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【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』 その2

276度会一生『一般人』&御影憂『ナハトワハト』:2021/06/04(金) 17:52:49

       コツッ

夜も更けた歓楽街を、
ロングコートを羽織った男が歩いていた。
フードを目深に被っており、
片足を引きずっている所を見ると、脚が悪いらしい。
男は『杖』を携えていた。
銀の握りが付いた黒檀製の杖だ。
数km先の獲物を見つける程の高度な視力を持つ、
『鷲』の彫刻が施されていた。

       コツッ

男は『度会一生』と名乗っている。
本職は『ホワイトハッカー』。
セキュリティの不備を発見する為に、
意図的にハッキングを行う技術者だ。
今は一仕事を終え、
『外の空気』を吸いに出てきた所だった。
この行動には、度会の『裏の顔』も無関係では無い。

       コツッ

『スタンド使い達による一般人の被害』を抑える為、
『スタンド使いの監視』を目的とした『一派』のリーダー。
それが度会の『第二の顔』だった。
体が不自由な事もあり、普段は表を出歩く事は少ないが、
時々こうして自分自身の目で街の様子を確認している。

       コツッ

見る限り、彼は一人だった。
『連れ』はいない――――ように見える。
だが、実際は違う。

           (――――――………………)

度会の背後には、
『闇の衣を纏うスタンド使い』が同行している。
『力』を持たないリーダーの『懐刀』である『御影憂』。
『夜の帳』が降りた今、
『闇と同化する能力』を持つ御影の姿は、
スタンド使いを含めて、
あらゆる人間の『認識外』に置かれていた。


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