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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】
20
:
19
:2005/01/16(日) 03:05
太陽が真横から照り付けていたので小沢は眩しさに目を閉じそうになるが、
かろうじてそれを思いとどまる。そんな余裕がないからだ。
小沢は住宅地の中の小さな公園で男と対峙していた。
名前は思い出せないがどこかで会ったことがある気がするからお笑い芸人だろう。
男は小沢よりも背が低くどこか頼りない相貌をしていたが、その顔にはふてぶてしいほどの余裕があった。
(こっちは全然余裕ないってのにね…!)顔には出さずに心の中で悪態を吐くと、小沢は男に話しかける。
「君の能力はもう見切ってるよ。光を宝石の中に集め収縮させて矢にする。
集めるのに時間が掛かるから連続して矢はだせない。
光は矢になった時点でどういう訳か、重さになる。つまり当たっても、くるのは衝撃だけだ。
殴られんのと同じようなもんだね、そう思えば恐怖心はない。」
「へぇ、さっきの攻撃だけでよく分かりましたね。さすが売れっ子」
小沢の説明を受けても男は動揺した様子もみせず、逆に感心した声を出した。
それが本心かどうかなんて小沢には分からなかったが、
「君にも観察眼があれば売れるかもね」
とりあえず挑発してみた。
小沢がその男に会ったのは、何ヶ月ぶりかのオフの日だった。
久々に一人で外出すると、首筋あたりにねっとりとした視線を感じた。
嫌な予感がした小沢はそのまま人通りの多い道を避け、
視線に気付かない振りをしながらも目ではどこか戦える場所を探しながら歩き続けた。
小沢が目の前を横切った車に注意を向けた一瞬の、不意打ちだった。
かろうじて反応したので、直撃にはならなかったがわき腹に当たった。
衝撃に息がつまりながらも小沢はなんとかこの公園へと男をおびき寄せたのだ。
痛む脇腹をさりげなく手で押さえながらも男と向き合い続ける。
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