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ストロボ
254
:
ガット
:2017/02/04(土) 11:52:31
エリンクロームのサイトを良く読むと、従来のハイスピードシンクロとは少し違うようです。
良く知られる通り、もともとハイスピードシンクロは、ニコン、キャノンが自社のスピードライトの
ために開発した技術で、前、後シャッター幕が走行中、何度も発光を繰り返す方法ですが、欠点は
光量が極端に落ちるので、光源を被写体近くにセッティングする必要があり、またバッテリーを
大食いする事。
そこでHyper-Sync(初めて聞きました)という考えが出てきて、これはシャッター幕走行中を一回の
発光でカバーしようとするものだそう。ところがストロボの発光はシャッターが開いているあいだ一定
の光量を維持出来ず、急速に減衰していくので、シャッター幕走行開始時点と終盤では光量に差があり、
これが画面のなかで明暗のグラデーションとなって現れてしまう。
これを解決する為に、各カメラメーカーのシャッター開閉の特性に合わせてプログラミングしたソフト
によって、発光の立ち上がり直後と減衰に至る前の『光量が豊富な部分とシャッター開閉のタイミングを
うまくシンクロさせる』技術が同社のHi Syncというもののようです。
これはクリップオンストロボにも応用出来そうな気がしますので、近い将来シンクロ最高速のリミットも
無くなるかもしれませんね。
ちなみにプロフォトのハイスピードシンクロは、発光を繰り返す従来の方法のようです。
こちらはTTLにも対応しており、同社のHPでは、とりあえずシャッターを切ってみて、そこから好みの
照明を作り込んでいけば良い、露出計が必要なくなりました、などとなっています。
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