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【場】『自由の場』 その4
1
:
『星見町案内板』
:2025/06/01(日) 18:30:49
特定の舞台を用意していない場スレです。
使いたい場スレが埋まっている時や、
現状スレのない地域での場活動にご利用下さい。
町にありえそうな場所なら、どこでもお好きにどうぞ。
6
:
ペネロープ・K・ウィザースプーン『ハックスラッシュG4』
:2025/06/13(金) 21:28:00
カタカタカタカタ
イタリア系の外国人女性が家電屋のディスプレイのパソコンの、
キーボードを必死にカタカタしてる。
「はぁ!?自演乙!?
自演なんかしとらんしッ!!
こりゃあレスバってやつか?負けんぞ!!」
7
:
ペネロープ・K・ウィザースプーン『ハックスラッシュG4』
:2025/06/15(日) 01:31:00
>>6
店員に諌められ、肩を落としながら店を後にした
8
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/06/28(土) 14:37:41
桃色髪の少女、ユウリ・桃園・シャルロット
勇者を目指して修行中だ
いつもは専ら聖剣を使った修行をしているが
今日の修行は聖剣を封印しての修行だ
どんな苦難が来てもとあんまり聖剣に頼らない
さあ、今日の苦難(
>>9
)かかってこいや!
9
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/06/28(土) 22:01:54
>>8
「あー!飛びすぎなのだわ!」
近くから聞こえてきたのは女の子の声。
すると、どこからともなく何かが転がってくる音が聞こえる。
「あ、ぶつかっちゃうのだわー!」
コロコロと転がってきたのはサッカーボールだ。
小さめだけどあたったらそこそこ痛いかもしれない。
10
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/06/29(日) 20:58:04
>>9
「あ、ボール」
コロコロという事はあんまり勢いは無さそうだが
音は油断を誘うための罠で、本当はとんでもない剛速球なのか!?
今日の勇者は聖剣を使わない
聖剣の加護のかからない生身の体でボールを受け止める!
そういえば、マオは勇者の関係者だったような気がするが…
二人は知り合いだったりするのだろうか?
それとも初対面だろうか?
知り合いだった場合、どういう間柄なのだろう?
それは、この物語を紐解けばわかるかもしれない
11
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/06/29(日) 22:49:51
>>10
勇者は見事にボールを受け止めた!
それを見てマオは安堵の表情を浮かべ
「あー、あぶなかったのだわ。
そこのおねーさん。けがはないかしら?」
そう言って顔を上げる。
「ん、あ…
もしかして…」
勇者の顔を見てどこか嬉しそうな顔をしている。
「勇者ごっこをしてくれたおねえさんなのだわ!」
彼女とマオは割と近所の人なのである。
なので勇者と魔王として仲良く遊ぶこともある…のだろう。
12
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/06/30(月) 19:10:19
>>11
うまい事ボールをその身を挺して止めた勇者
ボールが小さかったおかげでHP1減ったくらいのダメージで済んだ
「あ、マオちゃん!」
さっきまで(一応)修行中で真剣な顔(のつもり)をしていた勇者だったが
マオを見るなりすぐに笑顔になってボールを抱えてマオに駆け寄る
近所にお住まいの仲の良い勇者と魔王
よく一緒に遊ぶが、お互いの能力を見せてたりするかもしれないし、見せてないかもしれない
ところで、ここは一体どこなんだろう?
コロコロとサッカーボールが転がって来たわけだが、
もしここがその辺の道路だったら結構危ないけど、多分違うよね?
13
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/01(火) 00:06:39
>>12
あたりを見回してみるとここは公園の外。
すぐ近くに道路があるが、幸い外に飛び出すほどではないようだ。
「勇者のおねえさん!
いつもありがとうなのだわ!」
そう言ってニコニコと手を差し出す。
「勇者のおねえさんはほんとうに勇者みたいでかっこいいのだわ…」
どうやら彼女を尊敬しているらしい。
「あ、そうなのだわ!
わたしも魔王らしいかっこよさがでてきたのだわ!」
勇者ごっこのことを思い出したのか、
突然彼女は嬉しそうに答える。
以前までの彼女はスタンドを持っていなかったので
今回始めて披露しようとしているのだろう。
14
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/01(火) 18:57:22
>>13
「私の名前はユウ…まあいっか」
ユウリだよ〜
楽しそうなマオの顔を見てたら、別にいいか!
と思えてくる
「はい」
いつもみたいに抱き上げて頭を撫で回してやりたい勇者だったが
今はボールを持っていて手が塞がっている身だ
できない
そういうわけで、ポンとボールをマオの手に渡してあげた
>あ、そうなのだわ!
>わたしも魔王らしいかっこよさがでてきたのだわ!
「ん?」
「ん〜〜〜〜〜〜……
どこか変わった?」
マオの言う魔王らしいかっこよさ
どこか前と変わった所があるか、マオをじっくりと見てみるが
あんまり変わったようには……見えない
15
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/01(火) 23:03:44
>>14
「ありがとうございますなのだわ。
ちょうどサッカーをしていたのだわ。」
どうやら公園のあたりでサッカーをしていたらしい。
と言っても軽くボールを転がしてたくらいであろうが…
「ふふーん、このまんまだとみえないけど…
今から見せてあげるのだわ!!」
そう言うと同時に少しカッコ良さそうなポーズを決めるマオ
そして・・・
「へんしーん!イントロ・マモン!」
その声と同時に
ギュウン!!
マオの背中からファンシーめいた黒い翼が生えてきた。
「じゃーん。これなのだわ。
とてもつよそうでしょう!魔王ってかんじでしょう!」
胸を張りながらハネをパタパタとさせている。魔王というよりは見栄えが可愛らしいため
どちらかというと魔法少女っぽさのほうがあるかもしれない。
だが見る人にはわかるだろう。
これは明らかにスタンドのものだ。
16
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/02(水) 18:32:51
>>15
「うわ」
「わ…」
本物だ
飾りとかじゃない本物の翼が生えている
これが…魔王の翼か……!!
いつも遊んでいる近所の子供に
魔王の翼が生えているのを目の当たりにした勇者は
「かっこいいいいいいいい!!!」
「マオちゃんこれ本物だよねっ!?」
テンション激上げ!
思わずマオの翼に触ってもふってしまう
いつもマオとの勇者魔王ごっこに使う、
聖剣『フライハイト』と合わせればさぞ映える事だろうが、
今日は残念な事に聖剣を封印している
ちっちゃい子供とごっこ遊びにマジの刃物を使っていた事に問題は無いのか!?
そういうクレームが入りそうだが、今まで問題が無かったから問題無いんだよ
ないっていったらないんだよ
17
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/02(水) 22:16:38
>>16
「うふふふー、これはほんものなのだわ!
でも見えない子もいるみたいだけどね。
…やっぱり勇者のおねえちゃんはみえるのね!
さすが勇者なのだわ!」
彼女のテンションを見て嬉しそうに答えうr。
マオの翼はどこかもふもふしていて
柔らかいような気がする。
「あー、あんまりさわられると…
ちょっとくすぐったいのだわ。」
一応スタンドであるため
本体であるマオと感覚が共有されている。
少し恥ずかしそうな言い方だ。
18
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/03(木) 23:12:06
>>17
「もふもふ〜♪
えっへへ、これずっとこうしてたいよ〜」
マオの翼に抱き着いて顔を摺り寄せながら蕩けた顔をしている
魔王に堕落させられた勇者の構図だ(魔王は何もしてない)
「は〜…
あっ、ごめん♪」
マオがくすぐったがっているのにやっと気づいて翼を離す
「この翼、堕天使みたいでかっこいいねー
どうやったら生えたの?」
生やそうと思って簡単に生えるものじゃない
そういえば勇者は何気なく触っているが、この翼実体はあるのだろうか…?
19
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/04(金) 18:51:47
>>18
「あー、すいませんですわ。
わたしもこういうのは初めてだから…」
少し恥ずかしそうに答えている。
何故触れたのかは…
たまたま触らせられるような状態になっていた(曖昧)…ということにしておこう。
「どうやったら…うーん、どうだったのかしら。
ずっと魔王になりたいなりたいーって思ってたら…」
そう言ってから少し考える。
「なんだか夢の中で
誰かからこの翼をもらったのだわ!
その人はだれなのかはわからないのだけど…」
どうやら彼女自身も少し曖昧な感じなようだ。
おそらくいつの間にか手に入れていた、というのが近いようだが…
「でも、これでわたしは魔王への道の第一歩を歩み始めたのだわ!
これからすごーい魔王になってみせるんだから!」
そう言って胸を張った。
20
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/05(土) 23:12:43
>>19
後で何かあったとしても『勇者だから問題無い』で乗り切ろう
大丈夫だ、勇者のパワーを信じるんだ…!
「じゃあ私の『フライハイト』(聖剣)と一緒だね」
誰かからもらった、という点ではだが
夢の中じゃなくはっきりと意識がある時に出て来る妖精に貰ってる勇者
何かしょっちゅう出て来て世話焼いてくる世話焼き妖精だ
妖精の事は他言無用という約束なのでマオにも妖精の事は内緒だ
「じゃあマオちゃんの翼も、
私の『フライハイト』みたいなすごい事出来たりする?」
勇者の聖剣なら体が異様に頑丈になったり(車に撥ねられても死なない)
転移能力だったり……いずれもまおゆうごっこで見せている能力だが
魔王側には魔王に相応しい能力はあるのだろうか?
21
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/06(日) 19:47:39
>>20
「フライハイト…あのすごくかっこいい勇者の剣もそうなの?
わたしがこの翼をもらう前から見えてたから
本物の剣だとおもってたのだわ…」
マオもスタンドがスタンド使い以外には見えないという認識は
なんとなくわかっていた。
実体化しているスタンド物質である剣がそうであるとは思っていなかったのだろう。
「すごいこと…
もちろん!なぜなら魔王だから!」
そう言って大きく翼を広げる。
そして持っていたボールを見せる。
「勇者にみせてあげてもいいのだわ。」
そう言うと翼が持っていたボールに触れる。
すると
「うふふ、かわいーでしょ!」
どうやらなにか紋章のようなものが現れたようだ。
可愛らしいが彼女らしい魔王のようなイメージの紋章である。
これだけが能力ではなさそうだが…
22
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/08(火) 18:59:05
>>21
「をっ!?」
魔王の翼が大きく広げられた事にちょっと驚いた
小さい子供の翼とはいえ、全開すればそこそこ大きく見える
これが魔王の威厳というやつか
「うん、かわいいねこれ」
翼で触れた物に紋章を付ける能力
勿論ただそれだけじゃないだろう
「もっとよく見ていいかな?」
ボールの紋章をもっとよく見たくて、
マオの持っているボールに触ろうとする
23
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/08(火) 23:29:18
>>22
「ふふーん、かわいいでしょ?
わたしのかんがえた『魔王軍の証』よ!」
彼女が翼の能力で刻み込んだのは
マオの配下、すなわち魔王軍の証ということを意味しているのだ。
「もちろん!
でもできることはこれだけじゃないのだわ。」
そう言うと同時に、勇者が触れようとすると
ふよん、と軽く跳ねる。
そこまで速くはない、ゆっくりとした動きだが
マオは投げる動作を行っていない。
「このボールは『魔王軍の一員』になったからうごかせちゃうの!」
嬉しそうに答える。
彼女の欲を満たすものを動かせる。というのも能力の一つのようだ。
24
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/09(水) 21:21:22
>>23
「はぁ〜〜〜」
あんまり速くはないけど
ひとりでに動くボールを見て驚きの声が出る
「『魔王軍の証』かぁ、良いなぁそれぇ!」
魔王軍を羨ましがる勇者というのはどうなんだ
「あ、それ私にも付けられるかな?
『魔王軍』に入るのも何か面白そうかも!」
面白そうで魔王の軍門に下ろうとする勇者
勇者としてそれで良いのか!?
25
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/09(水) 23:58:04
>>24
「魔王軍になりたいのかしら?
それもいいけど…でも
勇者が魔王軍…というのもおかしいのだわー」
ちょっと残念そうな顔をする。
魔王と勇者は戦う関係だといいと思っているのだ。
「うーん、ざんねんながら
ひとにつけることはできないみたいなのだわ。
あくまでできるのはこういうものみたいなの。」
ふよふよとボールを動かしながら答える。
「うごかすいがいにもいろいろできるみたいなんだけどね。
でもやっぱりかっこいいのがいちばんなのだわ!」
そう言って翼を動かす。
見た目を特に気に入っているらしい。
26
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/11(金) 19:59:33
>>25
「そっかぁ
えへへちょっと残念」
魔王軍に入れなかったのにちょっと残念そうに笑う
マオが楽しそうに動かす翼を見て
「うん、すっごく魔王って感じでかっこいいよね!
それに何か飛べそうだし!」
「フライハイトと比べてみたいけど今封印してるからなぁ」
「色々って、やっぱり魔王だから魔法が使えたり?」
27
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/11(金) 23:50:29
>>26
「むー、勇者のおねえちゃんは
魔王もだいすきなのかしら?」
勇者の少女に対してのマオの表情はどこか不思議そうな顔だ。
魔王と勇者は敵同士、みたいに思っていたのだろう。
「もちろん、この翼は空も飛べるのだわ!
でもいまはほんのちょっとだけだけど…」
パタパタと翼をはためかせたマオは…
ほんのちょっとだけ浮いている。
「もちろんほかにも…
たぶんあるのだわ!」
そう言って手を動かし、偉そうに決めポーズを取る
「ふふふ、ここからはとっぷしーくれっとなのだわ。」
28
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/12(土) 21:05:07
>>27
「うん、マオちゃんみたいな魔王は好きだよ」
屈託の無さそうな笑顔で答える勇者
マオとは(ごっこ遊びとはいえ)敵対する事もあるが、好きかどうかはそれはそれ
魔王も勇者も十人十色なのでユウリにも気に入る魔王がいれば
あんまり気に入らない勇者もいるかもしれない
「ゎあぁぁぁ、ほんとに飛んでる!」
ちょこっとだけだが、
その翼でほんとに飛んでる事に驚き
「良いなぁ〜やっぱり翼
私も勇者の聖翼とかもらえないかな?」
キラキラと憧れの目でマオを見てそんな事を言う
空を飛べるなんて勇者じゃなくても誰だって羨ましいだろう
29
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/13(日) 20:13:08
>>28
「うふふふ、それならわたしは
勇者のお姉ちゃんが期待する魔王になるのだわ。」
どうやら褒められて悪い気分ではなさそうだ。
「うふふ、魔王だったらやっぱりお空を飛べるのが
一番いいのだわ。
もうちょっとながくとべたら一番いいのだけど…」
「むむ、勇者の聖翼!
それもカッコ良さそうなのだわ!」
少し期待するような目で彼女を見る。
「もし勇者のお姉ちゃんも
空を飛べるようになったら
魔王と勇者がくーちゅうでたたかえるようになるのだわ!
すごいかっこいい!」
ますます勇者と魔王のごっこ遊びが
すごいことになりそうな予感がする…
30
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/15(火) 19:10:56
>>29
「おー、空中戦かぁー」
天を仰ぎ想像を頭の中で膨らませる
風を切り空中を舞い魔王と激しい戦いを繰り広げる勇者
「良いね!」
脳内のイメージトレーニングだけじゃ勇者は我慢出来なくなった
「マオちゃん、ちょっと空中戦の練習に付き合ってもらっていいかな?」
31
:
マオ『イントロ・マモン』
:2025/07/16(水) 21:38:59
>>30
「ええ、とてもかっこいいと思うのだわ!」
そう言って嬉しそうに翼を羽ばたかせる。
「でも、そらをとぶのってまだ慣れてないのだわ…
ん?空中戦の練習?」
勇者の言葉を聞いて
マオはとたんに嬉しそうな顔になった。
「も、もちろんいいのだわ!
空中戦なんてさいこうにかっこいいじゃないの!」
そう言って軽くぴょんぴょんと飛ぶ。
「でも今はちょっとだけしか飛べないから
空中戦ができるのはちょっとだけになりそうなのだわ。
それでもいいなら…」
そういいつつ、彼女の期待も高そうだ。
軽い飛行を繰り返しながらの空中戦になりそうだが
それでもお互いに楽しめるものになるかもしれない。
32
:
勇者『リィン・カーネイト』
:2025/07/18(金) 18:06:16
>>31
「ありがとうマオちゃん!」
ヒュン
マオの返事を聞くと聖剣を取り出して構える勇者
今日は聖剣封印してるんじゃなかったのかよ
そう思われるだろうが、マオとの遊びはいつだって本気だ!
例え禁を破る事になろうと、出さなきゃいけない時は出さなきゃダメ!
それがこの修行で勇者が得た学びだ
「いくよーマオちゃん!」
勇者はでっかい滑り台やジャングルジムに登り、
高所から飛び降りて落ちながらの戦いを繰り返す
どんっ!!!
ドカッ!!!!
グギッ!!!!!
「あーいたた」
聖剣が無ければ何度死んでいるだろうか
とんでもない過酷な訓練だ!
でもマオちゃんと一緒だと楽しい!
この後、公園では勇者と魔王の激しい空中戦が小一時間続く事になった
33
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/19(土) 17:54:41
7月19日 土用の丑の日
うの付く物なら別に何でも良いんだが、
何故かみんな揃いも揃って絶滅危惧種のウナギを食べる
(絶滅危惧種を)食べて応援(サイコパス)
というわけで、今日はウナギ本体ではなく代用品とかを食べる事にした
>>34
とあま達
34
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/19(土) 18:49:42
>>33
いつの間にか一匹のラッコがついてきた。
同じ絶滅危惧種として何かを感じ取ったのか、
それとも見たことのある人間がいたからか。
ともかく甘城の隣にラッコがいる。
────ポロッ
「ミャッ」
ポケットから落ちた『わさびマスコット』を拾うラッコ。
わさびが名物の『S県I市』で売られているお土産の一種だ。
何故それを持っているかは、甘城なら分かるかもしれない。
35
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/20(日) 21:31:23
>>34
やはりこのラッコ、同一個体か
どこにでも湧いてくるラッコだな
うなぎの代用というと、
うな次郎なんかが有名だろう
かまぼこをうなぎに似せる技術は凄いが、やはりかまぼこはかまぼこだ
けど、今食べてるのはうな次郎じゃない
じゃあ何か?
うなぎの代用魚として注目されているのはナマズや秋刀魚なんかが有名だ
でもナマズはナマズだし、秋刀魚は秋刀魚
うなぎのタレかけたところでそれはうなぎのタレ味のナマズと秋刀魚でうなぎとは程遠い
ヤツメウナギなんか最近は希少で下手すりゃうなぎより高いしそもそも魚類ですらない
もったいぶってないで何食ってるんだよっていうと、それは
デ ン キ ウ ナ ギ
バチバチィ!!!
これは凄いぞ!!!
刺身を食べると口の中に電気が流れるような衝撃が走るッ!!!
死して尚放電しているかのようだ!!!
そして意外な事に、蒲焼はちょっとぶよぶよしてるが
脂身が多くて結構旨味が強い
これは代用魚としていけるのではないか!?
問題は、値段が高い事だが
「それで、参院選どこに入れた?」
ラッコとともにデンキウナギを食しながらそう話しかけるあま公
選挙において1票を笑う者は1票に泣く事になる
国民の持つ1票の力は強大だ
わけのわからない政党を当選させないためにも、国民は真剣に投票する政党を考えなければならない
36
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/20(日) 23:52:21
>>35
ラッコは他の海獣と比べて小型であり、皮下脂肪が少ない。
そのため、1日の間に体重の25%に匹敵する食料を摂取することで、
生存に必要なエネルギーを確保している。
これも、その一部と言えるだろう。
ハ ム ッ
「 ミ ャ ッ 」
ビリビリビリビリビリィッ
刺激的な味わいの刺し身に反応し、感電したかのように全身の毛を震わせるラッコ。
下敷きでこすったみたいに、ところどころ逆立っている。
本当に放電しているかどうかは定かではないが――。
「ミャー」
ズオォォォォォッ
不意に『ミニボート』が現れたかと思うと、同時に『ラジオ』から、
アナウンサーの声が『スタンド音声』で流れ始める。
《………………投票が行われた参議院選挙、
S県の選挙区では2議席を巡って7人の候補者が立候補しました。
現在の投票率は59.35%、ここからは最新の開票状況をお伝えしていきます》
ラッコには住民票も参政権もなかったが、
ちょうど選挙速報にチャンネルが合っていたようだ。
アナウンサーは淡々と原稿を読み上げていき、やがて一通りの発表が終わった。
どのような結果だったかはラッコが知る由もない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♫
一区切りついたところでチャンネルが変わる。
スピーカーから流れてきたのはアコースティックギターの音色だった。
『take me home, country roads』――『カントリー・ロード』とも訳され、
日本で最も知られているカントリーミュージックの名曲。
37
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/21(月) 21:07:05
>>36
「おぉ〜、ガンガゼみたい」
海の生き物で棘があるんだから実質ガンガゼだろう
そっと逆立った毛を触ってみる
本当にガンガゼだったら死ゾ
>ここからは最新の開票状況をお伝えしていきます
「あーあ、お前がちゃんと投票してればこんな事にならなかったのに」
どういう結果になったのかは語られないが、
投票に行かなかったラッコに文句を言うあま公
だからラッコに参政権は無いっつってんじゃねえかよ
> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♫
カントリー・ロード
故郷へかえりたいという曲だったか
海の日だし、ラッコも海に帰りたいと思ったりするんだろうか?
「潮汁ならあるけど」
潮汁は海を思い出させる味だ
デンキウナギの肝も入ってるぞ
ラッコが飲むかは知らないが…
38
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/21(月) 23:02:00
>>37
逆立った毛に触れると、きめ細やかな感触が伝わる。
かつて高級品として乱獲されたラッコの毛皮は、
哺乳類の中で最も密度が高く、とても柔らかい。
幸い、突き刺さったり毒を盛られることはなかった。
テト テト テト
「ミャア」
デンキウナギ入りの潮汁に口をつけるラッコ。
そこはかとなく漂う潮の香りが、ラッコの郷愁を誘ったのかもしれない。
人間に合わせた調理法は、多くの野生動物にとって塩分過多になってしまうだろう。
しかし、海上で生きるラッコは腎臓が発達しており、
海水を飲んで水分補給できる特性を持つ。
現在このラッコは陸上にいるものの、
生来の機能は損なわれておらず、潮汁も飲むことができた。
「 ミ ャ ッ 」
ビビビビビビビビビビビビビビビビィッ
デンキウナギの肝を食べると、あちこちの毛がフワリと跳ねて、
別の生き物のような姿になるラッコ。
コン
コン
コン
いったん落ち着こうとしたのか、
ポケットから取り出した石と貝殻を打ち合わせて『音を立てる』。
39
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/23(水) 21:19:31
>>38
ラッコがビリビリになりながら潮汁を飲む姿を
珍獣を撮るかのようにスマホで写す
実際珍獣だし
「デンキウナギがいけるならカツオノエボシもいけるんじゃない?」
デンキウナギの発電器官を喰らいながらラッコに言った
カツオノエボシ、別名デンキクラゲ
デンキクラゲというが電気を発しているわけじゃなく、
刺されると感電するかのような激痛を感じるからだ
デンキウナギがいけたからっていけるわけがない
> コン
「けっこううるさい」
こう、コンコンと音を立てていると火の用心の拍子木みたいだ
40
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/23(水) 22:39:49
>>39
猛毒のカツオノエボシも、適切な調理を行えば、一応は食べられないこともない。
調理済みのものなら食べるかもしれないが、
可食部が少ないので、おそらく食いつきは良くないだろう。
もちろん生で食べたら無事では済まないはずだ。
ザ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ
石と貝殻がぶつかる音に反応し、『ボート』の軌道に変化が生じた。
誰が何のために置いたか分からないが、
たまたまあった『水入りのバケツ』に接近していく。
それと同時に、乗船している『人型スタンド』が腕を振り上げる。
ドスゥッ!
次の瞬間、目にも止まらぬ速さで、水面に『銛』が突き込まれた。
ザ バ ァ ッ
すぐに引き上げられた『銛』の先端には、丸いものが突き刺さっていた。
大きさは直径10cm程度。
全体が細い棘に覆われている。
ホンウニ目オオバフンウニ科オオバフンウニ属――『キタムラサキウニ』。
上品な甘みでクセが少なく、食べやすいのが特徴だ。
カツオノエボシと違って生食することが可能で、今の時期は『旬』に当たる。
元々バケツの中に入っていたとは思えないが、
見た目は獲ってきたばかりのように新鮮だった。
────ドヒュゥッ!
『人型スタンド』が剛腕を振るい、『キタムラサキウニ』を投げ飛ばしてきた!
狙われているのは『本体』らしく、
ラッコに直撃するであろうコースで精確に飛んでくる。
ラッコ自身は石と貝殻を持ったまま突っ立っており、完全なる無防備状態だ。
41
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/24(木) 20:59:09
>>40
ラッコの皮膚は厚そうに見えてとってもやわらかい
こんなすごい勢いでウニを投げつけられたら、
脳脊髄液を1585439789853563cc撒き散らして絶命しそうだ
助けに入ろうか?
と、動こうにも多分間に合わない
でも、助ける必要無いんじゃないかな
よっぽどキレた奴じゃなきゃ本体をぶっ殺そうとはしないだろう
多分
「丑の日だからね」
丑の日はうの付く物を食べる日だ
だからウニを食べても良いんだ
さっき海の日だったけど、誰が何と言おうと今日は丑の日なんだ…
42
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/24(木) 21:23:58
>>41
今日は海の日であり、また丑の日でもある。
長い一生の中で、そんな日があってもいいんじゃないだろうか。
実際どうなのかは別として、解釈の仕方は自由なのだ。
「ミャー」
強烈なパワーとスピードを兼ね備えた剛速球が、凄まじい勢いでラッコに直撃する。
──────ボフッ
ラッコは平然と佇んでおり、かすり傷一つ負っていなかった。
人型が行う一連の行動は、本体には一切ダメージを与えないようだ。
これが『餌やり』なのであれば、それも当然なのかもしれない。
ヒュゥゥゥゥゥゥ………………
そして、ラッコの体に当たってバウンドしたウニが、今度は甘城の方に向かってきた。
だが、かなり勢いが落ちているので、避けるのは簡単だろう。
あるいは、何かを使ってキャッチすることもできそうだ。
43
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/25(金) 19:42:51
>>42
勢いの落ちたウニを取るのは簡単だ
でも素手で触ったら血塗れになりそうでいやだ
それに刺さったら棘を取るのが難しくて、折れると皮膚の中に残存し続けるし
「はっ」
だからそこに置いてあったバールのような物を振りかぶって打ち返したんだ
44
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/25(金) 21:53:10
>>43
咄嗟に『バールのようなもの』を振り抜き、放物線を描いて飛来するウニを打ち返す!!
ズ オ ォ ッ
それを攻撃と受け取ったのか、さらに『人型スタンド』が『銛』で打ち返してきた!!
────ストン
しかし、当たりどころのせいか、先程のような勢いはなかった。
まず割れた殻がラッコの足元に落ちる。
それから、綺麗に分離した『可食部』が皿の上に着地する。
「ミャッ」
ゴソ ゴソ
ラッコは石と貝殻をポケットに戻し、ウニの殻を弄り始めた。
《――――今日は土用の丑の日です。
うの付く食べ物の代表選手としては、やっぱりウナギのイメージが強いですよね。
ここS県の名物でもありますし。
でも、時には趣向を変えてみるのも良いかもしれません。
例えば、同じ海産物のウニなんていかがでしょうか?》
『ラジオ』からは、最近どこかで聞いたようなパーソナリティーの声が流れる。
《ウニは低カロリーながら、三大栄養素の一つであるタンパク質と、
ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンEなどのビタミン類が豊富に含まれ、
夏バテ防止にも効果が期待できるそうですよ。
ところで、ウニの消費量は日本が世界一だとか。
ウナギもウニも日本人の琴線に触れるものがあるみたいですね》
偶然にも放送の内容と重なる状況。
この場で『丑の日にウニを食べる権利』は甘城に譲られたのかもしれない。
デンキウナギ料理を分けてくれたことに対するラッコなりのお礼なのだろうか。
45
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/26(土) 20:50:23
>>44
「どうも」
こういう食べ物は怪しいので食べない方が良いのだが、
ラッコに譲られた物を食べないのも何か悪い気がする
ラッコがどういうつもりなのかは分からないが
ウニっていうのはそのまま食べても別に良いんだが、
軽くワサビ醤油をかけるのが美味い
でもかけすぎは駄目だ、かけるのはちょこっとだけで良い
はむっ
一匹分のウニを味わう
一匹じゃ一口で終わりなのが寂しい
丼を埋め尽くす程のウニ丼を食べてみたいものだ
そういえば
「あんたら痛風にならないの?」
ラッコは普段からウニを大量に食いまくって漁業者を困らせてる害獣だ
ウニだけじゃなく牡蠣だとかプリン体が多い海産物をアホみたいに食い散らかしやがる
こいつらは痛風にならないのか?
46
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/26(土) 23:55:55
>>45
ククク……そのウニが有毒プランクトンを摂食したことで、
体内に毒素を蓄積させている個体とも知らずに……!
――――――などということは当然ない。
ミョウバン不使用のウニは雑味がなく、
添えられたワサビ醤油が素材の甘みを引き出し、
濃厚な旨味と共に口の中で溶けていく。
《今年は天候が安定したお陰でウニの生育状況が良好で、
お値段も手が届きやすくなってるみたいですよ。
丑の日にウニを味わうには絶好のタイミングかもしれませんね。
こんな話をしてたら、私も新鮮なウニ丼を食べたくなってきちゃいました》
────パッ
甘城がウニを食べ終えると同時に、ラッコの手元からウニの殻が消える。
『ビター・スウィート・シンフォニー』を持つ甘城には、
『スイーツ』と同じ『実体化スタンド物質』だと分かるだろう。
食物を出すという意味では似通った能力と言えるかもしれない。
「ミャー」
甘城の問い掛けに応じてか、直立した状態で短い前足を持ち上げるラッコ。
通風は関節に強い痛みを引き起こす病気だが、このラッコは健康そうに見えた。
ウニや牡蠣はラッコにとって主食の一つであり、
漁師から見れば厄介な存在という側面は否めない。
一方、このラッコは自給自足が可能な能力がある。
少なくとも地元の漁獲量に大損害を与えた記録はないはずだ。
47
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/27(日) 21:19:50
>>46
ラッコが痛風にならないなどと言う科学的根拠はないが、
あまりラッコが痛風になったという報告例はない
ラッコはプリン体を多く含有する内臓部分をあまり食べないからか
とはいえ、痛風になる可能性もなくはないので油断は禁物だが
「へー…」
デザートの土用餅を食べながらラッコの話(?)を聞いていた
「食べ…」
食べるか?ラッコが
ラッコは基本的に肉食だし
「骨せんべいならあるけど…」
デンキウナギの
48
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/27(日) 22:11:04
>>47
スピーカーからは引き続き、パーソナリティーの音声が流れている。
ラジオのオンオフやチャンネルの選択は本体の意思なので、
見方によってはラッコの話と言えなくもないかもしれない。
おそらくラッコは内容を理解していないのだろうが。
《今、『Electric Canary Garden』では、
リスナーの皆さんから、夏らしい曲のリクエストを募集しています!
番組公式サイトのリクエストフォームに、
ラジオネーム・曲名・アーティスト名・番組へのメッセージを入力してから、
入力内容を確認した上で、送信ボタンを押してくださいね》
ちょうどリクエストを募っている最中らしく、それに関する案内が放送されている。
「ミャア」
餅をあんこで包んだ土用餅。
どちらかというと、ラッコは骨せんべいの方に興味を引かれるようだ。
前足を伸ばして受け取ろうとしている。
ラッコの前足は短いが、器用なことで知られている。
手の平に当たる部分に厚い肉球があり、しっかりと物を掴むことができる。
49
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/29(火) 20:02:44
>>48
デンキウナギ丸ごと一匹分の骨せんべい
ウナギよりもでかくてがっしりしている
油でこんがりと揚げられて香ばしい匂いを漂わせるそれをラッコに渡す
揚げたてだから熱いぞ
「夏らしい曲だって
何かリクエストある?」
夏の曲というとやはり井上陽水の少年時代か、
Summer(菊次郎の夏)あたりが定番か
渚のシンドバッドやsecret baseなんかもあるが、
ラッコ的には何が良いのかな?
それにしても土用餅、
呼び方変えただけのただのあんころ餅だなと思いながら食べていた
50
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/07/30(水) 10:39:42
>>49
ラッコは被毛で覆われているが、前足の肉球には毛が生えていない。
ポ ロ ッ
思わぬ熱さのせいで、危うく骨せんべいを落としかけてしまう。
────パシッ
だが、持ち前の器用さでキャッチし、事なきを得た。
ラッコには出し入れ可能な爪が備わっている。
それを使って、骨せんべいをホールドしているようだ。
バリボリ ガリゴリ
ガリバリ ゴリボリ
ボリゴリ バリガリ
ゴリガリ ボリバリ
甘城から貰ったデンキウナギの骨せんべいを齧るラッコ。
なんとなくリズムを奏でているようにも聞こえてくる。
曲名が分からないから、咀嚼音で伝えようとしているのだろうか?
「ミャッ」
さっきは『カントリー・ロード』を聴いていたので、
郷愁を感じさせる曲が好みなのかもしれない。
夏らしさとの親和性は高いと言えるだろう。
何をリクエストするのか、最終的な判断は甘城に委ねられた。
51
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/07/31(木) 20:28:05
>>50
骨を楽器にするとは最近のラッコは器用だなぁ
スマホから番組のサイトにアクセスしてリクエストを送る
本当は川越音頭(ttps://www.nicovideo.jp/watch/sm8073178)をリクエストするつもりだったが
こんなものを送ったら人格が悪魔に支配されていると決めつけられそうだ
ラジオネームあまあま
『初メッセージです!
初めてなのでちょっと緊張しています(,,> <,,)
友達のラッコがたまたま聴いてたラジオを一緒に聴いてたんですけど
パーソナリティさんの話が面白くて声もかわいいから気に入りました(^-^)
本当は川越音頭をリクエストしようと思ったんですけど、
友達が骨を齧ってるので井上陽水さんの少年時代をリクエストしますっ!』
ノスタルジック
夏のド定番といえる郷愁を感じさせる曲
骨を齧るリズムから多分これだと推測したが、
骨を齧ってるからリクエストするとか意味が不明にも程がある
「どう?」
52
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/08/01(金) 16:05:04
>>51
楽曲に纏わる逸話は別として、『川越音頭』をリクエストした場合も、
純粋に夏らしい曲として受け取られただろう。
しかし、万一の可能性を考えると、変更したのは英断だったかもしれない。
今頃、ラジオの向こう側で、甘城が送信した内容を受け取っているはずだ。
《リスナーの皆さんから、たくさんのリクエストを頂きました!
ここからは一つずつ紹介していきましょう。
まずはラジオネーム『あまあま』さん!》
合間にCMを挟み、やがて番組が再開された。
《『初メッセージです!初めてなのでちょっと緊張しています』》
《はじめまして〜!パーソナリティーの『美作くるみ』です!
やっぱり初めての経験は誰でも緊張しちゃいますよね。
よかったら、どうぞリラックスして聴いていってください》
《『友達のラッコがたまたま聴いてたラジオを一緒に聴いてたんですけど』》
《え!?ラッコとお友達なんですって!
しかも一緒に番組を聴いてくれてるみたいですよ?
これは続きが気になりますねぇ》
《『パーソナリティさんの話が面白くて声もかわいいから気に入りました』》
《ありがとうございます〜!
あまあまさんに楽しんでもらえるように、
これからもトークに一層の磨きを掛けていきますね!》
《『本当は川越音頭をリクエストしようと思ったんですけど、
友達が骨を齧ってるので井上陽水さんの少年時代をリクエストしますっ!』》
《ええと、お友達はお食事中なんでしょうか?
私も食生活には気を遣ってるんですけど、
ここ最近は忙しかったせいか、ちょっと乱れ気味で……。
夏バテに負けない元気を付けるために、
今夜は『土用の丑のウニ』を食べに行きますよ》
《それでは、あまあまさんのリクエストで『少年時代』です。
どこか懐かしく、日本の夏を代表する一曲をお聴きください》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
パーソナリティーの声と入れ替わりに、スピーカーから音楽が流れ始める。
あまあまがリクエストした少年時代だ。
そのメロディーは文句なしに郷愁を誘い、
過ぎ去った過去を無意識に思い起こさせる訴求力を持つ。
「 ミャア 」
友達のラッコは表情が分かりにくいが、聴き入っている…………ように見えた。
バリ ボリ ガリ ゴリ
デンキウナギの骨せんべいを齧りながら少年時代を聴くラッコは、
遠い生まれ故郷を思い出しているのだろうか?
または、何も考えていないのかもしれない。
ただ、公園でキャッチボールをして遊んだり、
動物も受け入れてくれる旅館で同じ温泉に入ったりした甘城のことは、
けっこう気に入っていたりしそうな雰囲気ではある。
53
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/08/02(土) 20:19:59
>>52
少年時代に海を思わせる歌詞はないがラッコにも響くものがあるのだろうか?
ラッコも少年だった頃を懐かしむ事があるのだろうか
音楽を聴きながら骨を齧るラッコを見ながらあま公はこんな事を考えていた
ラッコの故郷というと、やっぱり北海道とかなのか?
ひょっとして北方領土か?
もしそうだったら面倒な事になりそうだし、
ロシアから来たとか言われたらどうすればいいのか
「お前、不法入国者か?」
ぼそっとラッコに呟いた
54
:
ラッコ『ハッピー・スタッフ』
:2025/08/03(日) 00:03:49
>>53
ラッコには主に3つの亜種が存在する。
最も大きいのがチシマラッコで、
カリフォルニアラッコは最小、アラスカラッコは両方の中間だ。
目の前にいるラッコは大きくも小さくもないが、個体差の可能性もあるし、
詳しい判別は知識が要りそうだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜♬
少年時代がラッコの心に響くとすれば、
この曲調や歌声が穏やかな波の音を想起させるせいかもしれない。
バサバサバサバサバサァッ
「ミャー」
物音に反応したラッコが空を見上げると、頭上を数羽のツバメが横切っていく。
彼らは春から夏にかけて日本に渡来し、
秋になると東南アジアに移動して越冬する習性を持つ。
彼らが入国の手続きを踏まないように、ラッコもパスポートの発行は受けていない。
ゴソ ゴソ ゴソ
骨せんべいを食べ終わったラッコは、食べかすを取り除くためのグルーミングを始めた。
その場で横になると、前足の爪を櫛のように使い、まず上半身の汚れを落とす。
さらに、体を大きく曲げて下半身の被毛も手入れする。
《 夏まつり 宵かがり 》
《 胸のたかなりに あわせて 》
《 八月は夢花火 私の心は夏模様 》
今この瞬間、きっと他のリスナーも、あまあまがリクエストした曲を聴いているだろう。
55
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2025/08/04(月) 18:18:13
>>54
飛んでいったツバメはどこへ行くのか
ラッコとツバメの決定的に違うところは、
ツバメは渡りをするのが当然の生態を持つ生物で、渡りは当然の権利だ
パスポートの有無ごときじゃ誰にも止められない
対してラッコは一般的に渡りをしない、自分の里に定住する生き物だという事だ
この差はあまりにもでかい
グルーミングをするラッコを見て、
大半の人間はラッコのかわいい姿に癒され骨抜きにされそうだ
そんなラッコを見てあま公は
海の哺乳類ならラッコよりアシカが良いな…
と思っていた
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