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半独り言スッドレ

334332:2006/07/14(金) 01:28:09
まともにやったら、エンターテイエントとしてなりたたないよな。
青春の苦難を描く文学になってしまう。

オレ二十歳くらいの頃、梶井基次郎(注3)の小説読んで
ひきこもりっぽい主人公達がけっこう好きだったんだけど(注1、注2)、
最近ようやく主人公達の焦燥感がわかるようになってきた。


注1 どの主人公も学校行くの面倒とか、トイレ行くの面倒とかいう
 ダメダメな人な人たちで、ひきこもったり毎日古本屋で原書立ち読みしたり
 原書万引きしたり、親の送金全部風俗や酒に使い込んだり
 結核で入院したりして無駄に青春を過ごす小説。(一部は太宰だったかも)
  でも学校≒帝大みたいな時代の話だから
 彼らは全員秀才&金持ちのボンボン(いわゆる高等遊民)。
 酒飲むし女買うし、負け組じゃないのにどうしてよいかわからない・・・
 ダメだオレ・・・という話。

注2 彼らは親のスネをかじりつつ、いつまで留年/療養できるか、という
 ひきこもりに近い生活を送っている。
 (が、腐っても秀才なのでどいつも英語、独語が読めて
 親に無理やり就職させられた先が出版社の編集だったり
 (海外支局の)新聞記者だったり
 当時でいえばたぶん時代の最先端な職業だったりする。
 結局、就職することでモラトリアムを抜け出す人が多かったと思う。
 森鴎外や夏目漱石みたいに泣いて帰ってきた人たちもいたが)

注3 そういう小説を書いてた梶井がどういう人だったかというと
 積極的に同人サークル立ち上げたり(←エロ漫画じゃなくて小説の)
 いろんな人と交流したり、非常に活動的だったらしい。
  オレは主人公達に感情移入してたのだが、
 もしあれが私小説でなく、級友などをモデルに
 人間を描こうとしてたのなら、あれは文学で、
 それをオレは読み取れなかったという事になるなぁ・・・

どーでもいいか。




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