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念を使わせてみよう小説スレッド
102
:
1
:2004/11/26(金) 18:01
「…!!」
鍔迫り合いの状態から、どちらともなく後方に跳躍して間合いを離す。
この侍、強い。
しぇりーは冷や汗を流した。
二撃刃を打ち合わせただけだというのに、もう両手が痺れ始めている。
恐らく、この侍の先天的念特性は強化系。
だとすれば、純粋な身体能力だけでの白兵戦はこちらに不利…!
「…中々の使い手とお見受けする。
名を、聞かせてはくれまいか?」
侍が左手で脇差を抜いた。
二刀流。
しぇりーが両手に『穴開きの満月(フライングドーナッツ)』を持っているのに合わせたのであろう。
「…人吊詩絵莉」
構えは崩さぬまま答える。
この剣鬼を前にしては、一瞬の隙を見せる事すら致命傷だ。
「成る程、『禍つ名』か。
…通りで、手強い」
刀を十字に交差させて、ギコ侍が呟く。
タカラギコはもう逃げただろうか?
一旦このホテルから出さえすれば、取り敢えずの危険は去る。
このホテルの広さから計算して、外に出て人通りの多い所まで辿り着くのに凡そ5分。
それだけの時間を、稼げればいい。
この侍を倒す必要は無いのだ。
ある程度戦いを引き延ばしたら、逃げる事に専念すればいい。
「…あの男を逃がす為の時間稼ぎだけすればいいと考えているようでは、死ぬぞ」
読まれている。
だが、構うものか。
こうやって話している間にも、刻々と時間は経過していっている。
それこそ、こちらの望む所だ。
「参る!」
ギコ侍が刀を振り上げて突進した。
速い―――!
来る、と思った時にはもう既に間合いの内まで詰め寄られている。
「くッ!」
左手の『穴開きの満月』で、斬撃を受け止める。
しかしただでさえ小柄で体重の軽いしぇりーは、
その衝撃に耐えられず大きく横に吹っ飛ばされた。
「…!」
急いで立ち上がろうとするも、ギコ侍の姿はしぇりーの目の前から消えていた。
右!?
しぇりーは右を向く。
居ない。
左!?
しぇりーは左を向く。
居ない。
どこに!?
……!
上―――――!
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