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【全】夏への扉(2021)

1ロイドパ:2021/07/20(火) 19:08:27
ピートはいつまでたっても、ドアというドアを試せば、
必ずそのひとつは夏に通じるという確信を、棄てようとはしないのだ。

   ロバート・A・ハインライン『夏への扉』

スレの詳細は>>2

213ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/07/25(日) 19:06:35
>>210-212

ラッコは『海の生き物』だ。
そして、ここは『海』。
そこまで不自然ではないのかもしれない。
常識的に考えればおかしな状況ではあるが、
ここは『常識の通じない空間』である。
ラッコとジンベエザメが『知り合い』だったとしても、
何も不思議はないのだろう。

        ミャー

意外な事に、甘城の挨拶に『返事』が返ってきた。
どことなく猫に近い鳴き声だ。
実際は何となく鳴いただけかもしれないが、
タイミング的に『挨拶』したように見えた。

           ミャー

ただ、円谷の挨拶にも『鳴き声』を返したため、
やっぱり『挨拶』かもしれない。
挨拶は人間だけのものではない。
動物にとっても『コミュニケーション』は大事だ。
自らが敵ではない事をアピールし、無用の争いを避ける。
『生まれ故郷』から遠く離れた地で生き抜くための知恵である。

          ミャー

だから、七篠にも『挨拶』したのかもしれない。
ラッコは貝の中身を食べている。
これは『ホタテ』だ。
このラッコの好物は『ウニ』と『アワビ』である。
だが、厳しい自然の世界では食べ物の選り好みは出来ない。

         ジッ

ラッコは、浮かんでいる『輪』に興味を引かれたらしく、
つぶらな瞳でそちらを見ている。

214『ひと夏の思い出』〜海開き編〜:2021/07/25(日) 19:12:59
>ラッコ

ジンベエ:や、自分このへんはじめてなんで……(アフレコ)

>円谷・甘城・七篠

ジンベエ:ぽやーん(アフレコ)

ジンベエザメはぽやーんとしている。

もしかしたら体が大きすぎるのかもしれないし、
もしかしたら海が大きすぎるのかもしれない。

子供とはいえ『えびす』などの海神・漁業神にも例えられる巨体なので『ジンベエサマ』は案外おおらかなのかも知れない……。

>鮫側からすればどうだろう?
うん、ジンベエザメにとって海の中は未知のことで一杯だし、体にコバンザメが貼り付いてくることもしばしばだ……。
意外とジンベエザメにとっては人間もコバンザメもあまり変わらないのかもしれない……。
まぁ、そのあたりは、ジンベエザメのみぞ知るなのかもね……。

215甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/07/25(日) 19:26:58
>>211-214
偶然か?挨拶なのか?
猫のような鳴き声を返し、食事を開始するラッコを見て

「…美味しそう」

その美味しそうは一体、何に対してなのだろうか!?

>浮かんでいる『輪』に興味を引かれたらしく

「…ラッコさん、飛んでみて」

何を言っているんだこいつは
ラッコにサーカスのライオンの火の輪くぐりのように、
あの輪っかをくぐってみろと言うのか
人(円谷)の物で勝手な事言い出す

216円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/07/25(日) 20:06:09
>>212-214

「わーっ、今お返事しませんでしたーっ!?
 ほんとに頭良いんだーっ、こんな小さいのにー!」

貝を食べるところを見ていたが、
ふと、ラッコの視線が気になった。

「なになに? あたしの顔見てる!
 わーっ、ほんとかわいーっ。
 あはーっ! きみ、あたしの事好きなのー!?」

      「ラッコにモテのって嬉しいー。
       あたし照れちゃうー」

           ヒュルル ルルルル

ラッコの位置から頭の上を見ると、
どうしても見られてる側は気付きづらい――が。

「え! 天音ちゃんもしかして……こーいうこと!?」

「そっかそっか、ラッコってたしか、
 英語だと『シーライオン』って言うんでしたネ!」

それはアシカだが、サーカスを連想した。
ともかく頭上の輪を低く低く、水面まで下げてみる。

「ラッコさんって寒い寒ーいとこにいそーだし、
 氷好きだったりするんでしょーか」


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