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【全】夏への扉(2021)
134
:
円谷 世良楽『リトル・スウィング』
:2021/07/24(土) 12:51:43
>>120
>>121
「やったやったー! 天音ちゃんやさしー!
「あーーーん」
パク
「おいしいーっ!
ユズちゃんユズちゃん、
こっちのフルーツも美味しいねーっ」
躊躇なく甘城からの施しを受けるセララ。
お熱い、というのは単なる冗談だったのだろう。
「あ、ラムネ来た来た!
押すやつもちゃんと付いてるー、よかったー!」
――と、ラムネを開栓するよりも早く。
>>123-128
「え!? うそうそ!? 本当にサメ!?
やばーい、ぜったい見に行こ見に行こ!
ご飯は逃げないけど、サメは逃げちゃうもんネ!」
と、セララも食事を中断して砂浜に出てみると。
「わー! 氷山ちゃんだ!? 氷山ちゃーん!
氷山ちゃんも海来てたんだー、すっごい偶然ー!」
知り合いがいた。手をあげて挨拶する。
「この二人はねー、天音ちゃんとユズちゃん!
天音ちゃんはすっごい面白くてー!
ユズちゃんはすっごい良い子!
二人ともあたしの大事な大事なお友達でーす!」
まずは氷山に二人の友達を紹介して。
クルッ
そして、ターンするように甘城と七篠に向き直り――
「この人はー、知り合いの氷山ちゃんでーす!
それでこっちのスタンドの人が『サンズさん』!」
「二人ともすっごい強くて、
カッコいーんだよー。あはーっ!」
氷山のことも紹介する。
もっとも、彼女とは闘技場だけでの知り合いだが。
>>129
「わーっ! ねえねえ、あそこにサメまだいる!
あはーっこわーい、氷山ちゃん氷山ちゃん!
あのサメって危なくないんですかー!?」
「さっきアレと戦ってたの、氷山ちゃんだよねーっ?」
めざとく水面に見える斑点に気付き、
当事者たる氷山に聞いてみる。
>>130-133
「えーっ!? あたしまだ食べ終わってないでーす!
サメ出たってゆーから出てきただけなのにー!」
「もーっ、じゃあ先に払っちゃう?
あ! 天音ちゃんいいのにー!」
甘城が支払ってくれるようなので、
とりあえずここは甘えておこう。
私が私が、となっても店員を待たせて悪いし。
「天音ちゃん天音ちゃん、後で一緒にかき氷とか食べましょー」
その時にささやかだがお返しでもすればいい。
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