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念を使わせてみよう小説スレッド
175
:
1
:2004/12/21(火) 01:57
〜三十話〜
―――とある研究所の音声記録より抜粋―――
「『D』シリーズ、突然暴走を始めました!」
「障壁を落とせ!
連中を絶対に外に出すな!」
「分かりました!
……、ば、馬鹿な!
障壁をぶち破って!!」
「已むを得ん!
廃棄処分にしろ!」
「じゅ、銃が効かない!?」
「何だあれは!
何なんだあれはぁ!?
う、うわあああああああああああああああああああああああ!」
「駄目だ!
抑え切れない!
逃げろ!
逃げろお!」
「来るな!
来るな化物!
ッ、ぎゃああああああああああああああああ!」
「ひああああああああああああああああああああああああああ!」
「助けてくれ!
死にたくない!
死にたく……」
@ @ @
「いいか!?
裸ワイシャツってーのはな、その服装もさる事ながら、
『一夜を共にした』というシチュエーションを連想させるのが本質なんだよ!
『一夜を共にした』、『夜明けのコーヒー』、この素晴らしさが分からねえのか!?」
ギコが大きく身振り手振りをつけながら、顔を真っ赤にして力説する。
「はッ、そんなもの裸エプロンの神々しさの前にはカス同然だね。
人類3大欲求の一つである性欲を象徴する『裸』、
そして同じく3大欲求の一つである食欲を象徴する『エプロン』、
これらが組み合わさった裸エプロンの前に、敵など存在しない」
僕も負けじと言い返す。
全国の裸エプロンフェチの為にも、ここでギコに敗北する訳にはいかない。
「てめー!
よくぞ言いやがった!
こうなりゃ力ずくでも裸ワイシャツの優位性を思い知らせてやる!」
「望む所だ!
所詮裸ワイシャツなど賊軍に過ぎないという事を、その身に刻んでやる!」
「はじゃー」
「ふぎー」
とうとう取っ組み合いになってしまった。
僕、何でこんな事してんだろう?
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