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M-KEY
:2018/01/25(木) 14:54:32
デジカメジン 2018年 1月 25日 匿名さんの書き込みの転載
フルサイズは銀塩時代にアマチュアにはほぼ万能用途的な存在だった35mm判一眼レフの流れをくむから、比較的手の出る範囲で最大の画面サイズだから、何でもフルサイズがいいというものではない。
用途によっては、マイクロフォーサーズの方が画質も含めて優位に立つ場合がある。
一つは接写。画面が小さいから容易に等倍の接写倍率が得られ、且つ、同じ接写倍率ではフルサイズよりもワーキングディスタンスを取れるので、ライティングや三脚やスタンドの使用でも有利になる。オリ、パナ用のストロボのTTL調光はニコンと並んで優秀なので、純正マクロストロボで何も考えずにTTL調光任せでも殆ど失敗なくとれる。被写界深度が深いので、フルサイズよりも絞りをあけられるので、環境光で撮る場合でもブレの影響が少ない。
顕微鏡撮影や天体望遠鏡に接続して使う用途では、元々被写体が小さく画面上に数ミリ程度の大きさにしか写せない場合は、フルサイズ使ってもトリミング必須なので、最初からトリミングが少なくて済むマイクロ4/3にメリットがある。例えば、ミニBORG55FLにオリのE-PLやパナのGMと接続したものは、ケンコースカイメモTに楽勝で載せられるから、これでオリオン大星雲を撮ると簡単にフルサイズに400mmの望遠でがっしりした赤道義に載せて撮った物に匹敵する物が撮れる。特に赤道義で追尾する場合は感度をあまりあげる必要もないからマイクロ4/3の高感度の弱さもあまり問題にならない。銀塩時代だってこういう小さくしか写せない場合には、科学的な観測用途でもオリの銀塩Pen
Fとかフィルム送りをフルとハーフに切り替えられるミラックスラボレックとかが使われてた。
一方、フルサイズというか画面が大きい方がいいのは、風景での遠景描写。同じ画角で相対的に長い焦点距離=口径の大きいレンズを使うから遠景分解能で有利。それと高感度特性の良さを生かした暗所撮影。更には、ポートレートで浅い被写界深度を生かして表現の幅が得られること。暗所撮影の有利点からカメラ用レンズを使った星景撮影。
要は適所適材ってこと。だから、ポートレでバックのボケの為にくそ高い口径比F1.2のレンズをマイクロフォーサーズで使うのはバカバカしいし、高山植物を現場で撮るのにワーキングディスタンスの短さで自分の影に被写体が入るとか花以外は皆ボケボケになるなってしまうのに無理にフルサイズで撮るのもバカバカしい。それから、天体望遠鏡のリレーレンズ法による拡大撮影で合成焦点距離4mにしても画面上で1mmちょっとの大きさにしか映らない太陽系惑星の撮影にフルサイズ使うのもバカバカしい。
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