したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【場】『自由の場』 その2

1『星見町案内板』:2021/05/15(土) 13:10:51
特定の舞台を用意していない場スレです。
使いたい場スレが埋まっている時や、
現状スレのない地域での場活動にご利用下さい。
町にありえそうな場所なら、どこでもお好きにどうぞ。

446小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/01(金) 22:06:25

【場】『 大通り ―星見街道― 』 その2
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1586906856/806)から移動

>>(全体)

    ブロロロォォォ……

              ――キィィィッ

やがてタクシーが停まったのは、
閑静な郊外に立つ『一軒家』だった。
表札には『小石川』とある。
代金を支払って車内から降りると、
発車したタクシーを見送ってから、三人に向き直る。

  「――……どうぞ」

―――――――――――――――――――――――――

朱鷺宮・朝山・小角は、小石川家の『リビング』に通された。
調度品は少ないが、全員が座っているソファーを含めて、
質の高い品を揃えているようだ。
壁の一隅には、
『ラベンダー畑』を描いた『風景画』が掛けられている。

          コトッ コトッ コトッ

テーブルの上にカップが三つ置かれた。
それぞれの手元に一つずつ。
仄かに『ラベンダー』の香りが漂う。

  「『ラベンダーティー』です」

  「お口に合えばいいのですが……」

三人に声を掛けながら、バッグから財布を取り出す。
残り『57万円』。
『調査料』としては十分だろう。

447朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/01(金) 23:38:42
>>446
「おじゃましま〜す…」
あたりを見回しながら小石川の家の中へと入る。
人の家に入るのはやはりやや緊張する。

「ああ…どうもありがとうございます。」
かしこまりながらソファーに座り
ラベンダーティーに目を向ける。

「あの別荘のことを思い出します。
 いい香りですね。」
あたりに漂うラベンダーの香り。以前行った別荘で同じ匂いを嗅いだことがある。
少し心が穏やかになったように感じた。

「まぁ、まずはリラックスですね…
 いただきます。」
これから大事な話があるのはわかっている。
まずは軽くラベンダーティーを嗜んでからでもいいだろう。

448朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/02(土) 01:41:53
>>446

「うわーっ! 小石川おねーさんの家はとってもいい匂いがするっス!
スーーーーーっっ!」

初めて遊びに来たっス! 思いっきり空気を吸っちゃうっス!

>『ラベンダーティー』です

「有難うっス! それじゃあ頂くっス!!」

ふーふー冷ましつつ、ゆっくり一口味わうっス!

「フーッッ!! とっても、これはアレっス!
爽やかが体を通り抜ける味って奴っスね!
 つまり、すっごくすっごく美味しいって事っス!!」

ラベンダーティーの感想を告げるっス!

449小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/02(土) 03:06:17
>>446-448

「タクシー代を払って貰ってわるいね、小石川さん。
 まあ、これも調査費用という事でひとつ頼む……」

                   スタッ

タクシーから降りて、家の中に入る。

「お、お邪魔します。
 あっ! こらっきみ、品が無いぞ……」

高級な香りを感じるが、朝山のふるまいを見て鼻息を抑える。
小角は他人よりも『かしこぶりたい』やつなのだった。

「…………ううむ、おしゃれなリビングだ。
 小石川さんは流石だな…………」

            スッ

「ラベンダーティー!
 飲み物までおしゃれとは…………」

                   ズズ

           「……味もおしゃれだぞ」

等と言いつつ、視線を『財布』に向ける。
別にがめついわけじゃあない。『必要』だからだ。
それから一同の顔を見渡して。

「――――おほん。さて。
 小石川さん、一応聞いておくのだが、
 彼女たちにわたしの『調査方法』は、教えていないよね?」

                スッ

机の上を遮ってしまわないよう、
やや椅子を引いた上で空間を撫で、『イル・ソン・パティ』を発現する。

「小石川さんなら教えていないだろうから、これから説明をするけど。
 とても重要なヒミツなんだ。……くれぐれも、他言はしない方が良い」

                 「無用なトラブルを避けるためにも……だ」

450小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/02(土) 03:33:40
>>447

  「ええ……そうですね」

  「この家にも『ラベンダー』がありますから……」

朱鷺宮の言葉を受けて、窓の外に視線を向ける。
ガラスの向こう側には『庭』があり、
紫色の花々が咲いていた。
『薫衣草園』で見た『ラベンダー畑』程の規模ではないが、
よく手入れされているようだ。

  「――……私の好きな花です」

目線を戻し、穏やかに微笑する。

>>448

リビングに置かれたキャビネットの上には、
ラベンダーのブーケが飾られていた。
手製のものらしい。
室内に漂う香りは、そこから伝わってきているようだ。

  「お口に合ったのなら……何よりです」

          ニコ……

明るく元気な姿を見つめて、柔和な笑みを浮かべる。

>>449

  「こんな時でなければ――
   ゆっくりお話できたのですが……」

  「無事に終わったら……
   皆さんで『クリスマス』を祝いましょう」

朝山と小角のやり取りを目にして、静かに微笑んだ。
少し場の雰囲気も和やかになったような気がする。
小角の問い掛けに対しては、小さな頷きを返した。

          コク……

  「はい――『まだ』お話していません」

現れた『イル・ソン・パティ』を見下ろす。
これを見るのは『二度目』になる。
『調べる事』に関しては、まさしく『切り札』と呼べる存在。

>>(全体)

  「……『調査』を始めましょう」

小角に続いて口を開き、今日の『本題』に入る。

  「お伝えしている通り、これは『内密の集まり』です。
   『ここで得られた情報』は、
   他の方に伝えて下さって構いませんが……」

  「『誰がどうやって調べたか』は他言無用にお願いします」

朱鷺宮と朝山に改めて確認しながら、
財布から『57万円』を出して、テーブルの上に置く。

  「『シベリアモミの香り』は、
   『冬の風物詩』として『夏の魔物』に効果があるか――」

  「……これを『最初の質問』とさせて下さい」

小角の説明が終わるのを待つよりも、
実際に『質問』した方が早いだろう。
何よりも第一に、この点を確かめておかなければならない。
もし『効かない』という事になれば、
『軌道修正』を行う必要が出てくる。

451『星見町の終わらない夏』:2021/10/02(土) 07:22:37
>>450

 >「『シベリアモミの香り』は、
>『冬の風物詩』として『夏の魔物』に効果があるか――」

『コイン』は、『はい』に止まった。
ただその進みは以前行った明瞭な質問時と比べて
かなり遅いように感じられる。

452朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/02(土) 14:19:53
>>448-450
「ラベンダーが大好きなのですね。
 私もこの香り、嫌いじゃないですね。」
そう言って小石川に声をかける。
朝山に対してもどこか微笑ましげな表情を見せた。

「それに、味もとても良いです。」
そう言って微笑んでから
小角にも視線を向ける。

「小角さんのスタンド…
 それがあなたの能力ですか?
 …なんだかコックリさんを思い出します。」
机の上に出現した『イル・ソン・パティ』を見る。

>>451
そしてコインが動いたのを見て理解する。
「なるほど…質問に対して回答を提示する…
 これがあなたの能力ですか…」
小石川の質問に返答を答えるようにコインが移動する。
それで能力はなんとなく察することができたようだ。

453朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/02(土) 19:28:31
>>449-452

「ほぇー! 天津は……小角っチのスタンドは便利なんっスねー」

天津飯の友、と言おうとしたが。自分は今日は悪の首領でなく朝山として
来てる事を思い出し、普通に名前を呼んだ。

「……? モミの木の匂いは効果があるみたいっスけど。
なんかコインの動きがカタツムリ見たいに遅かったっス。
 いつも、こんな感じにゆ〜っくりなんスか?」

野生の勘か、コインの動きを始めて見たがどうも違和感を受け取った朝山は
軽い感じで感想を呟いた。

454小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/02(土) 19:47:07
>>450

  「小角さん――」

  「『テーマ』は『夏の魔物』について……」

          スッ

『調査料』をテーブルに置いた後、
小角に『テーマの設定』を求めた。

  「朱鷺宮さん、朝山さん――」

          ソッ

  「指を『コイン』の上に置いて下さい」

二人に言葉を掛けながら、
自らの人差し指をコインに触れさせた。

455小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/02(土) 20:57:53
>>450-454

「ふふん、占いや風水なんかとは少し違うんだ。
 ……世界の誰か一人でも答えを知る問いなら、
 わたしの能力は、どんな真実でも暴き出す」

         「だから……危険なんだが、ね」

「……………うむ、『調査』を始めよう!
 なにせ人の命がかかっているんだ。
 ……………しっかりと頼むよ、『イルソンくん』」

           スッ

   「まあ、やり方はきみたちも見ていたまえよ」

重ねた指は、答えへと導かれる。
こっくりさんのような『神秘』ではなく、
あらゆる神秘を否定する『真実の太陽』。

                ・・・なのだが。

「むっ…………『はい』と出た、が」
「遅かったな……」「自信に欠けるかね、イルソンくん」

コインの進みはなんというか、曇空だ。

「これは絶対にそうとは限らないのだけど、こういう場合、
 答えとしては正しくても、なんというか含みがある事が多いよ」

小角なりの所感を述べて、再び一同の顔を見る。

「……おほんっ、ともかく、これで質問完了だ。
 小石川さんは質問したから、
 あとはわたしたち3人が質問すれば『一周』する。
 次の周に進むには、またお金が必要になる」

「3周目からはどんどん高くもなるぞ。
 ま、そこは情報量というやつだ……なるべく早く答えを出そう!」

と、長々と説明をし終えた口を一旦ラベンダーティーで湿らす。
その間に誰かが質問するなら、それが一番良いのではないだろうか。

456小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/02(土) 22:00:36
>>451-455

  「……私が知りたいのは、『モミの香りを広める策』が、
   想定している効力を発揮するかどうかです」

全員に告げてから、コインの動きを見届ける。
小角や朝山が指摘した通り、確かに動きが鈍いようだ。
『紅鏡町』で『調査』を行った経験と照らし合わせると、
答えが明瞭である場合は、
コインは迷う事なくスムーズに動いていた。
おそらくは『効果はあるが』という言葉の後に、
『何か』が続くのではないだろうか。
それを突き止める必要がある。

  「考えられる可能性としては……
   『風物詩』に『強弱の概念』があり、
   『効果はあるが強くはない』のか――」

  「直接『質問』する事もできますが――
   『他の風物詩』を挙げた場合と、
   比較する方法もあるでしょう……」

一度言葉を切って『イル・ソン・パティ』から顔を上げ、
再び口を開く。

  「その辺りを探りたいと思うのですが……」

自身の考えを、三人に告げる。
残り『三つ』で『一周目』が終わる。
後々の事を考えると、一つも無駄にはできない。

457朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/02(土) 22:39:04
>>453-456
「移動速度も問題なんですね…
 可能ではある、ということなんでしょうか…?」
小角の反応を見る限りではどうやら
はいといいえという単純なものではないようだ。

「なかなか難しいところですね…
 さて、となると後必要な質問は何かということですが…」
小石川に促されたのを見て。

「さて、どうするかですねー…」
その質問は自分の中から見出すべきものなのか、
少し考えながらコインに指を伸ばす。

458朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/02(土) 22:54:32
>>454-457

「ふーーむ。って事は効果が小さかったり、匂いだけじゃ
不十分だよって教えてくれてるって事で良いんすかね」

コインの動きに首を傾げつつも、一いち考えるのは性に合わないっス!

指を皆と共に置いて、何を質問すれば良いのか考える。

「うーん、何を教えて貰うっスかね。
クリスマスムードが街にちゃんと満ちれば、夏の魔物は消えますか?
とか聞けば良いんスか?」

皆に、そんな感じでいいかどうか尋ねつつ質問内容を頭で巡らす。

459小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/03(日) 00:17:46
>>456-458

「ううむ、『可能性』の質問はあまり効果的ではないかな……
 『今日までのペースで、当日になれば成功しますか?』とか、
 『もし上手くいけば』みたいなのは、聞いた時の結果にしかならない。
 つまり、あとからわたし達の知らない所で結果が変わりかねないのさ。
 だから……よし、ここはわたしが質問をして見せようじゃあないか」

           「かまわないだろうね?」

朱鷺宮(母)と朝山に視線を走らせる。
彼女らの知恵は借りたいが、『質問』の経験がない今、
まずは自分達が先陣を切るべきということか。

「小石川さんの言った中で、例えばだが……………………おほんっ」

「『わたしたちはアロマでシベリアモミの匂いをばら撒く予定だが、
  これをケーキの匂いにすると、夏の魔物への効き目は上がる?』」

と、そのような質問を投げてみる。
例でありながら、小石川が確かめたい『方針』にも適っていると言えるはず。

460『星見町の終わらない夏』:2021/10/03(日) 00:40:53
>>459
>「『わたしたちはアロマでシベリアモミの匂いをばら撒く予定だが、
>これをケーキの匂いにすると、夏の魔物への効き目は上がる?』」

―――『いいえ』。淀みなく、『コイン』は動く。

461小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/03(日) 01:16:40
>>457-460

  「――……『効果』は上がらないようですね」

コインが示した『解答』を見て、考えを巡らせる。
今度は迷いなく速やかだ。
先程とは違い、『含み』はないのだろう。

  「『最初の質問』でコインが遅かった理由は、
   朝山さんが言われたように、
   『香りだけでは決定打にはならない』――」

  「……そういう意味なのでしょうか?」

  「他の方々の行動と『連携してこそ』であると……」

現時点で分かった事は二つ。
『シベリアモミの香り』は『夏の魔物』に効果がある事。
『冬の風物詩』に『強弱の概念』は存在しないらしい事。

  「別の案としては……
   『クリスマスソング』を流す事も検討されているようです」

  「……念のために、もう一度だけ確認させて下さい。
   『香り以外の風物詩』でも、
   『第一の質問』と同じ動きをするのかどうか……」

  「朱鷺宮さん――
   『クリスマスソング』を流す事が、
   『冬の風物詩』として『夏の魔物』に効果があるか、
   『質問』してみていただけますか?」

朱鷺宮に視線を向け、『質問』を頼む。
コインの動きを確かめたい。
彼女に他の考えがあるのであれば、そちらを優先する。

462朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/03(日) 15:28:16
>>458-461
「ふむふむ、なるほど…
 有効かどうかだけじゃないんですね。」
それぞれの質問に対しての動きを見て
コインが動く『スピード』も重要らしいということを感じ取った。

「だとしたらただ単に香りだけだとやや心配となるわけですね。
 他の作戦も併用すれば、うまくいく確率も上がっていくでしょうか…」

「…私は特に異論はありませんよ。
 私も他の作戦と組み合わせることで確率が上がるかは
 とても気になっていますし。」
小石川から促された質問の内容にうなずいて返事を返す。

「それでは…
『クリスマスソングを流す事が、『冬の風物詩』として『夏の魔物』に効果がありますか?』」
果たして自分の言葉はコインに届くか
少し緊張しながら小石川に促された質問を行う。

463『星見町の終わらない夏』:2021/10/03(日) 15:35:55
>>462

> 『クリスマスソングを流す事が、
>『冬の風物詩』として『夏の魔物』に効果がありますか?』」

ーーー『はい』。
モミの香りの問いの時よりスムーズな早さでコインは動く。

464朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/03(日) 17:28:39
>>459-463

「あっ、今度は素早く動いたっス。
やっぱり、クリスマスをちゃんと連想する物事が
一番効果があるのかも知れないっス」

コインの動きを見て、大きく頷きつつ感想を漏らす。

「うーん、自分は何を聞くべきっスか?
今日見たいに、クリスマス柄のTシャツを着てるんスけど。
当日も、みんなでクリスマス柄シャツを着るのは夏の魔物に効果があるか?
っとか聞くべきっスかね?」

問題がないようなら、その質問をしようと思う。

465小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/03(日) 17:50:21
>>460-464

「む……ケーキはあまり効かないが、
 クリスマスソングは効くのか?
 まあ、ケーキはクリスマスだからって、
 町のあちこちに置いているものでもないからか……」

    「そうなると、自然に冬らしいものの方が、
     より効果はあるのかもしれないな…………」

顎に手を当てた探偵らしい(小角談)ポーズで、
少しだけ思考を巡らせてから、また口を開く。

「朝山……さん、その質問は、それはそれでしてみてもいいと思う。
 そして、これはわたしの見解だが、それを補足する質問はこうだ。
 『夏の魔物に対して、クリスマス柄のシャツを着る方が、
  実際に冬に着ている冬服を着るよりも効果が高い?』」

効率的に夏の魔物を追い詰めるためには、
特に『大規模な動き』はしっかり検討する必要がある。
流行りに乗った人々には露骨にクリスマスな格好をさせたいのか、
それとも、本来クリスマスの時期に着る冬服を着せたいのか、だ。

「クリスマスだからってトナカイの柄のシャツで出歩く人は少ないはずだ。
 むしろ、普通にコートを着た方が『らしさ』は上なんじゃあないか?」

          「もちろん、クリスマスシャツの効果も、
           確かめるに越したことはないだろうね」

人を動員するための、イベントらしさは必要ではある。
が、誰もが持っている冬服さえ着ればいいなら、それはそれで良い。

466朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/03(日) 18:25:40
>>465

「わかったっス それじゃあ、その通りに質問するっス」

『夏の魔物に対して、クリスマス柄のシャツを着る方が、
  実際に冬に着ている冬服を着るよりも効果が高い?』

これで、イルソン君に質問するっス

467『星見町の終わらない夏』:2021/10/03(日) 18:30:31
>>466
>『夏の魔物に対して、クリスマス柄のシャツを着る方が、
>実際に冬に着ている冬服を着るよりも効果が高い?』

ーーー『いいえ』。

468小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/03(日) 19:34:09
>>462-467

  「――……ここまでの情報をまとめます」

  「『風物詩』には『強弱の概念』があり――
   より『冬』に近い方が『効果』は高い……」

  「朝山さんと小角さんが言われた、
   『クリスマス柄』と『冬服』ですが……。
   たとえ『クリスマス風』であっても、
   実際に『冬服』に分類されていなければ、
   十分な効力は得られないようですね……」

  「『モミの香り』が弱いのは……
   おそらく『日本だから』でしょう。
   『風物詩』は、その国の文化に根ざした価値観です。
   クリスマスに『本物のモミ』を使う事が一般的な国なら、
   また違ってくるのでしょうが……」

そこまで言って口を閉ざし、思考に専念する。
『モミの香り』は効果はあるが、
『それ程ではない』事が分かった。
次に考えるべき事は、
もっと『効果的な香り』がないか探る事だ。

  「――『二周目』に移りましょう」

まず小角に告げ、それから全員の顔を見渡す。

  「『モミの香り』よりも『クリスマスソング』の方が、
   『夏の魔物』に効果的である事が分かりました」

  「もっと『冬らしい香り』がないか調べます」

  「『蜜柑の匂い』は、『冬の風物詩』として、
   『夏の魔物』に効果がありますか?」

『調査料』を追加で『一万円』消費し、
『イル・ソン・パティ』に『質問』する。
冬に、こたつで蜜柑を食べる。
それは日本ならではの文化であり、『冬の風物詩』の一つ。
『本来のクリスマス』からは外れるが、
『日本のクリスマス』であれば、
そこに蜜柑が混じっていてもおかしくはないはず。

469『星見町の終わらない夏』:2021/10/03(日) 19:44:41
>「『蜜柑の匂い』は、『冬の風物詩』として、
>  『夏の魔物』に効果がありますか?」

ーーー『いいえ』

470朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/03(日) 19:55:29
>>463-469
「ふむ…ここまでの情報を見る限り…
 クリスマス柄のシャツやみかんの匂いは関係ない…らしいですね…」
少し頭を抱えながら答える。

「ですが、先程の『クリスマスソング』は効果があることは確かなようですね。
 だとしたらもっと直接的なクリスマスのイメージが必要なのでしょうか…」
といって少し考える…

471朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/03(日) 22:08:16
>>467-470

「ふーむっ どんなにクリスマスっぽい感じでも、夏服じゃ駄目っぽいスか
けど、我慢大会じゃない限り。そんなモコモコ厚着をしてくれる人は
中々事情を知らないと居ないっスよね……」

朝山は、考えるのは苦手だが。直観でイル・ソン・パティに夏の魔物を
倒す適切な行動などは質問で入手するのは不可能か困難だと感じてる。

「朱鷺宮おねーさんの言う通り、ずばりクリスマス! って感じにしないと
いけないのかも知れないっスね。モミの木でクリスマスツリー飾ったり
日本のクリスマスって言うより、本場向けのクリスマスが良いのかも
もしかしたら知れないっス」

ずばり、こんな↓感じっス。
ttps://kinarino.jp/cat8-%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%83%BB%E3%81%8A%E5%87%BA%E3%81%8B%E3%81%91/7147-%E6%9C%AC%E5%A0%B4%E3%81%AE%E9%9B%B0%E5%9B%B2%E6%B0%97%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%9F%E6%9C%AC%E5%A0%B4%E5%8C%97%E6%AC%A7%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9%E9%A2%A8%E6%99%AF%E3%82%92%E8%A6%97%E3%81%8D%E8%A6%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81

「良かったら質問するっスよ?
夏の魔物に効果があるのは、日本向けよりクリスマス発祥の
北欧向けのクリスマスの方が良い? とかっス」

472小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/03(日) 23:31:55
>>466-471

     「…………いや、どうだろう?」

「蜜柑よりケーキより、シベリアモミ。
 クリスマスの衣装より、普通の冬服。
 つまり、だ。『冬』なんじゃあないのか?
 冬の『文化』にまつわるものよりも、
 直接的に冬に『ある』ものが効く傾向じゃないか?
 クリスマスは『ある』から効くにしても、
 クリスマスにわたしたちがすること、まで行くと、
 効き目が遠回しすぎるんだと……そう推理する」

     「方法はクリスマスに統一するとしても、
      目指すゴールは『冬』だとすれば……」


「…………………クリスマス自体ではなく、

   まふゆ
 『12月末に特有のもの』と、考えるべきなのか?
 クリスマスはあくまで、その一環…………と」

つまり、本場北欧のクリスマスを研究したり、
日本のクリスマス史を追うような手ではなく、
毎年の『冬』…………どう過ごしているか。

「……うむ、わたしはこういう質問をしよう。
 『町に冬の物が増えた結果、クリスマスらしさが高まることは、
  ただ単に町に冬の物が増えるだけの場合よりも効果的である?』」

  「つまり……相乗効果というものがあるのか、
   それとも一つ一つの風物詩が基準で、
   全体の統一感はいらないのか……だね」

      「……いらなくても、
       多くの人に広めるために、
       統一感は結局欲しくはあるにせよ、だ」

473『星見町の終わらない夏』:2021/10/03(日) 23:53:18
>>472
>『町に冬の物が増えた結果、クリスマスらしさが高まることは、
>ただ単に町に冬の物が増えるだけの場合よりも効果的である?』

―――『いいえ』。

474小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/04(月) 00:36:26
>>470-473

  「『風物詩』という言葉に捕らわれ過ぎている――」

  「……そうおっしゃるのでしょうか?」

コインの行く末を見つめながら、小角に問い掛ける。
その通りかもしれない。
そして、『必ずしも統一する必要はない』という結果が出た。
そうなると、重要なのは『数』だ。
もっと言えば『種類』と言うべきか。

  「『クリスマスソング』が『モミの香り』より強いのは、
   おそらく分かりやすいからでは……?」

  「小角さんが『遠回し』だと言われましたが、
   誰もが『冬』を連想するものだからと考えれば……」

そこで言葉を切って、思案を巡らせながら続ける。

  「一つ考えたのですが……
   たとえば『モミの香り』と、
   『ケーキの匂い』を併用してはどうでしょう?」

コインに人差し指を添えたまま、全員に意見を求める。

  「『一種類』では弱いなら、
   『種類』を増やせばあるいは……。
   『モミ』と『ケーキ』が合わされば、
   より『クリスマス』を――
   引いては『冬らしさ』を連想させられるかもしれません」

種類が多すぎると、
一つ一つの匂いの印象が薄まってしまう恐れもある。
だが、二種類ならどうだろう。
単純に『冬の物』が二つになるのと、
同じような効果を引き出せないだろうか。

475朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/04(月) 01:06:37
>>472-474

「なんか難しくて、頭があつーくなってきたっスよ」

まだまだ暑い時期っス。本当に雪でも降ってくれれば夏の魔物と言うのも
居なくなって、自分の頭も涼しいし一件落着なんっスけどねー。

「イルソン君の答えを聞く限り……モミの香りは夏の魔物に効果があるようで
ケーキや蜜柑の匂いは意味がない。クリスマスソングはOKで
クリスマス柄のシャツは特に効果がない。……思ったんスけど
夏の魔物って、夏だから冬が嫌な訳で。別にクリスマス限定が嫌とかじゃ
ないんスよね? クリスマスはめっちゃ冬らしいから夏が嫌がるって事で。

冬のイメージに直結するものならシャツとかは別にして全部効果があるって
事は無いっスかね?」

発想の転換だ。全部クリスマスで統一するぞ! と固執してたら
失敗するかも知れないのだし、別方向から夏の魔物に対応出来るか質問したい。

「冬を直接イメージする事柄や物であれば、何でも夏の魔物に効果あるか?
もし、これで良さそうなら質問してみるっスよ。それで、はいって言うなら
当日は、みんなにクリスマス柄シャツじゃなくて街のみんなに全員
冬服を着て貰う感じにして貰う事になるっスからね」

476朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/04(月) 01:33:06
>>471-475
「…冬のものが増えるほうが効果的、ということでしょうかね?」
少し考え事をしているようだ。

「お二人の案はどちらも有効そうに思えます。
 私としては、両方やってみたら効果が上がりそうに思えますけど…」
冬らしいものと言えばどちらも連想するかもしれない。

「単品だけでは冬を連想しなくとも
 色んな冬を思わせるものがいっぺんに来たら…」
おそらくは多くの人が冬を連想するかもしれない。そう考える。

477小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/04(月) 03:43:32
>>473-477

「…………うむ。『風物詩』ではなく、もっとこう、
 直感的に冬らしいものというのだろうか?
 いや、風物詩もそこには含まれるのだろうけど……
 上手く言葉がまとまらないが、多分小石川さんと同じ考えだ」

小角は深く頷く。
同時に――――この場で最も『かしこぶりたい』相手は、
やはりというか、小石川であることを改めて確認した。
彼女だけが『理解』と『立案』を並行させている。

「クリスマス柄のシャツは『冬服に比べて』の回答だから、
 効果がゼロとは限らないとは、わたしは思っている。
 ――――『はい・いいえ』 それだけだからね。
 二つのもののどっちが高いかを聞いたとして、
 低かった方が『どれくらい低かったか』は、分からないのさ。
 たとえばだが、夏服よりは効果があるかもしれない……
 直感的ではないが、いちおう、冬関係ではあるわけだからね」

朝山は誤解がある気がしたので、一応訂正はしておき、
それから彼女と朱鷺宮の『確認』に耳を傾ける。

「まあ、冬服の方が効果があるというのはもうはっきりしているのだし、
 クリスマス要素を増やす理由はすこし薄くなったのだから、
 『クリスマス柄シャツ』はもう気にする必要はない気がするが……
 そうだね、『冬なら何でもいいのか』は聞いておいたほうが後々いいかもしれないぞ」

        「冬の物が増えればクリスマスである必要はない。
         だが、冬の物さえ増えれば『本当に何でもいい』のか?
         小石川さんたちの言っていることと併せて、質問は2つ浮かんだ!」

朝山や朱鷺宮(母)のアイディアも出来れば取り込みたい。
が、長考は『イル・ソン・パティ』が認めない。
朝山については質問は思いついているようだが、指針は示しておこう。

「『複数の要素が組み合わさる事で、夏の魔物に効きやすくなる事はあるか?』
  たとえば……みかんだけじゃあだめでも、こたつとみかんを揃える、とかね。
  モミの匂いとケーキの匂いが揃えばクリスマスの部屋らしいというのもそうだ!」

        「もうひとつ。これは逆の質問にもなるが…… 
         『冬の効き目が弱くなってしまうような組み合わせはありえるか?』
         例えばだが……雪は冬らしいし、おしるこも冬らしいと思うのだが、 
         雪におしるこをかけたら、かき氷になって夏らしくなってしまう気がするぞ」

478小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/04(月) 21:06:52
>>475-477

  「……『強弱』がある事は分かっています。
   朝山さんのおっしゃる通り、
   『クリスマス』は特に分かりやすいからこそ、
   『夏の魔物』にも効きやすいという事なのでしょう」

オーストラリアではクリスマスは夏に行われるが、
大抵の場合クリスマスといえば『冬』だ。
だから、『冬としての印象』が強く、効果も出やすい。
その考え方は理に適っていると言えるだろう。

  「ただ――多くの人達に、
   『冬服』を着ていただくのは難しいかと……」

  「何か方法があればいいのですが……」

暑い時期に自分から厚着をする人間は、まずいない。
冬服を着るとなれば、事情を知っている人間に限られる。
それ以外の人間に着せるのなら、何かしらの策は必要だ。

  「……『我慢大会』を開いてしまうというのは?」

朝山に視線を移し、自らの意見を述べる。

  「『賞品』か『賞金』を用意すれば……
   参加者が現れるかもしれません」

我慢大会でもない限り、厚着をしてくれる人間はいない。
先程、朝山自身の口から出た言葉だ。
それなら、実際に開催してしまえば、
人が集まる可能性は有り得る。

  「――……考えられる可能性でしょう」

そして、朱鷺宮と小角の意見に小さく頷きを返す。

  「朱鷺宮さん……『質問』していただけますか?
   小角さんが言われた内容を……」

  「『複数の要素が組み合わさる事で、
   夏の魔物に効きやすく事はあるか』――」

  「――これをお願いします……」

朱鷺宮に他の考えがなければ、
順番を終えた小角の代わりに『質問』を頼みたい。

479朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/04(月) 22:02:56
>>477-478
「…なんとなく道は見えてきた気がしますね…
 クリスマスにこだわらなくても冬の要素が多ければ
 もしかしたら…」
そう考えてから、小角と小石川の顔を見る。

「複数の要素ですか…
 私も同じようなことを考えていました。
 これがオーケーならある程度方針を固められるかもしれませんね。」
どうやら質問の内容には同意してくれているようだ。
少し緊張しながらもコインを見つめる。

「わかりました…
 えー…コホン…」

「複数の要素が組み合わさることで、夏の魔物に聞きやすくなることはありますか?」

480『星見町の終わらない夏』:2021/10/04(月) 23:24:10
>>479
>「複数の要素が組み合わさることで、夏の魔物に聞きやすくなることはありますか?」

―――『はい』。

481小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/06(水) 03:42:23
>>478-480
「おぉっ、いい結果が出たぞ!
 
 あとは逆に、邪魔し合う組み合わせがないか、だ。
 『組み合わせで効き目が落ちる事があるか』
 朝山さん……他に浮かばないなら聞いてくれたまえ」

        「……で、いいよね? 小石川さん」

とりあえず、朝山の質問を待つ。
もし彼女に思い当たる節があるなら、
それを披露して貰いたい、というのはある。

「例えば…………これは例えばだけど、
 我慢大会という場を用意して冬服を着るのは、
 むしろ『夏の風物詩』なってしまうのでは?
 ……とか、そういう心配はなくしておきたいし、
 もし本当にそうなるなら知っておきたいからね」

が、考え込んでいる様子で『1分』経ちかねないなら、
このターンは朝山の番を『パス』して小石川に回そう。

482小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/06(水) 04:55:02
>>479-481

コインの動きを視線で追いかけ、両目を軽く見開く。
万一の場合を考えて、小角に依頼したのは正解だった。
もし『調査』を行わなければ、当初の予定通り、
『モミの香り』だけで計画を実行していただろう。

  「この結果を見ると……『併用』には効果があるようですね」

『組み合わせ』によって、
効果を高められる事が分かったのは朗報だった。
そうなると、『クリスマス』で統一する事にも意味はある。
全ての要素が『クリスマス』というテーマに結び付くなら、
その分だけ効力も上がると考えられるからだ。

  「ええ――それで構いません」

小角の問い掛けに頷きを返し、朝山の言葉を待つ。
もし彼女が迷っているようなら、
さらに『二万円』を消費して『三周目』を始めよう。
必要ではないかもしれないが、
念のために聞いておきたい事もある。

483朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/06(水) 07:47:59
>>476-482

「わかったっス それじゃあ、その質問でいくっスよ!」

イルソン君に、質問を行う。

『組み合わせによって夏の魔物に効き目が落ちる事があるか』

484『星見町の終わらない夏』:2021/10/06(水) 07:50:20
>>483
>『組み合わせによって夏の魔物に効き目が落ちる事があるか』

ーーー『はい』。

485朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/06(水) 20:15:30
>>484

「効き目が落ちる事もあるんスね。
それじゃー、クリスマスの行事で統一するべきっスけど
我慢大会は大丈夫っスかね?」

クリスマス。クリスマスツリーや、クリスマスのシャツ
サンタのコスプレ。そー言ったクリスマスの雰囲気を盛り上げるのに
我慢大会がどう影響するか未知数だ。

486朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/06(水) 20:20:38
>>480-485
「複数の要素で魔物に効きやすくなるというのは正解みたいですね。
 でも…」
その後の組み合わせによっては効き目が落ちることもある
という返答を確認する。

「組み合わせによる…
 合わせの中に『冬らしくないもの』が入っていると良くないのでしょうか…
 しかし、そうなると冬らしくないってなんでしょうね?」
不思議そうな顔で答える。

「厚着そのものに問題がなくても設定が『我慢大会』だと
 夏になっちゃいますかねー…?」
考えすぎだろうかと思いながらも一つの懸念を述べた

487朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/06(水) 20:21:11
>>486
//今日はまだ大丈夫です。

488小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/06(水) 22:23:29
>>483-486

  「……単純にクリスマスらしい装いをした人に、
   賞品か賞金を渡すというのはいかがでしょうか」

  「開催の理由は……
   『町でクリスマスが流行っているから』というのは?
   『地域振興』の一環として行っていると……」

  「それを見た人に対して、
   『本当に流行している』と思わせる事も、
   できるかもしれません」

そこで言葉を切る。

  「ただ――私は、
   『香りの計画』を進めるだけで精一杯です。
   それ以外の事までは……」

自分自身のできる範囲を改めて明言しておく。
作戦の数は多い方がいいだろう。
だからアイディアを出してはいるが、
それを自分で行うだけの余裕はない。
自分にとって、この『調査』の目的は、
『香りの計画』の精度を高める事が最優先。
もちろん他の参加者にも強制するつもりはなく、
各々の質問は三人の意思に任せるつもりだった。

  「――『調査』を続けましょう」

追加で『二万円』を消費し、『三周目』に入る。

  「これまでの『調査』で得られた情報から、
   『香りの併用』には効果が見込める事が分かりました」

  「ひとまずの結論として、
   『モミの香り』と『ケーキの匂い』の併用に切り替えます。
   『ストロベリーショートケーキ』や、
   『ホリデイシーズンケーキ』の、
   フレグランスオイルもありますので……」

  「組み合わせによっては、
   『逆効果』を招いてしまう場合もあるようですが……
   『モミ』と『ケーキ』などなら、そうなる可能性は、
   おそらくないと考えていいでしょう」

  「念のために――『確認』しておきます」

  「『モミの香り』と『ケーキの匂い』を、
   同時に町に広げる事は、
   『モミの香り』だけを町に広げるよりも、
   『夏の魔物』に対して効果がありますか?」

全員に計画の修正を伝えつつ、
『イル・ソン・パティ』に『質問』する。

489『星見町の終わらない夏』:2021/10/06(水) 23:04:36
>>488
>  「『モミの香り』と『ケーキの匂い』を、
>   同時に町に広げる事は、
>   『モミの香り』だけを町に広げるよりも、
>   『夏の魔物』に対して効果がありますか?」

――――――――――――――――――――――――『はい』。

カタツムリが這うような速度で『コイン』は動いた。

490小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/06(水) 23:18:57
>>482-488

「ふむ……『クリスマスで統一する意味』は無いが、
 『相乗効果』でパワーアップする事はあるし、
 『お互いに邪魔しあってしまう物』もある……か。
 相乗効果が起きやすそうで、邪魔し合わないように、
 やはりでクリスマスで揃えはするべきか……」

    「…………貴重な情報だとは思うが、
     ケースバイケースが多そうだぞ。
     後はもう少し外から削ってみるか、
     実際やろうとしてるプランを、
     色々詰めてみるか……かな」

小石川は後者をやろうとしているのだろう。
質問の結果に視線を向ける。

「……今日のイルソンくんの調子からするに、
 効果は上がりはするがさほどでもない、か?」

冬になればクリスマスの飾りが現れ、
あるいはクリスマスソングが鳴り響く。
だが、『クリスマスの匂い』は『共通解』が薄い。
だから、突き詰めても決定打にはなり辛いのだろう。

「わたしは小石川さんを後押しする質問をしよう。
 どうせ人員を割くなら効果は最大にしたいだろ?
 ……『ジンジャークッキーの香りを足せば、
   モミの木とケーキの香りは効き目が増す?』」

       「わたしの家のクリスマス……
        その光景を思い出してみた。
        匂いまでは覚えてはいないが、
        ジンジャークッキーは覚えている!」

           「他にあるとすれば、
            暖炉の薪の焼ける匂い……は、
            町中だとまずいだろう……」

だから、そのような質問をした。

日本式のクリスマスには馴染みが薄いが、
クリスマスといえば、と言えるお菓子の一つではあるだろう。

「我慢大会か仮装大会かの方を詰めるのも意味がある。
 朝山さんと朱鷺宮さんはそちらを聞いてくれてもかまわないよ」

491『星見町の終わらない夏』:2021/10/06(水) 23:30:38
>>490
> ……『ジンジャークッキーの香りを足せば、
>   モミの木とケーキの香りは効き目が増す?』」

―――『いいえ』。

492小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/07(木) 03:52:05
>>489-491

  「ひとまず『モミ』と『ケーキ』が妥当のようですね……」

動きを止めたコインを見下ろしたまま、
『解答』に対する感想を口にする。

  「……『広く薄く』――それでも構いません。
   『香り』は決定力ではなく、この町全体に、
   『クリスマス』を意識させるための『呼び水』……」

  「それ自体が劇的な効果でなくとも……
   『クリスマスの気配』が伝われば、
   自然と人々の意識に『クリスマス』は芽生えます」

  「それが小さな『芽』であっても……
   成長すれば大きな『花』が咲くはずです」

そして口を閉ざし、思考に没頭する。
『五感』の中で唯一『嗅覚』だけが、
感情や本能に関わる『大脳辺縁系』に直接伝達される。
だが、『夏の魔物』という異質な存在にとって、
『匂い』という媒体がもたらす訴求力は、
それほど直接的ではないという事だろう。
『イル・ソン・パティ』の解答から、
その点は認めざるを得ない。
その代わり、『撤去』や『通報』のリスクは極めて低く、
少ない手間だけで広範囲に拡散させる事が可能。
何よりも、速やかに安定して広げられる事こそが、
『香り』という手段が持つ最大のメリットなのだ。
それだけでは決定打にならなくとも、
『冬の足音』が多くの人々の間に伝播する事は、
『きっかけ』として小さくない意味があるはず。

  「……アプローチの仕方を変えましょう。
   『匂いと匂い』の合わせ方に固執するのではなく……」

  「たとえば『クリスマスツリー』です。
   日本で『本物のモミ』を使ったツリーは、
   頻繁に目にするものではありません。
   多くは『作り物』です」

  「ですが――
   『作り物のツリー』と『モミの香り』が合わされば……
   『本物のモミのツリー』に近い効果を、
   引き出せるかもしれません」

ゆっくりと顔を上げ、三人に意見を述べる。
『匂いの組み合わせ』では、
どうしても大きな効果を発揮する事は難しい。
それならば、
『匂い』と『匂い以外』の組み合わせを考慮するべきだ。
『風物詩』には『強弱の概念』がある。
『作り物のツリー』よりも、
『本物のモミのツリー』の方が強力かもしれない。

  「つまり……『作り物』を『本物』に、
   近付けられるのではないかという事ですが……」

そして、『モミの香り』と『作り物のツリー』が合わさる事で、
『本物のツリー』に匹敵する効果を生み出せるとしたら、
『香り』には『偽物を本物に変える効果』がある事になる。
ケーキであれば、
イミテーションを使うという手段もあるだろう。
今から間に合うかどうかは分からないが、
組み合わせで効果が上がるというなら、
可能性は有り得る。

493美作&三枝&ラッコ:2021/10/08(金) 06:45:58

人気のない早朝の海辺に、二つの人影があった。
『清月学園中等部一年』の『三枝千草』と、
『星見FM放送』の『美作くるみ』だ。
美作は白い袋を抱え、三枝はバッグを両手で運んでいる。

「さて、と。人が来ない間に済ませましょうか」

先頭に立つ美作が、同行する三枝に指示を出す。
箱の中には『クリスマスグッズ』が詰っていた。
『村田』から『鉄』経由で提供されたものだ。

「はい。では、『ラッコ』さんをお呼びします」

         モゾ モゾ

三枝がバッグを下ろすと、
その中から毛むくじゃらの生き物が這い出してくる。
かつて上質な毛皮目当てに人間達に乱獲され、
絶滅の危機に瀕した海棲哺乳類――――『ラッコ』である。
そして今、再び人間達によって利用されようとしていた。

         「ミャー」

ラッコは『サンタクロースの帽子』を被せられ、
同じく『サンタの上着』を羽織らされている。
なるべく自然に見せるため、完全に着せているのではなく、
やや着崩した格好になっていた。
首には『銀で出来た星のペンダント』を掛けているが、
これに関しては『ラッコの私物』である。
クリスマスツリーの天辺には『星飾り』がある。
『ベツレヘムの星』とよばれるモチーフだ。
星だけではクリスマスに結び付かないかもしれない。
だが、『サンタと星』なら、
そこからクリスマスを連想する事は容易だろう。

「『プレゼント袋』は波打ち際に置きましょう。
 そこに打ち上げられたように『演出』するの」

これから行う『撮影』の方針を説明しながら、
美作が白い袋を海に浸ける。
海水で濡らしてから、足で砂を掛けておいた。
いかにも自然に流されてきたように見せかけて、
袋を波打ち際に配置する。

「ちょっと角度がイマイチかな…………。
 三枝さん、袋の中が見えるようにしておいて。
 それから中身を軽く出しておいてもらえる?
 見ている人達に分かりやすく伝わるようにね」

「――――はい」

         「ミャァ」

「それから、ラッコを袋の近くに寄せてくれる?
 クリスマスグッズと一緒に写したいから」

「――――分かりました」

         「ミャァ」

「んー…………。
 ラッコの体が乾いてるのは、ちょっと不自然かな。
 水に入れて濡らしてみてくれる?」

「――――了解です」

          「ミャァ」

「うん、オッケー。
 じゃあ、撮らせてもらうわ。そのままそのまま――――」

       パシャッ パシャッ パシャッ

角度や距離を変えながら『写真』を撮影し、
続いて『動画』の撮影に移る。

「ええと…………こっち側から撮るのが良さそうね。
 アングルは、これで良しと――――」

           ピッ

遠くから徐々に近付いていきながら、
『クリスマスラッコ』の姿を撮影する。
プレゼント袋の中を覗き込み、
クリスマスグッズと戯れる光景だ。
こうして『二人』と『一頭』は、
滞りなく『撮影』を完了させたのだった。

494小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/08(金) 18:35:28
>>492

  「――……『方針』は決まりました」

  「『ケーキの匂い』を追加しても、
   効果の上昇は微々たるもの……。
   やはり『モミの香り』一本に絞ります」

  「その代わり――もう一つ『仕事』を増やします。
   少し前に、ある知人から話を聞きました。
   沢山の『クリスマスツリー』を、
   町に置こうとしている人がいると……」

  「『作り物のツリー』ですが、『いくらでも出せる』そうです。
   『小さくて軽いもの』を、
   後から『ツリー』に変えられるという事です」
   
  「これと『モミの香り』を合わせて――
   『作り物のツリー』を『本物のモミのツリー』に変えます」

  「皆さんには、『アロマディフューザー』の設置と同時に、
   『ツリー』の設置も行っていただきたいのです。
   私を含めて『20人がかり』なら……
   かなり作業は捗るでしょう」

  「……どなたか――この計画に『異論』はありますか?」

  「もし他の意見がなければ……これで『決定』とします」

自分の『結論』を三人に伝え、
『最終確認』のために意見を求める。
この件について、
改めて『イル・ソン・パティ』に『質問』はしない。
他に聞きたい事があるからだ。

  「この次の『四周目』を最後にします……」

  「私は、今夏で『夏の魔物』を撃退できたとして、
   また来年の夏以降に現れる事がないのかどうかを、
   最後に『質問』するつもりです」

まだ『三週目の質問権』が残る朝山と朱鷺宮に視線を移す。
もし二人に『質問』がないなら、
先ほど自分が言った内容を代わりに聞いてもらう気でいる。
しばらく沈黙し、彼女達や小角の言葉を待つ。

495朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/08(金) 21:53:50
>>494
「モミの香りでクリスマスムードを…ですか。
 私も出来ることなら手伝いましょう。
 私のスタンドはそれなりに強い…と思いますし。」
そう言って小石川に対してほほえみ返す。

「がんばりますよ。
 私はその計画自体に異論があるわけではありません…」
そう言ってから再びコインに目線を向ける。

「ふむ…じゃあ質問の内容、考えてみますね。」
そして少し考える…

//(可能であれば小角PLに質問の委託を希望します。)

496朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/08(金) 21:57:36
>>494

「わかったっス。モミの香りと ちっちゃなツリーっスね」

神妙な顔で頷くっス。どーやら星見街の危機がまた迫ってるようっスし
アダージョの時と同等か、それ以上にパワフルに頑張るっスよ!

(※同上で委託を希望します)

497小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/09(土) 04:46:12
>>492
>>494-496

「うむ……わたしも賛成だ。
 『匂いだけする』よりも、
 『ツリーがあって匂いがする』ほうが、
 クリスマスとして正しい気がするぞ」

小石川の発案に頷く。
それから――――あと3周目の、残り二つの質問だ。

「朱鷺宮さん、今すぐ思いつかないようだったら、
 今小石川さんが言った質問をしてみてはどうだろう?」

        「朝山さんは――――
         わたしとしては念のため、
         『作り物のモミの木と、モミの香りのような、
          別の五感に働きかける組み合わせも、
          互いの効果を高めるのか』を聴きたいと思う。
         が、この周に朝山さんが効いてくれても構わないよ」

小石川の『必要な質問回数』を減らしつつ、
自身の『念押し』についても行っておく。

「『イルソン君』には一応、時間制限があるんだ。
 素晴らしい質問を考えて貰えるのは助かるが、
 ひとまず周を回す、というのもポイントなのだよ」

二人の質問が思いつくなら別だが――――
必ずしも全員が発案者である必要はない。『手数』だけでも十分に助かる。

498『星見町の終わらない夏』:2021/10/09(土) 05:51:10
>>495-497(朱鷺宮・朝山・小角)
『小角』の提案に二人は応じる。

>今夏で『夏の魔物』を撃退できたとして、
>また来年の夏以降に現れる事はないのか
―――『はい』。

>『作り物のモミの木と、モミの香りのような、
>別の五感に働きかける組み合わせも、
>互いの効果を高めるのか』
―――『はい』。

499小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/10/09(土) 21:58:08
>>495-498

コインの動きを見届け、小さく頷いた。
異なる五感でも『効果の上昇』は見込める。
そして、今夏で撃退すれば二度と現れる事はない。
これだけ分かれば十分。
あとは『実行』に移すだけだ。

  「――……『必要な情報』は集まりました。
   「『調査』は『これまで』としましょう」

  「小角さん……ご苦労様でした。
   お陰様で、とても有意義な情報が得られました」

  「朱鷺宮さん、朝山さん――
   今日は同席していただいてありがとうございました」

まず小角に、それから朱鷺宮と朝山に頭を下げる。

  「駅前までお送りします。
   当日は、またこちらへおいで下さい」

タクシー会社に連絡するため、
固定電話の受話器を持ち上げる。
その途中で不意に手を止めて、
壁に掛けられた『ラベンダー畑の風景画』を見つめた。
生前は画家であった夫の『治生』が残した絵。

  「無事に終わったら――『クリスマス』を祝いましょう」

穏やかな微笑を浮かべ、三人と『風景画』に語り掛ける。
やがて到着したタクシーに乗り込むと、
三人を駅前まで送り届けてから、再び自宅に戻った。
次にやるべきなのは、これを全員に周知する事だ。
この町を『クリスマス』の色に染め抜く。
『その時』は近い――。

500朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2021/10/09(土) 23:43:09
>>499
「了解しました。
 …多分上々な成果が出たものと信じたいですね。」
いろいろな質問をしてきたものの
自分自身はなかなかいい提案ができなかったかもしれないと少し落ち込んでいる…

「…まぁ、私も頑張ってお手伝いいたします。
 その時には涙音も協力してくれるでしょう。」
そう言って微笑んだ。

「じゃあ頑張りましょう。
 楽しいクリスマス…きっと実現してみせます。」
そう言って笑美はタクシーに乗って駅へと進んでいった。

501朝山『ザ・ハイヤー』:2021/10/09(土) 23:53:21
>>499

「こんなこと、ぜーんぜーーん何ともないっスよ!
それに、まだ終わりじゃないっス! 夏の魔物を何とかしてこそ
夏も終わるんっスからね! モミの木の香り大作戦を成功させるっスよ!
 えい えい おーっ!! ス!!」

気合を入れ直して朝山は両手を掲げて告げる。
 クリスマスはみんなでパワフルに盛り上げるっス! と瞳にツリーと
同じぐらいの光を携えて、その日を待つのだった。

502小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2021/10/10(日) 00:16:45
>>499-501

「……ぶ、無事に終わったか、なによりだよ。
 イルソンくん、久々の活躍だったね、お疲れ様。
 みんなも質問の手伝いをしてくれてありがとう。
 …………あとは、謎を解いたこの結果が、
 事件の解決につながることを祈るまでだよ」

         ふ
          ゥ …

椅子にもたれかかり、大きく息を吐いて、
今回の『イル・ソン・パティ』を終了する。

小角にあと出来ることはそう多くはないだろうが、
一切無いと言うことはないはずだ――――
場合によっては再び盤面を見据えるかもしれないし、
単純に『手』と『足』を動かす事にはなるのだから。

いずれにせよ…………………『最終幕』の時は、近い。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板