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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
624
:
名無しさん
:2009/07/06(月) 18:03:19
「では今から、僕の声のカッター…『声カッター』で、この風船を割りたいと思います」
世界のナベアツこと渡辺鐘は、ある番組でネタを披露していた。
風船に向かって、甲高い奇声を上げる。もちろん、風船は割れない。そういうネタなのだ。
彼自身このネタはかなり気に入っているのだが、メディアでは「3の倍数」云々のほうがウケるのが、少々複雑だった。
「…失敗したけど、オモロー!!」
その後も、何度も奇声を上げたが、風船は一度も割れずに、ネタは終わった。
(まあ、実際は割れんねんけどなー)
渡辺は、そのような事をぼんやりと考えていた。
最近、芸人の間で流行っている石。渡辺も、だいぶ前に石を手にしていた。
彼の石の能力は、声を刃のように固めて飛ばす――「声カッター」そのものであった。
無論、ネタを披露するときは、石は置いてきている。不用心のようだが、彼には石を奪われる心配が無かった。
「…もしもし、ネタ終わったんで、今から石取りに行きます
……ああ、はい。あ、いつも石預かってくれててありがとうございます」
彼は、信頼できる人物に、自分の石を預けていたのだった。
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