを見ては、
「あいつは一度殴ってやらねばならぬな。ま、ワシがやらぬとも全国のアニヲタが許しておかぬじゃろ。」
などと発言しています。
槙原はホ○らしいです。

提督がスーザンとお茶していたらしいです。
どういう状況かは不明なので、わかり次第報告いたします。

79 ◆LVsfJKLi9w:2006/11/03(金) 19:57:43
>>78の件書きます。

まあたいしたことなかったんですが、この間、マイコン君と兄貴が俺のサークルの集まりにちょっと顔を出しやがりました。
そこで必要以上に俺のことを「麻呂」とか呼びやがりました。
でも麻呂の意味をみんなわかっていないので、何の影響もありませんでしたが。
眉毛がない人を麻呂っていうじゃないですか。みんなはその意味だと思ったようで、深く突っ込まれませんでした。
それよりも、兄貴の野郎、俺のことをシゴキングとかいうあだ名でも呼んだので、その方が参りました。
俺も腹が立ち、お風呂半立ち野郎と言い返してやりたかったのですが、さすがにサークルで下品な発言をできないのでやめました。
ほんとカミングアウト大会なんかに参加して後悔しています。
まあ、サークルの人間関係が、たいしたことにならなくて良かったです。

提督の件ですが、提督は夜、スーザンのことを待ちかまえて、カメラをプレゼントするから時間作ってくれと言ったらしく、カメラにつられたスーザンが、日を改めてお茶につき合ったというわけです。
結局提督は、家に眠っていた誰も使わないコダックポケットカメラというものを、わざわざラッピングしてプレゼントしたらしく、もらったスーザンもありがた迷惑で、のちに兄貴を呼び、
「アンタの友達、わざわざ人を呼びだして家にあるゴミを渡してくるなんて何考えてるの?」
と文句を言ったそうです。
兄貴は、小隊長に、
「スーザンというヤツは、物に目がくらむ、お七のようなどうしようもないおなごじゃ。」
などと発言したそうです。

80 ◆LVsfJKLi9w:2006/11/03(金) 20:14:35
さて、昨晩ですが、提督を除いた旧AMD部隊の面々がうちに集結して、またアホみたいに教育基本法だの、いじめの問題だの、国防だのを討論していました。
そして、明けて今日、みんなで入間の航空ショーに行こうということになっていました。
もちろん俺は参加しません。

今朝、俺は爆撃のような轟音で目を覚ましました。
入間の航空ショーのジェット機の轟音です。
俺らの住んでいる市では、普段から入間基地の飛行機が飛ぶため、飛行機の音には鈍感になっていますが、さすがに戦闘機の低空飛行の音にはビックリして、飛び起きちゃいました。

玄関に行くと、みんなの靴がまだあったので、兄貴の部屋に行って開けると、中は酒の臭いで充満していて、航空ショーに行くはずの兄貴達は全員爆睡してやがりました。
朝まで討論会をやっていて、思い切り寝過ごしたようです。www
俺が、兄貴達一人一人を揺すって起こしました。

すると、みんなヤバイ!ヤバイ!とか言いながら起き、スーツに着替えて、家を飛び出して行きやがりました。
あいちゃんとカイと田原も一緒に行くことになっていたらしく、待ち合わせに遅刻をしてしまい焦っていたようです。

俺はゆっくり起きて、外に出てブルーインパルスを見ましたが、すごいですね。
こんな能力があるなら、日本の国防は安心なんじゃないかと思っちゃいますが、そんなこと口に出そうものなら、兄貴に一喝されるのが関の山なので、言いません。

俺は13時頃、オヤジの車を借りて、洋服を買いに行ったのですが、みんな幹線道路の至る所に車を停めて、入間航空ショーを見ていました。
帰りに、小手指陸橋を渡ったのですが、橋の上で道路脇を見ると、兄貴達一行が航空ショーを見てやがりました。結局混んでいて入間基地に入れなかったのでしょうか。
せっかくミニスカポリスのような格好をしてきたカイが悲しげに見えました。w
彼女は展示されている航空機の横でポーズを取って、みんなに写真を撮られたかったに違いありません。

兄貴はまだ帰ってきてません。

81 ◆LVsfJKLi9w:2006/12/03(日) 11:36:38
すみません、お久しぶりです。
いろいろ忙しくて報告できませんでした。
兄貴と関わることも少なく、たいした事件もありませんでしたし、みなさんの期待に反してくだらない面白くもない日常を書くわけにもいかなかったので、足が遠のいてしまいましたm(_ _)m

さて、兄貴の野郎、俺に自分のPCを売りつけようと必死です。
ウィンドウズビスタが出るのに合わせて、新しいPCを組もうと画策しているようです。そこで古い自分のPCは俺に売りつけて、金額を安くすませようという魂胆です。
やはり自分のPCでビスタは重すぎると判断しているようです。

もちろん俺は買いません。w
俺はビスタに乗り替える気もありません。

兄貴達の不思議なことで、秋になり寒くなって師走が訪れると、
「さて、今年も秋葉の季節じゃな。」
などと言い、毎週のように秋葉原にでかけていきます。

部隊の方向性は一緒なのですが、個々の個性が強く、また自分の好きなように秋葉を回りたいのか、みんなで行かないで、待ち合わせもせず、1人ででかけていきます。
そして、秋葉で昼頃連絡を取り合い、一緒に飯を食ったりするらしいです。

兄貴の場合、秋葉原でいろんな商品を見たりして、アメ横を回って帰ってくるようです。
ときどきアメ横で変な服を買ってきたりします。
兄貴のヤツ、一回B系を目指そうとしたらしく、アメ横の黒人の店でダボダボのジャージを買ってきて、首からぶっとい金の「LA」と書かれたペンダントをかけていましたが、みんなから似合わないと笑われて、全部俺に売りつけてきました。
俺はもちろん買わなかったのですが、二束三文で小隊長に売ったらしいです。w

ああ、そういえば、部隊にはゲーマーはいないのですが、提督だけ、昨日のウィーの発売に並んだそうです。
提督は、邪な考えを持ち、ウィーをゲトして、転売して小遣い稼ぎをしようとしたらしく、早朝に出かけていったらしいのですが、そのときには既に整理券がなくなっていたらしく、使わなかった金でたくさんDVDドライブなどを買って、またそれも転売しようとしているそうです。
ウィーのために、数日前から泊まり込んでいたヤツもいたそうです。

82 ◆LVsfJKLi9w:2006/12/03(日) 12:02:23
そう考えて見れば、いくつか書くことありましたねえ。

まず、2週間前ですかね、俺は現場にいなかったのですが、兄貴と小隊長と部隊長の3人が喧嘩に巻き込まれたらしいです。

ある晩、兄貴が、酔っぱらって顔に切り傷を作って帰ってきたときがありました。
兄貴はハイテンションで、
「チームツーサウザント!」
とか叫んでいました。
まあ、俺はいつものことかとシカトしていたんですが、いきなり俺のところに来て、
「ムガ西村!」
とか言いながら、いつも通りエルボーをしてきたので、逆ギレしてやりました。
翌日に小隊長と電話したら、その晩喧嘩に巻き込まれたことを聞きました。

夜、3人で居酒屋で討論会をして、駅に向かって歩いていたら、ちょっとした人だかりができていたそうです。
見ると、酔っぱらったヒョロヒョロのヤンキーがアキバ系オタクの2人組をつかまえて、胸ぐらをつかんで怒鳴り散らしていたそうです。

何でも内容は、オタク2人組がコンビニに入るときに、ヤンキーはコンビニから出てくるところで、ぶつかったらしく、ヤンキーが激怒して、
「出るのが優先だ!」
とか何とか言って言いがかりをつけ、オタク2人組に土下座を求めていたようです。

見物人数人がそれを見ていて、兄貴達も遠巻きに見ていたそうなんですが、ヤンキーも酔っぱらった勢いで、周りの見物人に対しても、
「何見てるんだよ!見せ物じゃねぇ!」
と叫んでいたらしいです。
そして、兄貴達の集団を見て、くみやすしと思ったのか、いきなり兄貴達の方に来て、小隊長の胸ぐらをつかんで突き飛ばし、兄貴に唾を吐きかけたそうです。

すると部隊長がキレて、
「何なんだよ!」と叫び、そのヤンキーに組み付いていったそうです。
そこで揉めているところに、兄貴が加勢したそうです。兄貴はそんなに度胸がある人間ではないですが、酒の力でしょう。
ヤンキーがバランスを崩して倒れたらしいです。

すると兄貴のヤツ、何を思ったか、ヤンキーの片足を持って自分の足に巻き付けたらしいです。
小隊長や周りで見ていた見物人もみんな、「おっ、四の字固めでもやるのかよ」と思ったらしいです。
でも、兄貴は、そのままヤンキーの足を持って、足首をロックして何度もクルクル回り続けたそうです。
しまいにヤンキーが
「イテ!イテ!わかったよ!離せよ!」
と言って観念したそうです。

周りの見物人が口々に、
「ガチの喧嘩でスピニングホールドやるヤツなんて初めて見たよ。」
とか笑いながら言うのが聞こえたそうです。w

兄貴は帰りも上機嫌で、「ワシは今日ウジ虫駆除をしてやった」とご満悦だったそうです。

83 ◆LVsfJKLi9w:2006/12/03(日) 18:00:59
あと、提督の動きですが、提督は相変わらずスーザンを狙っていて、マイコン君もそれに対抗してスーザンにアプローチしているようです。
まあ、ブスに対してよくこうも必死になるなと思うのですが、一度昔のアイドル歌手に見えてしまったら、止まらないんでしょうね。w

笑ったのが、一回、提督とマイコン君とスーザンというおかしな関係の3人で、車に同乗して、日帰りで冠雪の八ヶ岳かなんかを撮影に行ったことです。
兄貴も誘われたらしいのですが、さすがに却下したようです。
そのおみやげで、中央道の八ヶ岳パーキングで売っている「あんこクロワッサン」と「八ヶ岳牛乳」とかいうのをもらったんですが、非常に美味しかったです。

提督とマイコン君の間はピリピリムードですが、変な仲間意識もあって、うまく行っているようです。


あと、思い出すことと言えば、垣内が泊まりに来たときがあります。
例によって、その晩、また兄貴が絡んできて、垣内も同調しやがり、俺の部屋で語り合ったことがありました。
垣内の野郎、また悪ノリしやがって、兄貴にくだらない質問を繰り返しました。

垣内め、伝説のドラマベスト3は何かとか、芸能界ハプニング史を教えてくれなど、くだらないことばかり尋ね、兄貴も
「垣内、まだまだ修行が足りんのぅ。もう少し自分の考えを持て。」
などと渋い顔で言いながらも、喜んで答えていました。

俺は話半分に聞いていたのですが、ドラマの話では、「禁じられたまり子」だの「思いっきり探偵団」だの「特捜最前線」だの「Gメン」だのわけのわからん昔のドラマの名前をしゃべりまくっていました。
垣内も年代的に、まったくわからないようで、適当に相づちを打ってました。

芸能界ハプニング史では、
「猪木が、講演会で行った予備校で、予備校生に腹にパンチをさせて、意外に痛かったので、怒って、予備校生を思いっきりはっ倒した」
とか
「催眠術番組で、ガッツ石松だけが催眠術にかからなくて、収録スタジオ見に来ていたガキが、“バカだからかからないんだ”と発言し、ガッツが“誰だ!今言ったのは!”と怒り狂い、客席にまで乱入した」
とかいう話をしてました。
俺らにとって猪木とかガッツはよく知っているので、その話は面白く聞けました。

84 ◆LVsfJKLi9w:2006/12/03(日) 18:03:51
芸能界ハプニング史の話では兄貴は熱くなり、
「岡田ナナ(兄貴のバイト先に似ている人がいると言った人です)というアイドルが、男に監禁され、レ○プされた」
だの、
「空港の荷物検査で、何とか(名前は忘れました)というアイドルの荷物から、電動こけしが出てきた」
だの、1時間以上熱く語っていました。

すると、兄貴の野郎、例によって、提督に電話をかけ始めました。
「ガッハッハ、提督か。また茶坊主のヤツがの、くだらない質問をワシにしおっての、ま、芸能界のハプニングを教えろとか言ってじゃな。
まあ、いろいろ教えてやったわけじゃが、提督が思う芸能界のハプニングナンバーワンは何じゃ?」
「ガッハッハ!提督もマニアックなところを突いてくるの。え?動画がある?いや、ワシは茶坊主の部屋じゃ。茶坊主のPCに送ってくれ。アドか?」
「おい、茶坊主!電話を変わって提督に貴様のアドを教えてやれ!」
などと、提督と勝手に話を進め、俺のPCに芸能界ハプニング動画のURLを送ってきやがりました。

その動画を見て、兄貴はため息をつきながら、
「神じゃ…。神質問じゃ…。貴様らも、ワシに質問するときは、このガキのような神質問をしろ!」
と発言してました。
メーラーに残っているので、その動画のURLを貼ります。
ttp://www.youtube.com/watch?v=QIuQY5YTv7Q

85 ◆LVsfJKLi9w:2006/12/30(土) 17:28:43
568 名前:1 ◆LVsfJKLi9w [sage] 投稿日:2006/12/29(金) 21:17:48 ID:???
すみません、お久しぶりです。
ここに来れなかった理由あります。悩んでました。

実は俺は、今まで女の子と「正式に」つき合ったことありませんでした。
で、生まれて初めて告られました。本気じゃなくて、当てつけかもしれません。

いきなりスーザンに呼び出されて、今までの経緯を話されて、普通に相談に乗ってるつもりだったのですが、最後に、「あなただったらよかったのに」みたいなことを言われました。
非常に複雑です。

俺はスーザンのことを女として見たことがありません。
おまけに兄貴の元カノです。
どうやってフェイドアウトすればいいでしょうか?

兄貴にもマイコン君にも話せません。
このことがバレたら、俺は提督に暗殺されます(大袈裟かもしれませんがw)。

86 ◆LVsfJKLi9w:2006/12/30(土) 17:50:46
何か、気が動転して先に2ちゃんに書き込んでしまいました。2ちゃんからこっちに転載というのは初めてですかね。

で、2ちゃんの方に、「俺の妄想なんじゃないか」みたいな書き込みがありましたが、確かにそうかもしれません。
皆さん、人生の先輩ですから、今の状況を聞いて助言下さい。

スーザンと兄貴とつき合っている頃、スーザンは自分の作品(写真)を発表したいがために、俺のアドレスも聞いていて、ときどき画像を送りつけてきていました。
それについては兄貴も知っています。

半月くらい前にスーザンから、提督やマイコン君のことで相談したいから、マックで会わないかというメールが来ました。
俺も、提督やマイコン君のリアルヲタコンビにつけ狙われる不気味さくらい、十分に想像がつきますから、素直にスーザンに同情し、相談に乗ることにしました。

後日マックでスーザンと会いました。
相談を聞きながら、2時間くらいマックにいました。
そして、帰る間際に、スーザンから前述の「あなただったら良かったのに」というセリフを聞きました。
俺もそれだけだったら、ただのジョークだと思っていたと思います。

しかし、その日から、毎日俺のPCにスーザンから、詩と共に、野に咲く黄色や赤い花の画像が届くようになっちゃいました。
その詩も、
「あなた誘惑ドリーマー」
とか
「ロマンティックに誘ってあげる」
とか
「薔薇になりたい。あなたの腕に抱かれて」
といった不気味なもので、ぶっちゃけスーザン以外に言われたいフレーズばかりです。w

それ以来、兄貴にPCを見られたら大変だと思い、PCのパスワードも絶対に兄貴に破られないものにしました。

俺も1人で抱え込むのに耐えられなくなり、垣内に相談しました。
すると、垣内の野郎、
「事が大きくならぬうちに、まず軍師どのに相談なされよ。」
などと、兄貴達が使うような言葉遣いで言いやがりました。
俺が、
「馬鹿野郎、この場合、一番取っちゃいけない選択肢だろうがよ!」
と言うと、
「オマエの兄貴は、もうスーザンに未練ないんだろ?大丈夫だよ。兄弟なんだし、兄貴ほどのキレ者はいないんだから(笑)、安心して相談しろよ。」
とか抜かしやがったので、
「兄貴なんかに相談したら、俺が人の女に横恋慕したとか、裏で動いたとか、悪者にされるに決まってるだろうが!」
と言い返しました。
垣内の野郎め、更に悪ノリしやがって、
「俺も聞いてしまったからには、黙ってはいられない。俺から兄貴に言ってやろうか?こういうときは親友の言うことを聞くものだぞ。」
とか抜かしたので、
「ふざけるな!オマエはただの野次馬で面白がってるだけだろうがよ!オマエに話して返って不安になっちまったよ!」
怒鳴ってやりました。垣原の野郎はヘラヘラ笑ってやがりました。

まあ、垣原のヤツも勝手に兄貴には言わないヤツなので、まだ兄貴には伝わってないです。
俺が1人で悩んでいる状態です。

こんな感じです。
皆さん、良い助言下さいm(_ _)m

87 ◆LVsfJKLi9w:2007/01/01(月) 13:48:55
みなさま、明けましておめでとうございます。m(_ _)m

皆さんのレスを2ちゃんで見ました。
結局文面は岡田有希子だったのですか…。何か兄貴チックですね。

でも、何か兄貴に対してのメールというよりも、俺に気があるような内容なんですけど…。手前味噌ですみません。m(_ _)m
かといってスーザンが80年代ヲタとも考えられないし。

この頃小隊長とは疎遠なので、兄貴か田原に相談してみます。
また報告します。

88 ◆LVsfJKLi9w:2007/01/03(水) 13:21:12
730 名前:1 ◆LVsfJKLi9w [sage] 投稿日:2007/01/03(水) 11:11:38 ID:???
すみません、もう兄貴に話しました。
小隊長に電話した結果、小隊長は、
「まだ准将に気があるんじゃないの?早いうちに話さないと准将激怒するでしょ。早めに話した方がいいんじゃない?」
と言われたのが決め手となりました。

結果、兄貴の差し金とか兄貴が絡んでいるということもありませんでした。
しかし、展開がおかしな方向に行ったので(汗)、また報告します。

89 ◆LVsfJKLi9w:2007/01/03(水) 13:31:14
まず、小隊長に電話したときの顛末からです。

俺「小隊長、実は相談があるんだけど…。」
小「何?」
俺「いや、スーザンから提督なんかのことで相談されて、マックで会ったんだけど、そのあと毎日俺宛に気があるようなメールが届くようになっちゃって…。」
小「…。マジ?」
俺「そのメールの内容なんだけど、ググッたら岡田有希子の歌詞なんだよねぇ…。もしかして、兄貴が裏で手を回してるのかなあ?」
小「絶対にそれはないと思うよ。准将はバイト先でもスーザンと必要最低限の会話しかしないらしいし、関係がぎこちなくて、バイトが苦痛だって言ってたから。」
俺「じゃ、どういうことだろ???」
小「じゃ、○○(俺の名)君目当てじゃなくて、准将目当てで送ってんじゃないの?スーザンは、まだ准将に未練があるんじゃないの?」
俺「俺もそうも考えたんだけど、自分で言うのもなんだけどさ、メールの内容的に、俺本人に気があるような感じなんだよね。」
小「どっちにしてもそういうことだったら准将に相談したら?○○君はスーザンに気があるの?」
俺「いやいや、もっての外だよ!」
小「だったら准将に言ったら?准将目当てでも○○君目当てでも、准将に言っておいた方がいいと思うよ。准将はもうスーザンに未練はないし、あの性格だから早めに言っておかないと面倒だよ。
  他から回ってこのことが准将の耳に入ったら激怒すると思うし…。そのときは提督やマイコン君も敵に回っちゃうと思うし…。」

こんな感じでした。
だから俺は兄貴に話しました。

でも、変な展開になっちゃいました。顛末をこれから書きます。

90 ◆LVsfJKLi9w:2007/01/03(水) 16:22:06
小隊長に相談したのは昨晩で、昨晩のうちに兄貴に話しました。

昼間、マイコン君とか遊びに来ていて、夕食を食べてマイコン君は帰っていきました。
兄貴が居間にいるときだと両親に聞かれるので、兄貴が部屋にいるときに、兄貴の部屋を訪ねました。

のっけから、
「何じゃ?貴様から用とは珍しいの。ま、いいわ。何か人生の指針でも欲しいか?」
とか偉そうに言いやがりました。
そこで俺が、
「実は兄貴…。スーザンが俺のPCにメールをしてきて、提督とマイコン君のことで相談があると言って呼び出されたんだよ。その後毎日俺宛に交際を誘うようなメールが来るようになっちゃったんだけど…。
俺、どうしたらいいかなあ…。」
と切り出すと、兄貴のヤツ、俺の目をじっと見て、額に汗を光らせ、恐れおののいた顔をしてました。
そして、俺の肩を叩きながら、
「ま、茶坊主、疲れておるのじゃろ。寝酒でも飲んで早く休め。正月休みはまだまだある。睡眠が一番じゃ。」
などと言い、部屋を追い出され、相談にも何もなりませんでした。

その後兄貴は自分の部屋を出て、下の階に行ったりガタガタしてました。

そして今朝起きると、山梨から叔父(春道君の父親)が来てました。
普通なら「叔父さんが来たから挨拶しなさい」と母親が呼びに来るのですが、いきなり叔父が俺の部屋にやって来ました。
俺は心の中で「お年玉キター!」とワクテカ状態だったのですが、叔父は、
「○○、この頃どうだ?何か変な声が聞こえたりするか?」
とか
「電車が怖いか?」
とかおかしな質問をして、俺の部屋を去りました。

俺が不思議に思い、下の階に下りていくと、兄貴が必死に演説するのが聞こえました。
「恐ろしいことじゃ…。ついにうちの家系が抱える病が出おった。ワシは、理知的な頭脳と前向きな精神で乗り切ったが、精神的に弱いアイツはこのまま沈むじゃろう。だいたいみんな18才前後で発祥しているのじゃ。」
という声が聞こえ、更に
「ワシが発症したのは、留年したプレッシャーからじゃった。春さんが発症したのは受験勉強時で、通学の電車内での幻聴じゃった。アイツは、大学は推薦入学でうまく行ったが、兄であるワシがいけなかった…。
ワシの華麗なる恋愛遍歴を見て、自分との隔たりを感じてプレッシャーがあったのじゃろ。ワシの元カノに懸想し、ついに妄想を現実と思うようになってしまった…。ワシが悪かった…。」
などとみんなの前で熱弁を振るってやがりました。

俺は小走りで行って、ドアを開け、兄貴がしゃべってるのを遮ってやりました。
「兄貴!ふざけんじゃねえ!妄想なんか言うはずねえだろうが!事実をしゃべってんだよ!」
と怒鳴り散らすと、兄貴のヤツ、
「まあ落ち着け。最初は妄想と現実がわからなくなる。落ち着いて理解してみよう。今だったらまだ引き返せる。」
などと涼しい顔で抜かしやがったので、
「馬鹿野郎!妄想じゃない証拠を見せてやる!俺のPCを見に来いよ!証拠のメール見せてやっからよ!」
と、兄貴を俺の部屋に連れて行きました。

つづく

91 ◆LVsfJKLi9w:2007/01/03(水) 16:39:59
続きです。

兄貴にメールを見せ、
「ほらよ!この文章、調べたけど岡田有希子の詞だろうがよ!最初、スーザンから兄貴へのメッセージかとも疑ったさ!でもよぉ、ここを読んで見ろよ!俺をデートを誘う文だったりするだろうが!」
と言いました。

兄貴は最初は額に汗を光らせメールに見入っていました。
そして5分位して口を開きました。
「あほめ。ワシがスーザンと蜜月のとき、ユッコのベストアルバムをプレゼントしたのじゃ。スーザンはそれを聞き、“20年前の歌なのにそう感じないね!詞もメロディもいいね!”といたく感銘を受けての、
スーザンめ、カラオケでユッコの歌を何曲もマスターしておったわ。特に坂本龍一・松田聖子神コンビが織りなす○○(曲名忘れました)は、大のお気に入りじゃ。
ほれ。例えばメールを見ろ。ついている画像は野花じゃろ。そして、文章の方には、“花束を添えてあなたのお部屋へ忍んで行くわ”って書いてあるじゃろ。これはユッコのヒット曲○○(忘れました)の歌詞じゃ。
スーザンはユッコの詞に合わせて画像を発表しているだけなのじゃ。ユッコの曲も詞も竹内まりあが担当していて、結構良いものがそろっておる。スーザンじゃってそれを使わぬ手はないじゃろ
スーザンが貴様を誘っておるなんてタダの妄想じゃ。アイツはやり手の女じゃ。貴様みたいなマラカス喪男を選ぶはずがないじゃろ。」
と一気にまくしたてられました。

俺の統合失調症疑惑は少し晴れましたが、兄貴のヤツ、
「貴様がスーザン獲得レースに参加ということだけはわかった。心配するな。戦国時代には兄の嫁と弟が結婚するということは珍しくない。提督とマイコン君にはちゃんと伝えておく。汚い手は使うなよ。正々堂々と戦え。」
などと俺に言っているので、ほんと「参ったなあ」という感じです。

「俺はスーザンになんてまったく気がないよ!」
と言えば、
「ワシの元カノを貶す気か!」
となるし、
「スーザンは可愛いけど、俺には他に好きな人が…」
と言おうものなら、
「それは誰じゃ!吐かぬなら自白剤を用いるぞ!」
みたいなことになるし、どっちに転んでも困るので、適当に乗り切ります。

皆さん、ご心配をおかけしてすみませんでしたm(_ _)m

92 ◆LVsfJKLi9w:2007/01/08(月) 18:16:19
のっけからすみません。
俺はスーザンのこと落とします!

別にスーザンのことを好きなわけではありません。意地です。
マジでスーザンを落とします。

ようやくわかりました。
提督が、スーザンにご執心な理由は、カメラという同じ趣味を持つことだけではありません。
マイコン君にしても、兄貴とつき合う前からスーザンを気に入ってましたが、今でもずっとのめり込んでるというのは、ただタイプだからというのではありません。

兄貴がスーザンに岡田有希子のベストヒットCD(コピーじゃなくて現品)をプレゼントし、スーザンがそれを気に入ってしまったことに、すべての原因があります。
提督・マイコン君のど真ん中である80年代のアイドルを素直に受け入れ、賛美する兄貴の彼女は、彼らにとって驚愕の対象でもあり同時に羨望の的だったのです。

兄貴とスーザンが別れました。
彼らが、スーザンは自分のものになるんじゃないかと誤認識するようになったというのも容易に想像できます。
スーザンは、高嶺の花のカイなどよりも、よっぽど身近で、シンパシーを感じることができる存在なのですから。
しかも、兄貴はスーザンに手を出さずに別れたので、何のしがらみも、何の気兼ねもなく、獲りにかかれるのですから。


昨日の晩、旧AMD部隊の面々がうちに泊まりに来ました。
俺は垣内たちと飲み会で、遅くに帰ったのですが、いきなり兄貴の部屋に呼ばれました。
嫌だったのですが、小隊長ともしばらく会っていないので、ちょっと顔を出しました。

いきなり、提督から、
「おお、久しいのぅ、草どの。お身もスーザンにご執心とお聞き申したが…。」
と声をかけられました。

俺は、「あちゃー!」と思い、「これから提督とマイコン君に恨まれる!いやな展開になるなぁ…」と身構えたのですが、彼らの反応は違ってました。
こともあろうか、彼らは器量の大きいところを見せつけやがりました。
俺のことを歯牙にもかけませんでした。

提督が
「マタモノの分際にて、身の程知らずな。兄上の想いものに横恋慕するとは。ま、お身ではスーザンは無理じゃろうな。サクランボどのに手に負えるおなごではないからな。わっはっはっ。渡辺淳一の愛欲の世界を読破してから出直した方が良いな。わっはっは。」
と言えば、マイコン君も、
「パダワンのくせにもう恋愛か。パダワンは博愛はOKじゃが恋愛は禁止じゃぞ。しかし、皮余りさんにはスーザンは扱いきれないから放っておいてもよかろうて。すておけすておけ。」
などと言い、みんなで大笑いしやがりました。
兄貴も一緒になってガハハガハハ笑い、またもや俺のことを「ホソカリさん」とか呼びやがりました。

俺はムカつき、そして誓いました。俺もスーザン獲得レースに参加しようと。そして勝利者になろうと。あいつらを見返してやろうと。

俺は見知っています。マイコン君こそドリチンです。提督こそ妄想オナーニ野郎です。兄貴こそ脳内恋愛野郎です。
俺はやってやります。

兄貴ですが、俺のことを馬鹿にしているときは大笑いしていましたが、提督やマイコン君が真剣にスーザンを狙う話しになると、額に汗を光らせて、苦笑いしながらのガハハ笑いをしていたので、まだスーザンに未練がある可能性があります。
俺が獲得レースに参加する体にして、兄貴の神経も逆なでしてやります。


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