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【個】『サロン』【他】

344朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2026/01/01(木) 22:24:59
>>343
「ふむ、これならちゃんと伝わるかも知れませんね。
 私たちの気持ちが。」
どこか満足げにラッピング作業を続けていく。
このままきれいなラッピングを続けていけば
順調に作業を終わらせることができるだろう。

「頼り切らない生活も結構なんとかなりますね。
 最初からもっていなかったこともあるのかも知れませんが…」
小石川のラッピングも軽く確認する。
よく出来ていると感心しているようだ。

「…なるほど、スタンドを使わない理由は
 もう一度スタンドを使うため…ですか。
 今度はスタンド使いとしての自分を見つめ直すんですね。」
どこか感心するように答える。

「スタンドを使わない…それは過去の自分も今の自分も見つめ直すためだったんですね。」

345小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【6/7】:2026/01/02(金) 04:43:04
>>344

ラッピングは滞りなく進み、およそ半分ほど済ませることができている。

  「ええ――今よりも強くなるためには、
   これまでの認識を改める必要を感じました……」

会話の間も手を止めず、手作りのお菓子を一つ一つ包んでいく。

  「『一般人にもできること』と、
   『スタンド使いだからこそできること』の両方を知り、
 この世界に生まれ変わるような気持ちで自分自身と向き合いたいのです。
   既に『方向性』は掴んでいますから、
   いずれお見せすることがあるかもしれません」

そうして作業を続けていると、まもなく最後の一つに差し掛かった。

  「……『そろそろ』ですね」

全てを包み終わる頃合いを見計らい、サイズの違う透明な袋を2つ取り出す。

  「大きめの袋には仲真さんと大丸さんの分を、
   小さな袋には小角さんの分を詰めましょう。
   『リボン』は……私は落ち着いた色合いが良いと思いますが、
   涙音さんはいかがですか?」

締めくくりとなるであろう飾り付けに関して、涙音の意見を求める。

346朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2026/01/03(土) 00:13:50
>>345
「そうなのですね…
 きっと、小石川さんは以前よりも
 強くなっているかも知れませんね。」
そう言って顔を向ける。

「ぜひその時を楽しみにさせていただきます。
 私自身にとっても勉強になるかも…しれません。」
期待を込めた眼差しをしている。
小石川のスタンドとの向き合い方を参考にしてみたいようだ。

「はい、これで出来ました!」
どうやら涙音は自分の分も包み終えたようだ。

「了解です。
 小角さんの分もしっかりやりますよ!
 色合いは…そうですね。」
袋と合わせて交互に見てみる。

「ふーむ、これだったらシックな感じで
 青色とかを使ってみるのはどうでしょうか。
 落ち着いた色合いですが、鮮やかさもありますし」

347小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【6/7】:2026/01/03(土) 09:50:40
>>346

一旦その場から離れると、まもなくリボンを手にして戻ってくる。

  「――『ロイヤルブルー』のリボンです。
   鮮やかさの中に『知性』や『冷静さ』を感じさせる色なので、
   涙音さんの意見を取り入れて選びました」

ロイヤルブルーは、『イギリス王室の公式カラー』として知られる深い青色のことだ。
目を引く華やかな色合いであると同時に、誠実で落ち着いた印象も与え、
『ロイヤル』という名前が示す通りに『品格』を感じさせる。
そのリボンを2つ用意してきた。

  「まず、お菓子を袋に詰めていきましょう。
   それにリボンを結べば『完成』です……」

            スッ

大きめの袋を手に取り、
そこに個包装したチョコレートとショートブレッドを詰め始める。

  「……私は仲真さんと大丸さんの分を詰めますから、
   涙音さんは小角さんの分をお願いします」

先程、涙音が小角に渡す分に対して張り切っていたので、
そちらは彼女に任せることにした。

348朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2026/01/03(土) 18:16:54
>>347
「わぁー、きれいな色ですね。
 そこまで派手さはなくとも鮮やかさは感じられます。
 これですよこれ!」
嬉しそうにリボンを手に取った。

「わかりました。
 私の方も直ぐにできますよ。」
そう言って小さい袋の方にチョコレートとショートブレッドを詰め始める。
壊れないように丁寧に。

「じゃあリボンは…ふむ」
心を込めてと考えると…

「なるべく綺麗に結ばないとですね。」
軽くリボンを結ぼうとするが…

「うーん、もうちょっと綺麗にできたらなぁ。」
少し上手く行っていないようである。
きれいなちょうちょ結びにしようとしているようだ。

349小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【6/7】:2026/01/04(日) 09:42:41
>>348

こちらも全て袋に詰め終わり、最後のリボンを結ぶ工程に入った。

  「……蝶結びはシンプルな結び方なので、
   綺麗な形を作るためには、全体のバランスを意識することが大切です。
   よろしければ、一緒に試してみましょう」

             グルッ

涙音に見せるように、袋の口にリボンを回し、手前で交差させる。

  「これは『横一文字掛け』と言って、最も基本的な蝶結びになります」

         キュッ

さらに、片方の端を下から潜らせ、そのまま締める。

  「次に、余っている部分の長い方で、1つ目の輪を作ります」

               ソッ

輪を保持しながら、残りの部分を回り込ませ、2つ目の輪を作る。

  「ここまで進んだら、結び目の近くを持って、リボンを引き締めてください。
   そこから形を整えて、綺麗になるように調整していきます……」

           クイッ

ひとまず途中まで結び、涙音の手元を見守る。

350朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2026/01/04(日) 23:28:08
>>349
「ああ…その、ありがとうございます…
 きれいに結ぶのが結構大変で…」
あまりなれていないのかも知れない。
そのまま、小石川の結び方をじっくりと見る。

「ふーむ、なるほど…
 そんな感じで…はい、やってみます!」
小石川の動きを確認して納得するように頷くと
ゆっくりと丁寧に、その動きを真似ながら
結び目を作っていく。

「ふむ、こうしてこう…ですね。
 …いい感じに出来ました。」
どうやら先程よりも綺麗にできてきたようだ。

「ありがとうございます。
 スタンドを使おうかと思いましたが…
 ですがやっぱりこうして自分の手を動かすと
 色々と、大変さがわかりますね…」

351小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【6/7】:2026/01/05(月) 10:21:23
>>350

確かに『FUS』は器用で、大抵の作業は不自由なく行える。
しかし、当然ながら『本体の知らないこと』はできない。
そこに限界は存在するものの、『新たな理解』を得て越えられる壁もあるだろう。

  「私の見たところ……『フォートレス・アンダー・シージ』には、
   まだ多くの可能性が感じられます。
   こうして色々なことに挑戦すれば、
   今まで気付かなかった『応用の発見』に繋がり、
   いつか『スタンドの強さ』に変えられるでしょう」

それとなく涙音の手つきを見つめ、
正しく結べていることを確認してから、次の段階に移る。

  「……では、見ていてください。
   まず右手の人差し指を輪の中に入れてから、親指で結び目を押さえます。
   その状態で左下の部分を引き締めて、全体の形を整えましょう」

     スス…………

  「反対側も同じ方法ですよ。
   今度は右下を引っ張って、さらに調整します」

                  スス…………

  「最後に右手で右側の輪を、左手で左側の輪を摘んで、この2つを同時に引きます。
   輪の形が膨らんで、綺麗な蝶結びが完成しました……」

           パ ッ

説明を終えると、ロイヤルブルーのリボンが袋の口を留めていた。

352朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2026/01/05(月) 19:38:13
>>351
「確かに…自分でできることがわからないと
 スタンドの動かし方もうまく行かないかも知れませんね。
 …もっと色々と自分でやってみます。」
そういいつつ丁寧に指を動かす。

「私のスタンドは人型…
 自分自身の動き方を覚えることも
 スタンドの強さを知るのに大事なことですね。」
小石川の指の動きを注意深く確認する。

「ふむ、ふむ…」
リボンが丁寧に結ばれていくのを確認すると。

「…わかりました、やってみます。」
そう言ってゆっくりと小石川の動きを真似して見せる。

ススス…

「こうしてこう…よし、出来ました。」
そう言って結ばれたリボンを見せる。

「小石川さんほどすぐには出来ませんが…
 丁寧さでは負けてないと思います。」
どうやらきれいに結ぶことが出来たようだ。
ややぎこちなくはあるが、そこまでキにするほどのものではないだろう。

353小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【6/7】:2026/01/06(火) 09:19:38
>>352

蝶結びになったリボンが2つ並んでいる。
どちらも心を込めて施されたものだ。
そこに大きな差はないだろう。

  「――『完成』です。
   あとは、これを受け取ってもらえるかどうか……」

せっかく手間を掛けても、渡せなければ意味がない。

  「いえ……それは考えても仕方のないことでしょう。
   涙音さん、お疲れ様でした」

やるべきことは済ませた以上、次にどうするかを考えるべきだ。

  「後日、手紙を添えて『清月学園』に持っていってください。
   『どうするか』はお話した通りです。
   もし何か困ったことが起きたら、
   遠慮せずに連絡していただいて構いません」

職員室で『室内遊技同好会』の活動場所を聞いてから、実際に現地まで赴く。
そして、おそらくいると思われる『仲真』と『大丸』に接触し、
『ビデオ通話』を使って『小角の現在』について尋ねる。
まだ抜けがあるかもしれないが、
問題が生じた場合は涙音が知らせてくれるはずだ。
その時は状況に合わせて臨機応変に対応するしかない。
少なくとも『方針』は定まった。

  「……よろしくお願いします」

改めて涙音に向き直り、出来上がった『贈り物』を託す。


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