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【ミ】『アラバマに星落ちて』

1『朝山』:2020/07/24(金) 22:31:27
―――あなたの心の傷を星に変えなさい。
        『ロバート・H・シュルラー』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

845『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/02(金) 10:29:27

  ドックン

この『感覚』は、何だ?

途轍もなく、周囲の視界が、人の動きが遅く感じる。
 あいつ等(アルカラ・グリム)の動きも……周囲の観客も、相棒すらも。
声も、自分の心臓の音すらも、全てが遅く、それでいてはっきり感じ取れる。

 …………そうか、これが『禁果(リンゴ)』の『力』

――なぁ、アージェント。覚えておいてくれ
 ジャック・ホワイト。その果樹の実……それを食する事が許されるのは
『メグ』だけだ。間違っても、人は食べじゃいけない。
 ……食べるとどうなるって? 俺は、俺は……俺は一度だけメグに頼んで
切れ端の欠片。本当に赤ん坊の爪程度のものを分けて食べさせてもらった事がある。
 その瞬間、俺に起きたのは凄まじい頭痛に激しい動悸。直ぐに吐き出したから
それだけで済んだものの本当に死ぬかと思ったんだ。
 ……怖い事を言わないでくれ。
確かにちゃんと口にした場合、メグ・ホワイトのように強靭な力や速さを
得られるかも知れない。大地のエネルギーを吸った果実は力を秘めているからな。
 然し、命の保証なんて出来る筈がない。何か起こるかなんて俺には想像もつかない。

なぁ、相棒(オブシディアン)

私はお前の事が心底いつも苛々感じていた。力も背丈も兼ね備えていながら
虫やら鳥に小動物が好きで女々しい、私に一度も勝った試しもない軟弱者の癖に
何時も気付いたら私を見守るような、お前の視線が堪らなく不愉快だった。

 この試合で、一番近くの場所で見ていろ。

白(未来)を掴み取る私を見れば、お前のその眼差しだって変わる筈だよな。

846『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/02(金) 11:03:28
>>843-844

君達(アルカラ・グリム)の行動は早かった。判断に間違いは無かった。

アルカラが『ドクター・アリス』で放つ指弾。それと共に
まだ機能が生きてるであろう『超聴覚』の呪縛を駆使した『シャウトアタック』

 >ア ー ジ ェ ン ト ! ! ! ! ! !
 >『アージェント』ッ!!


 アージェント「―ーるせぇな……私のファンか?」


指弾を放つのと同じタイミングだった気がする。
 アージェントは倒れ伏したまま両足を地面にタンッッ! と足付けた。
そんなに早いとは感じられたなかった気がする。だが、その反動は
見た目に依らずに強かったようで、そのままアージェントは予備動作なく
逆立ちの状態へ移行し、その両足を柔軟に180度近くまで開脚させる。
 何の意図があって? それは、すぐ解った。
彼女は君たち二人の方角向けて『二グロ・スピリチュアル』の靴底のある
部分を向けている。そして、それは君達の大声と共に……。

 ニュッッ…グニィィィイイイボッッッォオオ゛オ゛ッッ!!

!!? 二グロ・スピリチュアルの足裏から夥しい量の雑草。
今までの数なんて目じゃない。その足裏から人間二人分は容易にあると
思える量の草が生えたのだ(スA)
 その突如出てきた雑草のカーテン、いや防護壁とも言える質量に圧倒され
グリム・ランタンも、そして指弾の攻撃も不発へと終わった。
 
アージェント「…………あー……そうだ。
・・・・・・・・
植物は音を愛する
 そうだなぁ……何でこんな簡単な事、気づけなかったんだろ」

         ――ざわり

アージェントの声は淡々としている。だが、先程の慟哭のあった激情の
様子と打って変わって、静かな、それでいて何か次の瞬間には爆発しかねない
危険物を目の当たりにしたかのように観客席の者たちは固唾をのんで見守る。

 アージェントは、そのまま開脚逆立ちと言う、雑技団並みの軽々とした
器用な動きを戻し、宙で一回転して両足で着地する。


アージェント「――さぁ……」

      ピキ ピキ プチ プチ

アージェント「どいつからだ」

その顔面と露出した黒い肌に血管……いや『神経』を浮き上がらせ
異様に哂いを浮かべ、アージェントは無手で構える。


さぁ……『最終ラウンド』の開始だ……ッ!

847『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/02(金) 11:11:07
『メグ・ホワイト』とオブシディアンも、アージェントの異変に対応できないでいる。
もっともオブシディアンは視界が閉ざされてる為に動く事は不可能だが……。



∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  ▽=グリム・ランタン
∴∴∴■□●▽〇□ナ□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□△∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 様子が変わった
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ アージェントの両脇にも転がってる
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

848グリム『グリム・ランタン』:2022/09/02(金) 20:25:02
>>846
「無論――俺からだ」

『雑草』に押された『グリム・ランタン』を一歩後ろに引かせ、自分の元に戻し、
先程から何度も使用していた『蛍光灯』を『アージェント』目掛けて投擲する。(パス精BBB

「何に『命』を賭けるか・・・それは個人の自由だが。
 『自殺』したいだけなら、俺達を使うのは止めて欲しいがな」

849夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/03(土) 05:08:05
>>846-848

            「ふーん」

   ブ ワ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

興味のなさそうな言葉とは裏腹に、
『雑草』の伸びるスピードに劣らない勢いで、
『ドクター・アリス』の『金髪』が激しく波打つ。
『本体のメンタリティ』が『ヴィジョン』に反映されているのだ。
『成長したスタンド』が『現在の本体』に追いつき、
『同調』した結果なのかもしれない。

     「『パー』が『チョキ』にかてるかな??」

             《 L(エル) 》

       「いいや!!『かてない』ね!!」

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

ズバババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババァァァ――――――――ッ!!

生えてきた『雑草のカーテン』を、
『爪のラッシュ』で切って切って切り刻む(パス精DBB)。

「『チリもつもればヤマとなる』っていうけどさぁ〜〜〜〜」

「『ザッソウ』がつもっても、
 『クサむしりのアト』にしかならないんだよねぇ〜〜〜〜」

『ニグロ・スピリチュアル』の『天敵』は『刃物』だ。
その『脅威』を思う存分に知らしめてやろう。
『こちらに対する優先度』が上がれば、
相対的に『グリムに対する警戒』は下がる事になる。

(あと『2かい』のこってる)

そして、こっちには『暗転』がある。
既に一度『見せている』が、
それは『オブシディアン』に対してのみだ。
『一回目の停電』の時、
既に『アージェント』は『倒れた後(>>835)』だった。
『オブシディアン』にとっては『二度目』でも、
『アージェント』にとっては『初見の攻撃』。
事前に予想しておく事は『不可能』。

「『グリムせんせい』が『あいてしてくれる』ってさ」

      ――――――シャキィッ

「じゃ、わたしはチョット『きゅうけい』してよっかな」

見せ付けるように『爪』を構えたまま、
『ドクター・アリス』が敵の動向を注視する。
『両手』に意識を向けさせるためでもあり、
即座に動き出せる『隙のない体勢』を示しておく事で、
『アージェント』を牽制する狙いもある。
『超人的触覚』は『解除』した(>>842)。
つまり、再び『振動探知』が可能になるという事だ。
もし見えない場所で何かしていても、すぐに分かる。

850『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/04(日) 10:31:27

 ドックン ドックン

『今まで感じた事のない』感覚だ。初めてアリーナで闘士として出場して
白星を飾った時、警護チームとして働き危険な犯罪組織の末端の銃を所持していた
何人かを屠った時でも感じたことのない。今なら何でも出来る……そんな全能感。

頭から足先まで流れる毛細血管の隅々の血の流れが、肺の収縮が
少し手足や指先を動かす骨の振動に筋肉の微細な動きまでが感じ取れるようだ。
 
 ドックン ドックン ドックン……ッ!

果実についての理解が追いつく。コレは『神の果実』だ

『二グロ・スピリチュアル』の新たな可能性が、私の可能性が
白い光の先に幾多も知らない先の光景を映し出している。

 だが、煩わしい黒点が『三つ』も直ぐ足を一歩踏み出し手を伸ばせば届く距離で
何かをしている。私の白い世界に虫食い穴のように、シミのように動いてる。

 ……黒は赦せねぇ

 ――黒は消さなくちゃいけねぇ……!

851『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/04(日) 10:53:54
>>848-849

『二グロ・スピリチュアル』の足先より生じた夥しい音を吸収して
ぼうぼうと伸ばされた雑草。圧はあるものの傷つける要素はない。
 本体である君(グリム)の元に戻したグリム・ランタンに投げやりの如く
構えさせ『蛍光灯』をアージェント目掛け投擲!

そして、君(アルカラ)もまた君に出来る行動を行う。
 『ドクター・アリス』の力(爪)を駆使した渾身のラッシュ攻撃!
草刈り機を彷彿とする様子で、先程の音波攻撃を防ぎ草のカーテンとして
地面に設置された雑草の防護壁を見る見ると横に寝かす。
 それに対し、アージェントは反応し得ない。
ドクターアリスが構えても。直ぐ自分の真横に蛍光灯が迫っていても……。

余裕からか? いや、超嗅覚や他の感覚から読みほどいても
 今まで嗅いだことのないパワーある刺すような気配やアドレナリン臭
静かながら大型の肉食獣めいた長く低い呼吸音には油断の気配はない。

 ――――バッ      チャキンッ……

 「あー……決めた」

!……屈み転がっていた投げナイフを掴み両手で×の形で交差するようにした。
瞬きする程の速さで、気づけばあっと言う間だった。
 前傾姿勢、クラウチングスタートの体勢。蛍光灯は彼女の真上を通過する
軌道だ……現時点で、彼女の上にある。

 「『てめぇ(グリム)』だ……最初の宣言通り……な」 ……ギロリ。


アージェントは、多くの管が浮き上がっている眼球を一つ動かし
君(グリム)へ焦点を合わせて告げる。

あの目にも止まらぬスピード(ス:A)……危険だ!
 果実の力を得た事で、間違いなくスピードはドクター・アリスを
グリム・ランタンを超える瞬発力や、速度を得ている!
 パワーや、精密性まで上がったかは不明だ。少なくとも、スタンド自体は
元のスタンドの形状をしている。足先を覆う靴の形のまま。
 それ以外はアージェントの服装は動きやすい露出多めの防御の薄い服装だ。
どうにか工夫をして、カウンターなり確実に攻撃を当てられれば……。

852『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/04(日) 10:56:46
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□●□〇□ナ□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント ナイフを構え……屈む
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドも傍に
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

853グリム『グリム・ランタン』:2022/09/04(日) 20:35:25
>>851
「『アリス』!」

『アリス』の名を呼んだ後、視線を送り、一回頷く。

「――『任せる』」

『アージェント』の変化、変貌。
自分は深く把握しては居ないが、『オブディシアン』の能力が関わっているのは間違いないだろう。
標的がこちらに定まった以上、その『解決策』を探らせる為に出来ることは、徹底的な『時間稼ぎ』だ。
『切り札』にして『基本』ではあるが、『グリム・ランタン』にはそれが可能である。

勿論、『負けてやる』なんてつもりは、一欠片だって無いが。

「同じ相手に一日でニ回も負けるつもりか? 元気があって良いな」

『アージェント』の上を飛ぶ『蛍光灯』に『杖』を向けて、『蛍光灯』に仕込んでいた『蝋燭』を解除する。
『蝋燭』が消えた『蛍光灯』は、直ぐに『終わり』を迎える。
『アージェント』から受けた打撃、棍棒代わりに使った一撃・・・。
いずれも、『蛍光灯』を『割る』には十分すぎる衝撃だった。

『蛍光灯』が『蝋燭』を仕込むことで壊れない理由は前述(>>793)の通りだが、
同時に、内部は『真空』に近い状態になっている。
『蛍光灯』が『壊れる』瞬間、内部の『真空』が一旦周囲の空気を吸い込み、『爆縮』を起こす。

要は『アージェント』の真上で、『蛍光灯』は『破裂』する。
ある程度の『音』、そして勢いを持った『ガラス片』が撒き散らされる形になる。

854夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/05(月) 09:04:31
>>851

手招きして、『メグ・ホワイト』を自分の下に呼び寄せる。

「『ナンバー90』だっけ??いや、『89』か??」

『アージェント』の狙いが『グリム』に確定した直後、
『ドクター・アリス』の『両手』から『親指のネイル』を取り外す。
『アージェント』は凄まじい『スピード』を手に入れた。
しかし、『アルカラ』は、それを恐れない。

「ソレ、わたしに『くれる』とかいってたよねぇ??」

視力を得た瞬間から、『夢見ヶ崎の目』は、
『光に溢れた世界』に向けられた。
『スタンド使い』として、『光の国のアリス』として、
巡り歩いてきた『世界』の数が、『夢見ヶ崎明日美』を強くした。
そして今、本体に追いついた『アリスの眼』も、
『同じ世界』を見つめている。

「『てばなすカクゴ』しといたほうがいいよ」

>>853

『グリムの視線』を受けて、
こちらからも『アイコンタクト』を送る。
最初に『アージェント』に『超聴覚』を『移植』した『ネイル』は、
『グリムの近く』に落ちているはずだ。
目線の動きで、その『位置』を『グリム』に伝えておく。

   「『グリム』――――」

『アリス』の『ネイル』は、『アリス以外』が使ったとしても、
『効果』は同じ。
もちろん『グリム・ランタン』も例外じゃない。
それが『最後の一手』になれる。

         「『まかされた』」

『パートナー』に向けて、力強く頷き返す。

855『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/06(火) 10:34:42

 ドクン ドクン……ッ゛

――お前は嘘をついて生きてきたか?

 4,5戦はアリーナで順調に連戦連勝を繰り広げた。
『二グロ・スピリチュアル』と、私の戦闘技術。一気に70位程度にまで
駆けあがるのは造作もなかった。
 
――ベリル・ストック。鮮血の猟犬、かつてエクリプスの親玉って言うのが
アリーナに消され瓦解するまでに小物大物含めて対峙し活躍してた一人。
 大して死線を潜り抜けず裏方に徹してたんだろうって揶揄する話も聞いたし
私は噂の真偽に関わらず、全力で血のつながった誰であろうと挑み、勝つ。
 そう意気込んでいたが、あいつの攻撃(質問)には一瞬隙を作った。

それが奴の戦術だって言うのは後から情報屋なりで調べて理解したし
敗北したのは私自身の責任だ。怨みも、ましてや殺意など抱く気もない。

ただ、私が気に入らないのは奴が『白の場所』に居ながら
そこを居場所と思わない事と、その質問の意義だった。

・・
ウソか。

ガキんちょの時に、多かれ少なかれ嘘の一つや二つ、今まで生きてきた人間で
嘘を吐いた事のない奴なんて存在しない。
 だから、正しい回答は何度も嘘なんて覚えてないぐらいに吐いたさ馬鹿野郎。
そう即座に言い返してやれば良いってのは解る。けれど、引っかかるんだ。

あいつの目が、あの時に私を黒の傍に追いやった奴の目が今も問いかけてる。

・・
今も お前は 嘘をついて生きてるんじゃないか? ってな。



…………そんな事はない。私は追い求めている、『白の居場所』を。

黒いものを全て消し去り、白だけが正しい。……それがアージェントだ!

856『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/06(火) 11:07:46
>>853-854

君(グリム)は君の力、『グリム・ランタン』の能力の真髄を見せつける。
 アージェントの頭、背中に向け既に蛍光灯が受けるべき『結末』
すわ即ち、アージェントの攻撃、グリムの攻撃によって破損し
・・・・・・
飛び散るべきだった結末だ!

 ボォンッッパキィィンッズシャズシャ!

アージェント「……ッ疾!」 ゴォッッ゛!

『蛍光灯』は疑似的に爆発するかのような衝撃音と共に蛍光灯のガラスの
無慈悲なシャワーを彼女へ降らせる。
 首筋、背中。また蛍光灯に含まれる微量の水銀も彼女を覆うように舞うものの。
体中から浅く血が飛び散りつつ、彼女は風を発生させながら地面を駆けた!

 水銀特有の色が舞い散る様子が彼女の超高速の瞬発が如何に強力が物語る。

 ――ドゴォ  パラパラ……!

真横の木々が揺れたッ。だが、そこへ目を走らせても彼女の姿は一瞬
残像らしきものが見えたが見当たらない……そして。


          「よぉ……」


          「――覚悟は、いいか……っ゛」


 ……ッ!!

グリムは、背後を取られた!
 木々に向け突っ込むようにしつつ、その大樹の背を蹴りつけた反動で
半ば強引に体の向きを変えてグリムの背中を取る位置へ移動をしたようだ。
 凄まじい速さを獲得したものの、繊細な方向転換は難しいのだろう。

また『超嗅覚』でも妙な『匂い』を捉えた。
 最初に駆けだした位置から木々、そして君(グリム)の背後を取る位置にも
雑草が生えてる。それは能力によるものだから可笑しくも何ともない。
 君の背後より感じる匂い。雑草……そして、彼女の体から流れてるのだろう。
血の匂い。その混ざり合った匂いは、血特有の鉄分の匂いよりも遥かに濃い
『鉄の匂い』を感じられるのだ……。


― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

一度、真横にある木々が地響きを起こしながら揺れ、次の瞬間には
血だらけのアージェントが嗤うような顔でグリムの後ろを取っていた。

それ程の高速ならぬ神速を君(アルカラ)は目撃した。

メグ『…u…a……je』 ビュゥン……。

アルカラの手招きで、メグ・ホワイトは俊敏に君の傍へ寄る。そして
心配そうに、果実を口にして豹変しているアージェントを見るものの
自動操縦ゆえか、見守るのみで自分から彼女をどうしようと言う気もないようだ。

『ネイル』は間違いなく落ちているのを確認する。

・・・
使い処は……君と彼が知っていよう。

857『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/06(火) 11:10:53
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□〇●ナ□■∴∴∴  △=ドクター・アリス ネイル外す
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血状態
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 傍にメグ・ホワイト
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドも傍に ネイルも落ちてる
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

858夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/06(火) 16:29:34
>>856

『メグ・ホワイト』が攻撃に使えない事は分かっている。
だが、『メグ』は『アルカラ』を『友達』と認識した。
目の前で襲われる『友達』を、
何もせずに棒立ちで見ているなんて事があるか??
要するに『夢見ヶ崎本体』が狙われた場合の『保険』だ。
『アルカラ』は『さきのさき』まで『ケイサン』してんだよォ〜〜!!

「ねえ――――――」

もちろん、それ以外にも『狙い』がある。
『メグ・ホワイト』を直接的に利用する事は不可能。
だったら、『間接的に使えばいい』。

「『アレ』ひろってきてくれる??」

『アージェント』の背後に落ちている『ナイフ』を指差す。
この指示は『攻撃じゃあない』。
単に『落ちているものを拾ってもらう』だけ。
だけど、『アージェント』にとってはどうだ??
『同じスピードの存在』に、
一瞬とはいえ『背後を取られる』のだ。
当然『隙』が出来るだろう。
しかも、『これだけ』じゃないぞ!!

「わたしが『サイン』だしてからね」

       ピッ!!

そう言いながら、『人差し指』を立てる。
これにより、『二度目の暗転』を発生。
突然の『暗闇』が起きた直後に、
『メグ』が背後に回る事になる。
つまり、『二重の隙』が生じる訳だ。
さらに付け加えるなら、『真っ暗』になっている状態では、
後ろにいるのが『メグ』かどうかも分からないだろう。

859グリム『グリム・ランタン』:2022/09/06(火) 20:21:28
>>856
「――ッ! 疾いッ・・・!」

(恐るべきは『リンゴ』――『禁断の果実』の力か。
 身につくのが『知恵』ではなく『暴力』というのは皮肉だが――)

分かったことが二つ。

『スピードはあるが制御は効かない』。
『肉体の強度が上がったわけではない』。

わざわざ大樹を蹴りつけての方向転換を行ったこと。
そして、反応できなかった自分に、
直接ぶつかって来なかったことからこれは間違いないだろう。

(つまりは、『人間』の『倒し方』と同じ――と考えれば良い)

「――『見失う』だけなら、『リンゴ』に群がる『蝿』と同じだな。
 今回は『蜂(ハチ)』みたいに刺せるのか?」

先程、『グリム・ランタン』を自分の手元に下げた時(>>848)、
『杖』に結ばれた『メジャー』の先端に手持ちの『ラムネ瓶』を結んでおいた(>>848 メ欄)。
先程の『メジャー』が即席の『鞭』ならば、今度は即席の『分銅鎖』だ。
先端に付けた『ラムネ瓶』の重りが、より勢いよく『メジャー』が相手に絡みつく手助けをする。

(とは言え、こうも近距離に入り込まれるのは『想定外』だが・・・!)

振り返りざま、『蛍光灯』を割るために向けていた『杖』を『アージェント』に向けて振る。(パス精BBB
単なる『杖』の一撃ではない。
その勢いで振り回される『メジャー』が『アージェント』に巻き付き、行動を阻害する。

(この『匂い』。今までにない『匂い』だ。何かを狙っている――のか?)

860『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/07(水) 17:52:13

 ドックン……ドックン…ッ゛

うなじ 背中の半分 両腕の上腕 頭部にも少し破片が掠めた。

それより一番応えるのは『自分の骨』だ。駆ける瞬間に自分の体に
負荷が掛かる。普段の二グロ・スピリチュアルの速度でも脚力だけが
増してるだけで全身に掛かる空気抵抗なり体への負担は軽減されない。
 それを、更に体験した事のない速度を受けるのだ。

恐ろしいと感じられる程の力、制御できない程の力。自壊する禁忌の力。

・・・・・・・
それで構わない

それ位なければ『白』は掴み取れないだろう。『黒』から解き放たれないだろう。


 例え、この命が尽きようとも

曲げられないものがある。退いてはならない大切なものが存在する。

861『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/07(水) 18:16:29
>>858-859

君達のタッグコンビネーションは、このアリーナでも余り見ない程に
堅実であり、それでいてどんな強敵でも打倒出来る力がある。

君(アルカラ)の推察、そして隠してる切り札の発動。
 『メグ・ホワイト』が餌付けをしても、直接の戦闘をけしかけるのは
困難であろうと言う考えも、暗闇を作り出そうと言う思考。

君(グリム)のアージェントの分析。現在の状態と
冷静なグリム・ランタンによる能力を用いての武器による迎撃も。

アージェント「――黒き……革命家 そして『鉄草花』」

 それが……私の名だッ    ――ギンッ

彼女が目に力を込めたと同時だった。

 ギュルゥゥン  ガギィンッ!!

! 草結び、最初の急襲でオブシディアンに攻撃を加えようと君(グリム)が
した時に雑草によって初動が防がれた時と同じ、草結びっっ!

だが、今度は先ほどと異なる部分がある。草の色はアージェントの
流れ出た浅くない量の出血、そして君に投げられたナイフの掠めた傷の血。
 それも合わさって零れ出た血が雑草に沁み込んだ結果、幾らかの雑草は
『黒く染まっていた』、その草がグリムとグリム・ランタンを縛り付ける拘束力!
先程の比ではない! まるで手錠でもされたかのような力で君と君のスタンドの
四肢を縛り付ける! ラムネ瓶の疑似鎖分銅はアージェントに振りぬかれる前に
地面を力なく垂れる。同時にアルカラの牽制の行動で背後へ高速でメグが移動し
照明が消えるが……。

アージェント「『わかっている』ぞ、メグ……そして、貴様を
『終わりに』する位置も……はっきりとぉ!!!」


……ッ、暗闇の中ではっきりとアージェントは宣言して攻撃の体勢に
移る気配を嗅覚で君(グリム)は感じ取った。

何故、理解出来るのか? 何故君の正確な位置とメグであると断言出来たのか?

禁断の果実の影響か? ……そう言えば、彼女は未だ『超聴覚』を
受けたままであったかも知れない。それが原因なのだろうか?

君達の行動に何か失敗があったのか不明だが、少なくともアージェントの
勢いを削るのに少し足りなかったのは事実。
 このまま、まともに次に起きる攻撃を受ければ……君(グリム)の
命運が危ういのも確かな事実だ!

862『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/07(水) 18:19:17
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□〇●▽□■∴∴∴  △=ドクター・アリス ネイル外す
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血状態
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンド共に拘束 ネイルも落ちてる
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  ▽=メグ・ホワイト ナイフは拾った
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

863夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/08(木) 09:29:42
>>861

さっき『カーテン』だされたときにおもったんだよね。

  ――――『超人的聴覚』を与えたまま??

もう『オトがつかえない』んなら『カイジョしちゃおうかな』って。

      ――――まさか『解除し忘れた』??

なんで『そのまんま』にしといたとおもう??

           ――――いいや!!『違う』ね!!

「あぁ――――やっぱり『わかる』んだ」

今、『アージェント』は『超聴覚に頼ってる』。
『こっちの動き』を見破った事で、それが『確定』した。
じゃあ、その力が『いきなりなくなった』ら??

「なら、『ナニもモンダイはない』な!!!!」

一つしかない『懐中電灯』の電池が、
『洞窟探検中』に切れたようなもの。
『暗闇』の中で『頼りにしてたもの』が突然消えたらどうなる??
『咄嗟の反応』に『遅れ』が出るよなァ〜〜〜〜??

「『アルカラ』は『さきのさき』まで――――――」

なぜ『超聴覚』を『解除しなかった』のか。
それは『超聴覚に頼らせるため』。
そうするように仕向けた上で…………。

「『ケイサン』してんだよォ〜〜〜〜!!」

『一番いいタイミングで解除するため』だ!!!!

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

『聴覚解除』と同時に、『ドクター・アリス』が、
高速かつ繊細な動きで音もなく地面を蹴る(パス精DBB)。
そこには『カーテン』で防がれた『ネイル』が落ちているはず。
『アージェント』めがけて『ネイル』を蹴り飛ばす(>>849)!!

             タ ン ッ

さらに流れるような動作で、『軸足』だけで『南東』に跳ぶ。
『アージェント』は『速い』けど、それは『足の動きだけ』。
もし『手の動き』まで『高速化』しているなら、とっくの昔に、
『グリムの背中』に『ナイフ』が突き刺さってなきゃおかしい。
『グリム』に『トドメ』を刺そうとする時は『ナイフ』を使うから、
当然それは『手の動き』になる。
だから、『ネイル』が着弾する方が『速い』。

     ビ シ ュ ッ !

               ビ シ ュ ゥ ッ !

跳躍に合わせ、両手で『指弾(>>858)』を放つ(パス精DBB)。
『一発目』から『射撃位置』を変えての『二連射』。
『攻撃の角度』が変われば、
『対処しなきゃいけない方向』も変わる。
闇の中を飛ぶ『不可視の弾丸』。
蹴りによる『一発目』には対処できても、
『二発目以降』に対処するのは困難。

『解除』によって、『超聴覚』は『アリス』に戻ってくるので、
狙いの精度は、さっきとは比較にならない程『正確』になる。
『片手間の回避』などさせない。
『全力の対応』を要求する。
一発でも当たった瞬間に『視覚移植』。
当たらなくても、『それはそれでいい』。

864グリム『グリム・ランタン』:2022/09/08(木) 19:36:04
>861
「ぬッ・・・これは・・・!」

(新しい『能力』・・・。
 いや、先程は発揮できなかった・・・『血』を用いた変化か!)

「フッ・・・・・・フフッ。この俺を相手に『終わりにする』とはな。
 忠告しておく・・・『無理』な事は止めておけ――とな!」

足の力を抜き、『地面にしゃがみ込む』。
だが、『腕』は位置をキープ・・・しゃがみながら、『バンザイ』の状態を取る。
『雑草』は地面から生えてこちらを拘束している・・・。
ならば、『腕』には、『バンザイ』の状態から地面までの『フリースペース』が出来る筈だ。

先程の一瞬の『アイコンタクト』で、『アリス』の『ネイル』の位置は把握済み(>>853-854)。
『雑草』が『腕』を引っ張り、地面に縛り付けるまでの間に、腕を伸ばして『グリム・ランタン』で『キャッチ』!
『手首のスナップ』を利用し、『アージェント』の『匂い』の方へと投擲する(パス精BBB

865『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/10(土) 10:44:57

 考えれば……いつも 私は   ――否

・・・・・
わたしたちは、孤独だった。物心ついた頃より、ずっとな。

人種差別 女と言う体 下層階級 そう言った自分の力では変えたくても
変えるのは容易でない大きな壁。そいつに踏まれ続けてきた、踏まれて、何時も
泥まみれで起き上がってきた。何時か、自分の力でその踏みつけてきた全てを超える為。

力が目覚めたのは思春期の頃だった。あいつも、大体同時期だった。
 アメコミめいた力を最初に発現した時は、やっぱりまだまだ子供だったんだろうな。
色々はしゃぎまくって、それで無茶も半ばした。
 そんな記憶の中で一点、何時も回想の中で消し去りたい『黒い記憶』が掠める。

まだまだ無邪気な顔で、私があいつに力を見せびらかす。それを何時もの
温厚な笑みで見てるあいつに私は『第二の力』を発動させて見せた。
 草に自分で切りつけた腕から滴る血が落ち、ワイヤー程の強靭な繊維と化した草は
攻守に長けた私の自慢の能力だ。

 ――頼むから、自分でその力をみだりに使わないでくれ。

あいつは、そう久しく険しい顔で、私を説き伏せた。
 あの表情をするのは、本当に久しぶりだった。ずっと前に可愛がっていた
小鳥なり栗鼠を誰かに痛めつけられた時。私が男子の何人かに嘲笑されていた時

それと同じぐらいの歪めた顔に、厳しい声。
 無性に、それが腹立たしくて、それ以降はけれど素直にあいつの目の前で
力を発動する事は無くなった。

……なんで、今更こんな事を思い出すのかな。

あぁ……血が流れてるからか。でも、痛みより この沸騰しそうな血流を
抜けていく脱力感の方が心地良い。

 もっとだ……私は……もっと『白の場所』へ駆けあがる為に足を動かさないといけない。

866『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/10(土) 11:16:31
>>863-864

アルカラは考える。いまアージェントは自分の呪縛による『超感覚』を
逆に利用して、グリムを追い詰めている。
 故に停電状態で『超聴覚解除』を行えば、だ。相手はグリムの正確な位置を
定める事が出来ず、攻撃の軌道は外れる、若しくは最低でも狙いはぶれて
グリムへのダメージは最低限に抑えられる、と。

アージェント目掛け『ドクター・アリス』の精密な蹴り。ネイルが飛ぶ……ッ

   ――ググッ……   「――  一……生」

 それと共に、君(アルカラ)は感じ取った。解除され自分の中のソナーに等しい
音の波が、アージェントの片足がシュートを決める名サッカー選手さながらに
高々と後ろに振り上げる音を。

その迷いない姿勢、グリムを駆除せんと意思が込められた気配と共に
君は……『既視感』を一瞬、超感覚の中の直感が激しい戦闘で刺激を受けた故か
かつての『共闘』した存在を脳裏に掠めた。指弾を放つと共に鮮明に思い起こす人物像。

      ――その名は……『天雨 サトリ』



>忠告しておく・・・『無理』な事は止めておけ――とな!

アージェント「そうだな……なら代わりに、こう言おうか。
 ――『可能』なら―――死ぬなよッッ゛!!!」


         ゴォッ――ッ     ――ゴギャァ!!!


……万歳の状態で『フリースペース』体の動かす余裕を作る。
 これは上手い動きであっただろう。これによって腕を動かせて
やろうと思えばアージェントの蹴る場所に目掛け杖を突き出すなりして
蝋燭の能力を使用すれば、壊れない最強の盾となった杖がアージェントの
片足に強烈な速度(スA)の一撃の反動を逆に受け自滅して今度こそ
動く事もままならない状態へ陥っただろうから。

だが『そうならなかった』。君は『グリム・ランタン』でのネイルの
スナップによる投擲を優先した。着弾は、しただろう。
 その前に強烈な衝撃、痛みを感じる暇があったか不明だ。

木々のある方面へと体とスタンドが投げ出される。受け身を取る事も出来ず
横倒しになる。強固なスタンドに蹴りが命中したのが幸いだったのだろう。
 本体ならば気絶しても可笑しくなかったが、幸い意識はある。
少し遅れて、自分がアージェントに蹴りを見舞われたのだと言う自覚と共に
君は左肩部分に激痛が少し遅れて感じた。『肩を破壊された』……ッ。

アージェント「…………私と……私たち(雑草)は
これで何度も窮地を脱し……何度も危ない場面も渡りぬいて生きてきた……ッ゛」

アージェント「どれだけ、てめぇらの絆なりコンビネーションが固くても……!
どれ程目が見えず、貴様等の小手先の能力で体を縛られても……!
 ――アージェント(白金)は、決して……黒(敗北)には晒されねぇッ!!!」

 ――ドンッ    ニョキニョキィ……ッ

アージェントは血まみれの修羅さながらの気配のまま、グリム・ランタンを
蹴りぬいたものの、強烈な反動は流石に殺すことは出来ず酷い内出血が見られる
片足で強く地面を叩き周囲に雑草を展開しつつ、吠える。

蹴る事のみに意識を割いてた為に、彼女はアルカラやグリムの弾丸を
避けなかったし、避ける気も無かっただろう。移植は、どちらも成功した。
 それでも……グリムの重傷は……痛い! 鬼気迫り命を賭して戦う気である
彼女が未だ動ける戦況は、とても……痛いっ!

867『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/10(土) 11:22:06
(※どうでも良いが、一生……一脚! と必殺技を叫びつつ蹴る描写だったが
一脚が抜けていた。そんな感じの必殺ハイキック『パス精:CAB』で
グリムは蹴り飛ばされた)


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□□●▽□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴〇∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血 超感覚移植
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  ▽=メグ・ホワイト ナイフは拾った
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

868グリム『グリム・ランタン』:2022/09/10(土) 23:14:03
>>866
「ぬ、ぐッ・・・うおおおッ・・・!」

強化された身体能力から繰り出される、強烈な一撃・・・『左肩』が破壊される。
今試合で始めて貰った『重い』打撃だ。

「中々に『響く』・・・。
 いや、『折れてる』訳だから・・・『強がり』は言えないな」

「・・・フゥ〜」

右手で『杖』を支えにし、大きく息を吐いて、立ち上がる。
正直つらい所だが、『満身創痍』ではない。まだ立ち上がれるからな。

「さて・・・『まだやれる』ぞ。『右手』は『無事』だ。
 お前のお陰で『能力条件』も満たせた」

『杖』を『自分自身』に触れさせ、『蝋燭』を仕込む。
見えては居ないかも知れないが、意味はある。

(まあ・・・『ブラフ』だ。
 とは言え、先程の攻防で俺の能力の『頑強さ』は理解している筈。
 少しでも『鈍って』くれるなら・・・)

869夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/11(日) 10:00:51
>>866

『アージェント』は『グリム』に重傷を負わせたが、
『それしか出来なかった』。
どう足掻いても『回避不可能』だと察したんだ。
『どうせ食らうんだったら蹴ってやろう』。
そういう考えで動いた事は、大体想像がつく。
要するに、『アージェント』には『他の選択肢』がなかった。
ここまで追い詰められたのは、『グリム』のお陰だ。
だからこそ、『グリムの行動』は無駄にしない。

      「『グリム』!!ナイス!!」

『ネイル』の位置は、全て感覚的に理解できる。
『位置の変化』によって『拾われた事』が分かるし、
『投げられた事』も分かる。
そして、『途中で止まった』という事は『当たった』という事だ。

「――――そこで『ズドン!!』だ!!」

『グリム・ランタン』が投げた『ネイル』で『視覚移植』を発動。
これで『仕込み』は完了する。
それ以外は不要。
余計なセンシング能力をくれてやる気はない。
『雑草』と『繋がってる』と分かった以上、なおさらだ。

   「うるせーなぁ〜〜〜〜」

           「わたしの『ファン』か??」

『アルカラ』は『アージェント』の事情を知らない。
でも、これだけは言える。
『命を取られない場所』で『命を賭ける』なんていうのは、
決して『覚悟』とは言わない。
ただの『ヤケクソ』だ。
本当に『上を目指す』っていうんなら、
負けたって『再スタート』すればいい。
死んじゃったら、そこで『オシマイ』じゃん。
それとも、一度や二度負けたくらいで、
どうでもよくなるような『夢』なのか??

そんなヤツが立っていようと動いていようと痛くも痒くもない。

            「『エレガントさ』がたりない!!」

      「『10cc』みたいに」

二人のイメージが真逆だったから、その可能性を忘れてた。
それで『感覚共有』してるなら筋は通る。
だけど、そいつの『弱点』は知ってるぞ。
『感知』できるのは、『地上の動き』だけだって事を。
だから、『こうする』。

          ガシッ

すぐ近くにある『東側の木』にしがみつき、地面から離れる。

>>868

そして、『ドクター・アリス』の指先で、
『グリム・ランタン』の肩を軽くつつく。
『頼みたい事』がある。
『グリム・ランタン』のスペックなら、
片手が使えなくても十分に可能な芸当だろう。

《たぶん『ザッソウ』と『カンカク』がつながってる》

           ヒソ

《それと、『ヒカリ』がもどったらさ――――――》

       ヒソ

『ドクター・アリス』を介して、『グリム』だけに聞こえるように、
小声で『意図(メール欄)』を伝えたい。
『超聴覚』を解除したのは、
こっちの話を聞かれないためでもある。
あとは宣言通り、『光』が戻るのを待つ。
『アージェント』は『視覚移植』の効果を知らない。
『精神力で耐える』というのは、
事前に『予想』しているからこそ成立する方法だ。
『不意打ち』で目が焼ければ、当然『隙』が出来るだろう。
そこを突いて『終わらせる』。

870夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/11(日) 10:01:28
>>867

>>863において、『ドクター・アリス』は『南東』に移動しています。
それを踏まえれば、正確な現在位置は、以下のようになると考えています。
この認識が間違っていた場合は、訂正をお願いします。


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□□●▽□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血 超感覚移植
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  ▽=メグ・ホワイト ナイフは拾った
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

871『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/11(日) 17:57:46


――ドックン……ドクン゛……ドックン……ッ゛

暗がりの中で、煩わしく耳を塞いでもずっと肌にこびりつく汚れ見たいに
泣き声が耳から離れない。

 誰が泣いてる? 相棒(オブシディアン)か? それとも私か?

足から生み出される無数の最後に枯れる事が定められている草が私に
あらゆる事を教えてくれる。暗闇の中でも点々と道しるべを紡いでくれる。

叶えたい『夢』 掴み取りたい『場所』

その為に血を流す事は決して苦しくは無かった。だが、きっと私が弱いからか
くずくずとタール見たいな淀みが胸の中を静かに広がっていくのが
何時しか自覚していた。夢を叶える為の過程が目的となりつつあった。

私は、我儘な手前勝手な癇癪起こしてるガキなままに体だけ成長して
心はクソガキのままなのか。
 
そんなガキのままでも、望みに足掛けられる力は少なからずあった。

白い場所、白い夢を追い求め……次第に自分の中で黒い部分が
広がっていき、自分自身を漂白したいと感じつつ……。

――なぁ、相棒。

『居場所』は、見つかるよな? 私の望みは、この勝利の先に、きっと――……。

872『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/11(日) 18:17:44
>>868-870(位置はそれで問題ありません)

君(グリム)は重傷を負った。だが『戦闘継続可能』なのは確か
 片腕は満足に振るえずとも、能力を使用すれば如何様にも立ち回り次第で
支援や前衛での相手も可能だろう。啖呵にも力が籠っている。

君(アルカラ)もグリム同様にアージェントに意気揚々と断言を交えて
スタンドを移動させ、仕込みを開始する。


対して、アージェントの行動だ。このまま追撃するか? それとも
超感覚移植をされた状態で狼狽えるか? その『どちらでもない』

アージェント「てめー(アルカラ)の能力は……聴覚、視覚ってなると
……『五感』、か」

彼女もアリーナの闘士として十分な実力を担っている。アルカラの攻撃を
肌で味わい、既に幾らか能力も看破しているだろう。

アージェント「もう私の時間は限られてるが……限られてる、が
――百も承知だ」

 タンッ

 ダダダダダッダッッダッッッ゛!!!!   ニョキニョキニョキッッ!!

        ―ザシュ ザシュッッ゛!!

! アージェントは駆ける!!(スA)

何処へ? 君(アルカラ)でもないし、位置を幾らか把握してるであろう
君(グリム)でもなく、ましてや戦闘不能に近いオブシディアンでもない。

 駆けるのは……周囲の地面!! アージェントの周囲一帯の地面だ!

風を巻き起こす程の早い速度で縦横無尽に動くと共に雑草は禁果(リンゴ)の
恩恵もあってか、1m半程の人が屈めば視認不可能な高さまで急成長する。

更に、彼女は動き回りながら『自分の体を持ってるナイフで切り付けてる』!

よって、駆けながら飛び散る血は自然と雑草に混ざり合い黒い鉄錆の雑草一帯の
カーテンが産まれる!!

 強烈な血と草の匂い……! 更に茂みへとアージェントは身を隠した……!
能力によって雑草は規則的に揺れ動き、アージェントがどの位置に居るかを
正確に把握出来ないようにさせている!

873『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/11(日) 18:21:43

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□※※※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯。アージェントとメグの姿は見えない
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

874夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/12(月) 09:15:40
>>872

現在、まだ停電したままでしょうか?
それとも、もう明るくなっているのでしょうか?

875『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/12(月) 09:25:13
>>874(回答)
 申し訳ない、描写に抜けてました。行動も踏まえて
アージェントが身を隠した時点で停電は解除されたと考えてください

876夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/12(月) 14:08:04
>>875

回答感謝

>>872(GM)
>>(グリム)

『目が焼けた』のに怯みもせず、
何事もなかったかのように動けるのは妙だ。
こっちは、その瞬間に攻撃しようと狙ってたんだぞ??
いくら何でも『ノーリアクションすぎる』。
これも『能力の強化』に関係してるのか??
一貫性に欠けるような気もするが、
『そうだ』と言うんなら納得するしかないだろう。

《テキが『サク』をうってきたんなら、ぎゃくに『チャンス』だよ》

引き続き、『グリム』に耳打ちする。
本体は『南東』に移動。
ここまで『草刈り』しながら前進してきた以上、
そこに『雑草』はない。

《『ソレ』をやぶれば『かてる』からさ》

おいおいおいおい??そんなんで『かくれた』つもりかよ??
『みえにくくする』なんていうのは、
『シカク』にたよってるヤツにしかつうじないんだぜ!!
『ドクター・アリス』は『かくれんぼケンテイ1きゅう』だ!!

《『アリス』は『オト』をつかむから、
 『ニオイ』は『グリム』にまかせる》

精神を集中し、『超人的聴覚』を研ぎ澄ます。

《アイツ、『カウンターねらい』じゃないかなぁ。
 『みえないジョウタイ』でカクジツにコウゲキするんなら、
 そのてがイチバンいいから》

《『スピードがはやい』ってトコにもかみあってるし。
 コッチからしかけて、ソレにハンノウさせて、
 『そのスキにシメる』っていうのがよさそうなんだけど》

先程の『ぶつかり合い』。
『ハンデ』を負ったのは『グリムだけ』じゃない。
『アージェント』も『重い足枷』をつけられた。

《いまは『まだはやい』けど、もうじき『スピード』は『おちる』よ》

『アージェント』は『酷い内出血(>>866)』を負った。
今は無理してトップスピードを維持しているとしても、
そんな方法を永遠に続けられるはずがないだろう。
怪我した足で走り回ったら状態が悪化して、
遅かれ早かれ動きは鈍る。

《ところで、『さっきのハナシ』のつづきなんだけどさ。
 アイツ『みえてない』じゃん。
 だから『こっちのほう』がイイとおもうんだけど、どうよ??》

さらに、『先程の続き(>>869)』を伝えておく(メール欄)。

877グリム『グリム・ランタン』:2022/09/13(火) 19:48:20
>>869
>>872
>>876
「『破れかぶれ』――だな。『無茶な強化』をして追い込まれているからだろうが」

『アリス』の見解に同意する。
今の『アージェント』の状態は、つまるところ『整備不足のF1マシン』だ。
自分のパワーとスピードで少しずつ壊れていき、最後には『大破』する・・・。

「『完全にぶっ壊れる』までに、こちらを『叩き潰そう』って考えなんだろう。
 『仕掛けてくる』タイミングはそう遠くない筈・・・そこを『狙う』か」

今まで相対してきた中で、この局面で『打つ』手は何か・・・。
『アリス』に『アージェント』の『考えそうなこと』を小声で伝える。

(彼女の『雑草』は、あの状態になるとかなり『強固』だ。
 それこそ、『鉄の拘束』を思わせるほどにな。
 『頑丈』というだけでなく、『パワー』もある・・・・・・)

(あの雑草は『発射台』――と読む。
 『アージェント』を『砲弾』と捉え、『雑草』が『送り出す』。
 恐らく『可能』だ。『強化される前』は『ナイフ』を移動させていた・・・今なら、余裕だろう)

『アリス』の提案にも頷く。今の『アージェント』にとって、その『位置』は『致命的』な筈だ。

(『アージェント』は自分の速さに追いついていない。『視野の狭さ』も、普段以上。
 目を焼かれていれば、尚更――『目標』以外の物は『捉えられない』だろう)

伝えることを伝えたら、『グリム・ランタン』の『杖』を『雑草郡』に向ける。
何が飛び出してきても良いように、だ。

878『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/14(水) 10:11:15

 ドック゛ン゛……ッッ……ドックン……ッッ゛

黒のない光の奔流、直接眼窩の中をハンダゴテでも押し付けられてるかのようだ。

あいつ(オブシディアン)がずーっと目を抑えつけてるのも、同じ目に遭って理解出来た。

だが、今は。

・・・・・・・・
この状態では逆に、その痛みが、内側でない他者が与える苦痛が私を動かす原動力となる。

段々と、心臓から次々と透明の返しが付いた刃のようなものが血管を進んでるかのように
痛みが生じてきている。
 動かなくては、思考を止めなくては、目的だけを追い求めなくては気が狂いそうな痛みだ。

止まれば、きっと私は壊れるだろう。そして、止まり続けなくても同じ結末なのだろう。

でも、最後の最期まで。

私は自分のまま、アージェントのままだ。

この命を燃やせ、眩く、何よりも、誰よりも……!

879『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/14(水) 10:41:05
>>876-877


 ―――ガㇵッ ピチャ ピチャピチャ

鉄雑草で覆われた、アージェントの即席の領域。
 姿は見えない、されど君達には『ドクター・アリス』の力によって
敵の姿は見えずとも、視覚以外での勝利に繋がる貴重な情報が降ってくる。

まず『超聴覚』で聞こえたのは『吐血音』。『超嗅覚』でも
鉄草の茂みの中心地帯より強い血の匂いが聞こえてくるだろう。

 『aー……je!』  

「シッ……安心しろ、メグ。私はまだ動けるからな。
オブシディアンが動けない以上、お前だけが頼りだ。……はっ
んな、泣きそうな顔をするな。こんな自分で付けた切り傷なんぞ
なんでもねぇよ。私を誰だと思ってる?
 『杖野郎を先に仕留める』。腕を潰したと言えまだ元気が有り余ってるからな。
【お前は先導しろ】、奴の元に……」

超聴覚では、このような会話が草の奥でなされてるようだ。
 リンゴ(禁果)で超人的な力を付けたとは言え、予想通り肉体の内側は
ボロボロなのだろう。話の内容から、彼女は早急に君達の内の一人を
脱落させたいようだ……。


君(アルカラ)の移動は恙無く行えたし、君(グリム)も迎撃の用意は
出来ている。ただメグ・ホワイトがアージェントに協力するのなら
メグ・ホワイトは率先して攻撃しないとしてもグリムの位置へ真っすぐ
突撃してくる危険性はあるだろう……。

880『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/14(水) 10:42:43
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□※※※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯。アージェントとメグの姿は見えない
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴☆∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

881夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/14(水) 19:55:34
>>877

《おぉ、なるほど〜〜。『そういうの』もあるよね〜〜》

           《『グリム』もナカナカやるなぁ》

『最後の大技に賭けている』という『グリムの読み』は、
概ね筋が通っている。
時間のない状況で『待ちの戦法』を選ぶのは、
確かに不自然だとは思っていた。
ただ、それでも『疑問』は残る。

《だけど、『みえてない』のに『ソレ』やるのって、
 チョーあぶないよね。
 ナンか『かんがえてる』とはおもうけどさぁ》

それを『失明状態』でやる気か??という事だ。
マジで『人間砲弾』を敢行するつもりだとして、
そんな『捨て身の攻撃』が使えるのは、
せいぜい『一回だけ』だろうし、
本人だって無事で済むとは思えない。
その一回で『二人を同時に倒す』なんていうのは、
どう考えても無理がある。

《『ゼッタイあてるジシンがある』っていうならベツだけど。
 ソレだって、ヒトリしかたおせなくない??
 『せめてヒトリだけでも』ってカンジでもないし》

『アージェント』は『勝ちの目』を捨てていないはずだ。
そして、勝つためには二人倒さないといけない。
そこら辺を考えると、『突撃戦法』は不確実すぎる気もする。
でも、まぁいい。
どんな手を使ってこようと、『その上』を行けばいいだけだ。

>>879
>>(グリム)

《ふたりがかりで『グリムをねらうソウダン』してるみたい。
 『まずツエヤローをしとめる』んだってさ。
 『ヤツのトコにセンドウしろ』っていってる》

《もうすぐ『くる』っぽいから『ジュンビ』しといて》

『超聴覚』で得られた情報を『グリム』に伝え、その後で、
さらに言葉を続ける。

《『アリスのチカラ』をわかってるはずのヤツが、
 ジブンから『ジョーホーたれながしてる』》

きっと、グリムも『同じような事』を考えているだろう。

《――――――『どうおもう』??》

             スッ

自身は『北東』に移動し、『グリム』に近付くと同時に、
『グリム・ランタン』に『ペットボトル』を差し出す。
『ペットボトル』に『蝋燭』を仕込んでもらうためだ。
『ドクター・アリス』は『先程の提案(>>876)』を実行に移す。
『バドミントンのプロ選手』が放つ『スマッシュ』の初速は、
『時速300km』という『超高速』に達する。
それに『生身の人間』が対応できる理由は――――。

882グリム『グリム・ランタン』:2022/09/15(木) 21:06:47
>>879
>>881
「八割方『フェイク』だろうな。
 中身までは分からないが・・・・・・」

『杖』を傾け、『アリス』の持ってきた『ペットボトル』に『蝋燭』を仕込んでおく。

「今この場で『何をしてほしいか』と考えれば・・・『観測手』か?
 『雑草』を使い、相方の位置を特定できれば、そこに向けて『攻撃』すれば良い」

「『メグ』――とかいう『スタンド』は『陽動』。
 或いは、そいつこそが『最初の一発』かもしれない」

仕込みが終わったら、『杖』を再度『雑草』の方へと向ける。

883『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/17(土) 14:27:33


――ドクン……ッ゛ ドックンッ ドッグン゛ッッ゛

胃か食道の何処らへんから滲んだ血が口から零れ出る。
 もう自分の意思で止める事は出来ないし、元より止まるつもりは無い。

禁果の力が天文的確率で今この瞬間に効力を失ったとしても、酷使した肉体が
回復はしない。夢半ばで死するか、夢を叶え死ぬか。どちらか二つに一つだ。

……追い求める夢は何処までも果てしなく遠く、理解者も居ないなか突き進む。

白く、無限に白い自分の心に曇りなき場所を追い求め。自ら望んで暗闇の中へ

笑えるじゃないか。えぇ? 相棒

綺麗なものを見たくて、限りなく手を足を汚す。こんな矛盾しきった人生に
一つでも華を飾ろう。その花の色は、きっと……この足で最期に立って目にした時。

――とても美しい純粋な色合いの筈だから

884『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/17(土) 14:43:17
>>881-882(レス遅れ大変失礼しました)

 相手の『会話』は超感覚で十分に聞き取れた。
草むらでメグ・ホワイトの力を借りて禁果の全てのリソースを引き出し
博打狙いで盲目状態の中で攻撃を加える。

それでも、会話が正しいのなら対応は出来る筈。二グロ・スピリチュアルと
血液の反応によって能力が著しく強化されたとして。本来の能力では
掌で携行出来るナイフ程度をスCで動かすぐらいだったのだ。
 更に早く動かせたとして、今は二グロ・スピリチュアル自体の速度によって
本体の機動力、足の速さが神速(スA)と化してる方が脅威なのだから。


  ザッ……!

っ草むらが、雑草が動き出す音。そしてアージェントの血の匂い……それが
超嗅覚越しでグリムは直ぐ近くだと感じた。

  ――ダッッンッ!!

雑草を抜け、一陣の黒い人影らしいものがグリム自体へ真っすぐ突撃してきた!
 やはり、会話通りに馬鹿正直に君(グリム)を狙ったのかも知れない。

君(アルカラ)も、奴(アージェント)らしい人影が突っ込む前に少し時間はある。
ペットボトルを差し出す事は出来た。蝋燭への仕込みも終えたと考えて良いだろう。

人影は物凄い速度でグリムに迫る……今からドクター・アリスを動かして
迎撃や援護は可能だろうか・・・?

885『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/17(土) 14:46:22
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  ●=スAで迫る人影 アージェントだろう
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□※●※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯
∴■□□□∴☆∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

886夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/18(日) 16:05:22
>>884
>>(グリム)

《『グリム』、『アレ』おぼえてるよね??》

『血の匂い』はあからさまに胡散臭いから、
ハッキリ言って信用する価値は『ゼロ』だ。
そんなものより、試合が始まる前、
『グリム』には『アレ』を渡してあった。
『その匂い』を探知すれば、
『アージェントかどうか』の見分けは、
敵が飛び出してくる前につく。

《『アリス』も『ジュンビ』はキッチリしてたよ》

―――――――――――――――――――――――――

これまでの戦いで、『アージェント』は、
相当な『スタミナ』を消費している。
しかも、全身から『出血』しながら走り回っている状態。
『血液』は『酸素を運ぶ』という役目を持つ。
それがドンドン減っていく。
自然の流れとして、『呼吸』は荒くなるだろう。
『移動音』ではなく『呼吸音』を掴む。
その先に『敵』がいる。

(暗号スレ>>54

飛び出してくる前から、『区別』はついてる。

―――――――――――――――――――――――――

『グリム』か『アルカラ』か――どっちを狙ってくるかは、
正直どうでもいい。
どっちを狙ってこようが対応できる用意をしておいたからだ。
それが『ドクター・アリス』の『肩車>>876』であり、
『グリム・ランタン』に仕込んでもらった『蝋燭>>881』。
本当に『グリム』を狙ってくるなら、
『グリム・ランタン』の上に乗っている『アリス』が、
『全力のラッシュ』で切り刻む。
もし、そうでなかった場合は――――。

   《『ツギ』でおわらせよう》

          《だから――――『まかせた』》

『スタンド会話』で『グリム』に告げると、
その場で『仰向けに倒れる』。
一撃で『リタイア』させようと思ったら『四肢』は狙わない。
最も優先的に狙うのは『頭』だ。
『相手が動き出すよりも先』に倒れ始める事で、
『頭の位置』を下げて、予想される攻撃を回避する。
もっとも、初撃を避ける事が出来たとしても、
すぐに『次』が来るはずだ。

               ス ッ

だから、倒れながら『ペットボトル』を構える(>>881)。
『倒れた相手』に追撃する時は、
自然と『振り下ろす形』になりやすい。
そこを『ペットボトルの盾』でブロックする。
バドミントン選手が超高速のスマッシュに対処できるのは、
『飛んでくるコース』を予測しているからだ。
敵の動きを先読み出来れば、『スペックの差』も埋められる。

さらに、『アルカラが地面に倒れた状態』なら、
『グリム・ランタン』と『アージェント』の間が『クリア』になり、
即座に攻撃を通せる事まで計算内。

887グリム『グリム・ランタン』:2022/09/18(日) 21:42:32
>>884
>>886
「――無論」

『アリス』から貰った『エナジードリンク』は、『アージェント』に付着したままだ。
例え血まみれになろうとも、しっかり洗浄しなければ、その独特な『甘ったるい匂い』は『消えない』。

「『仕込み』はだいぶ前に終わっている」

『判断』がつき次第、『アリス』にそれを伝えよう。
そしてこちらは、突っ込んでくる『人影』に対処する。

突き出した『杖』に結んだ『メジャー』。
その先の『ラムネ瓶』を、先程(>>868)から『踏んで』構えている。
足元で踏まれている事で、ピンと張り詰めた『メジャーの紐』。
『蝋燭』が仕込まれたそれは、『切れない紐』になる。
今の今まで、相手の攻撃に晒される事が無かったのが功を奏した。

『グリム・ランタン』よりも早い『突撃』――。
『点』である『打撃』などではなく、『線』である『メジャー』で『絡め取る』。(パス精BBB
『杖』の『長さ』があれば、『メジャー』で遮られ、『グリム・ランタン』まで直接的に打撃等は届かないだろう。

もし仮に、急に軌道を変えて『アリス』に向かったら?
問題はない。『杖』の向きを変えれば良い。
『メジャー』が『張り詰めている』ことに変わりはないし、
ただ『突っ込んでくる』だけなら、どうやっても『そこを通る』必要がある。

888『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/19(月) 23:08:13

 ――ドクン゛……ドクンッ………………ドクンッ゛ッ

全ての動きは緩やかだ 

普段は耳鳴りすら覚える闘技場の喧噪すら、何処か別の場所での騒ぎのように
遠のいて聞こえる

己の中の存在がちっぽけで 取り巻く世界が無限に感じていく超越の垣根に
足が跨ぐように

私が終わるとして この魂は何処へ行くのだろう?

 白く 白く 目指した場所 眩く 全てが赦される地へと……。

889『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/20(火) 00:27:30
>>886-887

 既に君達は『仕込み』を終えていた。

アルカラは『エナジードリング』による相手の座標を特定する『マーク』を既に。
グリムは『メジャー』によるラムネ瓶を併せた無類に攻撃を防ぐ防御陣を展開していた。

 さて、線による展開されたメジャー。超嗅覚でも既に攻撃の襲来は予期出来ていた。

『グリム・ランタン』が杖を引き、張り詰めたメジャーへと人影が
蜘蛛の巣へ突撃した蚊トンボが如く体がくの字に折り曲げられ捕えられる。
 鼻に来る血の匂い……『だけ』だ。エナジードリングの匂いは……しない!
そこで、君(グリム)は視界でも気づくだろう。

――『人影』は……『オブシディアンが破ったスーツと雑草で編まれた』もの。
 即席の『案山子』だ!
君へと襲い掛かったものが、案山子ならば……。

            ――ビュゥンッッ゛   パシッ

! 草むらから、一筋の鉄色の線が伸びて宙を薙ぎ払った。

4〜5m程ある『草紐』。それは『ドクター・アリス』へ。
グリム・ランタンに肩車されたドクター・アリスの胴部分へ軽く当たる。
 痛みもダメージも一切ない、触れた瞬間に雑草の紐も一瞬で解き解かれて……。


           「――『捉え』……た……ゾッ゛」

  ――ダァ―――zノァンッッ゛!!

 !! 『雑草』より、その案山子が飛び出した数瞬後に出てきた人物。
それが 正しく アージェントだ!
 その両足に『雑草で編まれたギプス』のようなものが二グロ・スピリチュアル
の応用によってか装着されてる。先ほどの雑草で編まれた簡易鞭のようなものも
このギプスに付随されていたものだろう。


>873メ欄 メグ 囮になれ

>879メ欄 フェイク 指文字 鉄草ギプス
【オ】ブシディアンが動けない以上、お前だけが頼りだ。……はっ
【ん】な、泣きそうな顔をするな。こんな自分で付けた切り傷なんぞ
【な】んでもねぇよ。私を誰だと思ってる?
 『杖野郎を先に仕留める』。腕を潰したと言えまだ元気が有り余ってるからな。
【お前は先導しろ】、奴の元に……」

【女 お前は先導しろ(※女『アルカラ/アリス』の位置を示せ)】

>884『女(ドクター・アリス』へ奇襲する


 アージェントの策略。それは徹頭徹尾、血で染め上がった狂戦士のような
振る舞いの中で一貫して勝利を捥ぎ取る為に編んだ思考。

オブシディアンやメグ・ホワイトと言う存在を戦力から最初に除外し。
己1人で二人へ相対する時から考えていたのは。如何に戦力を減らしていくか?
 どの順序で再起不能に近いダメージを与えられるのが可能か?

最初のグリム・ランタンとの激突でアージェントは思っていた。
 こいつ(グリム)は強い。だが『直接戦闘を捌ければ脅威ではない』と。

逆に、能力が把握できずメグ・ホワイトと言う罠にもなりえる存在すら
軽くいなし意識外から聴覚に異常を起こした存在(アルカラ)

 アージェントは次第に思う。『こいつがこの試合の最大の障害だ』と。

(メグが手引きした方角へと、雑草鞭で探知はした)

(どちらも、近距離や中距離と言う違いはあるものの。
『本体とダメージは共有するタイプ』に違いはねぇ。
 そして、今の私の力ならば……ッ!!)

         
アージェントと、グリム・ランタンに乗った『ドクター・アリス』の
間合いは約1m未満、30cm以上と言った所。
 もう1秒あるかないかで、互いの攻撃が当たる距離へ入る……!

890『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/20(火) 00:29:13
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  ●=アージェント
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  〇=グリムの前に、グリム・ランタン及びドクター・アリス 
∴∴■★□□※●※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯
∴■□□□∴☆∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

891夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/20(火) 20:55:18
>>889

互いの認識に齟齬があるといけないので、大変申し訳ありませんが、
現在の状況を改めて説明していただけないでしょうか。

892『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/20(火) 23:30:14
>>891(回答)

簡潔に説明させて頂きます。

夢見ヶ崎、グリムPCの行動は問題なく成功。

 『グリム・ランタン』にぶつかってきたのは、オブシディアンの破った
スーツと雑草及びアージェントの吐血でコーディングされた案山子。
(※投げつけたのはメグ・ホワイト)

雑草地帯より、メグ・ホワイトにスタンドのいる方角を教えられた
アージェントが、二グロ・スピリチュアルから伸ばした雑草を鞭状にして
振るい。グリム・ランタンに肩車されたドクター・アリスを雑草で探知。

ドクター・アリス向けてアージェントは跳躍。互いに1アクションで
攻撃が入ると言う距離に現在入っている。と言う形になります

893夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/21(水) 13:12:11
>>892

回答感謝します

>>889

   ブ ワ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

《『アージェント』さぁ――――わたしのコト『ナメてた』ろ??》

『ドクター・アリス』の『金髪』が、
『感情の発露』を思わせるように激しく波打つ。

《いままでどんだけ『スタンドバトル』やってきたとおもう??
 オマエのウゴキなんか『ゼンブ』わかってんだよ。
 『ゼ・ン・ブ』だぞ。『ゼ・ン・ブ』わかるんだよ》

《『アリス』に『シカクのゴマカシ』はツーヨーしない。
 『ソレ』が『ニセモノ』だってコトは、
 『みるマエ』からみやぶってる。
 だから、ソレも『フイウチにならない』》

事前に『超聴覚』で得られた情報によって、
『アージェント』が『飛び出す前』から、
『位置』も『動き』も全て把握済み。
『ダミーの投擲』で僅かに気は逸れたものの、
『アージェントの居場所』自体は、一度も見失っていない。
『アージェント』が『呼吸』を止めていない限り。

《『アルカラのスタンド』は、
 すこしまえまで『ドクター・ブラインド』だった。
 でも、いまは『ドクター・アリス』になってる。
 その『イミ』がわかるかァ〜〜〜〜??》

《この『アルカラ』は!!!!『スタンドつかい』として!!!!
 おおきく『セイチョウ』してるってコトなんだよ!!!!》

              バ ッ

   《『ソノていどのトリック』をブツけてくるなんて、
        『シツレー』もいいトコだ!!》

『グリム』を捕らえた『雑草の拘束』、『草で編まれたギプス』、
そこから繋がっていた『紐』が解ける光景。
『この蹴り』だけは、絶対に食らってはならないと直感した。
間違いなく来るであろう『蹴り』を十分に引き付けてから、
『肩車』されたまま『ドクター・アリス』が『後ろに倒れる』。
一秒どころか、一瞬あれば完了する動作だ。
その直後には『隙だらけのアージェント』だけが残る。

《『アージェント』は『アリス』をねらってきてんだよなァ??
 だけど、チョ〜〜ットおそかったね。
 もっとはやいうちから『リタイア』させとくべきだった》

《いいコトおしえようか。
 『め』のダメージは、わたしがカイジョしても『なおらない』。
 もう『ておくれ』だから。ザンネンだったね〜〜》

    《それと、もうイッコ――――》

        《『グリム・ランタン』をナメてんじゃねーよ!!》

>>(グリム)

《――――『グリム』!!!!おもいっきりヤッちゃって!!!!》

『ドクター・アリス』を狙ったという事は、
裏を返せば『グリム・ランタン』は放置されている。
その間、『グリム』が『何もしない訳がない』。
そして、『アージェント』は『それに対応しなければならない』。

894グリム『グリム・ランタン』:2022/09/21(水) 21:35:38
>>889
>>893
「それを『悪手』と呼ぶのは意地が悪いか。
 『そうするしかない』状態にしたのは――こちら側だからな」

『グリム・ランタン』は『硬い』。
自慢ではないが――今の自分でも、受けに回れば『手こずらせる』のは容易だ。
そうなれば勿論、『アリス』が黙っては居ない。
だから当然、この布陣になれば『アリス』を先に落とすしか無いが、そうしたいならば・・・。

「『跳躍』するしかないな。
 お前の『超スピード』を活かせない『空中』に」

或いは『グリム・ランタン』が『ただの人型』であったなら。
『対空』というのは困難だったかもしれない。
両腕で殴りつける動作にはどうしても『タメ』がいるし、『射程』も短い。
『アージェント』も『蹴り』で対抗できたかもしれない。
だが『グリム・ランタン』には『杖』がある。
その長さは『空中の敵』を相手取るのに十分なものだ。

「――『溜め』は済んでいる」

そして、『人影』に対処するために――『グリム・ランタン』は、『メジャー』を『張り詰めていた』。
その『人間離れ』したパワーでもって、『杖』を『上に引いていた』。
つまり、『足元の瓶』を、ただ『開放』するだけでいい。『デコピン』の原理だ。
今まで最も重く、早い――上に振り抜く『一撃』。(破ス精BBB
『アリス』に襲いかからんとする『アージェント』を、今度こそ『打ち抜く』。

895『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/23(金) 14:17:13
>>893-894(2/1)(レス遅れ失礼いたしました)

 鼓動は既にアージェントには自分の口から洩れるように激しく鳴る呼吸音と同等に
聞こえていた。目は既に機能を失われている、肉体のダメージは既に限界に近付いている。

それでも、勝利を欲していた。ただ眩い、先にある小さくも輝かしい真実の白
自分の手で、足で掴み取る確かなものを。

 『二グロ・スピリチュアル』 黒人霊歌

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

――私の祖先は、奴隷だった。いつも誰かに服従され犬見たいに傅いて誰かの靴を
舐めて生きる人生だった。家族は、そんな恥を背負ってでも私たちの代まで命を
紡いだ祖先を誇りとしている。…………私は、そんな風に家族が苦渋の歴史を
笑顔で語るのが嫌いだった。どう美談にしようとも、辛く苦しい時の頃は
時と共に痛みは薄らいでも完全に消える事はない。
 奴隷として生き、たまたま幸運によって生き永らえた。ただ、それだけだ。
そんなのは誇りでもなんでもない。ただ耐えて、鞭を振るうものがたまたま消えた事で
喜ぼうとも、鞭の痕は消えないのだ。

旧く 褪せ萎びた 記憶

――お前も私も、何時も何かしら大きな流れって言うか運命に
踏みづけられて散々だよなあ。私はアリーナの猟犬に敗れ、また陰口叩かれつつの生活で
あんたはあんたで誰かが巻き起こした戦争に振り回されて心に傷を負っちまってよぉ
……このままで、いいのか?
 言われっぱなしで、やられっぱなしで、無理くり銃を握らされて命令で人を撃って
そのまま絶望したままでいいのかよっ!!
 私は、そんなの絶対に御免だ……っ゛。
お前も、私も……このまま耐えていずれ苦しみから幸運で脱却するまで
ただ傷を舐め合うなんぞ死んでも御免だ!!
 オブシディアン…………ッ゛……そうだろ……!?

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 跳躍と共に、足先に全身全霊、全てのエネルギーを片足に集中するようにする。
ガヤの観客の声も、目の前の奴の声も聞こえぬ程に意識を集約させ……蹴りを放つ。

 焼けるような、を焦げさせる程の速度。この試合において、最速の蹴りだったと確信出来る。

だが…………。

(――手応えが無い……ッ)

そうだ。幾ら禁果の力で蹴りつけるもの全てを削ぎ落す力であっても
どんなに柔らかこうと、何かを蹴れば、その感触は感じられる筈。

(避けたっ?! いや、奴の能力……受けたからこそ理解出来る『五感の発達』
 私の動きを、雑草地帯でも予知出来ていたかっ!
だが、先程の雑草鞭で探知して瞬時の接近。まだ、そう遠くない筈
直ぐに降り立って二グロ・スピリチュアルで雑草を展開させれば……っ)

アージェントは『ドクター・アリスの回避成功』に一瞬焦燥するものの
まだ挽回は可能だと直ぐに自分の次の動きを模索していた。

 ――仮に、禁果と言う自身の力を逸脱する力を手にしなければ。

>《『グリム・ランタン』をナメてんじゃねーよ!!》

 ――戦士としても優秀な彼女が、まだ余力を残し冷静にドクター・アリスが
上空で蹴り付けなければいけない高度に居る『違和感』を読みほどければ……。

>『溜め』は済んでいる

 ――まだ『結果』は違っていたかもしれない。


           ―ピンッ

       パシュゥゥゥゥッッッ―――zノゥゥウウッッ!!! ゴガァ゛ンッッ!!

896『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/23(金) 14:30:48
>>894-895(2/2)

……事態は『終局』に向かっていると言えるだろう。

アージェントは、ジャック・ホワイトより成る禁果の力によって
肉体を酷使した跳躍による勢いを乗せつつの殺人的な蹴りをドクター・アリスへ放った。

だが、それは『読まれていた』。他でもない、アルカラの、ドクター・アリスは
『超感覚』を担うもの。体内がずたぼろで、五感の内の一つを欠けた彼女に対し
五感を統べる女王と呼称すべしスタンドを刈り取る事は無謀だっただろう。

そして『グリム・ランタン』の一矢も深手だった。
 雑草ギブスを四肢に施してはいたものの、アージェントの肉体を保護する
鉄草の鎧を突き抜けるような、弦が切れるように引き絞ったラムネ瓶の弾丸。
 威力は元より、その衝撃は五臓に響く。体内が既に深刻な自滅へ辿っている
彼女において、そのダメージは馬鹿に出来ない。

 黒い人の塊は、スリングショットのような瓶の一撃を受けて大きく宙で
回りつつ墜落した。幸いながら、撃墜された地点には未だ彼女を助ける
雑草地帯があった為に、墜落死は生じ得ない。

 ……ただ、それでも『戦闘継続』が可能かどうかは怪しい。


         ガ……ハッ

     ピチャ  ピチャピチャピチャ  ボト  ボト

口から吐血が迸り、耳穴や目からも赤い液体が零れ出る。

アージェント「……ま……だ……だ」

 ヨロヨロと、その場で今にも倒れそうになりつつも立ち上がった。

アージェント「ま…………だ……やれ…………る」


 ……このまま、何もせずとも少しすれば彼女は『自滅』するだろう。

『a-……je…………!』

「そ…………だ………………わ………………しろ……」カシュ― カシュ―……

 既に、怯えるように声をかけるメグにも気づいてないらしく
譫言のように何かを言いつつ、グリムの居る場所へ足を動かそうとしてる……。

897『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/23(金) 14:32:46
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  ●=アージェント 瀕死
∴∴∴■□□※●▽※□■∴∴∴  〇=グリムの前に、グリム・ランタン及びドクター・アリス 
∴∴■★□□※※※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯
∴■□□□∴☆∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  ▽=メグ・ホワイト
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

898夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/23(金) 18:35:30
>>895-896

『可哀想』とは考えないし、手心を加えるつもりもない。
こうなったのは、お互いに『本気で戦った結果』だ。
むしろ、ここで情けを掛ける方が、よっぽど『無礼』だろう。

《ジブンでもわかってるんじゃないの??》

《こんなトコで『イノチ』かけてるようじゃあ、
 ぜんぜん『イチバン』になんかなれないって》

それは素直な感想だ。
別に『ニグロ・スピリチュアル』が弱いと言う気はない。
複数の条件において、
この試合は『アージェント』の側が不利だったのは事実。
相棒の『オブシディアン』が、
ほぼ『いるだけ』の状態に陥っていたし、身を隠す戦法が、
『ドクター・アリス』と相性が悪かったというのもある。
しかし、『命』まで削って一人も倒せないようでは、
『Sランク』は遠いと言わざるを得ない。

       《イッペンでなおしたほうがイイよ》

          グ ル ン ッ

  《マジで『トップ』になりたいんだったらさ》

『アリス』が体を『スイング(>>893)』させて、
その反動で素早く元の体勢に戻る。

          バシッ

そして、『杖の上』に『乗る』。
『杖』の長さは『1m』。
『アージェント』までの距離も『1m』。

  《『グリム』――――『おねがい』》

『アージェント』は、『雑草地帯に入る者は全て探知できる』。
言い換えれば、『探知されていない』という事は、
『入ってきていない』と思って『安心』する。
そこが『隙(チャンス)』。
『次に繰り出す攻撃』は完全に『予測不可能』だ。
『杖』を『足場』にすれば、このまま『追撃』できる!!

         ピッ

『アリス』が『人差し指』を立て、『最後の暗転』を使用する。
これで『メグ』は『邪魔できない』。
次に『光』が戻る時までに『終わらせる』。

       《 L(エル) 》

                 ヒュバッ

会場が『闇』に包まれた瞬間に、『アリス』が『爪』を振るう。
その『最初の一撃』で、『超人的触覚』を『移植』する。
ここからは反応する暇も与えない。

899夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/23(金) 18:37:09
>>898

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

ズババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

ァァァァァァァァァァァ――――――――――ッ!!!!!!

                            《 L(エル) 》

                      《 I(アイ) 》

               《 G(ジー) 》

        《 H(エイチ) 》

 《 T(ティー) 》

      ブースト
『痛み』を『鋭敏化』させた『爪のラッシュ』で、
『既に傷を負っている箇所』を正確に『抉る』(パス精DBB)。
『見る』事も『探知』する事も封じた状況。
いくら『超スピード』でも、
『認識の外』から来る攻撃はどうしようもない。
気付いた時には、もう『食らっている』だろう。
どれだけ強靭な精神力の持ち主だろうと、
この筆舌に尽くしがたい『苦痛』は、
気力で耐えられる限界を遥かに上回る。
それは『アージェント』であっても例外ではないはずだ。
意識が飛ぶまで『斬り続ける』。

900グリム『グリム・ランタン』:2022/09/23(金) 20:59:29
>>895-896
>>898-899
「行け、『アリス』・・・『遠慮はいらない』」

『杖』を『足場』とし、『アリス』が『アージェント』へと攻撃をする手助けをする。
『自業自得』だという奴もいるだろうが、このまま『自滅を待つ』というのは、あまりにも『残酷』だ。

『決着』は――『アリス』と『アージェント』で行うべきだろう。
今回の主役はあの二人なのだから。

901『禁果白黒コンビ乱闘!』::2022/09/25(日) 17:35:06
>>898-900(レス遅れ失礼しました)

 そうだ、『情け』も『遠慮』は不要だ。
それは、相手とて同じ。アージェントにとっても侮辱に等しい。

グリムの杖を足掛けとして、ドクター・アリスは宙を舞うようにして
両手のメスのような爪を広げる。アージェントは臆する事なく、そちらへ緩慢に歩みを進める。
 暗転の力ゆえか、そもそもメグ・ホワイトには餌付けをしっかりしなければ
サポートする程の援護が期待出来ない為か。ドクター・アリスとアージェントの
最後の瞬間を、あわわとメグは口元を手で覆って奇しくもオブシディアンと同じ
棒立ちで見守る事となっていた。

> 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》
>ズババババババババババババババババババババババババ

            「………ッ………………――――」

『既に傷を負っている箇所』を正確に『抉る』『爪ラッシュ』
 パワーは要らない。ドクター・アリスの力の前に力など無意味なのだから。

サンドバッグのように、血飛沫が上がりつつアージェントは悲鳴すら
上げる事なく、されるがままに受けた。

              パッ……!
 暗転が解ける……!……まだ、まだ『アージェント』は立っている!
瞳を見開き、ドクター・アリスを睨みつけるように直視している。
 不味いっ このままじゃ反撃……が?

いや、既に周囲の『雑草』は解除されてる。二グロ・スピリチュアルも解除され
サンダルシューズ以外は露出された傷と内出血が片方に酷く痛ましく見える両足も見えた。

アージェント「          」

 メグ『a……je………?  ……! a-je!!!!!』

 司会者『……け……決着ううううう!!! 息すら止めるような白熱した2vs2
いや、後半からは1vs2か! 89位の黒い革命家、アージェント対アルカラとグリムの
闘いは、アルカラ&グリムの勝利だああああああああ!!!!』

 ベリル「おいっ、勝ち鬨やってる場合じゃない、馬鹿っ
早くゲート開けろ! 担架と、医者の手配。早くしろ!!」

 『超感覚』で理解出来る。

                    アージェントは既に『呼吸をしてない』
 立ったまま、完全に心肺を停止している……。

902グリム『グリム・ランタン』:2022/09/25(日) 18:26:05
>>901
「・・・・・・やれやれ」

『脱力』。
二転三転した戦いもようやく『終わり』・・・。
戦いの中で弱音は吐きたくなかったが、何分壊された『左肩』が痛む。
早急に治療をして欲しい所だが・・・。

「俺の『仕事』はまだ残っているか・・・」

『アージェント』の側へと近寄り、『アリーナ側』へと声をかける。

「おい! 俺も連れて行け!
 『アージェント』の『命』はまだ『終わっていない』」

『アージェント』に一撃を叩き込んだ時――既に彼女に対して『蝋燭』は仕込んでいた(>>894メ欄)。
例え『禁果』を食べていようが、『蝋燭』が消えるまでは、『死』は訪れない。
分かりきった『終わり』をそのまま迎えさせるつもりはない。

「俺の能力で、『死』はまだ『訪れていない』。万全の治療と、蘇生の準備をしろ。
 『アージェント』の為じゃあない。『勝者』の俺達のために、だ」

『アリス』は・・・そんな事を気にしないかも知れないが、
彼女の華々しい人生に『シミ』のような物を残すつもりはない。

903夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/26(月) 04:26:26
>>901

『好奇心』という『白ウサギ』に導かれ、
果てしない『不思議の国』を追い求め続けて、
気付けば『数多くの戦い』を経験してきた。
その上で改めて思う。
自分の傍に立つ『アリス』は『強い』という事を。

「『アージェント』は『ツヨかった』よ」

      シ ャ ラ ァ ン ッ

『ドクター・アリス』が片手を持ち上げ、『金髪』をかき上げる。
正確には、それは『金色のリボン』だ。
『光』のような輝きを放つ『リボンの長髪』。

「『アルカラ』と『グリム』が『もっとツヨかった』ってだけ」

これは『勝負』だ。
どっちかが勝って、どっちかが負ける。
だから、そこに『必要以上のセンチメンタル』はない。

「そんだけ『コンジョー』あるんなら、
 いくらでも『チャレンジ』できるんじゃない??」

既に意識を失った『アージェント』に言葉を投げ掛ける。

「だって、まだまだ『これから』でしょ」

『超人的聴覚』でも『生命反応』がキャッチ出来ない。
『鼓動音』も『呼吸音』も聞こえてこない。
しかし、『アルカラ』の心に『動揺』は生まれなかった。

「――――ね??『グリム』??」

何故なら、『アリス』と同じくらい頼もしい『相棒』がいるからだ。

>>902

「いや〜〜『アリス』もさぁ??
 『タブンそうだろうなぁ』っておもってたんだよね〜〜」

仕込まれた『蝋燭』は『見えていた』。
『グリム』が『何をしたか』が分かったからこそ、
遠慮なく『叩き込めた』のだ。
『蝋燭』が『アージェント』に『見えていなかった』のは、
もしかすると『皮肉』な事だったのかもしれない。

「さすが『グリム』!!
 さいごのさいごまでたよりになるぅ〜〜!!」

              ソッ

髪を弄っていた『ドクター・アリス』が、
不意に『グリム・ランタン』の『杖』に触れる。

「つーワケで!!わたしもついてってイイ??
 『ダメ』っていってもついてくけど。
 イイよね??よし、いこう!!」

返事を聞く前に『グリム』に同行し、
運ばれていく『アージェント』に付き添う。

>>901

「あ、『オブシディアン』もついてくるでしょ??
 どうせケガなおさなきゃいけないんだから。
 ほら、コッチコッチ」

盲目状態の『オブシディアン』に呼び掛け、
一緒に引き連れていく。
治療を受ける立場なのは同じなんだから、
拒否する理由もないだろう。
それに、誰よりも『アージェント』の事が気になるのは、
『オブシディアン』のはずだ。

904『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/27(火) 23:45:17
>>902-903(レス遅れ失礼、エピローグへと移っていきます)

 本来ならば、このまま華々しく二人の勝利を観客が祝福して
対戦相手と笑顔で握手する……と行きたいところだが、今回の試合は『独特』な
終わりを迎えたと言って良いだろう。

 ざわめく観客を他所に、ゲートからアリーナのスタッフと実況席から駆け付けた
ベリルも共に担架で弁慶よろしく意識を停止した状態でも直立して樹のように立つ
アージェントを横にして運ぶ。

オブシディアンは、メグ・ホワイトに呼びかけ彼女のほうまでスタンドに手引きして
案内されて、慟哭混じりに呼びかけるのに構わずアージェントは医務室まで
緊急搬送された。本当ならば、面会謝絶程の重態で君達も見送るだけだったかも知れない。

ただ『ファインプレー』は最後まで君達は仕立て上げていた。グリム・ランタンの
『蝋燭』によって彼女の人生の灯火は辛うじて未だ消えてないのだから。

 ……ならば。


アリーナの医者の居る場所まで慌ただしく二人も共に向かい。緊急治療の設備が
整っている部屋へアージェントは運びこまれ、白衣の人物の後ろ姿が扉を閉める
間際に確認して廊下の椅子で座り5分程。共に、オブシディアンも俯いて無言で
手を組んで祈っていて重い空気が漂っていたが、ついにドアが開き
確認の為に先にベリルが入り、1分ほど経過した後に再度廊下へ姿を現した。

ベリル「……今、医者に呼ばれて容体を聞いた。
本当なら、そのままくたばっても可笑しくなかったらしいが……。
グリム、だったな?
 あんたのお陰で、医者の能力もまだ通用する状態で治療は施せたから
命の危機は脱したよ」

オブシディアン「! っ……あぁ……良かった。本当に……アージェント……良かった……っ゛」

ベリル「いがみ合ってる奴とは言え、あいつの根性や
やり方は間違ってるとは言え、闘いへの意気込みは私も認めてるしな。
目を開けたら、あんた、ちゃんと一度ゆっくり話し合うんだな。
あぁ、目と言ったら。そろそろ治療しないとな。グリム、お前も
……アルカラも丁度いいから、そこの受付口に体を寄せな」

三人とも言われるままに、治療室近くの受付に体を寄せる。そうすると
受付口に誰かが一瞬体を出すと共に、何か観葉植物らしい鉢を掲げ。
 窓口から吹き矢のような音と共に針状のものが飛び出した。
直撃したオブシディアンは呻く。グリムも同じく、声を思わず出しそうな激痛が
蹴られた箇所に走った。アルカラは、体全体に激痛では無いが静電気が軽く走るような
痛痒さを覚えるだろう。
 その痛みが通過した後、オブシディアンの失明状態、君(グリム)の骨折
君(アルカラ)の疲労も全て消える。『完治』だ。

ベリル「さて、色々話したい事もあるだろうし。場所を少し移すか
此処で五月蠅くすると、まだあいつの治療に集中してる医者の気に障って
針が何時飛んでくるかわかったもんじゃないしな」

 ベリルが場所を移すのを提案する。オブシディアンとメグ・ホワイトは君達へ
深く感謝を告げると共に。アージェントが心配だからと残る事になるだろう。

 アリーナの廊下を少し歩き、休憩室のような所へ場所を移す事になる……。

(※>768での話したい事や、グリムPCも何かしら質問があればベリルが
知る範囲での回答をさせて頂きます)

905夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/28(水) 03:22:26
>>904

『アージェントが助かった』と聞いても驚かない。
その代わりに『満面の笑顔』を見せた。
『会場』では出しそびれてしまった表情だ。

     「だからいったじゃん??」

           ニ ッ

「『アリス』と『グリム』は『サイコーのコンビ』だってさ」

いってない??
じゃあ、イマいった!!
ツギのテストにだすから、おぼえとくように。

「まぁ、『アリス』は『グリム』を『しんじた』だけなんだけど」

『グリム・ランタン』だからこそ出来た離れ業だ。
文句なしに『超ファインプレー』と言っていいだろう。
おん??このモンダイもテストにだせるな??

   「――――――うぉあッ!?!?!?」

       「こ、このやろう!!いきなりナニしやがる!!」

思わず『試合開始前』のような、
『三流悪役風』の台詞を吐いた。
こういうすぐやられそうなヤツが、
最後までピンピンしてるのって、けっこう斬新じゃないか??
サイゴまでピンピンしてしまった!!
コレで、こんせいきの『シュエンジョユウしょう』はカンペキ。
ついでに『カントク』と『キャクホン』もケンニンしてるから、
『サンカン』ねらえるな。
『じょうがいホームラン』だ!!
フハハハハッ!!

「『メグ』!!こんどイッショに『チョコケーキ』くおうぜ!!
 ついでに『オブシディアン』と『アージェント』もきてイイぞ」

      「そんじゃ、グッバ〜〜〜〜〜〜イ!!」

              ブンブンブン

『一人』と『一体』に手を振って別れ、
『ベリル』の後を追って廊下を歩く。

「で、『さっきのヤツ』なに??
 『アルカラ』はココなんかいもきてるけど、
 いままでみたコトない」

道すがら尋ねるのは、いきなり飛んできた『針』の事だ。

「あんな『オモシロそうなの』をヒミツにしてたとは…………。
 ジツはアレのほかにも、
 もっと『イロイロ』かくしてんじゃねーのかァ〜〜??
 『ベッドのした』とか『おしいれのナカ』とかに!!」

           ツ ン ッ

歩きながら、肘の先でベリルを軽く突っつく。

「『イロイロ』っていうとさぁ〜〜。
 『イロイロききたいコト』あったんだよね〜〜」

「エレベーターに『あいのり』したコいたじゃん。
 とりあえず『あのコ』のコトおしえて。できるだけ『くわしく』」

『ヤジ』とは『ひそひそ星の園』で会った事があるものの、
そこまで深く関わってはいない。
『非スタンド使い』だが、『スタンドの知識』はあり、
『フーヴィアン派』に出入りを許されている。
さらに言えば、単なる『一般職員』ではなく、
何らかの『特殊な立場』にいるらしい。
夢見ヶ崎が知っているのは、大体それくらいだった。
『天雨サトリ』から聞いた話だと、
『ランク』とかいうものについて調べていたとか。
どうでもイイけど、あのときたべた『キンイチのチャーハン』、
ちょービミョーだったよな…………。
とくにウマくもマズくもなくて、
『イチバンはんのうにコマるアジ』…………!!

「くるときいった『はなしたいコト』っていうのが、
 ソレとカンケイあるかもしれないから」

         グビグビグビィ

そこらに適当に座りつつ、
コンビニで買った『オレンジジュース』を開けて飲む。゙

906グリム『グリム・ランタン』:2022/09/28(水) 19:42:44
>>903
「奴を生かすためにも、倒れるわけにはいかなかった。
 『アリス』のおかげだ。最後まで『頼り』にしたのは俺の方さ」

『最優先事項』では無かったが・・・『無駄死に』は出したくなかった。
『最高』の結果をだせたのは『アリス』のサポートがあっての事だろう。

「『生きている』限りは、何度でもチャレンジ出来る物だな。
 もっとも、『生かされた』『アージェント』がどう思うかは・・・・・・」

>>904
「・・・まあ、当然の結果だな。
 『めでたしめでたし』、だ」

『アージェント』の緊急治療に共に付き従う『オブディシアン』に目線を向ける。
正直な話をすれば、彼女の今後など『どうでもいい』が――。
それでも『後味が悪い』のは、あまりよろしくない。

「『オブディシアン』・・・・・・と言ったか。
 所詮、この戦いでしか関わりのない身だが・・・『助けた』側として言わせてもらう。
 彼女を止められるのは君だけだ。『物理的』な話じゃあない・・・『相棒』として、だ」

「『全力』を尽くせ。生きていて良かった、と。そう思うなら」


「ッ・・・ぐっ、う」

みっともない声を出すことは避けられたが、疲れた身に激痛は中々堪えた。
それでも、完全に『治療』されているのは――流石『アリーナ』か。

>>905
「・・・そう言って貰えて、助かる。
 『アリス』の『アリーナ』での戦歴に傷を付けずに済んでホッとしている」

休憩室の椅子に腰掛け、完全に体を休めるモードだ。
『アリーナ』の裏側――人間関係には、あまり興味がない。
自分は大人しく、二人の会話を聞いているとしよう。

907『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/29(木) 17:26:18
>>905-906

アルカラの別れ際の言葉に、メグも同じぐらい喜色満面で舌を出しつつ
片言でチョコ! と叫びつつ大きく手を振って別れた。オブシディアンも同様に
君に感謝を何度も告げ別れる。いずれ、また機会があれば再度の巡り合わせもあるかも?

>『さっきのヤツ』なに??

ベリル「うん? 前にレーンと戦った後、治療で会った事ないか?
 まぁ、あの医者は余り人と接する気は無いからな。私も直接顔を合わせた事ないんだ」

と、アルカラの言葉に告げるだろう。そう言えば、と。君は以前↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/731

試合帰りに、殆ど一瞬の邂逅だが。医者に治療された覚えがあったと思い出せるかも知れない。

ベリル「あの医者は、性格こそ難はあるけど名医だよ。
死んでなけりゃ、必ず生かせる力を持ってる」

>『あのコ』のコトおしえて。できるだけ『くわしく』

ベリル「…………正直、私も詳しく知らないな。
いや、本当なんだアルカラ。私はアリーナの闘士以外で、この能力が能力だから
犯罪対策とか、その手の奴等の尋問の部署に出入りしてるが
あの、確か渾名がヤジとか言ってたか? 彼の姿は目にしたことない。
 お前もアリーナの闘士として89位として正式な戦士登録したし
早めに覚えておくに越した事ないが。アリーナでフーヴィアン派と呼ばれる
私達の所は、細かく部署が色々分けられてるんだ。1位から10位までの
此処の最高戦力の奴等の派閥もあって、互いに牽制や時々命に関わる衝突騒ぎもあるし」

まぁ、結構面倒なんだよ。とベリルは若干疲れを帯びた声で説明する。


ー ー ― ー ― ー ― ― ― ― ― ― ― ― ―

オブシディアン「……あぁ。グリム、だったな?
アルカラもそうだが、お前には返しつくせない恩が出来た。
 ――あぁ、機会があれば。俺が『全力』で、お前にこの借りを必ず返す
今度こそ、正しく俺の……いや、俺たちの力を」

意気消沈と戦意を喪失し迷子の子供のような顔が試合場でほぼ浮かべてた
大柄な白人男性の彼の顔には、今や一転して精悍とした戦地の男と言った顔つきだった。

「あぁ、グリム。お前も、お前の『相棒』を支えてやってくれよ」

その発破と共に、君も見送られて去るだろう。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

ベリル「まっ……今回の試合は色々とハプニングが生じたものの
結果は、お前たちの抜群のコンビネーションで収まりがつく範囲で終えたよ
それじゃあ、二人の勝利を祝して。私からも、乾杯を…」


            ――ドタドタッッ!   ガチャッ!!

908『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/29(木) 17:54:50
>>907続き

 ガチャッ!!


    「はーっ……! はーっ……! べ、べ……べ!」

ベリル・ストックが休憩室に置かれてた自販機から購入した飲み物。
 アルカラは用意よく買ってたオレンジジュース、グリムはベリルから
奢られるだろう飲み物で、ちょうど乾杯の音頭と言った時に邪魔が入った。

その邪魔者の名は、アルカラが噂をしたのも原因かも知れないが『金一』だ。
 何時もの趣味の悪い金が掛かってる装飾の衣類を身に着けつつ
前に買ったサングラスがずれる勢いで息を切らしてドアを開けて水を差してきた。

ベリルは、そんな彼に眉を片方釣りあげて苦言を呈す。

「おい、お前、金一……あんた謹慎中で部屋で書類整理させられ」

金一「俺のお説教は後においてくれ! マジのガチで大変な事が起きたんだよ!
あっ!? アルカラ、お前も居たか丁度いい!
 いま、スマホあるなら開いてくれ。無いなら俺の貸すから。

――通知の動画へ移動したら、大変なものが流されてんだよ……っ゛」

何時ものおちゃらけた、締まりのない駄目男の彼からは想像出来ない程の
切迫と緊張感のある促しに、ベリルも反論する事なくスマホを起動する。

アルカラや、グリムも所持してるなら。スマホに通知が来てる筈だ。

 ……いや『全星見町のスマホを所持してる者たちが』

  

              ――その動画を、見る事になる。


(※内容→: 【場】『 PC間連絡スレ ―星間通信― 』 >749)


 ……これを視聴して、どう反応して、どう行動するかは『君達次第』だ。

909グリム『グリム・ランタン』:2022/09/29(木) 18:36:09
>>907-908
「んん・・・?」

『アージェント』と『オブディシアン』の件は問題なさそうだ、と。
勝利の乾杯でもしようかという所に、なにやら大慌ての『来客』。
どうやら『アリーナ』側の人間のようだが・・・。

「そんなに大騒ぎするような事態か?」

なにかとんでもないニュースでも飛び込んできたのか。
『スマホ』を開き、動画を視聴する。

「・・・ふむ」

動画は見た。
――が、率直な感想として。

「よくある情報戦略・・・じゃあないのか?
 『アリーナ』・・・・・・規模は知らんが、『裏社会』にもそれなりに根を張っているのだろう?
 敵対する組織が『デマ』を流した――」

「――いや。そいつの『反応』を見る限り、概ね事実と裏取り出来ているのか?」

グリムは『アリーナ』については殆ど知らない。
今回の件も、スタンド使い向けの金を稼げ仕事だからと参加したような物だ。
『夏の魔物』については――『アリス』をはじめ、何度かは話を聞いているが。

910夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/29(木) 20:11:17
>>907-908

「そんなイッシュンのコトおぼえてねーよ!!
 あのときはアタマぶつけまくってフラフラしてたしな。
 わすれててもしかたなし!!」

      「『ザ・オーメン』みたいなもんかぁ」

『ホクラクサスズ』のスタンド。
アレは『まきもどす』んだっけ??
『ザ・オーメン』も『なおす』まえに『パンチ』してたし、
ドイツもコイツも、
イッカイいためつけなきゃなおせねーのかァ〜〜??
イズミンの『コール・イット・ラヴ』はやさしいぞ。
いためつけずに、なおしてくれるから。

「うえぇ〜〜!!メンドくせぇ〜〜!!」

ベリルの言葉を聞いて、思わず眉を潜めた。
そんなゴタゴタしてるんだったら、
『センシュトウロク』なんかしなきゃよかったか??
やりたくないコトは、ぜんぶキンイチにさせとこう。

       「ほら、『きちゃった』」

うんざりしたような顔で、『金一』から視線を逸らす。
同時に『ドクター・アリス』を発現。
素早く『金一のスマホ』を掻っ攫い、『動画』を見る。

           「――――…………」

無言のまま『視聴』を終えた。
まぁ、丁度いいかも。
『色んな意味』で。

「おい…………!!コイツぁどういうコトだよ…………!!」

   「テメーら!!よくもやりやがったな!!」

       「このオニ!!アクマ!!イソギンチャク!!」

                 ガタンッ!!

勢いよく立ち上がり、『三流悪役風』の台詞を吐いた。
イソギンチャクをカラダでヒョウゲンするときは、
ゼンシンをバランスよくつかうのがポイントだ。
みんなでイッショにやったら、
ウミのソコっぽいムードがでてイイカンジになるぞ。

「――――――なんていうとおもった??
 ま、『どっかのアホ』はオタオタするんだろーけど」

         チラ

そう言いながら、蔑むような横目で金一を眺める。

「キンちゃん、『ヤジ』ってコのコトおしえて。
 ほら、まえ『にっとう1まんエン』でつれてきてたでしょ。
 『イサゴさん』のアレで」

「『レンラクサキ』とかしりたいからさ。
 『このナカ』はいってる??
 はいってないんだったらしらべてこい」

『金一のスマホ』を軽く振ってみせながら、
ベリルに視線を戻す。

「わたしさぁ、『ウソをみやぶるノウリョク』があるってコトに、
 きづいちゃったんだよね〜〜。
 『ニンゲンのニオイ』で『ウソついてるかどうか』わかるの。
 『シンプリー・レッド』とたたかって、
 ほんのチョットだけ『セイチョウ』できたっていうか。
 われながら『ドクター』のカノウセイは『ソコなし』だな!!」

「で――――さすがに『コレ』がどうとかはわかんないけど、
 だいたい『グリム』とおんなじイケン。
 さっきベリルもいってたでしょ??
 『けっこーメンドウだ』って。
 『ナカマどうし』でもそんだけモメてるんだから、
 『ソトのテキ』はもっとおおいよねぇ??」

「そんでさ、『アルカラ』から、
 『ヒミツのテイアン』があるんだけど――――」

そこまで言って、一旦話を区切る。
『ドクター・アリス』の『超聴覚』・『超嗅覚』・『超触覚』。
それら『三つのセンサー』を働かせ、
『この部屋の会話が外に漏れないか』を探る。

911夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/29(木) 20:13:23
>>909

「いや、『コイツ』はシンヨウできないよ。
 『がめつい』うえに『ロクデナシ』だし。
 『アリーナ』のナカでも『イチバンした』のほうだとおもう」

          ピ ッ

『ドクター・アリス』が『金一』を指差しながら、
言いたい放題の『酷評』を浴びせる。
実際、『ほぼ事実』だ。
むしろ『完璧に事実』と言っても過言ではないだろう。
そう言わないのは、『せめてもの情け』だった。
こんなヤツでも、一応『付き合い』自体は長い。

「コイツのナマエは『キンイチ』。
 イチオーわたしの『マネージャー』みたいなもん。
 ロクなハナシもってこないし、
 たのんだシゴトはロクにできないけど、
 『パシリ』くらいにはなるから、
 『グリム』もコキつかってイイよ」

「まぁ、こんなヤツのコトはどうでもよくて…………
 『アリス』も『グリム』とイッショ。
 『カオ』とか『ナマエ』とか『コエ』とかかくしてたら、
 ナンだっていえるし。
 『イマのヨノナカ』って、そーいうの『はやってる』じゃん!!」

         ソッ

「あのさ……『グリム』に『ヒミツのオネガイ』があるんだけど……」

         「――――きいてくれる??」

『グリム』の近くに寄りながら、声を潜める。
一緒に戦って、『グリム』は信頼できる相棒だと思った。
『打ち明け話』も出来ると感じたのだ。

912『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/30(金) 17:47:08
>>909-911

>そんなに大騒ぎするような事態か?

金一「確かに、そう騒ぐ程じゃないって言うかも知れないがな。
俺がパソコンで見てた大手の動画サイトとかにも流されてやがるし。
 近くのスタッフにも同じタイミングで通知が出てた。
つまり! こりゃ、俺たちアリーナをターゲットに一斉に攻撃されたって事なんだよ!
 情報戦略つっても、こんな大規模な攻撃だ! 上層部も真実か虚偽か
確かめる為に動くだろうし、アリーナに組してる町の小さな団体とかも
関係が悪くなるかもだし、こりゃ大事よ!
動画サイトの方は、多分すぐにでも削除されるだろうが……」

ベリル「お前、仕事する気ないのか?
 まぁ、こいつのサボりは一先ず後回しだ。
この動画の内容は少しばかり目に余るが、あんた(グリム)の言う通り
大騒ぎするもんでもない。少なくとも今はな」

>キンちゃん、『ヤジ』ってコのコトおしえて
>『レンラクサキ』とかしりたいからさ。『このナカ』はいってる??

君(アルカラ)の酷評に対して、金一は軽く抗議の声を唱えるものの
味方は居ない。軽く深呼吸と共に返答される。

金一「確か宮田だとか宮川だったか? そんなんで連絡先に登録した筈だぜ。
あと、動画に出てきた小林って奴の連絡先もある筈だ」

君は、その言葉で連絡先に掛けてもいい。
ただ、どちらも電源か切られてるか電波の届かない……のメッセージで
返される事になるだろう。

 そして、君はグリムと内緒話をしようとしつつ
『ドクター・アリス』を展開する。
 室内周辺に、人気はなく聞き耳を立てられてる可能性は皆無だ。
 
――ただ……。


                  

                  ドォ――……ンッ

 金一「んだっ!? 地震か?」

ベリル「いや、結構遠くだが、これは爆発音だな……何が起きた?」

 少し遠く。ドクター・アリスには中々大きく。超感覚を持たない者たちでも
軽い振動と爆発音が聞こえた。
 君達に被害が及ぶ程に近くはないが、アリーナの中で何か起きたようだ……。

913夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/30(金) 19:46:06
>>912

「なんだよなんだよ〜〜〜〜。
 ヒトがダイジなコトしゃべろうとしたときにジャマしやがって……。
 いいトコでわりこんでくる『コマーシャル』みたいなヤツだな??」

「チャンネルはそのまま。
 『ハナシのツヅキ』はこのあとすぐ!!」

『ドクター・アリス』を出しといて良かった。
『音』と『振動』の『方向』と『距離』は、バッチリ掴めてるはず。
何かが爆発したなら、その『匂い』も漂っているだろう。
それを頼りに『出所』へ向かう。
『センシング能力』において『アリス』は『最強』だ。

「それから、キンちゃん。
 『アージェント』はヤジちゃんに『カードキー』をわたして、
 『ザコどものかたづけをまかせたからカギかけとけ』っていった。
 いますぐソコいって、ヤジちゃんがいないかさがしてきて。
 いないならいないで、『いきさき』のヒントくらいつかんできてよ」

        「サボったらズタボロにする」

『ドクター・アリス』で、金一に『視覚共有』。
これで金一が見ているものは全て見える。
首に『鈴』を付けたら移動しよう。

>>(グリム)

「そういうコトだから、チョットようすみてくる。
 『ハナシのツヅキ』は、かえってからで!!」

『グリム』にも一言かけてから、部屋を出て行く。
出掛ける時には、ちゃんと行き先を行っておこう。
『アリス』とのヤクソクだ。

914グリム『グリム・ランタン』:2022/10/01(土) 19:23:55
>>912-913
「ああ、俺で良ければ、話を聞くが――」

『アリス』の秘密話を聞こうと身構えるが――それよりも先に。
振動と爆発音が響く。出どころを探るように周囲を見やった。

「――チッ。タイミングの悪い。何が起こった?」

とは言え自分が探るよりも『アリス』に任せたほうが良いだろう。
部屋を出ようとする『アリス』に付いていく。

「俺も行こう。乗りかかった船、だ。『アリーナ』の問題だろうが最後まで付き合うさ」

915『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/03(月) 00:03:51
>>913-914(次で別エピローグ除いて、終了となります)

 ジリリリィン!

       キャー   

  モエテルゾー
           ヒナンダー
『ドクター・アリス』の超感覚による探知能力だと、西側400m程向こうにて
火災報知器と、人の悲鳴や物が壊れる騒音が聞こえていた。まだ煙の匂いはしない。

アリス、グリム。そしてベリルと金一も何事か起きたらしい場所へ向かおうと曲がり角に
差し掛かった際、幾人かの人影とぶつかりそうになる。

?「っと……あぁ、あんた見た事ある。鮮血の猟犬、だったっけ? ベリル・ストック」

ベリル「そう言う貴方は……『42位 ヴィナーボズ』」

ヴィナーボズ「あんたは今、確か70かそこらだっけ」

……片頬に∴の黒子をした女性が、ベリルをどう言った感情か不明な目で見つつ呟く。
ベリルは、超感覚抜きでも解る若干硬い顔付きと声で返答した。

ヴィナーボズ「騒ぎは聞こえてるだろ? 何人か脱走したらしいけど
私達が鎮圧に出るよ。あんたは、そこの三人連れて近くの室内に避難させな」

ベリル「1人除いて、こちらの2人はアリーナの闘士だよヴィナーボズ。
アージェントに勝利して、1人は89位の正式なアリーナランカーだ」

その言葉に対して、ヴィナーボズは気のない相槌と共にアリスとグリムを見遣った。
 君らに対し、上位の順位である驕りでも発破でもない。喜怒哀楽含まれない
不躾な視線を数秒向けられた後に、彼女は視線を再度ベリルに移す。

ヴィナーボズ「そう。なら、また時間あればゆっくり話すかね。いま忙しいし
あんまり連れが多くても正直邪魔だからさ」

彼女は、近くの壁に付属されていたボタンを押した。シャッターが降りてきて
ヴィナーボズの部下らしい数人と、君達を分断する。
 別れの言葉なく、無情に障壁は降りた。ベリルは、それを見届け溜息ついて
此処より近くて安全な場所は情報管理の設備室だからと案内する。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『情報管理室』
 
二重ロックされた扉をベリルが持つ鍵で開くと共に、慌ただしそうに動く
スタッフが見て取れた。彼女は少し周囲を見渡して、『エディタ』と言う呟きと共に
番号が振られているゲーセンのレーシングの筐体のようになっている一つのカプセルに
近寄っていった。そのまま彼女は話しかける。

ベリル「エディタ。ベリルだ
今どこで騒ぎが起きている? それと、スマホで送られてる通知だが……」

カプセルの中から女性らしい声で回答が返ってきた。若干焦るような声だ

エディタ「南西の収容室から、14名ほど収容していた者達が一斉に脱走したようです!
 只今、8名ほど確保! 他も交戦中ですが、それより問題なのはサーバーから
アクセスしてるハッカーです! 町全体を通してベリルさんも言った動画を流布しており
何とか追跡して、その現在地点を割り出し『ウィィン』……あぁ!? サーバーダウン!」

数秒だが、室内の電灯が消えた。非常灯に切り替わったものの、その為に
追跡をしていたらしいアリーナの電子サイバー担当らしい彼女の悲痛と憤り混じった
低い怒りの声がカプセルから聞こえた。

ベリル「リーダーの出雲は?」

スタッフ「別件で出ているようです。連絡は試みているんですが」

ベリル「続けておいてくれ……ふぅ、悪いな二人とも、こんな騒ぎになっていて。
鎮圧が終わるまで、もう暫く此処に居て貰う事になるが……」

申し訳なさそうな彼女の声と、周りであちこち指示を送っているスタッフが
目の端に移りつつアリスとグリムは待機を否応なしに強制されるが
ただ黙って座る事もないだろう。

先程の彼女の事、また情報管理室と言うだけあって何か知りたい情報を
ここぞとばかりに聞く事も可能かも知れない……。

916夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/10/03(月) 19:32:55
>>915

『ヴィーナスボーズ』??
オンナだかオトコだかわかんないようなナマエだなぁ。
まぁ、オンナっぽいからオンナなのか。

         「――――『よ』」

超シンプルな挨拶と共に片手を上げて、その横を通り過ぎていく。

「なんだかタイヘンなコトになってますな〜〜。
 『フェアリーフェア』かいさいちゅうの『フェミレス』みたい。
 『ティターニアロイヤルジャンボパフェ』あるかな??」

テキトーなコトをのたまいながら、テキトーにみておこう。

「さっき『にげた』のって、『アージェント』がつかまえたヤツ??
 こんなカンタンに『ダッソー』できるもんなの??」

「それとも――『かたづけたヒト』が『カギ』しめわすれたとか??
 ボンヤリしてるとウッカリミスしがちだから」

ベリルの後ろから近寄って声を掛ける。
鍵を掛けておくように言われたのは『ヤジ』だ。
『ヤジ』と『タケル』は親しい間柄だった。
そして、『タケルに関する動画』が流れた直後に、
脱走が起きている。
これらを繋ぎ合わせて導き出せるのは、
ちょっと考えれば出てくる可能性だ。

「ソレから、さっきの『ドウガ』だけどさぁ」

「じっさいのトコどうなの??
 マジなの??デマなの??
 どこまでがあってて、どこまでがちがってるの??
 イマわかってるコトおしえて」

「ベリルは『ウソ』つかないよね」

>>グリム

「『ハナシのツヅキ』だけど――――」

周りの人間に聞かれないように、グリムに耳打ちする。

「あのドウガあったじゃん。
 アレを『しんじたフリ』してくれない??」

「ながしたヤツは、たぶん『ソレ』をきたいしてるワケでしょ。
 だから、『しんじてますよ』ってカオすれば、
 どっかでボロをだすとおもうんだよね」

「ようするに『オトリソウサ』ってヤツ。
 どう??カッコいいでしょ??」

          ニヤッ

その表情は、どこか楽しんでいるようでもあった。

「『アリス』も『しんじたフリ』するから。
 なんかあったらレンラクして」

そうかと思うと、今度は神妙な顔つきに変わる。

「ジツは『コバヤシタケル』ってコ、『アリスのトモダチ』なんだ。
 チョットまえから『ショーソクフメイ』になってて、
 ショージキそこは『アリス』もひっかかった」

「だから、ちゃんとたしかめたい」

917夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/10/03(月) 19:33:42
>>915

「――――――ってワケだから、
 ベリルも『そういうつもり』でヨロシク」

『グリム』に話した『囮捜査』の件をベリルにも伝えておく。
金一には言わないし聞かせない。
コイツは絶対どっかでバラす。

「さて、キンちゃん。
 わたしも『ランカー』のナカマいり。
 『キンイチのカブ』も、すこしはあがったんじゃない??
 これも『アルカラ』のおかげだよね。
 でも、せっかくそだったセンシュがトツゼンいなくなったら、
 キンちゃんコマるだろうなぁ〜〜」

「『さっきいったコト』おぼえてるでしょ??
 『ヤジちゃんのゆくえ』、ちゃんとしらべとくように。
 サボるなよ」

代わりに、『ヤジの件』は金一にやらせておく。

「わたしも『ランカー』になったからさぁ〜〜、
 そろそろ『もっとユウシュウなマネージャー』に、
 『のりかえる』タイミングかもしれないよねぇ〜〜」

ホント言うと、『89位』なんて正直どうでも良かった。
『光の国のアリス』は、『もっと広い世界』を見ているからだ。
だけど、『ランカー』としての立場は、
『金一に言う事を聞かせる』のには役に立つ。

「えーと……『アリス』……『ユメミン』……『アルカラ』……『89』……」

      「――――また『ナマエ』がふえちゃった」

いくつもの名前を持つ『アリス』と、
名前を持たなかった『グリム』。
この二人が出会ったのも、
一つの『運命』と呼べるのかもしれない。
もしそうだったとしたら――『アリス』にとっては嬉しいコトだ。

918グリム『グリム・ランタン』:2022/10/03(月) 20:35:58
>>915
「ふむ・・・大慌てだな。
 『脱走』は陽動で本命は別にあるようだが」

こちらの方まで面倒事が回ってくることはなさそうだ。
『アリーナ』が自力で何とかすると言うなら、まあ首を突っ込む必要はないだろう。

>>916-917
「なるほどな・・・。
 裏で何を考えているか、表に出すには、
 乗っかる人間が多いほどやりやすいか・・・」

「わかった。一先ず俺は、『そういうつもり』で動こう。
 『アリス』の友人の問題なら・・・俺も『解決』したい」

あの放送だけで終わりではないだろう。
真実にせよ、虚構にせよ、『アリーナ』への牽制――。
その後の動きに、否が応でも『星見』の町は巻き込まれるか・・・。

(図らずも、大きな流れに乗っかっている気がするな。
 『女神』の居られる、この町の『平穏』を守るのも『悪くない』が・・・・・・)

『アリス』を見やる。
自分に名前をくれた・・・『友人』。
また『縁』があれば、彼女の力になりたいものだ。

919『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/04(火) 23:12:47
>>917-918(終了となります。お疲れさまでした)

アリスの質問に、ベリルは手近にあるパソコンを操作しつつ返答する。

「脱走したのは、アージェントが確保したのも勿論だが……何人か
今日、刑務所へ移送しようとした者も何人か居るな。ちょっと厄介な
能力者もいるが、いま鎮圧に赴いてるメンバーなら問題ない筈だ。

いや、そんな簡単に脱走出来るもんじゃない。キーだって壊れる代物じゃない。
何者かが手引きしたか……私は、少しばかり『ヤジ』を疑い始めてるところだよ」

状況証拠だけだが、彼がいまの騒ぎの元凶である可能性は高く感じる。
 他の疑問に対して、ベリルは未だカプセルで電子空間と格闘してるらしい
エディタと呼ばれる女性に再度ベリルが声をかけると、何とか冷静さを
取り戻そうと少し上ずった声が聞こえてきた。

エディタ「動画内に関連する情報と照らし合わせた所。
数週間前に、機密フォルダに掲載されたものがリンクしてます。
いま、そちらのPCに転送しますね。
 ……それに、これと同じデータが秘匿性が低いPCにも保管されていて
盗み出された形跡がある。わざと?」

ベリル「バックアップの為に迂闊に保存したって可能性もなくはないが
今の状況を顧みると、計画していたって思っちまうな……ほら
アルカラ、グリム。見ろ」

転送された情報には要約すると、このような文面が記載されていた。

『スタンド事象 事件file

犠牲者碌:小林 丈 加害者:村田 瑛壱 証言:関 寿々芽
最中派に対し夏の魔物事件の援助を小林 丈が契約。それに対し最中派は
契約の代償に網羅するスタンド使いと能力の情報の提供を提示。
犠牲者は、その契約に合意する。

夏の魔物事件終了後、犠牲者は契約内容を仲間へと開示。
それに対し加害者村田 瑛壱は犠牲者の契約を危惧。犠牲者と共に
夏の魔物討伐の他メンバーと隔離された場所に移動した時点で
犠牲者は加害者へと自身の殺害を教唆する。関 寿々芽はその現場を
目撃したと証言に名乗り出た。


加害者は合意し小林 丈を殺害。事件現場となった場所の地面の
致死量に近い血痕及び破壊されたスマホから小林 丈の生存の可能性は低く
殺害の事実は高いものと考えられる。犠牲者回収のメンバーである
〇〇、〇〇を含むメンバーも血痕の確認を取れている。
 
進展あり次第、この内容は更新される』

ベリル「…………こりゃ、参ったな」

彼女は少し深い溜息を吐いて、概ね動画の言った通りなのか。とぼやいた。

ベリル「何の確証もない、信憑性が皆無の話なら動画も只の虚偽の
情報作戦で済ませたが……これは不味い。事実があるからこそ、不味い。
…………荒れるぞ」

その静かな発言は、実感の込められた先行きが暗雲を秘めてるのを予感していた。

そして、事態はまだ大きく動く。金一は、アリスの言われるがままに
パソコンを弄って、アリーナの監視カメラなどが見れるシステムを操作してた
ようだが、慌てた声で君達を呼んで一つの画面を指す。

金一「おいっ、おいっ! あの野郎、人質に取られてやがる!!」

……アリーナの点在する監視カメラの一つ、奥行きがある廊下を映し出された
場所には、フードを覆った刃物を構える人物。
 その人物の先を歩き、両手を軽く上げて首に刃物を添えられた『ヤジ』が
他のスタンド使い達の交戦する戦地を抜けて、別の場所へ移動してる場面だった。

金一「やべぇ! あの先って、確か……」

ベリル「街の幾つかの方面に移動する能力を帯びたゲートを設備してたな。
……この騒ぎだと、すぐ追跡するチームを作るのも難しい」

逃げられる。硬い声で、睨むように画面を見るベリルであったが
 無情にも、人質に取られたらしい彼と脱獄犯は監視カメラから消え去って行った。


……その後、事態が収拾されると。君達は報酬を渡されて、解散しても良い旨を
告げられる。彼(ヤジ)を追わないくていいのか? と聞けば
脱獄犯の背景や裏の繋がりが不透明な以上、どのような反撃が起きるか危険な為
慎重に追跡すると回答され、性急な動きは断念せざるを得なくなる。

外に出る、アリーナに入る事はまだ夏の残暑感じる晴れ模様だが
今は雨が降っていた。激しい雨だ。

 その雨は、これより少しして止むのか……または激しくなるのか。

今の君達がそれを知るのは、まだ先の話だ。

               
                  『禁果白黒コンビ乱闘!』 終

夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』⇒30万get! 疲労『完治』

グリム『グリム・ランタン』⇒30万get! 負傷『完治』

920『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/05(水) 00:09:41

 星見街   大通り付近


エッ子「それにしても、ビックリだよねー。行き成り皆のスマホに
通知来てさー。緊急速報とかじゃない、波の映像と夏の曲の動画。
 もしかしてのもしかして、これってあのアノニ〇スとか!?」

ムーさん「なんで、私達の町限定で、そんな動画を流すんだ。
……だけど、何か変なウイルスでも混じってたのかもね。
 触ってないのに、一分ほど経ったら勝手に映像が流れたし。
映像が終わるまで、消去しようとしけど駄目だったし。流れ終わったら消えたけど」

のり「佐生ちゃんと合流したら、一度携帯会社で見て貰おうっか」

エッ子「その前に交番だー! 携帯拾ったし、落とし主が見つかったら
一割のお金でクレープでも買っちゃうぞー!」

和気藹々と話し合う女子高生の一団に背を向けるように座る若者が居た。
 煙草を一服し終えた彼は、そんな彼女達を一瞥して、隣の人物に告げる。

「ちゃんと拾ってくれたようだぞ」

?「あぁ……なら、時間が稼げる。アリーナも、この付近を調べる筈だ」

「フーヴィアン派の人員を考えれば、質量で満遍なく街の全域を
しらみつぶしに探すかも知れないけどな。……大丈夫だ
そんな血走った目で見なくても、安全な場所なら当てがある。
『先生』の居る場所へ案内してやるよ」

?「嘘なら……お前を刺して逃げるからな」

「俺は、約束は守る。ちんけで、それがどんなに信用性なくてもな」

二人の人物、片方は緊張した空気で、もう一人はどう思ってるのか
不明な無表情で何十分か歩き。ぽつぽつと、天から水滴が落ちて来はじめた。

?「ぅ……首筋に雨が入った」

「もうすぐだ。……あー、着いた」 ピンポーン

921『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/05(水) 00:10:49

            ピンポーン


      バタバタ        ガチャンッ

住宅街が並ぶ、一つの特徴が余りない家のインタホーンを鳴らす。
 少し慌ただしい足音が近づいてくると、ドアを少し強めに開けて
厚めの眼鏡をかけた女性が、喜色の顔と声で出迎えた。

「あらー、いらっしゃい! 今日は少し早かったのねーっ。そっちの子はお友達?
丁度ね、ファンの人から頂いたジャムあるから、一緒に食べない?」

「いただきます」

若者の口数少ない、一種不愛想にも感じられる態度も気にする様子なく
女は機嫌良さそうに二人を招き、トーストに幾つかのジャムとサラダを出して
飲み物を出す為に台所へ出る。

?「……あの女が先生? 何者だ」

「ただのイラストレーターの先生だよ。目的あって、ファンで絵を習いたいって
言ったら、すげー後はチョロく打ち解けた。
 ……ハッ、『禁断の果実』か」

若者が、冷笑するように出された料理を見て呟く。怪訝そうな隣の人物へ彼は説明する。

「一般だと、禁断の果実って言うのは林檎だけどよ。
ほら、この『イチジク』のジャム。これも、禁断の果実だろうってキリスト教徒内で
アダムとイブが陰部を隠した葉がイチジクだからって事で、その説も有力視されてる。
 あと俺が吸ってるマスカットの煙草。スラブ圏内じゃ『ブドウ』が
禁断の果実の説がある。このサラダの『トマト』やトーストの原料の『コムギ』も
ユダヤ教徒の中では禁断の実だとな」

他に、このザクロ、シトロン、ナシのジャム。ぜーんぶ禁断の果実候補だ
と、嘲るように彼は説明して窓を打つ水滴の音に億劫そうに顔を向けた。

「……あの日も、こんな雨だったな。ジョーと、俺が他の奴等と共に
スタンドの騒ぎを解決に乗り出した。今となっちゃ、すごい昔の事のように
懐かしく感じるんだ」

「…………俺は、数カ月、あいつの帰りを待った。
でも、あいつは戻ってこない。報せはない、何もない。
本当に村田の言う通り、死んだのかも知れない。あの話は嘘なのかも知れない。
 でも、その真偽はどちらでもいい。大切なのは『あいつは戻ってこなかった』
それが、俺の中で確定してる事実だ。

…………俺のやる事は決まってる。もう、後戻りする気は無い。
 あいつは、街の為と言って取返しの付かない罪を犯した。

――なら、俺だってそうだ。この道と共に、俺の『罪と罰』を街へ……」

あんたの脱獄に、素直に手を貸したんだ。あんたの力も貸してくれるだろ?
 その言葉に、その人物は少し思案してから回答する。

?「ち、力を貸すのは別にいいが。わかってるだろ?
 この能力は、使い勝手が悪い。コピーは、お前も使えるが
パワーもスピードも精密も最低値。射程と持続、スタンドの能力は
問題ないだろうが、この力じゃ」

「いーや、わかってる。十分、その力の凄さや、正しい活用も理解してる。
……あの女の言葉が、癪に障るけど、全部ヒントだ。
 今の俺には、何の力もない。それが現時点の最も深い『原罪』だ。
だが、あんたの能力を借りて、俺はこの街と闘う狼煙を上げる」

……何の能力をコピーする気だ?

 その言葉に、若者……『ディアボロ』を名乗る青年は、こう告げた。



            「――『ハーレム・スキャーレム』」


                   ――To Be Continued…

922『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/12(水) 18:57:48

 未だ目覚めぬ白き意思を抱く戦士『オブシディアン』のスタンド

『ザ・ホワイト・ストライプス』
破壊力:B  スピード:- 射程距離:E(B)
持続力:D 精密動作性:-  成長性:Ⅽ

『ジャック・ホワイト(禁断の実が成る樹)
破壊力:B  スピード:-(E〜B) 射程距離:B
持続力:Ⅽ 精密動作性:-  成長性:E
(大地の栄養が豊富であればある程、成長速度は増す)

『メグ・ホワイト』
破壊力:B  スピード:A 射程距離:B
持続力:Ⅽ 精密動作性:B  成長性:B

メグ・ホワイトは果実及び『餌付け』した対象の命令を優先して行動する。
一つの餌付けに対して一つの命令に遂行する。
ただし、命令は比較的容易でる事が必要。殺傷や複雑な命令は拒否する。
餌付けの指示が無い場合は、ある程度本体の簡易な命令を聞く。又、餌付けされてる
状態であっても見える範囲で本体に攻撃が加われば、助けようと行動する。
 
餌付け以外で、このスタンドは指示が無ければ基本的にジャック・ホワイトで
栄養補給を行って本体の所へ帰還する。近くに本体以外の対象が居れば
興味本位で接近するものの攻撃など行う事はない。ただ、執拗に危害を加えようと
した場合は反撃を行う。
 摂取した果実の種が弾丸となり再び『ジャック・ホワイト』を育成させる。
『ジャック・ホワイト』を食せる『資格』を有するのは『メグ・ホワイト』のみである。


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