レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
半独り言スッドレ
-
まともにやったら、エンターテイエントとしてなりたたないよな。
青春の苦難を描く文学になってしまう。
オレ二十歳くらいの頃、梶井基次郎(注3)の小説読んで
ひきこもりっぽい主人公達がけっこう好きだったんだけど(注1、注2)、
最近ようやく主人公達の焦燥感がわかるようになってきた。
注1 どの主人公も学校行くの面倒とか、トイレ行くの面倒とかいう
ダメダメな人な人たちで、ひきこもったり毎日古本屋で原書立ち読みしたり
原書万引きしたり、親の送金全部風俗や酒に使い込んだり
結核で入院したりして無駄に青春を過ごす小説。(一部は太宰だったかも)
でも学校≒帝大みたいな時代の話だから
彼らは全員秀才&金持ちのボンボン(いわゆる高等遊民)。
酒飲むし女買うし、負け組じゃないのにどうしてよいかわからない・・・
ダメだオレ・・・という話。
注2 彼らは親のスネをかじりつつ、いつまで留年/療養できるか、という
ひきこもりに近い生活を送っている。
(が、腐っても秀才なのでどいつも英語、独語が読めて
親に無理やり就職させられた先が出版社の編集だったり
(海外支局の)新聞記者だったり
当時でいえばたぶん時代の最先端な職業だったりする。
結局、就職することでモラトリアムを抜け出す人が多かったと思う。
森鴎外や夏目漱石みたいに泣いて帰ってきた人たちもいたが)
注3 そういう小説を書いてた梶井がどういう人だったかというと
積極的に同人サークル立ち上げたり(←エロ漫画じゃなくて小説の)
いろんな人と交流したり、非常に活動的だったらしい。
オレは主人公達に感情移入してたのだが、
もしあれが私小説でなく、級友などをモデルに
人間を描こうとしてたのなら、あれは文学で、
それをオレは読み取れなかったという事になるなぁ・・・
どーでもいいか。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板