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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その4
874
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/10(水) 01:33:48
>>873
「最初から番組の路線変更を示唆していたのは『鍋島』さんだったし、
あたしは『スタンド』を鍋島さんに相談した結果、この犯行に及んだと思っているわ」
「でも言われてみれば、確かに清次さんの言う通り、自暴自棄になった弥生さんが
より厄介な考えを抱いてもおかしくないわね」
結局聞いてみなければ分からないけれど。ま、ボクは実際どっちでもいいかな。
どっちがどれくらい悪いとか、どうでもいいよ。仕事を果たしてお金をもらうだけ。
「くるみさん、お願いするわ。あなたと儚さんにも、来てもらいたいの」
実際、この作戦の要はくるみさんのスタンドだし。来てくれないとちょっと困っちゃうかも。
875
:
『伝播のG』
:2021/02/10(水) 02:08:19
>>873
(空織)
この事件における『鍋島の立場』には、
まだ不明瞭な部分が残っている。
『実行』したのが弥生なのは確かだが、
鍋島は何処まで関わっているのか?
喋るかどうかは別にしても、おそらく弥生は知っているだろう。
「分かりました。私も『ご一緒』します」
くるみが頷きながら、空織の提案に同意する。
『証拠』を見せ付けるには、
『プラン9』の『能力』を利用するのが最も手っ取り早い。
その意味では、空織の判断は極めて『正しい』。
>>874
(林檎)
空織は『心情的な側面』を気に掛けている様子だった。
彼とは対照的に、林檎はあくまでも『仕事』に徹する。
『仕事の完遂』と引き換えに『報酬』を受け取る事が、
林檎が紅儚と交わした『契約』なのだから。
「ええ、二人に『解決』を頼んだのは私だから。
その『責任』は果たさなくちゃね」
「紅さんが間に合うかどうかは分からないけど、
到着を待っている訳にもいかないわ。行きましょう」
美作くるみは『依頼人』だ
『能力』に関する事だけではなく、
出来る限り二人に協力する『責任』がある。
だからこそ、彼女は林檎達の申し出に深く頷いたのだろう。
>>(両者)
「――――行きましょう」
くるみが警備室のドアを開け、部屋の外に出た。
他に準備がなければ、空織の提案に従い、
三人で『小会議室』に向かう事になる。
『最後の詰め』だ。
876
:
空織 清次『エラッタ・スティグマ』
:2021/02/10(水) 13:06:09
>>874-875
(林檎・GM)
「…………
もし君が鍋島さんを『黒幕』だと『確信』していたなら、
美作さんはここに残って彼の動向を監視する―――
そういう選択肢もあるなと考えていたんだ」
「しかし君たちふたりが同行を望んでいるとあれば、
わたしから特に異論はない。
彼女に会いに行くとしよう」
いちおう、監視の役目は
『澤井』氏たちにお願いしておくとしよう。(まだいるのか?)
異常を確認したらすぐ報告してくれ、と警備員ふたりに伝える。
特に何もなければ、『制作室』へ向かう。
877
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/10(水) 23:16:56
>>875-876
「きっとそれも、『真実』を突きつければ弥生さんが話してくれるわ」
「流石に弥生さんも、鍋島さんの事を全て黙ったまま捕まったりはしないでしょう」
多分、仕事の繋がりがあると言っても、そこまで盲目的ではないと思うけど。
でも、この場合鍋島さんも一緒に捕まえられるのかな。それとも実行犯の弥生さんだけ?
ま、判断は儚さんがするよね。みんなで『小会議室』に行こっか。
878
:
『伝播のG』
:2021/02/10(水) 23:30:40
>>876
(空織)
問い掛けに対する林檎の反応は、どこか『ドライ』だった。
彼女は、空織とは違う視点で事件を見ている。
心なしか、そう思えた。
警備室には澤井が残っている。
彼に指示を伝え、くるみに続いて部屋の外に出た。
>>877
(林檎)
鍋島の件について、弥生が口を割るかは定かではない。
だが、この事件が片付けば、
何らかの形で明らかにはなる筈だ。
林檎達が頼まれたのは『解決』する所まで。
それ以降の処理は儚がやってくれる。
『仕事』を果たすため、林檎達は『目的地』に向かう。
>>(両者)
やがて、三人は『制作室』に到着した。
そこに行ってみて、すぐに気付く。
弥生の姿が『消えている』。
「雛形さんはいらっしゃいませんか?」
「弥生なら『御手洗い』に行くと言って、少し前に出て行った。
まさか、ついて行く訳にもいくまい」
くるみの言葉に曽我が答えた。
どうやら『入れ違い』になったようだ。
待っていれば、直に戻ってくるだろう。
退席の理由が『言葉通り』であるなら。
そうでなければ――――。
879
:
空織 清次『エラッタ・スティグマ』
:2021/02/11(木) 22:50:46
>>878
(GM)
「出ていかれたのはどっちの方向です?」
と曽我氏に訊ねつつ、
懐からスマホを取りだす。
雛形氏に電話をかけてみよう。
通話状態を確認しつつ、
応答がなければ警備室に連絡する。
カメラで雛形氏の現在地が確認できないかを問う。
出ていった方向が分かるなら、
そっちを重点的に見てもらう。
それも『NO』なら、美作氏たちに人力で
『近場』を探してもらうようお願いするしかないか。
この状況、『プラン9』に『居場所を教えて』って
ねだるのは無理なんだったっけかな。
局内はたしかGPSも効いてないみたいだしな。
880
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/11(木) 22:58:37
>>878
「逃げられたかしら?まぁタイムリミットまで逃げ切れたなら、濡れ衣を着せられるものね」
「その後、証拠を突きつけて『真犯人』を逮捕してもらえるのかしら?」
逮捕できるとしても、ここで弥生さんを捕まえられるならその方がいいよね。
清次さんは直接弥生さんに電話をかけるみたいだから、ボクは警備室に電話をしようかな。
この建物の出入り口に、弥生さんが通った形跡はあるかどうか。
なければ、弥生さんを見つけ次第連絡してもらうようにお願いしておこう。
881
:
『伝播のG』
:2021/02/11(木) 23:09:06
>>879
(空織)
「さぁ、知らんよ。
出て行った後の方向まで見ていた訳ではないからな」
弥生に電話を掛けてみると、『留守電』になっていた。
『本人』が出る様子はない。
警備室に連絡しようとしたが、林檎の方が早かった。
>>880
(林檎)
「分かりました。録画された映像を確認してみます」
「……『多目的ホール』のようですね。
そこに入っていく姿が映っていました」
無線機越しに、警備室の澤井から連絡が入る。
彼女の居場所は分かった。
一階の『多目的ホール』だ。
>>(両者)
「出鼻を挫かれちゃいましたね。
でも、これで『決着』にしましょう」
くるみが先に立って制作室を出て行く。
当然、行き先は『多目的ホール』だろう。
この事件の『犯人』である『雛形弥生』は、そこにいる。
882
:
空織 清次『エラッタ・スティグマ』
:2021/02/12(金) 01:44:55
>>881
(GM)
曽我氏には『お手洗い』と伝えといて
実際は『多目的ホール』にいるってことは、
まあ何かしらの意図はあるんだろうな。
そう感じつつも、『向かう』以外に選択肢はなし。
今日一日中あちこち振りまわされつづけてきたが、
さすがにこれだけやりゃあもう十分だろう。
「そうだな。行こう」
雛形氏が待つ『多目的ホール』へ向かう。
883
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/12(金) 19:10:11
>>881
「くるみさん、『多目的ホール』に何らかの電子機器はあったりするのかしら?」
もしボクが本気で逃げるつもりなら、自分の『スタンド』に都合のいいモノを用意しておくけど。
まぁ『カーマ・カメレオン』に便利なものは、あんまりないけどね。
くるみさんに訊ねながら、歩いていく。
884
:
『伝播のG』
:2021/02/12(金) 20:16:48
>>884
(空織)
これまでは、空織達が場所を指定してきた。
今回は逆に、弥生から呼び出されたような形だ。
空織達が追って来ている事を知っているのなら。
>>883
(林檎)
「ええ、イベントに必要な機器は常設してあるわ。
音響とか照明とか、そんな感じね」
『タイムリミット』まで粘れば、
おそらく弥生は逃げ切れるだろう。
しかし、彼女はエントランスから外に出ようとはせず、
多目的ホールへ向かった。
その行動には、何らかの意図があるのかもしれない。
>>(両者)
シィィィィィィィィィィ――――――………………ン
空織と林檎は、くるみと共に『多目的ホール』に向かった。
照明が落ちているらしく、内部は薄暗いが、
全体の構造は視認できた。
ラジオ局の一部という事もあり、そこまで規模は大きくない。
幅も奥行きも、およそ17〜18mで、天井の高さは6m程だ。
奥にはステージが設けられ、
左右には大型のスピーカーが置かれている。
天井付近に取り付けられたレールには、
通常の照明とは別にスポットライトが設置されていた。
そのライトに照らされるようにして、
ステージ上に『雛形弥生』が立っている。
「…………あぁ、いらっしゃい」
クルッ
「気分をスッキリさせたくて、ちょっとだけ遊んでた。
他の人には内緒だけど」
入口に背中を向けていた弥生が振り返る。
その片手には『スマホ』があった。
『弥生のスマホ』だ。
「ここで『公開収録』したりするの。
私も二回ぐらい使ってるけど、
リスナーのリアクションが直に見られるのはいいものよ」
「それで…………揃って『ここに来た』って事は、
もう全部分かってるんでしょ?」
「ただ、惜しいのは――――『証拠がない』」
885
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/12(金) 22:10:26
>>884
音響に照明かぁ。操作できれば色々とできるけど、『グレムリン』は故障させる能力。
あんまり能力には使えないかな?何か機械を起動させて、それを故障させて、解除すればあるいは。
でもそれなら大体は、リモコン一つでどうとでもなるよね。便利な世の中ばんざい。
中に入ったなら、他の人やスタンドの確認をしておくよ。
薄暗くて、ステージ上に注目が集まりやすいこの場所は、フクヘイとかがいてもおかしくないしね。
「残念ね、弥生さん。あなたのことも好きになりそうだったのに」
「『証拠』。本当に用意できてないまま、あたしたちがここに来たと思っているのかしら?」
あたかもハッタリを言っている、と思わせながら、ゆっくりと前に歩いていく。
一番困るのは、『証拠』を消されてしまう事だから。
できれば不測の事態に対応できる距離がいい。
886
:
空織 清次『エラッタ・スティグマ』
:2021/02/14(日) 02:30:33
>>884-885
(GM・林檎)
今日一日通してたびたび思ったが、
修羅場じゃ林檎君のほうが『肚』が据わってる。
『覚悟』でわたしが彼女に遅れをとってどうする。
そう心中で頬を張る。
「『証拠』が必要ってのは『表』の論理だな。
『裏』の罪がどう裁かれるのか、
『なりたて』の君には分かるまい?」
片目を閉じ、
虚空から『エラッタ・スティグマ』の像を引き出す。
そして林檎君とは別の方向から
スマホ片手にステージへと近づく。
美作氏はわたしの後ろに追従してもらおう。
死角を警戒しながら、彼女にも周囲を注視してもらう。
スタンドについて誰にも相談できず、
数週間の『検索』で得た知識がせいぜいの
『スタンド使い一年生』。
それが雛形氏だ。
『スタンド』を用いた犯罪の立証に、
ふつうの『証拠』が必要か?
いったい誰がどうやって裁くのか?
そんなもん彼女に分かるわけあるまい。
わたしだって知らんのだからな。
そうして彼女の注意を引きつつつ、
そのままスタンドとともに舞台へと進んでいく。
887
:
『伝播のG』
:2021/02/14(日) 20:17:13
>>885
(林檎)
「そう…………」
「警備室の前で励ましてくれた時は嬉しかったわ」
クス……
「林檎さん――私も、あなたの事は嫌いじゃなかった」
「それは『本当』」
ザッ
辺りに注意を払いながら、
ステージに向かって慎重に歩いていく。
この場に他の人間はいなかった。
また、近いものであれば判別できるが、
遠くにあるものを見つけるのは難しいように感じる。
2mほど進んだ時、横を向いた林檎の目が、
『落ちている何か』を捉えた。
手の中に収まる程度の大きさだ。
現在地から約5m離れた床の上にある。
距離と暗さのせいで、正体までは掴めない。
「二人がかりで私を痛め付けて、自白を強要するつもり?」
「もしそうなら…………止めた方がいいと思うけど」
弥生はステージの上に立っている。
全体が見渡せる位置だ。
別々の方向に分かれた林檎と空織の両方を、
彼女は同時に視界に入れている。
>>886
(空織)
『スタンドを用いた犯罪』に、
『普通の証拠』は必ずしも必要ではない。
その考え方は正しい。
しかし、『アリーナ』を動かすためには『証拠』がいる。
『アリーナ』は巨大な組織であり、
そうした組織は容易に『間違い』を犯せない。
だからこそ、空織達が突き止めた『証拠』は、
無駄にはならない。
ズ ズ ズ ズ ズ…………
空織の呼び掛けに応じ、
虚空から発現する『エラッタ・スティグマ』。
自らの半身を傍らに控えさせ、臨戦態勢を整える。
弥生の両目は、
明確に『エラッタ・スティグマ』を見据えていた。
「フ…………」
「一体何の話をしてるの?
悪いんだけど、言ってる意味が分からないわ」
チラ
「――――『ハッタリ』がお上手ね」
弥生の視線が、『空織の手元』に向けられた。
彼女も、『全ての知識』を『検索』で得た訳ではないだろう。
当然、自分のスタンドを実際に動かした『経験』も、
そこに含まれている筈だ。
『目覚め方』に違いがあったとしても、
基本的なノウハウという点では空織と大きな差はない。
とはいえ、弥生は『裏の事情』に通じてはいない。
ザッ
追従するくるみと共に、ステージに向かって歩き出す。
そのまま2mほど進んだ時、
闇の中に身を潜める『グレムリン』が微かに見えた。
彼我の距離は5m程ある。
888
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/15(月) 01:30:01
>>887
「くるみさんと立場が逆だったなら、あたしはあなたの味方をしていたのだけれど」
「でもダメね。大事な友達を傷付けようとする人をあたし、許すわけには行かないもの」
スマホを取り出して、ライトを起動するよ。明るくなれば、落ちているモノの正体が分かるかな。
「あたしは女の人をいじめるのは好きじゃあないのよ。そんなこと、したくはないわ」
「それに、ひょっとしたらこの会話も『録音』されているかもしれないもの。
野蛮な手を使って情報を引き出せても、それは証拠にならないわ」
『アリーナ』の人がくれば、公正に裁いてくれるかな?急に証拠を壊されたりしないように。
それなら来てから追い詰めたい所だけど。でもいつ来るか分からないから、とりあえずゆっくり進めていこう。
889
:
空織 清次『エラッタ・スティグマ』
:2021/02/17(水) 00:57:43
>>887
(GM)
「『ハッタリ』というか……
シンプルに知りたくないか?
君もそこんとこが分からんと、正直不安で仕方ないだろ」
「言っとくが、別にわたしは君の『敵』じゃあないぞ。
『悪霊に取り憑かれた者どうし』って点じゃあ、
まあ仲間と言えなくもない。
この件で君に心配事があるなら、相談に乗ることもできる」
『焦燥感』と『プレッシャー』、
そして相談者のいない『孤独』が
彼女を追い詰めた原因だってことはもう判明してる。
『説得』の感触を確かめるなら、まずそこからだ。
「とはいえ『おなじ目線で話し合う』には
まず『おなじ舞台の上』に立たなくちゃあな」
闇の中でグレムリンの影を捉えたが、
自分から先んじて何かを仕掛けるつもりはない。
スタンドを発現させたのは
『臨戦』ではなく『応戦』のためだ。
わたしの『個人的信仰』に変わりはない。
ただ『優先順位』を付けただけだ。
「――美作さん。
自分の身は自分で守れるか?」
『エラッタ・スティグマ』にわたしの手荷物を渡す。
グレムリンの挙動を注視しながら、
背後の美作氏に声だけで問いかける。
進むことよりも反応することに重心を置きつつ、
スタンドを正面に構えてゆっくり舞台へ近づいていく。
890
:
『伝播のG』
:2021/02/17(水) 02:27:38
>>888
(林檎)
儚には連絡済みだが、いつ到着するかは不明だ。
『アリーナ』も、警察といざこざを起こす事は望まないだろう。
もし警察の方が先に来れば、
事件は有耶無耶に処理されてしまいかねない。
「じゃあ、どうするの?この私を……」
「そうやって近付いてくるのは『何かする為』じゃない?」
「…………違う?」
――――パッ
足を止めてスマホのライトを起動し、
光を向けると正体が分かった。
床に落ちているのは『音楽プレイヤー』だ。
誰かが忘れていったのかもしれないが、
何故そこにあるのかは分からない。
「逆に言えば…………『近付かなきゃならない理由』がある」
「『野蛮な手』が目的じゃないなら……何が狙い?」
弥生はステージから動いていない。
林檎と空織の両方に、油断なく視線を走らせている。
現在、彼女の注意は、
くるみよりも二人の方に向けられているようだ。
>>889
(空織)
『アリーナ』が独自の見解を持つように、
空織の心中にも『信じる主義』がある。
この仕事を引き受けたのは空織達だ。
最終的な裁量は『仲介者』である『紅儚』に任せるとしても、
そこに至る道筋を決める権利を持つ人間は、
空織達以外には存在しない。
「ちょっと『任せて下さい』とは言えませんけど……」
「でも、何とかやってみます」
背中から、くるみの声が飛んでくる。
彼女の『プラン9・チャンネル7』に戦闘能力は皆無。
それでも、スタンドを確認できる分だけ、
『一般人』よりはマシだろう。
クス……
「私が貴方の立場でも…………そう言うでしょうね」
『グレムリン』は近付いてこない。
一定の距離を保ったまま、
空織の動向を窺っているように見える。
さらに2mほど進み、スタージまでの距離は約13〜14mだ。
同時に、『エラッタ・スティグマ』にバッグを渡す。
それを見て、弥生が目を細めた。
891
:
空織 清次『エラッタ・スティグマ』
:2021/02/18(木) 00:37:01
>>890
(GM)
すこしだけ首をかたむけて、
背後の美作氏にウインクを見せる。
『エラッタ・スティグマ』は
竪琴を爪弾くようにバッグの表面に指を滑らせ、
アルミ糸の『刺繍』をあらたに施す。
「ふうん。
ちなみにこの『グレムリン』を――
いや、君が言うには『タヌキ』だったか。
コイツらを使って、君の目的は果たせたのか?
君が狙ったような効果があるとは思えんのだがな」
言葉で彼女の気を引きつつ、
向こうから何か仕掛けてこないかぎり
そのままどんどん舞台へ進んでいくぞ。
時間稼ぎが目的って可能性もあるしな。
ただし『反応』に比重を置く姿勢に変わりはない。
わたしの半身を隠すように、
『エラッタ・スティグマ』が正面に構える。
892
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/19(金) 00:05:59
>>890
「もしものためよ」
「あたし、さっきも言った通り、あなたが『犯人』である証拠を持っているの」
「でも、あたしドラマで見たことあるのよ。証拠を突きつけた犯人が自殺してしまうところを」
「だから、そんなことをさせないためにもね。大丈夫よ、あたし一人じゃあ強くないの、ご存知でしょう?」
『音楽プレーヤー』から離れるようにゆっくり歩いて回り込んでいく。
ひょっとしたら、グレムリンにはまだボクたちの知らない何かがあるのかも。
辺りを照らして、グレムリンの方にも注意を向けておくよ。
893
:
『伝播のG』
:2021/02/19(金) 01:09:52
>>891
(空織)
シュバァァァァァ――――――ッ
『エラッタ・スティグマ』を動かし、
バッグに『アルミの刺繍』を施す。
『スタンドに干渉可能な鈍器』となった攻撃力は、
先の戦いで既に証明済みだ。
一撃を浴びせれば、
『グレムリン』の力を大きく削ぎ落とす事が出来るだろう。
「…………同じ事を言わせないでくれる?」
「何を言ってるのか分からないわ」
トッ トッ トッ
タイミングを見計らっているかのように、
『グレムリン』は追い掛けて来る。
その間に、空織も歩みを進める。
ステージまでの距離は、およそ11〜12mとなった。
《キキッ》
ダンッ!
その時――――『グレムリン』が距離を詰めてきた。
『エラッタ・スティグマ』の側面に回り込む軌道だ。
彼我の距離は約3m。
>>892
(林檎)
「…………ふぅん」
「その『証拠』とやらを早く見せて欲しいわ。
本当にあるんならね」
『音楽プレイヤー』を警戒しながら、前進を続ける。
ステージまでは、残り11〜12m。
『カーマ・カメレオン』で仕掛けるには、まだ遠すぎる。
『機械を故障させる』――それが、
林檎達が目撃した『グレムリン』の『能力』だ。
あるいは、それ以外の『何か』があるのだろうか?
トッ トッ トッ
空織の方にライトを向けると、『グレムリン』の姿が見えた。
一定の距離を維持したまま、
空織をマークしているような動きだ。
やがて、その動向に変化が訪れた。
《キキッ》
ダンッ!
加速した『グレムリン』が、空織に接近する。
『エラッタ・スティグマ』を回り込むような軌道で、
本体の空織を狙っているらしい。
弥生は、その光景を無言で見下ろしている。
894
:
空織 清次『エラッタ・スティグマ』
:2021/02/20(土) 00:58:25
>>893
(GM)
「なら君はもうすこし言い訳のボキャブラリを
増やしたほうがいいな。
『喋りのプロ』なんだろ、君は?」
こちらに駆けよってくる際に、グレムリンが
前傾なり『踏み込み』していたかを目視や間で判断する。
飛びこむスピードの目算もつけよう。
(スタジオ前廊下で見たときと変わらない速度感だろうか?)
警戒していたわたしは即座にグレムリンに向き直る。
『エラッタ・スティグマ』も追従してわたしの前へ。
美作氏をかばうように立ち塞がる。
そしてバッグを構える――が、
こちらから仕掛ける気はない。
あくまで『応戦』、その意思に変わりはない。
そのためなら爪の一太刀ぐらい食らってやる。
わたしは君と戦うためにここに来たんじゃあない。
先制するのは、グレムリンが
『美作氏』や『林檎君』を狙いにいった場合に絞りこむ。
あらかじめ襲撃の軌道を予測し『迎撃』に専念したのなら、
わたしのスタンドの『精密性』だ。
バッグをブチ当てるのはそう難しいことではあるまい。
895
:
猫柳 柚子『カーマ・カメレオン』
:2021/02/20(土) 01:36:45
>>893
「逆に訊ねるけれど、あたしたちに『暴力』を振るって事態を解決しようなんて、思っていないでしょう?」
「そんなことをしても、余計に話がこじれるだけだもの。あたしたちだって、それは望んでいないわ」
うーん、こういうのが『着るタイプ』のスタンドの辛いところだよね。
射程距離が短いし、特にボクのは力や速さが上がるわけじゃないし。
でもね、特に何か仕掛けようってわけじゃないから。特に作戦はないし、まずは正面から。
もちろん向こうがやる気なら、力ずくでスマホを取り上げるけどね。
「・・・・・・・・・・」
『グレムリン』が清次さんを襲いに行ったのは気になるけど。できれば話し合いで解決したいよ。
だからボクはそのまま近付こう。
896
:
『伝播のG』
:2021/02/20(土) 02:59:06
当ミッションは、引き続き以下のスレで行います。
【ミ】『A to Z』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1612673497/
897
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 20:00:05
《一日目》
ピロン
夜、自室で休んでいた貴方の元に『スマホ』が着信を告げる。
登録外の連絡先からの『LINE』だ。間違いだろうか?
知り合いからの連絡の可能性を感じたのか、それとも別のなにか予感があったのか。
何はともあれ、その『LINE』を貴方は開いた。そこにはこのように記載されていた。
【これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります】
送信元は『ユキナ』。続けてLINEが送られてくる。
【ごめんなさい。電話番号をテキトーに入れたら貴方のところに届いてしまいました】
【『不幸』になるのが怖かったの。このLINEは変なの…】
『クケケケケ! 今回の獲物はコイツか!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
持ち物、能力詳細、簡単なプロフィールを記載の上、反応のレスをお願いします。
898
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 20:56:10
>>897
「うん?ピエールか?」
通知に気づいて心当たりとして真っ先に浮かんだのは、連絡を待っていた友人だった。
深く考えずにLINEを開く。
>【これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります】
> 送信元は『ユキナ』。続けてLINEが送られてくる。
>【ごめんなさい。電話番号をテキトーに入れたら貴方のところに届いてしまいました】
>【『不幸』になるのが怖かったの。このLINEは変なの…】
「不幸のLINE、、、なるほど、今どきはこういうのをLINEでやるわけか」
悪戯の類と断定したジョン。
待ち人からの連絡でなかったことに軽く落胆したその時、、、
>『クケケケケ! 今回の獲物はコイツか!』
「おわッ!?なんだ!?」
突然聞こえた声に驚く。
声がどこから聞こえてくるのか確認したい。
899
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 20:57:25
★能力詳細
掌をすり合わせることでシャボン玉を生み出す。
そのシャボン玉に触れたものは『漂白』される。
『漂白』された物体は『変色』を伴うあらゆる変化を跳ね除ける。
『グラム・スラム』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/142-143
★プロフィール
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/135
※自分は自室にいるようですが、申告する『持ち物』は身に着けているもの?それとも部屋の中にあるもの?
900
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 21:00:37
>>899
持ち物については今所持しているものでお願いします
901
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 21:07:28
>>900
それではスマホ以外は持ち物特に無し。
902
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 21:11:57
>>898
,901
その声は手元…もっと言えば『スマートフォン』のすぐ上から聞こえているようだった。
目を向けると『小指ほどの大きさ』で『桃色クマのぬいぐるみ』のようななにかがニタニタとこちらを嗤っているのが見えるだろう。
『クケケケ! てめぇもしや俺様の声が聞こえてんのか!』
その『クマ』は声に反応したと見るや、話しかけてきた。
903
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 21:18:20
>>902
「こいつ、、、まさか!」
『グラム・スラム』でその『クマ』を掴もうとする。
(まさか、『スタンド』!こんなに小さいタイプもいるのか!?)
904
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 21:29:46
>>903
『クマ』は呆気なく『グラム・スラム』の手の中に収まった。
じたばたと暴れはするが明らかにその力は弱く、反応も鈍い。
『クケケケ…俺様を捕まえたって変わらねぇよ』
『「不幸のLINE」が届いたんだ、てめぇは「ルール」から逃げれねぇんだ!クケケケ!』
『クケケケ…「スタンド使い」はこれで何人目だったかな…クケケケ…』
『クマ』はもがきながらそのように喚いている。
905
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 21:36:26
>>904
(こいつ、妙にあっさりと、、、)
「『ルール』だって?何だそれは?何が目的だ、お前」
潰さない程度に、『クマ』を握る力を強めながら問い詰める。
906
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 21:40:51
>>905
『「ルール」はさっき送られてきただろう?』
『一つ前の「宿主」から送られてきた「不幸のLINE」だよッ!クケケケ』
『目的…目的ねぇ…。そんなん忘れちまったな! なんせ随分長いこと旅してるからな!クケケケ』
『クマ』は暴れるのをやめ、ニタニタと嗤っている。
907
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 21:53:13
>>906
「お前は『スタンド』だな?なら本体がいるはずだ。
『スタンド』というのは本体から離れて好き勝手に動き回れるものなのか?」
ジョンはスタンド使いになってまだ日が浅く、出会ったことのあるスタンドも数えるほどしかいない。
その数少ないスタンド達は必ず本体のすぐ傍にいた。
自身の『グラム・スラム』も本体であるジョンから一定以上の距離を離れることはできないため、スタンドというのはそういうものだと思っていた。
「『ルール』、、、誰かにメッセージを転送しないと不幸になるというヤツか。
不幸になるだって?お前がそうするのか?ならお前を潰せばそれで解決じゃないか?」
『クマ』を握るスタンドの手にさらに力を込める。
908
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 22:01:19
>>907
ぽひゅん
『グラム・スラム』が力を強めると間抜けな音を立てて『クマ』は消えた。
だが、一呼吸ほど経ってまた声が聞こえた。
『クケケケ! 無駄なんだよ!』
消えたはずの『クマ』は最初と同じように『スマートフォン』の上に再度現れていた。
おそらく何度試しても同じ結果に至るだろう。
909
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 22:12:24
>>908
「こいつ、、、!」
咄嗟にカッとなるが、衝動を理性で押し留める。
(とりあえず、こいつが直接何かをしてくるということはなさそうだ、、、とすれば、まずは、、、)
スマホを操作し『ユキナ』にメッセージを送る。
【今送ってきたメッセージについて詳しく話を聞かせてほしい。なぜこんなことを?】
910
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 22:23:17
>>909
『おっ、前の「宿主」にか?』
ピロン
送信してから数分、『スマートフォン』が着信を告げた。
どうやら『ユキナ』からの返信らしい。
【ごめんなさい、これは私のま】
文章が途中で途切れて送信されてしまったらしい。
『スマートフォン』を覗き込んでいた『クマ』はニタニタ嗤いながら語る。
『クケケケ…あいつ、善人だからギリギリまで送るか悩んでたからな』
『眠れてなかったしな、今頃おねむのお時間じゃねぇの? クケケケ』
911
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 22:28:55
>>910
「、、、、、、お前が何かしたのか?」
『クマ』を睨む。
【どうした?何かあったのか?】
もう一度メッセージを送信して、既読が付くか確認したい。
912
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 22:34:45
>>911
『俺様は前のにはもうなーぁんにもできやしないさ』
『「不幸のLINE」は次のヤツに届いちまったんだからな、クケケケ』
そう言いながら『スマートフォン』の上で笑っている。
LINEの既読は即座についたようだった。
『クマ』の言葉を信じるのであれば『スマートフォン』を開いたまま眠ってしまったのだろう。
913
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 22:57:18
>>912
「駄目か、、、」
『クマ』の言葉をそのまま信じることはできないが、向こうから返事が来ない以上はどうしようもない。
本当に眠ってしまっただけなら、そのうち連絡がくるだろう。そうであることを祈るしかない。
「それで、メッセージを転送しないと不幸になるって話だったが、
話し相手が寝落ちするのがお前の言う『不幸』か?それなら大したことはなさそうだな」
『クマ』を再び『グラム・スラム』で掴む。
(こいつが出てきたのはスマホの上、一度消えてまた出てきた時もスマホの上、、、。
こいつ、このスマホに取り憑いているのか?)
『クマ』を部屋の端に放り投げて、スマホから引き離せるか試す。
914
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 23:05:23
>>913
『クマ』を放り投げる。そのことそのものは成功した。
だが、1mほど離れたところでまた間抜けな音を立てて消え、ここが定位置だとばかりに『スマートフォン』の上に戻ってしまった。
『クケケケ、離そうとしても無駄だよッ!』
『よぉく「不幸のLINE」を見てみるんだな、今日はまだ「一日目」だ』
>【これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります】
『スマートフォン』の時間を見ると、もう夜も更けてきているようだ。
寝落ちてしまったであれば『ユキナ』からの連絡は今日はもう望めないだろう。
915
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/13(火) 23:26:36
>>914
「なるほど、じゃあ七日経つまではお前は何もできないってことだな」
自分のスマホがこんな状態になったままにするのは非常に不本意だが、『クマ』の言う通りなら長丁場になるかもしれない。
下手に徹夜して時間を浪費するよりも睡眠をしっかり取って体力を温存して、明日『ユキナ』からしっかり話を聞くべきだろうか。
「、、、とはいえ、こいつ、ずっとこの調子で喋り続けるのか?地味に嫌だな、、、」
試しにスマホの電源を落としてみる。
『クマ』がスマホに取り憑いているなら何らかの影響があるかもしれない。
916
:
『転送してください』
:2021/07/13(火) 23:31:48
>>915
『クマ』はクケケケと変わらず笑っている。
おそらく図星なのだろう、答えるつもりはなさそうだ。
『あ、ちょっ、待t』
『スマートフォン』の電源を切った途端、『クマ』は姿を消した。
917
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/14(水) 00:06:05
>>916
「出てこない、、、か、、、?」
『クマ』が消え、しばらく待っても再び出てこないことを確認して、安堵の溜息を漏らす。
そのまま、力尽きたようにベッドに倒れ込む。
見れば、自分の拳が小刻みに震えている。
―――ジョンが敵対的なスタンドと出会ったのはこれが初めてだった。
その経験は、自分が思っていた以上に神経をすり減らせていたらしい。
今までは虚勢を張っていたが、気が抜けたことで抑えがきかなくなったようだった。
「あー、くそ、あんなのにビビってんのか、俺は」
自分に毒づきながら、目を閉じる。
918
:
『転送してください』
:2021/07/14(水) 20:00:25
>>917
《二日目》
昨日、『クマ』がいないことでゆっくりと眠れたジョンは『ユキナ』からの連絡を待っていた。
朝、もしジョンが『スマホ』を開いたのであれば、【寝てしまいすみません、日中は忙しいのでまた夜に】と届いていたのを確認できただろう。
ピロン
夜、『スマホ』の電源をつけていたのなら昨日と同じように『スマホ』が着信を告げる。
送信元は『ユキナ』だ。
【昨日は寝てしまいすみません】
【この『不幸のLINE』は私の住んでいる街で流行っているもので、私もあなたと同じように受け取ったんです】
919
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/14(水) 20:38:46
>>918
「よし、、、!」
覚悟を決めて、スマホの電源を入れる。
ユキナからメッセージが来ていることを確認して、安堵する。
何が起こったか心配していたが、『クマ』の言った通りだったようだ。
ユキナに返事をする。
【まず始めに、こちらは君を責める意図は無いということを理解してほしい】
【その上で、君に聞きたいことがある】
【ただの悪戯でこのメッセージを送ったわけじゃないことはこちらも理解している】
恐らくユキナはこちらに『不幸のメッセージ】を送ったという負い目があるから返事をしてくれている。
だが、詳しくはわからないがかなり怖い思いをしたようだ。
内心ではあまりこちらと関わり合いになりたくないと思っていても不思議ではない。。
まずはユキナをできるだけ安心させたい。
920
:
『転送してください』
:2021/07/14(水) 20:53:48
>>919
『クケケケ…言ったとおりだったろ?』
昨晩と変わりない様子で『クマ』は嗤っているようだ。
『ユキナ』は責められている訳ではないことにすこしほっとしたようで返信をしてきた。
【ありがとうございます】
【そう言っていただけると助かります】
【ごめんなさい、あなたに迷惑をかけてしまって…】
【もう私には送る先がなかったんです…】
【友達もみんな、このLINEを受け取ってしまっていて…送り返すと…】
おそらく、送る先がなかったので『電話番号をテキトーに入れたら貴方のところに届いてしまいました』と言いたいのだろう。
921
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/14(水) 21:18:06
>>920
「よぉ、昨日は俺のおかげでぐっすり眠れただろ?」
気持ちで負けないために、『クマ』を煽りながらユキナに返事をする。
【話をする前に一つお願いがある】
【このやりとりは君に怖いを思いをさせた何者かに『見られている』】
【何を言っているのかわからないかもしれないが信じてほしい】
【できれば、LINE以外の連絡手段を使いたい。こちらのメールアドレスを送るので、そちらでやり取りをしたい】
続けて、自分のPC用のメールアドレスを送信する。
922
:
『転送してください』
:2021/07/14(水) 21:37:00
>>921
『クケケケ…そうさな、おかげさまで俺様は元気いっぱいだ』
【見られて…?】
【よくわかりませんが…メール送りますね】
『ユキナ』はそうLINEするとメールをジョンに送った。
[ユキナです。メール、届いていますか?
……見られてるって、どういうことなんですか?
まるでオカルトみたいな話です…。
不幸のLINEって… やっぱり 本当のオカルト…なんですか…?]
どうやら『ユキナ』は一般人のようだ。
少なくとも『クマ』は見えていなかったのだろう。
923
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/14(水) 22:00:04
>>922
「そうか、じゃあまたゆっくり休んでくれ」
スマホの電源を切って『クマ』を消す。
これで、『クマ』に見られずにユキナとのやり取りをできる。
[あまり時間が無いので細かくは説明しないが、君を脅かしていたモノがメッセージを経由して俺に取り憑いたようだ]
[偶然だが、君がメッセージを送った相手はこの手の存在に対処できる人間だ]
「、、、まあ、実際には対処できる見当なんか全然ついてないんだけどな」
強がり以外の何物でもないのだが、そう言った方がユキナは安心するだろう。
[『ヤツ』はこちらで何とかする。ただ、そのためには情報が必要だ]
[君がメッセージを受け取った後に何が起こったか、それを詳しく教えてほしい]
ユキナから返事が来るまでに多少時間はあるだろう。
返事を待っている間、ネットで『不幸のLINE』について調べる。
ユキナやクマの口ぶりからすると、それなりの数の人間の間で、このLINEメッセージは出回っているようだ。
であれば、ネットで言及している人間もいるかもしれない。
>【これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります】
このメッセージをキーワードにしてそのまま検索をかける。
924
:
『転送してください』
:2021/07/14(水) 22:33:16
>>923
『クソッ! 第二第三のおr』
間抜けな音を立てて『クマ』は消えた。
PCにLINEのアプリが入っていない限り、落ち着いていられるだろう。
[オカルトに対処できる…んですか…?
お坊さん…とかですか?
それなら…私の知ってることをできるだけお話します]
どうやら『ユキナ』は困惑しながらも協力してくれるようだ。
[私が『不幸のLINE』を受け取ったのは友人からでした。
周りでも最近ずっと話題になっていて、
○さんが怪我をしたとか、×くんが筋肉質な男の人に熱視線を向けられて…とか、
送らなかった人が不幸になっていることを知っていました。
……噂では宝くじが当たるとかいいことがあった人もいたみたいですが…]
[私のところにLINEが届いて、最初はなにもありませんでした。
ですが数日して、また似たLINEが届きました。
送信した相手に聞いても送ってないと言われて不気味でした。
……私は、不幸から逃げるために7日経つ直前に送ってしまいました…。なのでLINEが来て怖かった止まりです]
メールはその文面で終わっていた。
インターネットでジョンが調べると同じ文面のLINEのほかに、似たような文面のものや『不幸の手紙』や『不幸のメール』がヒットした。
どうやら類似のものは『50年』ほど前の『不幸の手紙』ブームの頃からあるようだった。
『これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります』
『これは死のLINEです。受け取った人は7日以内に6人に転送しなければ死神に狙われるようになります』
『受け取った人は3日以内に転送しなければなりません。これは不幸のメールです。そうしなければあなたは不幸になります』
『14人の不幸をお返しします。これは死の手紙です。知らない人から私のところに来た死神です。
受け取った人は3日以内に14人にこの手紙をそのまま写して転送しないと死にます。
実際○○大学の××さんは止めてしまったから死にました。本当です』
様々な文章が並んでいる。
925
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/15(木) 20:00:43
>>924
「いや、何も起きてないのかよ!」
これは予想外だった。
てっきり何らかの怪奇現象に襲われて精神を疲弊した挙句、冷静な判断力を失ってこちらにメッセージを送ってきたものとばかり思っていた。
「今どきこんなメッセージが来ただけででビビッて言う通りにするか?普通、、、
2回目のLINEの送り主も自分で送っておいてバツが悪いから送ってないと嘘をついただけと考えそうなものだが、、、」
カタカタカタ、、、
メールの文章を書く。
[それだけか?他に不思議な現象が起きたりはしなかったのか?]
[先ほどは君を心配させまいと黙っていたが、君に今後被害が及ばないようにするためにはこちらで適切な『後始末』をする必要がある]
[君の身に起きたことを正確に把握しておかないと、それが適切に行えない危険性がある」
[君のためにも見逃した事実が無いようにしてほしい]
これはもちろんデタラメだが、あのメッセージだけで怖がるような相手なら引っかかってくれるだろう。
メールを送信したら、また待ち時間にネットを検索する。
「まあ、そりゃあ似たような話はいくらでもあるよな」
今度は検索期間を絞る。
検索条件を今日から過去3か月間くらいに絞り、情報の速報性があるSNSを主に調べていきたい。
926
:
『転送してください』
:2021/07/15(木) 20:35:41
>>925
[わかりました。思い返してみます。
……そういえば、LINEが増えるに連れて知らないうちに物が動いたりすることが増えていった気がします…。
私が怖がりでそう思い込んだだけかもしれないですが…。
あ、あと…文章…。私、間違えて一回文章を変えてしまったんですが…文章が勝手に元に戻って…]
どうやらかなりの怖がりらしい。
寝不足も純粋に怖がっていたから眠れなかった可能性もありそうだ。
SNSでも似たような文面がヒットした。
中には『なんか昔、こういうピンクのクマのツールあったよね』という文章が添えられているものや『これこそ幸運』のような言葉が添えられているものもある。
おそらく『ピンクのクマ』について言及しているのは『スタンド使い』だろう。
今や『スタンド使い』も当たり前にSNSを使いこなす時代だ。
927
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/15(木) 20:51:44
>>926
カタカタカタ、、、
[文章が勝手に戻って?戻る瞬間は目撃した?どんな風に戻った?]
送信する。
「お、それらしいのが見つかったな」
『不幸のLINE』に言及しているアカウントのその前後の投稿を確認する。
何か不可思議な現象が起こったとか、それにどう対処したか、とかその手の投稿を確認したい。
928
:
『転送してください』
:2021/07/15(木) 21:05:37
>>927
[戻る瞬間は…巻き戻るようでした。undoを押したような…。
間違えてしまった…というか正確にはうっかり『不』の文字を消してしまったんです。
『これは幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります』みたいに]
メールの返信は淀みない。
時間を見るとそろそろ夜も更けてきたようだが…。
SNSで『ピンクのクマ』について言及している人物はその数日後『クマが増えた、ウザい』と言っている。
辟易としたのか、面倒になったのか、その人物は次の相手に送ったようだ。
もう一人の『幸運』について言及している人物はどうやらなにかに気付いた結果、『クマ』を消すことに成功したようだ。
その後、高そうな寿司を食べに出かけている様子が書かれている。
929
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/15(木) 21:24:35
>>928
[なるほど。ありがとう。また必要があれば連絡すると思う]
ユキナとの会話は一旦打ち切る。
あまり夜分まで突き合わせて機嫌を損ねられても困る。
「うげ、増えるのかあいつ、、、、そういえば第二第三の、とか言っていたな。
いや、それよりもこの『クマ』を消せたらしきアカウント、、、!」
そのアカウントにメッセージを送る。
[突然のDM失礼します。貴方の話している『クマ』についてお話をお聞かせ願いたく、ご連絡差し上げました]
[現在私のスマホに貴方が話しているのと同じと思われる『クマ』が取り憑いています]
[差し支えなければ貴方がこれにどのように対処したのかお聞かせいただけないでしょうか?]
930
:
『転送してください』
:2021/07/15(木) 21:28:01
>>929
ジョンはDMを送った…が、どうやら反応はない。
その人物の最終投稿は1時間前、もう寝てしまったのかもしれない。
今日はもう返事は期待できないだろう。
931
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/15(木) 21:38:11
>>930
「まあ気長に待つとするか。この調子なら明日くらいには解決するかもな、ははは」
希望が見えてきたので大分気持ちが軽くなってきた。
良い気分のまま今日は寝てしまおう。
932
:
『転送してください』
:2021/07/15(木) 21:41:11
>>931
《三日目》
ジョンが気分よく寝た翌朝、SNSに連絡が届いているようだ。
どうやら昨晩DMを送った相手からのようだった。
[DMありがとうございます。
あの鬱陶しい『クマ』が憑いているとのこと、お疲れさまです]
[対処法ですが、『LINEを送ること』です。
ただし、文面は変更して]
[文章の変更にはルールがあるようです。
変更するところを間違えると送信に失敗します]
[私はそれで『幸運』を手に入れました]
文章はそこで終わっている。
933
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/15(木) 22:26:56
>>932
「お!」
期待以上に核心に触れている内容に眠気が覚める。
[ご連絡ありがとうございます]
[ルールについて、貴方が知る範囲で構いませんので教えていただけないでしょうか?]
934
:
『転送してください』
:2021/07/15(木) 22:37:42
>>933
返答はなかった。
SNSを見ると、どうやら相手は仕事に行ってしまったようだ。
文面は試行錯誤する必要があるだろう。
935
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/16(金) 19:49:13
>>934
「、、、まあ、自分でも考えてみるか。あのクマ公の声を聞かなきゃいけないのは憂鬱だが」
スマホの電源を入れる。『クマ』は出てくるだろうか?
936
:
『転送してください』
:2021/07/16(金) 19:59:38
>>935
『クケケケケ! 俺様がいなくて寂しくなったかー?』
当然のように『クマ』が出てきた。
どうやら『ユキナ』からLINEが一通届いているようだ。
937
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/16(金) 21:17:06
>>936
「逆に聞くが、取り憑いてる奴から今までに一度でも寂しいって言われたことがあったか?
っと、これはと『ユキナ』からか?」
『クマ』に適当に返事をしながら、ユキナのLINEを確認する。
938
:
『転送してください』
:2021/07/16(金) 21:29:08
>>937
『「スタンド使い」には言われたこたーないな、クケケケケ!
みーんな、うるさいってよ!』
ジョンがLINEを開くとそこにはこう書かれていた。
【これはやばいやつからのLINEです。受け取った人は5日以内に転送しなければ不幸になっちゃいます】
そして、開いたのと同時に『桃色のクマ』のスタンドがもう一匹現れた。
『キャハハハハ! イェーイ! 不幸をプレゼントフォーユー!』
『クマ』同士がハイタッチしている。
939
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/16(金) 21:37:25
>>938
「、、、、、、、、、、おい」
『ユキナ』に返信。
【これはどういういことだ?】
940
:
『転送してください』
:2021/07/16(金) 21:43:23
>>939
すぐに『ユキナ』からLINEの返信が来たようだ。
【も、もしかして…私からLINEが来ましたか…?】
【私の時もそうでした…】
【でも…】
『ユキナ』のスマートフォンのスクショだろう。
>【見られて…?】
>【よくわかりませんが…メール送りますね】
>【これはどういういことだ?】
【私は送ってないんです…】
『キャハハハハ!』『クケケケケ!』
『クマ』たちはスマートフォンの周りで周りながら遊んでいる。
941
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/16(金) 22:03:33
>>940
「なるほど、こうやって増えるのか、、、、、、、」
二倍煩くなったクマに渋い顔をしながら考える。
【失礼した。君の言っていた現象とはこれのことか】
【こちらも一応の進展はあった。何らかの方法でメッセージの文面を変える必要があるらしい】
【知っての通り、普通に変えようとしても元に戻ってしまうようだが】
ユキナへのメッセージはこれくらいにして、メッセージの改変ができるか試してみることにする。
>【これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります】
「さて、これをどうやって文面をいじるか、だが」
まずは試してみないと始まらない。
【これは幸福のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ幸福になります】
文面をこう変えてみて、何が起こるか確認する。
942
:
『転送してください』
:2021/07/16(金) 22:10:30
>>941
【文面を変える…】
【で、できるんですか??】
連続してLINEが送られてきている。
『クケケケケ! お、もうリタイアか? 送っちまうのか?』
『キャハハハハ! アタシの文章転送しちゃう? それともこいつ?』
相変わらずうるさい『クマ』たちはジョンが文章を改変しようとしたのを見て、スマートフォンに張り付く。
改めてスマートフォンを見ると、文面が元に戻っているようだった。
【これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります】
943
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/16(金) 22:14:13
>>942
「なるほど、こいつらがスマホを弄ってるのか、、、、『グラム・スラム』!」
スタンドで、『クマ』二匹を同時に掴む。
スタンドが『クマ』たちを抑えている隙に、先ほどと同様の文面の改変を試みる。
944
:
『転送してください』
:2021/07/16(金) 22:26:17
>>943
『くっそー! 離しやがれ!』
二匹の『クマ』は強い力で暴れている。
明らかに最初に捕まえた時よりも強く、しかし『グラム・スラム』の力を越えることはできないようだ。
文面は――
【これは幸福のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ幸福になります】
――変わっていない。
945
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/16(金) 22:38:31
>>944
「よし!これなら!」
文面をさらに変える。
>【これは幸福のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ幸福になります】
↓
【これは幸福のLINEです。受け取った人は幸福になります】
文章を消すだけだ、そう時間はかからないだろう。
「送り先は、、、」
一瞬迷った後、連絡先として登録しておいた一人の少女の名前に目が留まる。
―――赤月ナカレ―――
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1607077443/328)
彼女に向けて、メッセージを送る。
946
:
『転送してください』
:2021/07/16(金) 22:48:39
>>945
【これは幸福のLINEです。受け取った人は幸福になります】
文章の変更は成功した。
しかし――
スマートフォンに浮かぶのは送信失敗の文字だった。
『クケケケケ! こいつルール間違えやがった!』
『キャハハハハ! 残念でしたー! まだまだアタシたちと一緒だねー!』
おそらく文章そのものに決まったルールがあるのだろう。
947
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/16(金) 23:02:31
>>946
「はあ!?エラー!?なんでだ!?」
>『クケケケケ! こいつルール間違えやがった!』
「ルールだって?他にも何かあるのか、、、!」
ユキナにメッセージを送る。
【一定のルールに従えば文章を改変できるらしい】
【君や、その友人で、改変ができた事例を聞いたことがあるなら教えてほしい】
【それと、君のところに来た二度目のメッセージ、最初の文面と何か違ったことは無かったか?】
948
:
『転送してください』
:2021/07/16(金) 23:11:16
>>947
ピロンとすぐにスマートフォンが鳴る。『ユキナ』からだ。
【私の友達は変えられなかったって言ってました…】
【あ、でも…もしかしたら、宝くじが当たったって噂の人は変えられてたのかも…】
【私の二度目のメッセージは↓でした】
>【受け取った人は6日以内に転送しなければなりません。これは不幸のLINEです。そうしなければあなたは不幸になります】
この文面をジョンはどこかで見たような気がするかもしれない。
『不幸になっちまおうぜー? クケケケケ!』『なっちゃおうよー! キャハハハハ!』
『グラム・スラム』の手の中で『クマ』たちは騒いでいる。
949
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/17(土) 16:37:47
>>948
「うん?この文面はどこかで、、、あ!ネットで検索した(
>>924
)時の!?」
「そうだな、文章の変更にルールがあるとして、巷に出回っているLINEメッセージは全てそのルールをクリアしているはず、、、」
今までに見たメッセージを書き出してみる。
>『これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります』
>『これは死のLINEです。受け取った人は7日以内に6人に転送しなければ死神に狙われるようになります』
>『受け取った人は3日以内に転送しなければなりません。これは不幸のメールです。そうしなければあなたは不幸になります』
>『14人の不幸をお返しします。これは死の手紙です。知らない人から私のところに来た死神です。
> 受け取った人は3日以内に14人にこの手紙をそのまま写して転送しないと死にます。
> 実際○○大学の××さんは止めてしまったから死にました。本当です』
>【これはやばいやつからのLINEです。受け取った人は5日以内に転送しなければ不幸になっちゃいます】
文章を眺めてしばし思案する。
「とりあえず、LINEじゃなくて『メール』や『手紙』になっている奴は除外するか」
>『これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります』
>『これは死のLINEです。受け取った人は7日以内に6人に転送しなければ死神に狙われるようになります』
>【これはやばいやつからのLINEです。受け取った人は5日以内に転送しなければ不幸になっちゃいます】
「共通しているのは『これは〇〇のLINEです。受け取った人は〇〇以内に転送しなければ〇〇になります』
、、、このフォーマットを満たせばOKってことか?」
試しにメッセージを作成してみる
【これはハンサムなジョン・ロブからのLINEです。受け取った人は1秒以内に転送しなければ幸せになります】
これで再度赤月当てにLINEを送ってみよう。
950
:
『転送してください』
:2021/07/17(土) 17:32:04
>>949
『何で変えちまうんだよー!』
『そんなに変えちゃったらアタシたち…消えちゃう…!』
『グラム・スラム』は相変わらず『クマ』たちを握りしめている。
『クマ』は暴れているが、スマートフォンには近付けない。――つまり、文章は修正されない。
>【これはハンサムなジョン・ロブからのLINEです。受け取った人は1秒以内に転送しなければ幸せになります】
LINEは、無事送信された。
そして同時に間抜けな音を立てて『クマ』たちは『グラム・スラム』の手の中から消え、室内には静寂が訪れた。
LINEを確認すると、先ほど送信した文章は消えていた。
転送は成功したはずだが、『クマ』が消えた影響だろうか。
ピンポン
ジョンの部屋のチャイムが鳴った。
来客かもしれない。
951
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/17(土) 19:24:01
>>950
「なんとか、、、なった、、、か?」
しばらく待って、何も起きないことを確かめてから大きく息を吐く。
「はぁーーー、、、一時はどうなることかと思ったが、、、」
>ピンポン
「うぉっ!?」
身体の力を抜こうとした瞬間に耳に届いたチャイムに背筋が伸びる。
「な、なんだ、このタイミングで、、、まさか、スタンドの本体か?」
恐る恐るドアを開ける。
952
:
『転送してください』
:2021/07/17(土) 19:44:10
>>951
ジョンは様子を見ていたがチャイムが鳴った以外はなにもなかった。
恐る恐るドアを開けたジョンの目の前には……誰もいなかった。
『ピンポンダッシュ』。子供の悪戯かもしれない。
よくよく玄関先を確認すると『宝くじ』が落ちているのを見つけるはずだ。
どうやら改変した文章が作用したのはハンサムなジョン自身のようだった。随分と即物的な『幸せ』が訪れたものだ。
ネットで調べればこれが『20万円』相当の『当たりくじ』だということがわかるだろう。
953
:
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
:2021/07/17(土) 19:52:45
>>952
「なんだ、悪戯か、ん?宝くじ?ハハ、まさかな」
宝くじを拾って部屋に戻る。
その後、それが当たりくじであることを知って大喜びするも、『アリーナ』の金網を破壊した弁償に消えてしまったことはまた別の話。
954
:
『転送してください』
:2021/07/17(土) 20:00:39
>>953
ジョンの元に届いた『クマ』は消え、赤月の元には現れなかった。
……だが、『50年』拡散し続けた『不幸の手紙』は、今もどこかで同じように送られ続けている。
またこの星見町に現れるか、それとも現れないか。
それはまた、別のお話。
『転送してください』end.
----------------------
最終結果
ジョン・ロブ『グラム・スラム』→ミッションクリア!
『20万円』相当の宝くじget!
955
:
『転送してください』
:2021/07/17(土) 20:02:36
スタンド名『4U』
破壊力:E(C) スピード:E 射程距離:D(『文章』から1m)
持続力:A 精密動作性:B 成長性:D
桃色クマの姿をした、小指ほどの大きさの群体型スタンド。文章に宿っている。
DFや視聴覚リンクはないがそれぞれが独自の意志を持っている。
能力は受け取り手に対して書かれた定型文を叶えること。
現在の文章はLINEに届いたものであり、【これは不幸のLINEです。受け取った人は7日以内に1人に転送しなければ不幸になります】と記載されている。
定型文について
・定型文は【これは○○の××です】【受け取った人は△△以内】【転送】【□□に〜ます】であり、この文章がすべて含まれていれば転送は成立する。
・上記文面のいずれかが欠けている場合は転送失敗となる。
・この文章はそのまま転送する場合であれば『一般人』でも可能だが、改変を行おうとするとスタンドが変更を阻止し、書き換えた文章を元の形に修正しようとする。その際の力はC相当である。
ペナルティについて
・ペナルティが記載されている場合、書かれていた内容を守れない際はペナルティとなる。
・現在のペナルティは『不幸』である。
・『不幸』の場合、ペナルティは3日ほど続き、以下のいずれかでPCにとって一番『不幸』なもの、もしくはこれらと同程度の『不幸』となる。
・腹痛が断続的に続く
・金縛りや恐ろしい存在の幻覚に遭う
・毒虫との遭遇やそれによる被害に遭いやすくなる
・筋肉質で怪しい男が熱視線を浴びせ迫ってくる
・スタンドの1ランク弱体化(パA→B等)
解除および再出現について
・本体が解除することは可能。
・転送が行われた時点で解除が行われる。
・スタンドを攻撃することで解除可能だが、『一呼吸ほどの時間』で再出現する。
・『文章』の射程範囲から外れると解除されるが、『一呼吸ほどの時間』で再出現する。
・送られてきた内容と大きく意味が異なる形で転送されると完全に解除され、転送した文章も消滅する。
時間経過について
・時間が経過することで転送元から新たに転送先に自動で文章が送られる。
同一人物への再転送について
・過去に送られたことがある相手への転送は可能。
・その場合、スタンドによる文章の改変が発生する場合がある。
スタンドの本質
・既定のルールに従った行動を取ることで記載された内容を『叶える』スタンドである。
・宿っている文章をルールとして行動する。
・現在は本体が昔出した『不幸の手紙』に宿っているため、ルール違反を行うと『不幸』を発生させるスタンドとなっている。
・結果を引き起こすトリガーは『送る』ことにあり、文章が届いた人ではなく送った人に効果が発生する。
・『現在設定されている文章』をルール通り送ると【送られてきた不幸のLINEから7日以内に転送する】というルールを守ったことになり『何も起こらなかった』という結果が得られる。
・仮に【これは幸福のLINEです。受け取った人は7日以内に転送すると幸福になります】と文章を改変し、そのルールを守った場合は『幸福』となる。
本体
・現在62歳の女性である。
・50年前の『不幸の手紙』ブームの際に『次々に』送られてくる『手紙』への強い恐怖からスタンドが発現した。
・最初に送った文章は【9人の不幸をお返しします。これは不幸の手紙です。知らない人から私のところに来た死神です。受け取った人は3日以内に9人にこの手紙をそのまま写して転送しないと不幸になります。実際○○大学の××さんは止めてしまったからそうなりました。本当です。】
・『不幸の手紙』を送ってからは『おばけ』が見えるようになり怯えていたが、『おばけの一番の対処法は無視すること』と知ってからは無視を貫いている。無視の達人である。
・送った当時の嫌いなものは『おばけ』『腹痛』『近所に住む男の人』『虫』『恐がりで弱い自分』。
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