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【ミ】『ギャザリング・ガーデン』

1 『誰かさん』:2016/04/03(日) 23:51:15



散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき

811『アルカトラズから連れ出して』:2017/03/29(水) 23:36:28
【ミス・ファビュラス】フローレンス・レヴァインのスタンド。
純白のイブニングドレスのヴィジョン。
ドレスから霧を生み出し、それによって光の屈折を変化させる。

◇霧◇
霧はドレスからドライアイスのように発せられている。
本体の意志で5mまでの範囲に広げることが出来る。
実体化したスタンド物質で周りのものが大きく動くことで散ってしまう。

◇屈折変化◇
霧が満たされた場所の光の屈折率を変化させることが出来る。
蜃気楼を発生させたり、レンズの要領で距離感を崩したり、姿を見えなくもできる。
ただし対象となるものの周りの霧が薄ければ屈折変化を使用しても十分な効果を得られない。

『ホワイト・クイーン』
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

★氏名―シャーロット・レヴァイン
★スタンド―『ホワイト・クイーン』
★性別―女 ★年齢―26歳 ★血液型―B
★イギリス生まれ ★髪の色―茶 ★瞳の色―茶
★趣味―ショッピング ★身長―164cm
★好きな映画―ローマの休日 ★好きな色―薄紅色
★性格―優雅でマイペース。ちょっとぽやぽやしている。
★外見―豊満な肉体とすらりとした手足を持つ。泣き黒子がある。
★備考―イギリスのセレブ。シャーロットとは姉妹の関係。愛称はフロー。
      姉としてしっかりと思い、妹に少し厳しいが妹に頼って生きている部分がある。
      あまり刺激のない人生に悩んでいたが
      赤毛の男と出会い、我慢しない生き方を見出す。

812『アルカトラズから連れ出して』:2017/03/29(水) 23:38:14
【ミス・ゴージャス】シャーロット・レヴァインのスタンド。
スーツ姿の人型のヴィジョン。群体型でそれぞれが自分の意志を持ち行動する。
彼らは本体が指定することで他人を『警護』することが出来る。

◆人型◆
呼び出せるのは全部で『五人』
DFは原則的にないが、人型が撃破され強制解除されると本体にDFが発生する返ってくる。
視聴覚の共有はない。普段は本体が指定した任務をこなす。
指定した任務をこなすまで新たな指令を出すことはできない。

◆警護◆
人型に対して『警護対象』を指定することが出来る(口語かつ警護対象の顔などが確認できる状態にする必要がある)
また『警護対象』が確定した段階で『警護対象』からの『10m』が射程距離となる。

◆装備◆
『警護任務』につくさいに限り、人型は装備品を持つことが出来る。
それ以外は常に丸腰である。『警護対象』に危害が加えようとした相手にのみ使用できる。

◆性格◆
No.1 アン:美意識を重視する頑固者。人を見下したところがある。
No.2 ドゥーエ:マイペースでのんびり屋。
No.3 サン:控えめで周りの様子をよく見ている。付和雷同なところがある。
No.4 スゥ:鷹揚で細かいことは気にしない。少し強引。
No.5 フュンフ:堅物で完璧主義者。神経質。

『マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン』
破壊力:C スピード:C 射程距離:A(警護時C)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

★氏名―フローレンス・レヴァイン
★スタンド―『マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン』
★性別―女 ★年齢―24歳 ★血液型―B
★イギリス生まれ ★髪の色―茶 ★瞳の色―黒
★趣味―コーディネート ★身長―164cm
★好きな映画―ローマの休日 ★好きな色―銀色
★性格―姉に比べ常識人。根の部分は勝気。
★外見―豊満な肉体とすらりとした手足を持つ。長い髪をウェーブさせている。またアクセサリーを好む。
★備考―イギリスのセレブ。シャーロットとは姉妹。愛称はフロー。
      自由奔放な姉に振り回されながらも、姉に好意と尊敬の心を持っており姉妹仲は悪くない。
      姉と比べられること嫌気がさしていたが
      赤毛の男と出会い、自分も姉に負けない個性を得ることを見出す。

813『アルカトラズから連れ出して』:2017/03/29(水) 23:39:57
【鳴けない鳥】クリス・ジャクソンのスタンド。
孔雀のヴィジョン。その羽を広げれば美しい模様が浮かび上がる。
羽を飛ばし、刺さった人間を『鳥頭』にする能力。

▽羽▽
緑と青で彩られた美しい羽。羽の真ん中あたりに円の模様がある。
このスタンドはそれをスBで撃ちだすことが出来る。
着弾時に痛みは感じないが、羽が刺さった場合『鳥頭』にする。

▽鳥頭▽
羽が刺さった生物がなる状態。見た目の変化は特にない。
ただし、羽が抜け落ちることで『記憶が抜け落ちる』。
抜け落ちる記憶は射出時に本体が指定したもの。
記憶が抜け落ちてしまった場合、その記憶は思い出せない。
そしてそこで得た経験や技能も忘れ去り、今までそんな経験をせずに生きてきたと錯覚してしまう。
記憶を取り込んだ羽は『三枚』までストックできる。

再度抜けた羽を刺しなおすか、本体が能力解除時に指定することで記憶を取り戻すことが出来る。

『シェイク・ア・テイル・フェザー』
破壊力:D スピード:C 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:C 成長性:D

『羽』
破壊力:E スピード:B 射程距離:C
持続力:C 精密動作性:C 成長性:―

★氏名―クリス・ジャクソン
★スタンド―『シェイク・ア・テイル・フェザー』
★性別―男 ★年齢―20歳 ★血液型―A
★イギリス生まれ ★髪の色―黒 ★瞳の色―黒
★趣味―野鳥観察 ハイキング ★身長―160cm
★好きな映画―ライフ ★好きな色―ピーコックブルー
★性格―動物好きで自然好き。人間はあまり好きでない。気難しい。
★外見―長い髪を縛っており、爬虫類のような眼をしている。
★備考―ランス・ジャクソンの双子。
      レヴァイン姉妹とは使用人とは異なる関係らしい。
      特にフローレンスに気に入られ彼女と共にいることが多い。
      彼らの中で唯一赤毛の男と出会い何も見出さなかった。

814『アルカトラズから連れ出して』:2017/03/29(水) 23:41:00
【蜂の一刺し】ランス・ジャクソンのスタンド。
本体の手に発現する蝶の意匠を持ったボクシンググローブとボクシングシューズのヴィジョン。
普段は蝶のように素早く動き回るが、素早さを犠牲に蜂の毒を生み出す。

▼蜂の毒▼
グローブとシューズに『3秒間』で毒を貯めることが出来る。
この毒を貯めきるまでその部位での攻撃は出来ない。
また毒を貯め終わったグローブやシューズは蜂の意匠を持つものに変化する。

▼毒▼
毒が発現した部位での攻撃はより正確になるが、その代わりにスピードを失う。
攻撃が命中すると当たった場所には蜂の印が浮かぶ。
毒を発現した部位で蜂の印を叩くと、相手を『1秒間』だけ止められる。
印をつけられるのは『二か所』だけ。印の持続時間は『15秒』
印をつけた毒が発現した個所は蜂の印が消えるまで毒の発現が出来ない。
一度の攻撃で毒を出し切るので外れるともう一度溜める必要がある。

『スティング』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:C 成長性:D

『毒による攻撃』
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

★氏名―ランス・ジャクソン
★スタンド―『スティング』
★性別―男 ★年齢―20歳 ★血液型―A
★イギリス生まれ ★髪の色―黒 ★瞳の色―黒
★趣味―ボクシング ★身長―180cm
★好きな映画―シャーロック・ホームズ ★好きな色―ピーコックグリーン
★性格―粗暴な面が強く、面子を気にしたり舐められることを嫌う。
★外見―剃り込みの入ったオールバック。
★備考―兄のクリス・ジャクソンと共にレヴァイン姉妹の寵愛らしきものを受ける。
      シャーロットと共にいることが多く、仲もいい。
      元ボクサーでスタンド使いのボクサーとの勝負に負け失意の中にいたが
      赤毛の男と出会い、確実な一撃を狙う戦法に目覚める。

815『オープンチャレンジin星見町』:2017/04/25(火) 01:28:04
ようこそ皆さま。
私(わたくし)はラブクラフト。ペンネーム、ロックキー(Lock key)・ラブクラフト……
いえ、ロッキー(Lockey)・ラブクラフトと言います。えぇえぇ。
ま、私の友人達は私のことをミスターと呼びますがね。

私共は自由にこの街で生きております。
ですので何分ご迷惑をおかけするかもしれないですが、そこはご愛敬。
巻き込まれるのも悪くはないでしょう。多分。
良い子悪い子普通の子。幸せな人そうでもない人。
全世代の紳士淑女、そして子供達も
一度きりの人生、楽しく生きようじゃありませんか。

あなたと私の出会いが楽しいものになることを祈っていますよ。
それでは煌めく今を……

816『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/25(火) 01:46:25


――――鍵が落ちている。

それはある日の昼下がりの駅前である。
人通りが少なく天気もいい。
昼寝にも散歩にもちょうど良い感じだ。

ただ目を引くものがあるとすればなにやら外国人の集団が駅までどたばたと暴れているらしいことだ。

「あーダメダメダメ。ジョー! 遅いんだよ反応が! オクトはもっと背筋伸ばす!」

                                            「じゃあミスターがやれよ……」

「私のはこの映画に向かないって言うんだよ」

                                            「誰が言うんだよ」

「監督がだよ」

                 「バルバロ。おいバルバロ、起きてるか? グラサンで表情が見えないんだよ、タコ野郎」

「……タコはお前だ。オクト」

                 「そいつぁイワナいって話だよな? こっちはお前にハタハタ……
                                        いや、ほとほと愛想が尽きてるんだぜ」

二人組のグループが三つ出来ている。
一つ目はイライラとした様子で声を出しているもの。
二つ目は落ち着いた様子でイライラした男に対応するもの。
そして三つ目は。

「いえー! バルバロ・ベイベー!」

「ベイベー!」

テンション高く路上で踊っている達だ。
彼らはなぜかその二組の間を行ったり来たりしながら踊っていた。
その集団は目立っているが野次馬がいないのは人が少ないからだろうか。

鍵を拾うか否かは自由だ。
そして通り過ぎようとするのもまた自由だ。

817薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/04/30(日) 00:00:15
>>816(GM)

「……ん?」

駅から出て当たりを見渡すと、
ちょうどその奇妙な風景を目にした。

それから、『鍵』も。
近くに落ちていたそれを、反射的に拾う。
これは幸か不幸か――

(うーん、なんか胸騒ぎはするけど)

    (拾っちゃったものはしょうがない)

謎の外人集団は気にかかるが、
落とし物の鍵なら駅員にでも届けよう。

何もなければ駅の構内へ戻り、駅員を探す。

818『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 00:34:39
>>817 (0時40分までにレスされた方がいればその方も参加者として認められます)

駅から出た薬師丸は鍵を拾う。
古めかしいデザインのものでスケルトンキーと呼ばれる形のものだ。
銀の色の鍵である。

「ん、んー。もう一回シーン確認するか……バルバロ、協力するように」

ミスターと呼ばれていた男性は手に持っているステッキをくるりと回した。
それに応じたバルバロが手をニ三度頭の上で振ればなにかが空中で動く。
ドローンの形をしている。
カメラがついているようだ。
ミスターは何度か頷き振り返って歩き出す。
その目は薬師丸をしっかりと見つめている。

「ウェルウェル。あなた、鍵をお持ちでしょう……あぁ、いえ。ご返却は結構。差し上げます」

「代わりといっては何ですが、少し遊んでいきませんか?」

「お時間あまり取らせません。えぇえぇ、うまくいけばご報酬もお渡ししますよ」

笑いかけるミスター。
その背後では先ほどの集団が何か言葉を発し始める。
その時だ。オクトと呼ばれていた男の周囲に巨大なタコのヴィジョンが現れた。
しかしそのタコに通行人は何の反応も示さない。スタンドだ。

「そうこれはオープンチャレンジ。資格さえあれば誰だってチャンスがあります」

「あなた、映画スターになりませんか?」

819薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/04/30(日) 00:56:40
>>818(GM)

(んん、でもこれ、何のカギだろ?
 家とか自転車って雰囲気じゃ――)
 
        「……ん」

謎の鍵を見ていたが、
笑いかけてきた男に顔を挙げる。

「……映画スターねぇ。
 ま、ギャラ次第ってとこかな」

       「安い女じゃなくてね」

隠してもいい場面だったが、
攻撃されないという保証もない。

薬師丸は余裕ぶった笑みを浮かべた。

「具体的に何をしろって話なのさ」

「遊びなんて言って、乱暴する気なら――
 こっちも何もできないってわけじゃないけど」

      リ  ィン――

『タコのスタンド』に呼応するように、
薬師丸の背後に彼女の『女神』が立つ。

悪意は感じないが、『無防備』で良いとも思えないから。

820『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 01:15:09
>>819

「ギャラ……ギャラときましたか。何分ポケットマネーですので」

「出来高制で5万円。どうでしょう?」

笑いながらくるりくるりと何度かステッキを回す。
薬師丸のスタンドにひるんだ様子もない。

「映画スターというは少し言い過ぎたかもしれませんが……あちらをご覧ください」

ミスターのステッキが集団とは少し離れた位置にいるバルバロを指す。
黒いスーツに黒いハット、黒いサングラスをしている。
腕組みをして、時折手を動かしている。
それに合わせてドローンが動く。

「彼の名前はバルバロ・ベイ。映画監督を夢見る純朴な青年です。ただ少し恥ずかしがり屋ですがね」

「彼はスタンドを撮影できるスタンドを持っていまして、スタンドをCG代わりにショートムービーを撮りたいとのこと」

「しかしいくらやっても監督の満足する画は撮れません。はっきり言って手詰まり、マンネリでございます」

頭を抱えるようなジェスチャーをするミスター。

「それで私(わたくし)考えました。新たな風を吹かせることがこの現状を打破するのではないか、とね」

「だからあなたに映画の出演者になっていただきたい」

「お客様。何も難しいことはありません。大筋の流れは決まっていますから、それにそっていただければ」

「むしろ、あなたの思うように演じていただいても構いません」

いかがです? とミスターは笑う。
ひと段落着いたのかタコのスタンドは消えた。

821薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/04/30(日) 01:30:04
>>820(GM)

「うーん、悪くない額ではあるね。
 危険はないんでしょうし……ねえ?」

       「どれどれ」

   チラ

あちらの方を見てみよう。
あのドローン――あれもスタンドか。

「ふ〜ん」

話を聞いて、薬師丸は微笑する。
悪い話でもない、気がする。

「ま、スタンドの映像ってのは
 経験がないわけでもないし――」

「撮られちゃまずい身分でもない。
 運が良かったわね、私ゃ役に立てる」

思えばこの鍵から『仕込み』なのだろう。

ともかく目立っちゃ困る生き方はしていない。
自分のスタンドが知れ渡るのが危険だが。

「で。どれくらい出回るのさ。
 そのフィルム……地上波って事はないでしょ」

        「あんたらの身内用?」

いちおう、その辺は確認しておきたい。
役に立つのは嫌いじゃないが、ビジネスの線は引くべきだ。

822『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 01:36:48
>>821

「勿論。私共大体クリーンにやっております」

ドローンは四基だ。
集団を取り囲むように飛んでいる。

「役立てる。ウェルウェル。実に結構。大いに結構でございます」

「フィルムはもちろん身内用ですよ。素人が豪華なCG設備を持っているなど誰が信じましょう」

「よろしければDVDにしてあなたに差し上げるのも大丈夫ですよ」

823薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/04/30(日) 01:43:43
>>822(GM)

「そりゃいいね。
 クリーンで安全が一番」

「DVDは……ま、出来次第かな」

      フ

これでもう乗り気になった。

スマホを取り出し、連絡を確認。
特に着信はない――電源をオフ。

「カッコ悪いと見られたくないし。
 持って帰って……家族とかに、さ。」

      「なんちゃってね」

スタンドの発言を保ったまま、歩み寄る。
ドローンに囲まれた空間の、目前まで。

「撮影はここでしちゃうわけ?
 大丈夫でしょーね、警察とかは」

     「私ゃお縄につくのはごめんだよ」

まあ、撮影している事は認識されないだろうが。
とはいえ駅の前で大騒ぎはちょっと、良くない気はする。

824『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 02:10:27
>>823

「えぇ撮影はここで」

「警察に関しても問題はありません。そういう風に彼のスタンドは出来ていますから」

全く人が気にしていないのはそういう理由らしかった。

「皆さん! 私、連れてまいりました。新たな風を」

ミスターは彼らを集めると高らかにそう宣言した。
男たちが三角座りで薬師丸を見上げている。

「彼女は……あ、お客様。名前をお聞かせ願えますか?」

「……」

ミスターの言葉が終わるか終わらないかの内にバルバロが手を挙げる。
挙げたが何も話さない。オクトが横から突くと、オクトに何かを耳打ちした。

「あーそこのイカしたお嬢さん。こいつが……監督が聞きたがってるんだが」

「あんた、悪役とヒーローどっちがいいってな」

825薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/04/30(日) 02:24:42
>>824(GM)

「そりゃ〜便利ねえ。
 映画撮るには最適じゃん」

至れり尽くせりの能力――
感心しながら、男たちの前に出る。

「私は幸(さち)」

「薬師丸 幸(やくしまる さち)だよ。
 今日はよろしく、ええと……
 なんて集団なんだっけ、あんた達」

逆に呼び名に困っていると、
『バルバロ』からの要望に余計困る。

小さな顎に指を添えて、少し考える素振り。

「うーん、悪役かヒーローねぇ〜え」

馴染みの薄いカテゴリーだった。
薬師丸は商売人で、善意はあるが英雄じゃない。

「そういうはっきりしたの、
 私のガラってわけでもないけど」

        「ヒーローのが良いかな」

とはいえ、これはビジネス。
まあここで悩んでいるより、近い方を選ぼう。

826『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 22:58:06
>>825

「私達……我々なんの集団なんでしょう?」

「まぁとりあえずはベストフレンズと呼びましょうか」

「よろしいですな。ミス・ヤクシマル」

悪役とヒーロー。
その二択を前に薬師丸はヒーローを選んだ。
バルバロは静かに頷くと薬師丸にサムズアップした。

「それでは、全体の流れを説明してもよろしいですかな?」

827『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 22:58:26
>>826
メ欄ミス。

828薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/04/30(日) 23:15:15
>>826(GM)

「ベストフレンズね。
 そうなれる事を祈っとこう」

薬師丸は微笑む。
半分、リップサービスだ。


      「説明よろしく」

  カチャ

かばんから手鏡を取り出して、
スタンドの手櫛で少し髪を整える。

       グイ
   
それから、恐らく動く。
ゴムひもで後ろ髪を縛ろう。

そういった準備をしながら、説明を待つ。

829『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 23:28:05
>>828

「ウェルウェル。私共もそう願っておりますよ」

そういって笑う。
それから全員が立ち上がり映画についての説明が始まった。
説明するのはミスターだ。

「バルバロの能力の範囲内にあなたを入れます。そう、あなたはそのままです……どうです?」

目の前に広がっているのはいかにも特撮の撮影場所という感じの廃れた工場だ。
そしてどこか遠くから音楽が流れているのも感じられる。
これもバルバロの能力なのだろう。

「あなたに課されたミッションは三つ。それをご紹介しましょう」

830『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/04/30(日) 23:55:16
バルバロ・ベイのアクション映画。
あなたはそれの参加者です。しかもヒーロー、主役です。
おっと、ヒロインと言った方がよろしいですか?
それでは三つのミッションについて説明しましょう。

#1 ヒーロー登場

あなたはヒーローです。
戦う理由は世界を守るためでも家族を守るためでも雇われたからでも構いません。
そして場面は最終決戦。まさにクライマックスでございます。
そんな時、ヒーローに求められるものは何かご存知ですかな?
エンタメ的にはド派手な登場です。
ほこりが舞う中、あなたがエントリー。そこで『決め』をお願いします。
画になるようなポージングや台詞で魅せてください。
必要であれば蹴とばす用のガベージ缶や工場の爆破もいたします。
……あくまでヒーローとしての範囲で、ですよ?

#2 ヒーローの強さ

敵のボスとの一戦、と行きたいところですがボスの配下が邪魔をします。
ここに二人、構成員役の男がいます。
彼らがあなたに飛び掛かる!
それを撃退するのです。しかし注文があります。
『あなたのスタンドの能力を使う』のです。それを勝利の鍵にして欲しいのです。
スタンドのスペックだけで勝つことは出来るかもしれませんが、出来れば使っていただきたいですな。

#3 最終決戦

敵を倒せばあなたはボスとの一騎打ち。
相手はオクト。そう、タコのスタンド使いでございます。
オクト・フィッシュのスタンド能力は巨大なタコ。敵に吸盤を付ける能力を持ちます。
しかしご安心を。今回この能力は使われないですから。
さてあなたが何をするか、ですがね。
タコの足は八本ございます。オクトのスタンドも同様です。
八本の足による波状攻撃。それをかいくぐってオクトに接近。
そして必殺の攻撃。ラッシュでもキレのある一撃でも構いませんよ。
さてご注文です。『先ほどとは違う方法でタコの足を対処してください』
先ほどが基本編とすればこちらは応用編ですな。
それと、一つ覚えておいてください。『タコの足同士がぶつかり合うと吸盤でくっつき合う』
それで足を一塊にして手も足も出ない状態にしてただいても構いませんよ。
オクトを倒す攻撃はなんでも構いませんよ。
あ……倒した後も出来ればポーズや言葉、表情で『決め』ていただきたいですがね。

これがあなたに課せられたミッション。
さて、ここまででご質問はございますか?

831薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/01(月) 00:23:04
>>829(GM)

「範囲内――わかっ」

     「と。これは……」

         キョロ

    キョロ

「凄い能力ねぇ〜え」

思わず、周囲を見渡す。
撮影現場を作り出す――『天才』か。

と、続く説明に感心顔のまま振り向く。

「三つね、了解」

三つのミッション。
映画的にも重要なのだろう、
活躍が出来を左右するはず。

(ま、やるからにはがんばろう)

「だいたいわかったし、
 善は急げって言うからね」

       「質問とかはないよ」

課せられる試練を重いとは思わない。
『レディ・リン』は――薬師丸の『女神』だ。出来る。

832『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/01(月) 00:35:12
>>831

「はっはっは。そんな事を言うとバルバロが照れてしまいますよ」

くるりとステッキを回すミスター。
バルバロはというとミスターの後ろに隠れて小さくなっている。

「本当に照れてるんじゃないよバルバロ!」

「んんっ! それでは始めましょうか」

「お楽しみください、煌めく今を……」

撮影が始まる。

833『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/01(月) 00:42:06
さぁ映画の撮影開始です。
あなたの目の前には大きな工場。
廃工場ですな。あたりは砂が風に舞い、車などのスクラップが山のようになっています。
あなたは工場に近づいていく。
胸には使命かそれとも指令か。とにかくここが戦いの場所になるとあなたは知っている。
劇の都合上そうなっているから?
いいえ。あなたはいまヒーローなのです。

#1 ヒーロー登場

あなたは今工場内に足を踏み入れました。
何やら大きな機械がありますが当然動いていません。
機械の上には憎き敵のボス、オクト・フィッシュが座っている。
そして二人の構成員があなたをにらみつける。

「んだテメェよぉ……」

さぁあなたのエントリーです。
あなたの言葉が戦いのゴング。合図、きっかけです。
しっかりと決めてくださいね?
何事もはじめが肝心ですよ。

(能力詳細の提示をお願いします)

834薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/01(月) 00:58:26
>>832-833(GM)

頭の中に台詞を受かべて、整える。
演じるのは苦手じゃない。よくやること。

      ザ

                 リ

「名乗るほどの名前じゃあないけど」

        「あんたたちに用がある」

  リ  リン

両耳に『ビー玉』程の金鈴を一つずつ、
さらに『レディ・リン』の右の手首にも一つ。

「あんたたちは『不幸の元』」

鳴り響く儚い音――


「私は……」

「『幸せ売り』」

             リン

  リン


鈴の音と共に、黒衣の少女が踏み出す。
兎のような赤い目を光らせ、口元に微笑を浮かべ。

「この先――あんたたちに運命の女神は微笑まない」

あくまでゆっくり、二人の構成員へと歩を進める。

♪能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/49-50

835『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/01(月) 01:21:45
>>834

#1 ヒーロー登場→great!

あなたの登場。そして口上。
……決まった! 実にグッド。演技に物怖じせず見事なキメ台詞でございますお客様。

美しくも儚い鈴の調べと共にあなたは現れた。
決して激しく燃える炎のようではなくとも静かに牙をむく清流のようであります。
凄んだ相手であるあなたのその態度に構成員は少したじろいでいる様子です。

#2 ヒーローの強さ

オクト:「おい」

構成員1:「は、はい……」

構成員2:「ようお嬢ちゃんよぉ……俺達が不幸の元だあ? その通りだよ」

「お前も不幸にしてやるよ。人生の違反切符もくれてやるぜ」

ゆっくりと近づくあなたと同じようにゆっくりと立ち上がり近づく構成員たち。
その顔は真剣そのものです。
ただし、少し恐怖心も感じます。それは誰に関する恐怖でしょうか。

構成員1:「俺の美しさを味わいな『ワンス・アポン・ア・ドリーム』」

構成員2:「『エルクンバンチェロ』!」

構成員の一人が取り出したのは手鏡。
そこに手を突っ込んで彼は何か取り出しました。それは……鉄パイプ。床にも同じようなものが落ちていますがこれは一体……
もう一方は人型のスタンド。
二人と一体があなたに近づき……呼吸を合わせて飛び掛かる。
このままではあなたは彼らの攻撃を受け入れることとなります。
出来れば二人一気に倒したいところですが……
あなたはどう立ち回りますか?

836薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/01(月) 14:08:31
>>835(GM)

「――『レディ・リン』」

(どういう能力かは分からないけど、
 これは『撮影』……見える事だけでいい)

認識外の攻撃はないものと思っていいはず。
それならば、薬師丸の行動は極めて単純だ。

          リ

   ィ
       ン

「なにも貰う物なんてない。
 あんた達には……『与える』だけ」

          シュ

    バ

             「んじゃ、行くよ」

両耳の鈴を鳴らし、『二つ分の幸福』を呼び込みながら――
スタンドを前に出し、襲い掛かる二人の『悪漢』を迎撃する。

 「……ぃぃぃる」

     その手段は極めて単純だ。

               「ぃるいるいる」

                バ
   ババッ

        「いるいるILIL」


両手を使ったラッシュによる――『突きの弾幕』。
『レディ・リン』の速度と精密性ならば『撃ち落とせる』。   

      ババババ  バババ

             「ILILILILILッ!」

――もし普通は不可能だとしても、自分には『運命』が味方しているから。

837『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/01(月) 23:47:56
>>836

鳴る鈴。それはあなたに幸運を呼び起こす音。
運命があなたの背中を押します。
行く未来は幸か不幸か……

#2 ヒーローの強さ→great!

当然! 幸福でございます!

構成員:「ぐああああああああ!」

哀れ、構成員は地面に倒れ伏しました。
起き上がろうとする彼らですが突如として彼らの眼前には巨大な物体が現れます。
それは彼らを押しつぶし、どこかへ吹き飛ばしてしまいました。
舞った埃が流れていき異形の物体があなたの前に姿を現す。

オクト:「アラアラアラ、これはオオボラ吹きかと思ったらマジかよぉ」

気だるげに話す敵、オクト。
その割にはくねくねと動いておりますが。
彼の後ろには機械に覆いかぶさる巨大なタコ。
その足がうねうねとあなたを狙う。

#3 最終決戦

オクト:「教えておいてやろう。『エイト・デイズ・ア・ウィーク』」

「お前みたいなタコ野郎を打ちのめすんだぜぇ」

八本の足があなたに迫る(スC)
八本の足による波状攻撃は荒れ狂う波の如く。
これを崩すのは至難の業ですがいかがか。
先ほどの連撃でも対処できなくはないかもしれませんが、この数や大きさが相手なら押しつぶされかねません。
……あなたの両耳の鈴。錆びておりますよ。

838薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/02(火) 00:11:59
>>837(GM)

     「……ふう」

  リ”
       リン

「……おっと――」

眼の前に表れた異形を見上げる。
そしてその本体、『オクト』を。

――恐れはない。

(今の私は、ヒロイン。
 本気で戦うなら不味い相手だけど)

      (『動きを封じる』だけなら)

死闘を演じるならば不足の手かもしれない。
両耳の鈴も、大きな不安要素になる。

だが、今は撮影だ。
それに甘えるのではなく、
それだからこそ有効な手を打つ。

     それは。


「タコ野郎……ってのは、自虐でいい?
 ああ、私ゃ『脱兎』みたく逃げたりはしない」

         「『レディ・リン』」


先ほどと同じ突きの連打――いや、違う。
精密動作性と速度の優位を最大限に活かし、
8本の脚それぞれに全力の殴打を打ち込めばいい。
足同士をぶつけるよう打ちたいが、これは『出来れば』だ。

   ヒュ
           バババババ

延々と撃ち合い続ければ、いずれ物量で負けるだろう。
だが、一撃ごとに設置されていく『最大鈴』が動きを縛る。

>オクト・フィッシュのスタンド能力は巨大なタコ。敵に吸盤を付ける能力を持ちます。

『脚が8本ある』事が能力ではない以上、
操作とスペックの相関には限界があるはず。

(規格外、って事もありえるけど……
 そんな不幸まで考えてちゃあキリがない)

       (今は見えてる事だけでいいでしょ)

8本の脚に本体との繋がりがあるなら、なおさら――
『物量を保ち操作し続ける事』自体が、困難になるはずだ。

839『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/02(火) 01:35:25
>>838

現れた異形。
見るも恐ろしきタコの形。
しかしあなたは恐れない。ヒロインとしてこの使命を全うするのです。

オクト:「俺がタコ野郎だと……それはキンメ……いや、禁句だろうが」

「潰すぞ。『エイト・デイズ・ア・ウィーク』」

巨大なたこ足があなたに迫る。
ラッシュでの応戦。しかしそれはただのラッシュではありません。
あなたの攻撃がタコ足を弾くたびにその足には巨大な鈴がついているのですから。
ダンベルを持ったまま走り回れるものが果たしてこの世にいるでしょうか。

オクト:「んあ……?」

答えは、いるにはいるでしょうが少なくともオクトと彼のスタンドは違うということです。
多数の鈴が彼のたこ足の動きを鈍らせ、鈍れば鈍るほど叩くのは容易。
見事。あなたは彼を手も足も出ない状態にしました。

……さて、どう〆ましょうか。
敵を倒す最後の一撃はお好きな方法でどうぞ。
それと、キメの言葉も忘れずに。

840薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/02(火) 01:49:57
>>839(GM)

薬師丸は笑みを浮かべ、
ゆうゆうとたこ足の間を抜ける。

「言ったでしょ?
 運命はあんた達に味方しない」

    「『運』が、悪かったわねぇ〜え」

              ニコ

『レディ・リン』の、蹴り。
鈴を設置しない――見栄えを優先した回し蹴り。

『オクト』の顔を狙って放つ。

     ヒュ

         ン

「――あんたの来世に、幸あれ」

もちろん殺す気で放ってなんかないし、
鈴を付けながら殴り飛ばす方が威力は上だろう。

しかし、鈴と殴打はもう十分魅せた。
これは撮影だ。薬師丸はギャラを貰うのだ。

           ――リン

蹴り脚を下ろした時、『レディ・リン』の手の鈴が鳴る。

                ――それで、終幕だ。

841『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/02(火) 23:24:20
>>840

「運河……運が悪かっただとぉ……」

「お前……」

オクトの言葉を遮るように、居合切りの如くオクトに蹴りが叩き込まれる。
あなたの言葉も彼には届かないでしょう。
すでに意識の深い海の底に落ちて言っているのですから。
鈴が鳴り、舞台に幕が下りました。
あなたの戦いはこれで終わり。
そしてこの撮影もこれで終わり、です。

#3 最終決戦→great!

842『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/02(火) 23:34:35
「グッド!」

撮影が終わり、ミスターはそんな言葉と共に賞賛の拍手を送る。
倒れていたオクト達も起き上がり集まる。
監督のバルバロは腕組みをしている。

バルバロ:「……実によかった」

「お?」

バルバロ:「初めに鈴をつける能力を見せたね。敵地に入るシーンでそれはより印象深いものになったね」

「構成員との戦闘シーンはラッシュっていう単純ながらスタンドの強力さを見せつけるにはぴったりだ」

「タコとの戦いではそのラッシュと鈴をつけるっていう今まで見せた技の組み合わせ」

「それに大きな鈴っていう新しい面も見れて実によかった」

饒舌に語るバルバロ。
その表情は読みづらいが君のことを賞賛しているのは確かだ。

843薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/03(水) 00:19:14
>>841-842(GM)

「…………ふう」

      シュン

『レディ・リン』を解除する。
両耳の錆び鈴は消えないが――
まあ、それはおいおい処理すればいい。

「いやー、ありがと。
 けっこう面白いね、こーいうのも」

      ニコ

拍手に小さく手を振って応えつつ、
監督――『バルバロ』の方に振り向く。

「そりゃよかったよ。
 こっちもギャラもらってるし」

      「お気に召したならさ」

『レディ・リン』の手札はまだまだある。
『不都合』も、ほとんどない。

まあ、打算抜きでも、
喜ばれるのは悪い気はしない。

「それで、これで全部おしまい?」

「別に急いでるってほどでもないけど……」

844『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/03(水) 00:49:35
>>843

ミスター:「楽しんでいけたのならなにより」

「いい映画が出来たようですし、ギャラも満額払いますよ。えぇえぇ」

ミスターも満足そうに笑っている。
映画の撮影は成功だ。

ミスター:「えぇ、これでおしまいです」

「ですがこれで終わりというのも少し寂しいですかな」

「ちょうどいい天気ですし。青空の下肉でも焼きますかな?」

食事の誘いのようだ。
別に裏はないだろう。
ベストフレンズを名乗る。

845薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/03(水) 01:47:05
>>844(GM)

「ありがたいねそりゃ。
 楽しいだけじゃあ困るしね」

     フ

頷いて、薬師丸は時計を見た。
魅力的な誘いを受けたから。

「悪くないかな」

そして、そう決めた。

「お腹もすいてるし……
 次の仕事まで、時間もあるし」

       「場所はとってるの?」

問題ないならば、同席を願おう。
このまま帰るのは、確かにちょっと惜しい気分。

846『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/03(水) 23:17:07
>>845

ミスター:「決まりですな」

頷くミスター。
歩き出す一行。
足取りは軽く冗談を誰かが飛ばす。

ミスター:「場所。えぇ、大丈夫ですとも。我々、いつも飯の心配はしなくていいようにしておりますので」

胡散臭げに笑いステッキを回す。
同席も大丈夫だろう。

847薬師丸 幸『レディ・リン』:2017/05/03(水) 23:48:50
>>846(GM)

「んじゃ、善は急げって事で」

        「よろしく」

胡散臭いようにも見えるが、
少なくとも、今は味方だろう。

それは――お互いに言える事か。

(『ベストフレンド』)

(スタンド使いの集団なんて、
 いかにも厄ネタではあるけど)

『少なくとも今は問題ない』。

それならば薬師丸は、望んで食卓を囲む。

848『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/04(木) 00:27:04
>>847

彼らの素性は明らかではない。
彼らが善人であることを証明するものはない。
しかし彼らが悪人であることを証明するものもない。
『少なくとも今は問題ない』
その判断はきっと正しいものだろう。

「ミスター。A5の肉が食いたい」

「A3が一番ちょうどいいんだよ」

「俺はゲソを食いたい」

オープンチャレンジはひそかに幕を閉じる。

薬師丸 幸『レディ・リン』→『5万円』獲得

849『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』:2017/05/04(木) 00:40:55
主役 スネークマン・ジョー『クローイング・キング・スネイク』×
     →薬師丸 幸『レディ・リン』○

構成員1 タイ"GPA"ミラー『ワンス・アポン・ア・ドリーム』
構成員2 サルサ『エルクンバンチェロ』

ボス オクト・フィッシュ『エイト・デイズ・ア・ウィーク』

監督 バルバロ・ベイ『ウィー・キャン・ドゥ・イット』

『オープンチャレンジin星見町』/『映画スター編』

劇終

850『一彩合彩』:2017/08/19(土) 00:52:18
『俺ってヤツは時にクールだったり、クソ野郎だったりする。
                          でも、誰だってそうだろ。』

                                    ―――――エミネム

851『一彩合彩』:2017/08/19(土) 01:44:48
ある夜のことであった。
斑鳩、硯は理由があって夜の街を歩いていた。
それは夜食の買い出しかもしれないし、何か急な用であったかもしれないし、どこかからの帰りなのかもしれない。
ともかく理由は君たち自身が知っている。

「♪       ♪
     ♪       ♪」

鼻歌が聞こえた。(ttps://www.youtube.com/watch?v=thQWqRDZj7E)
発しているのは一人の少年。
黒い髪、白い肌。
水色の薄手のパーカー。黒いズボン。汚れたスニーカー。
手に握られているのは一本のスプレー缶。
彼の足元にも似たような缶がいくつか転がっている。

「♪    ♪            ♪
             ♪
  ♪       ♪      ♪」

彼が向き合っているのは一軒の商店。
もう営業が終わっているのだろう、シャッターが下ろされている。
少年はシャッターにスプレーを吹き付け塗料を乗せていた。
……彼の動きがぴたりと止まる。鼻歌も止まる。

(・簡易的なプロフィール ・能力詳細のURL ・持ち物 ・外見情報を入れてレスをお願いします)

852斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/19(土) 03:15:21
>>851

――勉強は学生の本分だ
だからより良い学習の為に夜食でアメリカンドッグを買うのはいけない事でしょーか?
ビニールの袋からは香ばしい匂いが漂ってくる

――そうして
ヘッドホンから流れる曲を聞きながら、帰りついでに散歩してた時にそれが目に付いて
僕は声を掛けた、偶然か必然かは知らないけれど。

「こんばんは、良い夜だね。」

遠巻きに眺めた後 ヘッドホンを外し、近づいて挨拶する
(つい目に留まったけど、邪魔しちゃったかなあ?)
鼻歌まで歌っていたし…今のは確かバッハの…?

「気分が良さそうなのを邪魔したのは謝るよ。」

事実近づいて手を止めさせたのは僕の方だ
買い物袋を手に提げながら、砕けた笑顔でもう片方の手を握手の為に差し出す。
彼とも仲良くなれると良いけれど。

「僕斑鳩、斑鳩 翔 ……ところでその足元の缶って空のやつ?拾って捨てたいんだけど。」



・簡易プロフィール 星見町に転校して来た高校2年生 心を治せる『スタンド使い』を探している。
一部の他人からは過去の天才 自分だけが知るのは三重人格 本人は気づいてないがマザファザコン。

・能力詳細 (ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/l50)

・持ち物 財布 スマホ ヘッドホン お家の鍵

・外見情報 白のドレスシャツに黒のジャケットとグレーのジーンズ 男性 176cm 身体は絞ったワイヤのよう
左手首にミサンガを3つ、首に赤く短いマフラー、右手首に古い手巻き式腕時計 有名モデルの去年発売最新スニーカー
笑顔は何処か間抜けな印象を与えるが、目が笑っていない。

853硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/19(土) 13:41:36
>>851
夏休み、何時もの様に近所に住む友人の家に遊びに行った帰り道、
目の前に現れたは閉鎖したシャッターをキャンパスにグラフィックを描くストリート系の少年。
一体何を描いてるのだろうかと覗き込んでみる。


「……」

「確かに、ここ最近の空前絶後のフリースタイルブームのお陰で
HIPHOPのアングラなイメージも大分払拭されつつありますが、
やっぱり未だに『HIPHOP』=『ヘイ!YO!チェケラッチョ!』」


ビシッ!

「みたいな」

「印象が未だ根強く残ってるでしょうし、
君みたいな『ペインター』は『HIPHOP』ではなく単なる『軽犯罪者』として扱われる事も少なくないでしょう。
なのですッげェ〜〜〜良いと思うんですよッ。
ワックなオトナたちの鼻を明かす為に夜な夜な『創作』に勤しむッ」


「俺は応援しますよ」

そして、上を見上げ少年がペイントしてる商店の看板を確認する。

「君が『ラクガキ』してる店が、
多分というかひょっとして『俺ん家』じゃなかったらの話ですけど」


自分が帰り道を間違えていないのならば、少年がスプレー缶をぶちまけてる店の軒上には
とびっきりポップな字体で『おもちゃとゲームのすずり』と書かれた看板が掲げられている筈だ。
もしかしたら、自分の『勘違い』かもしれないが。
===========================================
◆『簡易プロフィール』&『外見』
特筆すべき要素のない何処にでも居る不良男子高生。
真っ金金に染めた伸び放題の長髪、両耳にはピアスがギッシリ。
服装は上は黒のタンクトップに、下は軍パン、履き古したスニーカー。


◆『所持品』
スマホ、小銭入れをポケットに、
袋に入ってない無加工のカボチャを小脇に抱えてる。


◆『スタンド概要』
手足で触れた物に『車輪』を取り付けるスタンド。
車輪を取り付けた対象を『安全運転状態』にする事で、
速度抑制と精密動作、一度限りの衝撃吸収を与えられる。
 
『RXオーバードライブ』Rx Overdrive
破壊力:B スピード:A 射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:E 成長性:B
(詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/58)

854『一彩合彩』:2017/08/19(土) 23:16:24
>>852 (斑鳩)
>>853 (硯)

少年に声をかける二人。
硯が覗き込むとシャッターに描かれた絵が見える。
イルカやペガサスなど存在するしないに関わらず様々な動物達がシャッターの上でポーズを決めている。
ただ一つ。ど真ん中に描かれているマークだけがその中で微妙に浮いている。
SとT。二つのアルファベットが組み合わさったような見た目だ。

「あ?」

少年が振り返った。
目の所に青いあざがある。
頬には何か切ったような傷もある。
少年の顔に幼さはない。少々彫りが深く、髪は整髪料でオールバックにされている。
コワモテという感じだ。鋭い目線。ただ敵意は感じられない。

「……一つずつ。一つずつ」

「まずはあなたから」

彼が硯の方を向いた。
少年がパーカーを脱ぐと、半袖のシャツと彼の腕が現れる。
彼の顔同様、腕にも生々しい傷跡があった。
あざや擦り傷切り傷、黒ずんだ火傷のようなあともある。
そして少年はパーカーを地面に落とし、膝を折った。
手を着き、土下座の状態だ。

「非礼をお詫びします」

「シャッターの塗りなおしの業者等々手配いたします。ただこの絵の完成だけ待ってもらえませんか」

「身勝手な頼みというのは理解していますが、絵が完成した後はどうしていただいても構いません。『ケーキ屋さん』」

軒上に上がっている看板は『Cafe Carnival』
『おもちゃとゲームのすずり』の看板が隣に並んでいる。
帰り道は間違えていない。ただ店が隣だったというだけだ。

「それと、そこのあなた」

土下座の状態から斑鳩の手を掴む。
ゆっくりと立ち上がる少年。

「良い夜、とは俺は思えないですが、月がきれいな夜ですね」

「それとこの缶はまだ使えます。捨てられると絵が描けない」

855硯 研一郎『RXオーバードライブ』):2017/08/19(土) 23:30:57
>>854


     「あァ」

「いえ、どうやら『勘違い』だったみたいで。
 俺ん家は一軒横のおもちゃ屋です。
 てっきり『Switch』を手に入れられないクソガキが腹いせに、
 俺の家を襲撃して憂さ晴らししていたのかと」

『グラフィティ』をペイントされたのが、
自宅ではなく隣の『ケーキ屋』だと気付き、安堵の表情を浮かべる。
そして、『ペインター』の『少年』の服の下の生々しい傷跡に気付く。

           「あの」

眼前では普通じゃあない様子の『少年』が、
真夏にも関わらず『マフラー』を巻いてる別の少年
中々に『電波』な会話を繰り広げているわけだが、

「失礼を承知の上でお尋ねするが、
 もしかして君達は、気が狂ってるのかい」

856斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/19(土) 23:53:00
>>855
>>854

手を握って立ち上がらせると少年の肩を払おうとする
そして二人の顔を見比べてニッと笑った

「そっちも、ハロウィンは二月先だと思いますよ。」

喧嘩にはならずに済んだのかな…まあ暴力沙汰にならないのは良いか
そういや買い物袋どうしよう…アメリカンドッグまだ3本残ってたよなあ

「それと、もう一度名乗っときますけど……僕は斑鳩、斑鳩翔 空は飛びませんけどね。
缶は使うのかぁ……早とちりしたのも悪かったよ ごめんね。」

――痛々しいな
目線を動かさないようにしてはみるが、どうしても傷に目が行く
後ろの絵を見てみるか。

「後ろの絵、ペガサスと…イルカかな?空を飛んだり海を泳いだり…このTとSはシンボルかしら。」

「ところで2人とも名前、聞いて無いんだけど。」 ニッ

857『一彩合彩』:2017/08/20(日) 00:29:38
>>855 (硯)

「あぁなるほど。勘違いでしたか」

「いいですね。swich。スプラなんとかとか、ゼルなんとかとか」

硯に言葉を返す少年。
相手の目をしっかり見て話すタイプであった。
黒い瞳からの視線が硯に向けられる。

「いえ、その。気が狂ってると言われると困りますね……」

開いている方の手で頬をかく。
指先には絆創膏がまかれている。

「俺は狂ってないと思うんですけど、そもそも狂ってないやつは狂ってるかなんて聞かれないもので……」

>>856 (斑鳩)

「あぁそうですか。ハロウィンは……よくわかりませんが」

少年が手を放す。
そしてパーカーを拾った。
しゃがみこんだ際にほんの少し顔をゆがめる。

「……TとSじゃなくて、SとTなんです」

地面に転がっているスプレー缶を一本拾い上げる。
ラベルを見て色を確認すると小首をかしげてそれをまた地面に置く。

>>ALL

「申し遅れました。俺は夏目慶(なつめけい)」

「これはグラフィティアート。ちょうど、『おもちゃ屋さん』が行ったみたいにヒップホップの一部ではあります」

そういって慶は深く頭を下げた。

「えっと、何から話せばいいでしょうかね」

「聞きたいことがあるならそれから答えますが」

858硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/20(日) 00:55:08
>>856>>857(斑鳩・GM)

 「これですか」
「ハロウィン用にくり抜くには適さないですが、
 煮つけにでもしたら美味いんじゃあないですかね」

         コンコンッ

バスケットボールの様に小脇に抱えた南瓜を
空いてる手で軽く叩き音を鳴らす。
実がぎっしりと詰まっている音だ…。

「硯 研一郎(スズリ ケンイチロウ)。
 お察しの通り、そこの玩具屋の倅です。
 最も、今日は家には俺以外誰も居ませんが」

「慶さん、翔さん、とりあえずお話しをしませんか。
 そもそも慶さんは何でそんな傷だらけなんですか。
 何故『病院』に行かず、鬼気迫る様子で『グラフィティ』を描いていたのですか。
 
 ――慶さん、ひょっとして保険証を忘れたのかい」

的外れな質問を『夏目』に降る。
(だが実際、『夏目』の負っている傷はちょっと尋常ではない)

859斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/20(日) 01:00:29
>>857
>>858

「夏目 慶君、と 研一郎君、かあ……これで聞きたい事は聞いちゃったな」

僅かに微笑んでみせる 
事実僕が彼らに聞きたい事は殆ど無い、聞いていいのか解らない事はあるけれど。

「グラフィティアートって言うんだろ?帰り道に偶々目に入っちゃって
こんな絵を描く人の名前が知りたかったんだよね ほら、名前って大切な物だし
自分の名前、他人の名前、大切な物の名前、呼ぶにしても、「おい」とか「こら」とかじゃ
呼びたくないし、僕も呼ばれたくないなあ。」

(主に狂ってるとか狂ってるとか、こっちは声に出さないけど。)

「『自分が嫌がる事を他人にしてはいけません』耳に蛸が出来るほど聞いたけど同時に正しいよ、これは。」

そこまで言って肩をすくめて困ったように笑う、事実僕がここに居るのはそのせいだから。

「それに、『僕が聞きたい事』と『君が言いたい事』は必ずしも合わないだろうから。
……例えば、なんでそんな怪我してるのにここで絵を描いてるのかな、とか。」

僕が想像できた理由は
あまり楽しい事とは思えないし、誰かが怪我をした経緯を聞いても笑えやしない。

860『一彩合彩』:2017/08/20(日) 01:49:08
>>858 (硯)
>>859 (斑鳩)

「……なるほど」

「硯さんは怪我とグラフィティの理由。斑鳩さんはまぁ特になしと」

夏目はにこりとも笑わない。
表情が変わらず仮面をつけたようだ。

「怪我とグラフィティは繋がっています。グラフィティを描いているから怪我をした……いえ、させられたという感じで」

「一つずつ。一つずつ。お答えしましょう」

「まず第一に。このSとTのグラフィティは俺の描いたものではありません」

それ以外は確かに自分が描いたということでもある。
SとTの組み合わさったシンボルだけが違う。だからか違和感のあるものである。

「グラフィティには暗黙の了解がある。『他人のグラフィティの上に描く時はより完成度の高いものにすること』」

「俺はこのグラフィティとこれを描いたやつが気に食わない。だからその上によりいいものを描く」

「そして了解の一つには個人商店や個人宅は狙わないというのもある。だから、この絵は消す」

ただ消すのではなく、自分で絵を描いてから消す。
無駄とも思えるその行為が大事らしい。

「で、怪我とこのSとTのグラフィティもまた繋がっています」

「俺の怪我の原因はこの下手くそなグラフィティを描いたやつらですから」

「そいつらと俺はかつてオトモダチでした。だけど、俺は……」

                 ワンワン

犬の鳴き声……のような音が聞こえる。
それは妙に高い音でそれでいてかすれたような音だった。
鳴き声はどんどんと近づいていき、やがて止まった。
慶の足元に音の原因がいる。
そいつはなにやらべったりとした緑色の外見をした犬だった。
いや、それを犬と言っていいのかは判断が分かれるところではある。

    ワンワン

「……しまったなぁ」

「ちょっと一時中断でいいです?」

861硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/20(日) 11:51:00
>>860
「成程」


顎に手を添え、
頭の中で自身の感想を適切に表現する言葉を探る。
少しの間を置き、その言葉を口に出す。


「中々に――『ギャングスタ』ですね。

 俺もこの偏差値の低そうな見てくれの通り、
 そこそこ荒れた生活を送っていた、と思っていたのですが。
 慶さん、君に比べたら俺の日常は児戯だったみたいだ…」

   
      「ゲットーシティー星見町。
       ジャパニーズ・デトロイトへようこそ」


                ワンワン

「おや、犬ですか。いや…犬か?
 ちょっと待ってくれ、これはどう考えても犬じゃあないでしょう。
 え、いや、犬なのか。犬か。緑色の犬…」


『夏目』の足元にすり寄ってきた、
異様な風体の『犬?』の姿を見て混乱する。


「翔さん、俺にはこの犬が『緑色』に見えるんだが
 君の目にはどう映っている?
 ―ーひょっとして俺は狂っているのか?」

862斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/20(日) 13:12:38
>>860
>>861
――オトモダチ SとTのグラフィティ 怪我の原因
 暗黙の了解 させられた 緑の犬 しまった 気に食わない 
繋がり やつら シンボル ……ああ

「君って良い人だよな……僕、感動したよ、夏目 慶君。
それに君って推理小説みたいだ……一つ聞くと次に聞きたい謎が沢山湧いてくる
ますます君と『友人』になりたくなってきた。」

星見町…ここに来てよかった数日もたたないうちに……
これは多分『スタンド』かもしくはそれに類するものだ。
――やった。

「今度、幸さんに会ったら…お礼を言わなくちゃ
彼女は僕に幸運を運んできてくれた。」

一歩ずつ僕は『目標に近づいている』…笑顔が止まらない
右手首に巻いた腕時計のゼンマイを巻きながら口角が上がっていく。

キチキチキチ・・・

「硯健一郎君 僕もそう見えるよ、そしてこれを…これを僕は探してたんだ。
狂うのは困るけど、この『緑色の犬みたいなの』を探してたんだ。
『今日』は『良い日』だ、後で三人で『アメリカンドッグ』食べよう!
夏目君のグラフィティも見てみたいなぁ〜ッ!僕描かれてる所は見た事ないんだよね!」

買い物袋を掲げて見せる、確かまだ三本丁度入ってた筈だ。

「でもこれには今答えなくていいや、今僕が聞きたいのは
これが『君達の犬か』って所かな…『YES』か『NO』か?」

YESって言ってくれたらこれは危険の警告をしてくれてるかもしれない
けど、もしNOなら…この『犬』は彼を傷つけている物だ……『敵』になる。
しかも何方にしろ『近づいてきている。』

863『一彩合彩』:2017/08/20(日) 23:20:28
>>861 (硯)

「……いや、純粋にあいつらに問題があったんですけど」

「エクリプスだのなんだのと……」

硯の言葉に困ったような顔をした。
と言っても若干眉がハの字になったくらいだが。

>>862 (斑鳩)

「幸さん? ……まぁいいか」

「そして残念ですが、アメリカンドッグはいりません。そういう状況でも心境でも状態でもないので」

スプレー缶を掴んではケーキ屋と硯の店の間の空間に投げ入れていく。
犬はもう鳴かないが慶の周りをくるくると回る。

「これは俺の犬……であり作品です。それと、グラフィティが見たいならそのシャッターでもこの犬でも好きなように」

>>ALL

「俺はストリートギャング気取りのアホどもと一緒にいたことがある」

「色々あってそのグループを抜ける時に俺に恨みを抱いたのがそいつらのリーダーという訳で」

店と店の間。
街灯の光も届き切らず薄暗い空間。
先ほど地面に転がっていたスプレー缶を放り込んだ場所。
そこに向かって手を向ける。

「『クラウンシティ・ロッカーズ』」

手の中に現れたのは一本のスプレー缶だ。
けばけばしいデザインをしている。そしてほんのりと透けている。
『スタンド』だ。

「この傷はそいつらからのもんで。まぁ、俺にも責任はあるんですけど」

『クラウンシティ・ロッカーズ』から色が吹き出る。
黒い色だ。それはまるで空間を着色する様に店と店の隙間を塗っていく。

「説明が面倒くさいので、これについては後で話します。必要なら」

「とりあえず俺は隠れます。多分、変なやつらが来るので適当にごまかしてもらうか、帰ってもらえれば」

慶が色を塗った場所に一歩ずつ足を踏み入れていく。
黒い色の中に少年の姿が溶け込んでいき、やがて見えなくなった。

864硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/20(日) 23:36:14
>>863(GМ)

「『エクリプス』。
 知らない単語です。
 多分、説明する方も面倒くさいし、
 説明される方も面倒くさいことになる事案でしょうし、
 俺はあえて訊かないでおきますよ」

     シュウッ   「あれ」

     プシューッ  「………あれ」


慶の手の中に現れた半透明の『スプレー缶』。
そしてあれよあれとその姿を隠してしまった。
目の前の光景に絶句し、感嘆の表情を浮かべる。


            「翔さん、コレは何なんだい」


「隠れた慶さん曰く、割とすぐに『追手』が来るらしい。
相手が明らかな『輩』だった時に備えて、
自宅から何か『武器』になるものを持っていきたい所だったが……
せっかくだしその『アメリカンドッグ』を頂けないかい」


斑鳩にお願いをし、貰えたのならば
アメリカンドッグを食べながら『追手』を待つ。

865斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/20(日) 23:43:18
>>863
「うーん、強敵だなあ……僕だけ浮かれすぎたな。」

けれど予想は正しかったな…
肩を回しながら自分の考えを口に出して整理しておこう。

「取り合えずあの子は僕と同じ『スタンド使い』なのか
もう少し話を聞きたいんだけど隠れてしまったし……。」

周囲を見渡す、人影が有れば即座に対応できるから

「エクリ……は良く解らないけど もうすぐ『危険な人』が来るって認識で間違いは無いか。
あの『緑の犬』は彼にとって危機探知の出来るセンサーなんだ」

あれは後で説明してもらおうかな…知りたい事が沢山出てきたし。

「あのカラースプレー…『使う色によって効果の違うスタンド』なのかな
まあ取り合えず心の準備をしたほうが良いんだろうな…『次の出会い』の
やつらって言ってたけど複数人来たのかな。」

スニーカーの靴紐を縛って足を解しておく
もしかしたらだけど使う機会が有るかもしれない。

「控えめに言っても『あまり良くない人達』みたいだし。」

866『一彩合彩』:2017/08/20(日) 23:44:08
店と店の間の空間に『クラウンシティ・ロッカーズ』で色を塗り、そこに姿を隠した慶。
緑の犬も慶を追うように色の中に飛び込んだ。

音が聞こえた。
それは徐々に大きくなる(ttps://www.youtube.com/watch?v=5qm8PH4xAss)

「ヒップホップ ギャングスタ」
                      「ヒップホップ マニーマニー」

まず目に入ったのは一人の黒人だった。
金髪をとさかのようにおっ立てた背の低い男。
ダメージジーンズ。白いタンクトップ。綺麗なスニーカー。
そしてジーンズのベルトの場所に引っ掛けられた黒地に緑の模様が入ったバンダナ。
胸からコードが伸びていた。
それは彼の右手に伸びており、右手の中にある不思議なマイクとつながっている。
これも慶の『クラウンシティ・ロッカーズ』と同様透けている。

次に目に入るのは対照的に背の高い黒人。
コーンロウの黒髪。ダメージジーンズ。白いタンクトップ。汚れたスニーカー。
そして頭には鉢巻のように隣の小男同じ黒地に緑の模様のバンダナを巻いている。

彼ら二人の周りには何人かの男たち。
男たちは彼らのような恰好はしていない。いかにも日本人という顔といかにも現代人という装いだ。
ただ、目の焦点が若干あっていない。
男たちの中の一人の手にスマホが握られている。そこからこの音楽が鳴っているようだ。

小男:「くそ、K。K。K。ケイよォ……あの馬鹿どこ行きやがった?」

大男:「G9」

小男:「……あ? へぇ……」

黒人と集団が絵の前で止まる。
それから小男が硯と斑鳩に目線を向ける。

小男:「なァあんたら。ここで日本人の男見なかったか? スプレー缶とか持ってるやつなんだけどよォ」

    「知らね?」

867『一彩合彩』:2017/08/20(日) 23:45:22
>>866

>>864 (硯)
>>865 (斑鳩)

868斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/20(日) 23:50:11
>>863
「あれ?健一郎君 見えてたから僕と同じだと思ってたんだけど…実体化してたのかなあ。」

アメリカンドッグを手渡しながら頭を描いて苦笑いする

「でも君も帰らないんだなあ、赤の他人なんだけど
結構僕たち似てるのかもね、『行動原理』とか……あ、ケチャップとマスタード いる?」

869硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/21(月) 00:00:20
>>868>>867(斑鳩・GМ)

「翔さん、『研一郎』のイントネーションが違う。
 『健』やかではなく『研』ぎすます感じの発音だ」

             モグモグ

『アメリカンドッグ』を咀嚼して待っていると、
やって来たはラップミュージックをBGMにした
これまた随分と『ヒップホップ』な集団。


         「『50セント』か。
          中々に『クラシック』だが悪くない」

こちらに訊ねてきた、
黒人の小男の前に立つ。

「知らないですよ。
 黒人さん、此処は俺の家だ。
 悪いが今日の処は帰ってくれないか」

870斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/21(月) 00:02:10
>>866
2人の姿をざっと見て、努めて笑顔のまま
「こんばんは、人を探してるんですか?」
「日本人なら見たよ?名前も聞いた
でも君達と入れ違いに何処かへ行ってしまったんだ」

一応噓をつかないに越した事は無いな…『嘘』は言ってない
……『言ってない』事はあるけど。

…あの『マイク』あれも『スタンド』か、目線が行かないように注意しないとな。
多分この人達から見て僕らは『スタンドが見えてない事になってる』し。

「僕は斑鳩、空は飛べないけどね……君達なんて言うの?」

871『一彩合彩』:2017/08/21(月) 00:26:39
>>869 (硯)
>>870 (斑鳩)

小男:「どう思う。ビッグ……おい聞いてんのかミスタービッグ!」

大男:「……」

大男はサムズアップで返した。
イライラした様子の小男が二人の顔を交互に見る。

小男:「知ってる奴と知らねェ奴がいる……おい、そっちのマフラー。なんでこの季節にマフラーなんだよおい」

   「斑鳩っつったか。おい、そいつどっち行ったよ?」

小男は斑鳩の方に話の相手を決めたらしい。
落ち着きなく動く彼の体に合わせて髪が揺れる。

小男:「名前、んだよ……俺はG9。ジーでナインでG9。こいつは……」

    「ビッグ? おい、ビッグ。お前名乗れよ」

ビッグと呼ばれる大男は斑鳩の方ではなく硯の方を見ている。
腕を組み、片方の眉をくっと上げた。

ビッグ:「50セント。いいだろう……悪く、ないだろう?」

G9:「……こいつはミスタービッグ。ちょっとアホだ気にすんな」

    「それで、どこ行ったよ」

872『一彩合彩』:2017/08/21(月) 00:26:55
>>871
メ欄ミス

873斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/21(月) 00:42:34
>>869
「『研一郎』か、ごめんごめん 国語のテスト赤点ギリギリのせいかなあ…
次は間違えないと思うよ…ごめんやっぱ50回くらい言って言い慣れれば間違えないと思う。」

>>871
「G9さんとミスタービッグさん、だね よろしく。
マフラーは僕にとっての『50セント』みたいな物かなあ。」

笑顔で腕を差し出す、勿論握手のつもりだ 相手が答えてくれたらだけど。

「それで何処行ったか何だけど…ごめんなさい
見えなかったんだよね、すぐに影になっちゃって。」

……これも嘘は言ってない、何処行ったかは彼が隠れたので事実解らないし
『スプレー』の影になったのも見えなかったのもそうだ。

(嘘を付くと人間、妙な癖が出かねないからなあ
でも研一郎君には悪い事したかなあ……後で謝ろう。)

――荒事にはなりたくないけれど
後ろの人たちはどう考えても『普通』じゃないよな…
『マイク』のせいなのかな?

874硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/21(月) 00:54:58
>>871

          プッ

咥えていた『アメリカンドッグ』の櫛を吐き捨てる。
どうやら連中、かなり『面倒』なようだ。

「G9さん、ミスタービッグさん、
 君達は『ラッパー』のようだ。
 だったら『ラップ』で返答をさせていただきます。
 別に俺は『ラッパー』ではないし、拙いとは思うが
 せっかくだし『日本語ラップ』を聴いてみれくれ」



       「…ン”んッ」

       「ヘイヨォ、ヘイヨォ」

咳払い、喉の通りを良くし
眼前に立つ2人の黒人を眼前に見据え、
『50セント』の音源に合わせて体を揺らし――

875硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/21(月) 00:59:28
「ヘイヨー ・・・・           ・・
 俺はMC『スズケン』、イケてる奴らは俺に続けッ
 ブチャヘンザ!ブチャヘンザ!」

   
               ズチャズチャッ
   ・・      
「何がG9だァ?  
大層な名前の割には随分、ちんちくりんッ
   ・・・・
背が、小さいんだなぁHaッ!ウけるぜ」


   ズチャズチャッ
「G9の連れのミスタービッグ?Ahッ?
 それじゃあヒップホップじゃなくてッ、ロックバンドじゃねーか!
 マイクじゃなくてピックでも摘まんでろカスがッ!」

     ズチャズチャッ
 ・・・・・
「エクリプスだが何だかしらねーが、
    ・・・         ・・・
 お前ら熱気球みたいに萎んで絶滅危惧種〜ッ!                         
 此処は日本だクソニガー、とっとと帰りなマザファッカァ〜〜♪」



手下がスマホから流している『50セント』の音源をビートに、
フロウを出す為に若干強引に言葉を詰めた即席のラップでアンサーをする。
『韻』も安いし、小節もかなり際どかったが、
『硯』は別に『ラッパー』ではないし、拙さは『ご愛敬』だろう。


         びしぃっ  中指を立てる。


「適当にはぐらかしてお帰り頂くよりも、
 とっとと追い返した方が手っ取り早いと気付きましたよ。
 G9さん、ビッグさん、大変申し訳ないが『ファックユー』だ」

876斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/21(月) 01:17:14
>>875
「研一郎君……喧嘩っ早いの良くないと思うなあ、僕
せっかく『友達』になれそうだったんだけどなあ。」

少し考えてから肩をすくめてへらりと笑う
差し引いても案外悪くない物が聞けたし 日本語ラップ。

「それに相手はやたら多いんだぜ?見た感じ1対…2…えーと…たくさん。
君一人で喧嘩するの?全員と?」

「……あ、後でそこの串捨てさせてね。」

877『一彩合彩』:2017/08/21(月) 01:41:27
>>873 >>876 (斑鳩)
>>874-875 (硯)

G9:「知らねェってよ。ビッグ、別んトコ行くぞ」

そういって集団は去っていく……とはいかなかった。

G9:「ビッグ聞いたか今の?」

ビッグ:「お前のラップよりうまい。大物になる逸材かもしれない」

G9:「え、俺そんなに下手か? いや、そこじゃねえよ。ナメられんのは俺達のポリシーに反するだろ?」

    「俺達ストリートサグのルール。『ナメられっぱなしじゃ終わらねえ』ってのあったろ?」

    「俺らだって植物みてェに穏やかに暮らしたいって訳でもねェしよ?」

    「そんな時どうするよ。どうするよブラザー。なァおい、お返事は拳だろ?」

G9が手に持ったマイクをもって男たちに話しかける。
なんだか曖昧な返事を返す男たち。
50セントの音は止まった。硯たちに男たちが近づいてくる。
反対にビッグとG9は離れていく。

G9:「ムカつくよなァ。そういうのはよォ。ビッグ、お前のも出せ」

ビッグ:「だるいな……『アウトキャスト』」

ビッグの腕に二枚のディスクのヴィジョンが浮かび上がった。

G9:「あいにく俺はこんな季節にマフラー巻いてる奴と友達にはなりたくねェし、ナメられんのも好きじゃねェ」

    「暴れろお前ら。日頃のストレスたまってんだろ? 解放しろよ。ほら、ぶっ放せ」

集団の中の一人。
髪を染めいかにも不良ですと言った感じの男が飛び出し、拳を振り上げた。
標的は硯らしい。

878硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/21(月) 05:56:24
>>877
質問です。『ビッグ』が発現した『ディスク』の大きさはCD大程ですか?
また発現された『ディスク』は『ビッグ』の胸元で浮遊している?

879『一彩合彩』:2017/08/21(月) 13:31:53
>>878
CDのサイズ
CDほどのものが二枚

発現された場所
ビッグの左腕(前腕部)に二枚が重ならない様に並んでいる。

880硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/21(月) 18:25:48
>>879(GM)
解答に感謝。


>>876(斑鳩さん)
「翔さん、此処は俺の家の前だ。
騒いでる連中に『文句』を言う権利くらいある筈でしょう」

淡々と隣の『斑鳩』に返す。
その語調に苛立ってる様子はない。

「それに俺は、『小物』ですからね。
ついキャンキャンと吠えてしまうんですよ」


>>877(GM)

「Mr.ビッグさん、
出来の悪い『兄弟』を持つと気苦労が絶えないだろうな。
先に言っておくが、君の事は嫌いじゃあない。
『王様』らしく飄々としてる所にグッときた」


(拙いラップを褒められて嬉しい、
というのもあるが)

「それに『Mr.BIG』が『アウトキャスト』の『CD』を出すとは、中々に『ユニーク』……
今の俺は、君のギルバートの『ドリル奏法』みたいにド畜生そうなプレイを想像してハートがハードに恐々で焦燥だ」


ザッ

向かって来る『不良少年』に向き直り


「G9サン、俺は気が違ってるのかな。
君の目にはーー俺はどう見える?」


ズギュン!


『装甲車』を連想とさせる機械的、そして屈強な体躯の人型の『スタンド』を傍に発現。
その『スタンド』で見様見真似の『八極拳』の『鉄山靠』のような当て身を、殴りかかってきた少年目掛け放ち、吹き飛ばしたい。パス精BAE。
(上半身全体を『面』として使う事で精密動作性をカバー)
また『不良少年』に当て身を放つ際に、真正面に固まってる、いわゆる『モブ』の『不良少年』達の方向へ飛ばす事を意識して、あわよくば何人か巻き込む形にしたい。
あくまでも、あわよくばだが。

881斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/21(月) 19:49:56
>>880
「そっか…君の家の前でもあったな 僕が考えたらずだった
それじゃあ仕方ないかなあ……友達になりたかったんだけどなあ
でも良い事も有ったな、『スタンド使い』に4人も出会えるなんて。」

関係ない人の為に戦う理由なんて無い
さっさと帰ってしまおう斑鳩、お爺ちゃんとお婆ちゃんが心配している
何にも悪い事じゃあない…彼らの目的は硯 研一郎君だけだ

「……多分解ってると思うけど
少年たちを操っているのはG9さんが手元に握ってるマイクだ
スマホのBGMを消したから、多分あれには音声で入力する
距離を取ったけど僕たちから隠れる程じゃないっていうのは
きっと簡単な命令だけしか出せないんだと思う。」

腕時計の螺子を巻いておく、次は下手をする巻けないかもしれない。

「ビッグさんの方は解らないな、でも一緒に距離を取った
ディスクからして音か、あるいは射出するか……何方にしろ
『遠距離から攻撃できる』……んだと思う
『火傷に出来る攻撃』も有るかもしれない。」

ヂャララララ……ギリィ

「G9さんだけを『気絶』させれば相手の数の利は無くなるよ」

カチン!カチン!カチン!

「そして……今の君の動き的には」

斑鳩の全身に鎖が巻き付いていく
そして足首から2メートルほどの鎖を三本伸ばして切り離し
をねじりながら結合する。

「全長2メートルの『鎖の槍』
適当に下半身を狙って振り回せば、君のパワーなら転倒させられるし
逆に前で振り回せば多少の防御も出来る 壊れても僕にダメージは無いから安心して。」

研一郎君に出来た槍を渡そうとする(可能なら)

「君の……かっこいい装甲車の『スタンド』が使うなら、だけど。」 ニッ

近くに電信柱が有れば其方に移動しておきたい
足場部分のボルトに手首の鎖を伸ばしかけて結合させ、鎖を伸縮させて上に移動する
可能ならそのまま登って行って何処かの屋上に移動しておきたい

882『一彩合彩』:2017/08/21(月) 23:06:09
>>880 (硯)
>>881 (斑鳩)

ビッグ:「……そうか」

G9:「嬉しそうにすんなって」

温度差のあるG9とビッグ。
イライラしているのはG9だけだ。

ビッグ:「スズケン、一つ言っておく……G9はラップの素人だが……」

     「俺は素人DJだ」

硯のスタンドが発現し敵に鉄山靠のような動きを行う。
装甲車のような屈強なスタンドが陸の船と呼ばれる八極拳の一撃を繰り出した。
その膂力、そのスピード。共に人のそれを超える。
背中の辺りをぶつけるという面の攻撃はその精密性をカバーし一人の敵を吹き飛ばす。
吹き飛んだ敵は近くの敵を巻き込んで倒れる。
巻き添えを食らったものは立ち上がろうとするが直接攻撃をされたものはうめき声をあげているのみだ。
敵の数『八名』そのうち立っているものは『五名』だ。
残りの五人は広がりつつ硯に接近する。

敵の能力に予想を立てながら斑鳩はスタンドを発現する。
そして鎖を伸ばし切り離す。
それには少々時間がかかる。三本分を作る時間がだ。
槍は完成したが電柱への移動は完了していない。

G9:「ビッグ、あいつ速いぜ。恐ろしく速い体当たりだ。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」

    「合わせてやれ、あいつに」

ビッグ:「……」

ビッグの右手が左腕に発現したディスクの一つに触れる。
ディスクをこするように手が動き、腕が振り抜かれた。
回転。ディスクが回転を始める。
それに反応する様にもう一枚も回りだした。
まるで歯車がかみ合って回るような動きだ。

G9:「『アウトキャスト』のけ者って名前の割にはのけ者にしねェってのは変な話だなァ?」

883硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/22(火) 00:01:33
>>882(GМ)


 
      「凄いです」


もしかして、と思ったが
敵は『МC』と『DJ』のコンビ。
あまりにも愉快な光景に、感嘆の声を漏らす。


「翔さん、彼ら、操られていると言うよりも、
 渋々従っている感じがしてならないんだ。
 俺はどうにも考察が苦手なんだが」

      スッ

『G9』と『ビッグ』に注意を向けつつも、
周囲を囲む『不良少年』達の様子を視界の端で観察しておきたい。
『不良少年』達の顔から、例えば顔に生気が感じられない、
白目を剥いてる、涎を垂らす等…
明らかに『操られている』様子は伺えるのだろうか。


       「ビッグさん、安心してくれ。
        俺も『こちら』に関してはクソ程の素人だ」

  ズギュンッ!

『RXオーバードライブ』でスタンド自身の右掌に触れ、
『車輪』を1輪、発現。『車軸』は当然触れた『右掌』。
発現する『車輪』は――直径30㎝程の、『オートバイ』の『車輪』。
(参考画像:ttps://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81wFZ3qhFiL._SL1500_.jpg )
『二輪車』の構造上、『車軸』と『車輪』の間には『シャフト』が現れる為、
『車輪』が直接『オーバードライブ』の腕に触れる事はないだろう(※)。


  「翔さん、ビッグさん、あとG9さん。
   せっかくだ――楽しい『ライヴ』にしよう」

          スワッ

『車輪』の設置が完了したのならば、
背後から攻撃される可能性を排除する為に、
『グラフィティ』が塗られた『シャッター』を背にし
彼我らの正確な距離を把握したい。



※『車輪』設置の大まかな図


=========←『ホイール』
=========
    ||←車軸
 ̄腕 ̄ ̄ ̄ ̄}←手のひら
 ̄ ̄ ̄(_.|.←握り拳

884斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/22(火) 01:04:12
>>882
>>883

――どうしようかな あまり愉快な状況じゃあない
敵は8名、スタンド使いも含めて計10名
数の差は「喧嘩」において絶対的だ

「まあ確かに最初に会った時から目の焦点があってなかったし
最初から『マイク』が出っぱなしだったから『スタンドの能力』かなって決めつけてたかな。
控えめに表現して…『キメてる』感じはするけど、襲ってくることに変わりないんじゃないかな。」

3名が吹っ飛んでるけど、2名は起き上がって来る。

(ビッグさんに時間は与えないほうが良かったかな。)

投擲……却下だな
向かってきている人が僕の壁になっている
今の所は健一郎君に向かっているが、投擲のモーションに入れば狙われるのは僕だ。
羽交い絞めにされたら僕のパワーじゃ脱出は難しい。

「そっち、楽しそうだし任せていいよね 研一郎君
……薄々気づいてたけど君『喧嘩』大好きだよね?」

あの八名は任せても問題ないだろう
彼のパワーとスピードは僕には無い物だ
彼がひきつけているうちに『行動』を起こさないと。

――問題は射程距離か
切り離した『ロスト・アイデンティティ』の鎖は『約20メートル』が限界
槍を投げ飛ばすにしても届く前に消えたら意味が無い。

「音楽は趣味じゃないんだけどなあ…
…何だか仲間外れにされてる気分だ」
……ヂャリン

引き続き電信柱が有れば傍に移動して
足場用の『ボルト』に右腕の鎖を『伸ばす』
投げて巻き付け、鎖同士が触れた個所を『連結する』パス精CCB
そのまま上に登りつつ『縮めて』大まかな距離を確認する

可能ならそのまま足場の安定している屋上が
『5メートル以内』の到達可能な距離にあるか知りたい。

885『一彩合彩』:2017/08/22(火) 22:39:35
>>883 (硯)
>>884 (斑鳩)

G9:「……フックとロックは?」

ビッグ:「呼び出しのメッセージは送っている」

硯は敵に目を向ける。
敵の不良たちは年齢がバラバラだ。
明らかに社会人的な見た目のものもいる。
ただ共通して目の焦点が合っていない。
加えてみな同じような表情をしている。眉間にしわを刻みイライラしたような顔だ。

右こぶしに車輪が取り付けられる。
そして後退。
彼我の距離――――大体『3m』ほどだろう。
G9達は後ろに下がっており『8m』ほど離れている。

槍を拾う斑鳩。
投擲。その攻撃的な行動を取れば確実に斑鳩も標的になるだろう。
スタンドを展開している時点でG9達の標的にならないとも限らないが。
ボルトに鎖を絡ませて電信柱を登る。
そして足場となる屋上を探す。
グラフィティを施されたシャッターを持つケーキ屋の屋根は5メートル以内だろう。
敵の距離は不良たちがだいたい『4m』G9達は『9m』ほどだ。

■■■■■┌───┐■■┌───┐■■■■■■■■
■■■■■│○○○│■■│○○○│■■■■■■■■
■■■■■└───┘■◎└───┘■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□鎖□車□□□◆□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□◇◆□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□◆□□大九□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

車:硯
鎖:斑鳩
九:G9
大:ビッグ
◆:敵。二人三人ぐらいで固まっている。
◇:敵。転倒している奴。
◎:電信柱

886硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/22(火) 23:05:24
>>884>>885(斑鳩・GM)


      「翔さん、違うんだ」

ザッ

この位置関係なら『背後』を取られる事はないだろう。
万が一、『不覚』を取った場合でも、
これから電柱に登る『斑鳩』が『フォロー』してくれる筈だ。

「俺は別に『ヒップホップ』も『喧嘩』も、
 好きな訳じゃあないんだ。
 俺は――そうじゃあない、ああ」


「俺は『格好良い』ものが、好きなんだ。
 カッコさえ良ければ何でもいい。魂やスキルは二の次。
 何もかも、どうでもいいんだ、
 ――例え彼らが『洗脳』されようとなかろうと」
 

            ズッ

             ザァァァーッ!


「俺には知った事ではないんだ」


傍らに発現した『オーバードライブ』と共に、
『車輪』の設置された右腕を大きく掲げた後、地面と水平に広げ、
飛び込み台からスタートを切る水泳選手の如く不良達めがけ一気に駆ける。
つまり、(所謂)ランニング式の『ラリアット』を不良達にお見舞いしたい。
パス精BAE(本体スC)

887斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/22(火) 23:39:48
>>886
>>885
「僕を引っ張れよ『ロスト・アイデンティティ』!……何だって研一郎君?君、『カッコイイ』ってだけで
10対1をする気だったのかい!? 負けたらリンチで済めばいい方なんだぜ!?
君のスタンドが『装甲車』でも君にその『装甲』は無いのに!」

――あの二人は約9メートルって所か 射程内だ ここまで高さが有れば『取り巻き』は『投擲』の『壁』にならない
連中を壁にしているようだが、流石にここじゃあ足場が悪いな。

「『僕』には理解できないけど……ま、君には『大切』なんだろうな
ついでに悪いけど君の店の屋上借りるからね!代金は君が食べた奴で!」

『ロスト・アイデンティティ』の鎖が伸びる射程は約5メートルだ
あの店の屋上に『柵』があれば、それに伸ばした鎖を搦めて『結合』
『跳躍』からの『伸縮』で『飛び移れる』

(『電信柱』でも出来ない事は無いけど投擲には安定した足場が無いとな……槍は硯の救助用として
やっぱり『ボーラ』だな あれがいい!)

「僕の『スタンド』が『戦闘用』なのかもわからないってのに…!
まあ『鎖』と『車』か 出来れば『スタッドタイヤ』みたいな関係になりたいね!」

屋上に飛び移った後に両腕の鎖を解除して『影の腕』を発現させる
足から二本ずつ50センチ鎖を伸ばし切断、先端10センチと30センチほど先の10センチの鎖を握りこんで『結合』する
『自分の腕』でボーラを作成した後にそれをそのまま『影の腕』で『G9』に二発投げつける。
狙いは『首』と『足』首の方はこめかみへの打撃、足の方は動きを封じる 何方も動揺狙い。 パス精CCB

同時行動による時間短縮
自分とスタンドの同時行動による弊害は『ロスト・アイデンティティ』には無い。

888『一彩合彩』:2017/08/23(水) 00:38:02
>>886 (硯)

格好良いものが好きだの斑鳩に告げる。
そして『RXオーバードライブ』が駆動し、硯自身も彼らに突進していく。
スタンドは人外のスピードだが、硯自身は人間のスピードだ。
『オーバードライブ』の本来のスピードほど速くはなかった。
ラリアット、腕を振り、ぶつけ不良共を薙ぎ払う。

ビッグ:「『アウトキャスト』」

ビッグの呟き。
回転するディスク。その回転が増していく。
硯が目にしたのは二種類の不良だ。
一種類は『オーバードライブ』の腕に薙ぎ払われる不良。
もう一種類は『オーバードライブ』と同じ速度で動いた不良だ。

ズッ

硯の腹に不良の拳が叩き込まれた。
人を超える『オーバードライブ』と同じ速度でだ。
腹の中が圧迫される痛みと共に一瞬動きが止まる。

G9:「おめェのスタンド……近距離型だなァ? そのパワースピード、近距離型じゃねェとありえねェ」

    「お前のそれは爆弾みてェなもんさ。触れたくねェ。ただな、スタンド使いってのは弱点があるのさ」

    「本体はあくまで人間ってことだぜ」

痛みは一瞬だ。
『オーバードライブ』は再び動き出せる。
そして硯自身も。

>>887 (斑鳩)

硯に声をかけつつ、硯の店の屋上に上がる。
そしてボーラの作成。
影の腕と本体の間にタイムロスはない。
ただし、鎖を伸ばす時間は必要だ。
もっとも、それも長くはない。

G9:「おめェのスタンド……近距離型だなァ? そのパワースピード、近距離型じゃねェとありえねェ」

G9は硯に向かって話している。
どうやら硯が攻撃を受けているようだ。
そして、ボーラの投擲。
よそ見をしていたG9のこめかみと足元に当たる。
『ロスト・アイデンティティ』の精密性ならば直接こめかみを狙うことも可能かもしれない。

G9:「痛ゥゥゥ」

    「ははァ……てめェ、さっきまでそんな腕なかったなァ? 鎖を使うのがお前の能力だと思ったが」

    「そうじゃねェみてェだな」

笑うG9。
こめかみからは血が一筋流れる。

ビッグ:「……G9」

ビッグがズボンのポケットからスマホを取り出した。

ビッグ:「そろそろだ」

G9:「あァ? ……フック達か」

ビッグ:「あぁ」

G9:「……わかったよ」

889『一彩合彩』:2017/08/23(水) 00:40:47
■■■■■┌───┐■■┌───┐■■■■■■■■
■■■■■│○○鎖│■■│○○○│■■■■■■■■
■■■■■└───┘■◎└───┘■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□□□□□□◆□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□車◇□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□◆◆□□大九□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

車:硯
鎖:斑鳩
九:G9
大:ビッグ
◆:敵。二人三人ぐらいで固まっている。
◇:敵。転倒している奴。
◎:電信柱

890斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/23(水) 01:37:48
>>888

「研一郎君ッ!」

(敵は投擲に対しての防御は無し、スタンドのビジョン的にも防御も回避も出来ないと見た!
問題は僕のパワーとスピード そしてこの投てきじゃあ、彼の足を搦めて転倒させる事もできないし
気絶させる事も出来そうにない……!)

「……そういう貴方たちは『味方を作る能力』と『味方を敵の力と一部同じにする能力』か!」

――でも味方を作る方は何か条件が有るな
でなけりゃ僕たちを操れば済む話だからだ。

「もし!『アウトキャスト』が『二つ以上の能力』を同じにできたら
『スタンド』のパワーとスピードで研一郎君が無事じゃあ済まなかったからな…!
そして『対象』に出来る『敵』と『味方』も『一体ずつ』だろ!
もう一人は巻き込まれたかんだらな!」

「おまけに仲間を呼んでるな…『フック』と『ロック』って聞いたぞ、此処に来るな。」

2本の腕でビッグとG9を指刺し、もう二本で『槍』を構える

「……でも逃げ帰るのは貴方達だ!
貴方達には遠距離の攻撃手段もないし、屋上に来ることも出来ないんだからな!
逃げないなら僕にここから鴨打ちにされるんだぜ!」
                                         ピルム
(この槍!この槍を投げて相手のこめかみに当てる かつてローマの歩兵が使ったという『投槍』の『有効射程』は『約20メートル』まず間違いなく…いける!
足に鎖だって絡みついてる、『位置と運動エネルギー』の合わせ技なら、防御も回避も難しいはず!
『G9』さえ気絶させる事が出来れば…『アウトキャスト』を発動させる相手もいなくなる、9人は襲ってこなくなるかもしれない!)

「これが『誇り』を傷つけたことによる『タイマン』の『決闘』なら!
僕だって手も口も出さなかったさ、でも貴方達は『10人がかり』の『私刑』をしてる。
だったら……僕だってな、僕を愛してくれる人と、僕が愛した人の『誇り』と『信頼』に誓って
手も口も出さずには、いられないんだッ……!」

首から鎖を伸ばして先程の手順で本体の左腕で『ボーラ』を作成、再び『G9』に影の左腕で投擲する。
精神的な目晦まし、狙うのは足首部分 出来るなら両足に絡みつかせて転倒させたい、成功失敗にかかわらず防御か回避をさせてから間髪入れずに

右腕二本で続けて『槍』を投擲する 狙うのは頭部、かつ こめかみへの命中による本体=『G9』の気絶。

「『ロスト・アイデンティティ』もう一発だッ!」

891硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/23(水) 09:10:40
>>888-889(GМ)


           ズッ

    「〜〜〜ッ」   コロォッ

ある種の『予感』はしていたが、
『予想』を遥かに超えた敵の速度、
ハラワタに伝わる痛みに思わず抱えていた『南瓜』を足元に落とす。


「スタンドは『爆弾』だが、
 俺はあくまでも人間――」


        ギャル   「そうか」

「俺は、この『スタンド』よりも速く動けない、
 殴られれば傷を負う、腹を割けば血が出てくる。
 飯を食わなければ飢えて死ぬ、そして飯を食えば糞を垂れる。
 間違いなく――『人間』だ」


「だけれど」「俺は」


            ギャルギャルギャルギャルッ!!

自身も『オーバードライブ』も未だ動ける。
『ラリアット』をぶっ放し広げたままの腕は『残心』の状態。
腕のその先、『オーバードライブ』の右手首を捻らせ、
更にその先の『右拳』に設置した『車輪』を一気に右回りに『回転』させる(スA)。
(『車輪』の回転には『一瞬』、強く集中する必要があるが、
 >>886のメル欄の通りラリアットを放った時点で『回転』を『意識』をしている。
一連の動作は淀みなく完了するだろう)


  「『爆弾』でありたいと、願うんだ」

そして、『車輪』の回転面を向けた
渾身の『ラリアット』を『不良』達に薙ぎ払い気味に放ち、
囲んでいる不良達を纏めて吹き飛ばしたい。
(パス精BAE+『車輪』の回転スA+『車輪』のリーチ)

いくら『不良』が『オーバードライブ』と同じ速度で動けようとも、
それは『ビッグ』の『アウトキャスト』の力を借りているに過ぎない、
『G9』の『マイク』の力で操られている只の『木偶』だ。
意思なき『木偶』にこの距離での『車輪』のリーチ差を埋める術はない、筈だ。

『G9』が『マイク』で指示を与え、回避させようと試みるかもしれないが、
(あるいは『ビッグ』が『スクラッチ』で『ビート』を乗せる対象を変える)
『マイク』という『スタンド像』を象っている以上、
新たに『洗脳』及び『操作』するには『G9』自身の『発声』が不可欠だろう。
『G9』も『Мr.ビッグ』も『人間』だ。
至近距離でなら未だしも遠巻きから此方を眺めている2人の『黒人』達に、
この『超速度』で繰り広げられる攻防に割り入る『技術』などない筈だ。

892<削除>:<削除>
<削除>

893硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/23(水) 09:44:57
>>892はなかった事に。大変申し訳ありません。

894『一彩合彩』:2017/08/23(水) 23:40:25
>>890 (斑鳩)

G9:「だってよ」

ビッグ:「……そうか」

斑鳩の考察を聞いても特に驚いた様子のない二人。
G9が足に軽く絡まった鎖をチャリチャリ鳴らす。

G9:「鴨打ち? よくわかんねェな。俺らガイジンだからよォ」

『ロスト・アイデンティティ』での投擲武器の作成。
やはり少し時間はかかる。鎖を伸ばす時間だってあるのだから。
それに彼らに見栄を切っている都合上G9の視界や意識の中に斑鳩は確かに存在する。

ヒュッ

投げられたボーラ。しかし投擲のモーションや飛距離の関係上、射線からG9が動くのは容易だ。

G9:「外れだ」

そして槍の投擲。これも勿論投擲のモーションがある。
それとこれは現時点で起きた事実であるが、『ロスト・アイデンティティ』が発現するのは鎖だ。
実体化したスタンド物質であるが、通常の鎖同様ねじれるし曲がる。
三つ編みの糸が揺れるのと同じように揺れる。
そのために作られた投げ槍とは違う物体だ。
射程距離も変わるだろう。

ビュッ

鎖の槍は風を受けながらもG9の所へと飛ぶ。
ただ、命中はしなかった。

G9:「おら、どんどん投げてこいよ。その安全地帯からよォ」

    「てめェだけが安全だァ。どんどんやれ」

>>891 (硯)

腹部の痛み。
それは硯が爆弾ではなく人間である証明でもある。
だが、硯はまだ動けるのだ。

回転。
素早く力強い車輪の回転。
そして再度『オーバードライブ』の攻撃。
敵は超高速で動く力を得た者たちもそれは予測していなかった。
命中。力の一撃だ。
タイヤが敵の衣服を切り裂くように駆動する。

敵が倒れる。巻き添えを食らい、団子のように倒れる。
残りは『3人』だ。

ビッグ:「はぁ……いくら高速で動けようと避ける意思がなければ意味もなし」

     「反応出来ていかも怪しいな」
>>ALL

音が聞こえた。
エンジンの音だ。何かが近くにやってくる。車だ。
一台のバンがG9達の近くで止まる。

「G9。何してるの? Kを探してたんじゃないの?」

車から出てきたのは一人の青年だ。
彼もまたジーンズにタンクトップ。
そして左腕に黒地に緑の模様のバンダナを巻いている。

■■■■■┌───┐■■┌───┐■■■■■■■■
■■■■■│○○鎖│■■│○○○│■■■■■■■■
■■■■■└───┘■◎└───┘■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□□□□□□◇□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□車◇□□□□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□◆◇□□大九□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

車:硯
鎖:斑鳩
九:G9
大:ビッグ
バ:バン
◆:敵。二人三人ぐらいで固まっている。
◇:敵。転倒している奴。
◎:電信柱

895『一彩合彩』:2017/08/23(水) 23:40:58
■■■■■┌───┐■■┌───┐■■■■■■■■
■■■■■│○○鎖│■■│○○○│■■■■■■■■
■■■■■└───┘■◎└───┘■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□□□□□□◇□□□□誰□□□
□□□□□□□□□□□□□□□車◇□□□□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□◆◇□□大九□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

車:硯
鎖:斑鳩
九:G9
大:ビッグ
バ:バン
誰:出てきた青年
◆:敵。二人三人ぐらいで固まっている。
◇:敵。転倒している奴。
◎:電信柱

896斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/24(木) 01:20:55
>>894
――バンから出てきた、あれが『ロック』か『フック』かだ
バンの中には少なくとも二人はいる。

経験とかの差では向こうに利が有る、これが現実
不意打ちでなければ飛び道具に効果なし。

(声を出すのは駄目だ、槍も投擲には効果は無い 近接武器として使おう
――でも精密性ならこめかみだって狙える感覚はある。)

落ち着いて僕にできる事を考えるんだ…
『4本の腕ならボーラの二つは即座に投擲出来る』
『僕にはパワーもスピードもないが精確さはある』
事実これは効果があった。

(早くなくていい、正確に急所を狙うんだ 僕ならできる。)

もっと重いものを作るには時間がかかる
前にいるのは残りの3人…

「もう一度だ、『ロスト・アイデンティティ』……僕なら出来る。」

首と両手から鎖を50センチ伸ばしてボーラを三つ自分の腕で作成、完成次第
そのまま三つとも前にいる健一郎君のそばにいる敵に一つ一体ずつ影の腕で投擲する。パス精CCB
狙うのはこめかみで気絶か転倒させたい。

行動終了後に両足から伸ばした鎖を再び伸ばして両手首に巻き付ける。

897硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/24(木) 13:30:34
>>895

「翔さん」

ズォォッ


硯自身は後ろに一歩後退し、
まだ立っている『不良少年』達との間に『オーバードライブ』を割り入れる。
これでもう本体狙いの攻撃は封じた。


「『チキン野郎』呼ばわりされたみたいだが、
まだそこに居て投擲を続けるつもりかい。
俺は、別に君がどうしようと一向に構わないが」

「それに『援軍』が来たようだが、
君はフックさんかい、それともロックさんかい。
別にどちらでも良いんだが、俺は動き回ってノドがカラカラなんだ。
『加勢』する前にちょっくらーーポカリを買って来てくれない」「かッ」


そして『オーバードライブ』で眼前に立つ不良少年達に対して『回し蹴り』を放ち、纏めて吹き飛ばしたい。
『不良少年』達に意思がないというのは分かったし、
背後で一心不乱に『投擲』を行う『斑鳩』のフォローがあるなら、
蹴りを命中させる事は容易な筈だ。パス精BAE

898『一彩合彩』:2017/08/25(金) 00:23:59
>>896 (斑鳩)

手首と首から鎖を伸ばそうとする斑鳩。
首からの鎖が伸びる。
手首の鎖はない。
影の腕を発現する能力の都合上手首からの鎖はない。

そうしている間に硯のスタンドが敵を蹴り飛ばした。
足首からの鎖は少し伸びている。

>>897 (硯)

『オーバードライブ』を挟むことで敵からの直接攻撃を防ぐ。
そして強烈な後ろ回し蹴りがさく裂する。
敵は高速の動きでそれを避けようとするが各々がぶつかり合い回避は出来なかった。

男:「え、僕はロック。よろしくねぇ」

へらりと笑って手を振っている。

>>ALL

ロック:「あーあー。G9、また他人に喧嘩任せていけないんだぁ」

G9:「うるせぇ」

ロック:「乗りなよ。こんな時間に起こしたからフックが怒ってる」

     「あ、なんだっけ。ポカリ? うん、買ってくる買ってくる」

ロックやG9達が車に乗り込もうとする。

■■■■■┌───┐■■┌───┐■■■■■■■■
■■■■■│○○鎖│■■│○○○│■■■■■■■■
■■■■■└───┘■◎└───┘■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□□□□□□◇□□□□誰□□□
□□□□□□□□□□□□□□□車◇□□□□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□◇◇□□□□□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□大九□

車:硯
鎖:斑鳩
九:G9
大:ビッグ
バ:バン
誰:ロック
◆:敵。二人三人ぐらいで固まっている。
◇:敵。転倒している奴。
◎:電信柱

899斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/25(金) 01:45:08
>>898
(畜生!鎖が巻いてあるのは両足だ!
自分だけ安全な所にいるくせに、焦って間違えるなんて!
これじゃあチキン野郎なんて言われても言い返せないじゃあないか!)

汗がこめかみを伝って顎からアスファルトに落ちる

――今更『投擲』も意味が無い
両足の『鎖』を『両手首』に巻き付けて両腕の鎖の鎧を『再発現』させる。

(何だ?帰るのか? 有難いけど…畜生、酷く怖いぞ
何でこんなに怖いんだ、あの人達は車に乗って何処かに行こうとしてるのに!)

――ボーラや槍を投げる選択をしたのも、人を殴る感触を嫌ったからでは無いのか?

「なんであんな事出来るんだよ……
怪我をするのも人を殴るのだってこんなに怖いじゃないか
僕に『覚悟』なんて出来るわけないんだ…!」

巻き付けた腕で顔を覆い
屋上に座り込む 顔だけはくしゃくしゃの笑顔にして。

900硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/25(金) 05:10:35
>>888-890(GM・斑鳩)

「翔さん、落ち込んでいる所悪いが」


  ギャルギャルギャル…   スゥ


未だ時間的に余裕はあるだろうが、
念の為、手の甲の『車輪』を解除しておく。

「君が座り込んでいるのは人様の家の屋根だ。
 もし通報でもされたら、俺はお母さんに怒られるんだ。
 ――もう投擲しないのなら、降りてくれないか」

       ザッ  ザッ  ザッ


「『バン』に乗った大量の黒人達、
 まるでUSラップのミュージックビデオみたいだ。
 もしくは『クールランニング』だ」

「なあ」
「君達は後何人『黒人』を残しているんだい。
そして、君達『ギャングスタ同好会』の頭は誰なんだい」

新たに出現した『ロック』に警戒を払いつつも、
『バン』へと駆け出す。

901『一彩合彩』:2017/08/25(金) 23:32:34
>>899 (斑鳩)

行動の失敗について考えつつ両腕の鎖の再発現に入る。
当然、それにも時間がかかるが。

G9のこめかみから流れていた血は止まったらしい。
そこまで深い傷でもなかったのだろう。
ただ服や首筋に血の赤いあとが残っている。
人を殴るのを恐れたかどうかは定かではないが、少なくともこの結果を生み出したのは斑鳩だ。
その腕に彼を傷つけた感触はない。
事実だけが手の中に残る。

座り込む。どんな顔をしていても斑鳩の状況は変わらない。
変わるのには行動が必要である。
前に進む行動がだ。

>>900 (硯)

手の甲の車輪の解除。
そして斑鳩に声をかける。
どうやら座り込んでいるようだ。

ロック:「僕らは『ストリート・サグ』黒人は僕含めて三人。日本人が一人。全員で四人」

     「頭……あーヘッドはG9。でも僕もフックもそういうのに興味はない」

G9とビッグが車に乗り込みドアを閉めた。
それを確認してロックも車に乗り込もうとする。
エンジンはすでにかかっている。

ロック:「なんでこっち来るの? もう帰るんだよ。僕も早く戻りたい。僕はG9の喧嘩に興味ないんだ」

     「こいつが何かしたんなら謝るよ」

■■■■■┌───┐■■┌───┐■■■■■■■■
■■■■■│○○鎖│■■│○○○│■■■■■■■■
■■■■■└───┘■◎└───┘■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□□□□□□◇□□□□誰□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□◇車□□□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□◇◇□□□□□バババ□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

車:硯
鎖:斑鳩
九:G9
大:ビッグ
バ:バン
誰:ロック
◆:敵。二人三人ぐらいで固まっている。
◇:敵。転倒している奴。
◎:電信柱

902斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/26(土) 00:30:27
>>901
――才能の名前は『stand』英語で『立つ事』
そんなこと解っていた筈だ、頭の中なら。

(立たなきゃいけないんだ、その為に足は『よっつ』もある)

誰かの為に人に暴力をふるうのは正しい事なのか?
解らない、自分が正しい事の『白』の中にいる確証がない。

(降りて、彼らに言うんだ 『僕』の『目的』を)

『ロスト・アイデンティティ』で彼らと戦おうと考えた時に
思いついた方法はどんな相手だろうと試してはいけない事だ。

(人間の着地安全限界点は約5メートル…電信柱のボルトを足場にして降りればいい)

親指を噛んで『痛み』を再確認し、膝を押えて立ち上がる
『夏目 慶の傷』はこんな痛みじゃない筈だ。

(嫌だ……ああ、嫌だ嫌だ嫌だ!相手は4人のスタンド使い、
僕達は2人でなり立て、勝ち目なんか無いじゃ無いか!『立ち向かう』なんて『できるわけがない!』
こんな怖い事やめて逃げてしまえばいいんだ! ……なのにどうして僕の足は。)

――電信柱伝いに地上に降りてバンに向かって笑顔で歩いていく
その過程でスタンドの『解除』と『再発現』を実行する。

――手の震えを止めてG9達に向けて指を刺す

「あなたには……貴方達には『夏目 慶』からは手を引いてもらう!
彼は酷い怪我をしていたのは、貴方達が無関係とは言わないだろうな」

903硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/26(土) 04:19:04
>>901-902(GM・斑鳩)

    「『ストリート・サグ』。
     中々、『らしい』名前ですね」


無遠慮に車に近づき、『ロック』の話を聞く。
(念の為に『オーバードライブ』は傍らに発現したまま)

「ロックさん、俺は近所の住人なんだ。
 家の前で騒がれてついカッとなってしまったんだ。
 本心ではないとは言え、『G9』さんを『チビ』呼ばわりしてしまったよ」

           「G9さん」
「ごめんなさい」

G9に軽く頭を下げたい所だ。

904『一彩合彩』:2017/08/27(日) 00:58:20
>>902 (斑鳩)

親指の痛み。
立ち上がる。
思考は行動を嫌がるがその足は進んでいる。
スタンドの解除と再発現。
指を指しG9達に宣言する。

ロック:「え、夏目慶? あぁ、Kね。別に僕としてはどうでもいいんだけど、G9が気にしてるだけだよ」

「向こうは向こうで喧嘩売ってきてるしね」

>>903 (硯)

バンに近づく硯。

ロック:「いや、G9がチビなのはマジだからさ」

「謝ってくれるなんて君良い奴だねぇ」

「じゃあもう帰るね」

スタンドを解除しロックはバンに乗り込んだ。
バンが走り出す。


■■■■■┌───┐■■┌───┐■■■■■■■■
■■■■■│○○鎖│■■│○○○│■■■■■■■■
■■■■■└───┘■◎└───┘■■■■■■■■
□□□□□□□□□□□□□□□□◇□□□車□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□◇□バババ□□□□
□□□□□□□□□□□□□□◇◇□□バババ□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

車:硯
鎖:斑鳩
九:G9
大:ビッグ
バ:バン
誰:ロック
◆:敵。二人三人ぐらいで固まっている。
◇:敵。転倒している奴。
◎:電信柱

905硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/27(日) 06:22:08
>>904
「『ストリート・サグ』さん達、ネズミ捕りには気を続けるんだ。
日本の警察官は不法滞在者には容赦しないからね」

奥底にモヤモヤしたものが残っているが、
走り去って行く『ストリート・サグ』達を見送る。
また>>903のメル欄で『バン』に設置した『キャスター』は解除しておく。


「拍子抜け、だな。
もっと『バチバチ』するものだと思ったんですが」


『慶』への対応は『斑鳩』に任せて、倒れている『不良』達の怪我の具合を確認する。
致命傷を負ってるのはいるだろうか

906斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/27(日) 17:04:17
>>904

「――行ってくれた?」

――何もしてない筈なのに疲労感だけが肩に重くのしかかる気がする
『目的』も果たせたのかどうか解らない

「はぁ……如何しようかなこれ、救急車呼んだほうが良いのかな……それとも警察かな
朝になったら『夢でした』みたいに消えるわけじゃないもんな……。」

スマホに手を伸ばす前に
腕時計を見て時間を確認しようとする

「参ったな…2人とも心配してないといいけど。」

907『一彩合彩』:2017/08/27(日) 23:41:04
>>905 (硯)
>>906 (斑鳩)

ロック:「はいはーい。ありがっとー」

バンが走り出していく。

◇◇◇◇◇

慶:「あー。大丈夫ですか?」

隙間から慶が這い出てきた。

慶:「えっと、話の途中でしたけど、どうしましょうか」

硯は不良たちに駆け寄った。
致命傷を負ったものはいないが、『オーバードライブ』のパワーの都合上そこそこの怪我は負っているだろう。

908斑鳩 翔『ロスト・アイデンティティ』:2017/08/28(月) 01:07:52
>>907

「はい!」

元気に鎖が巻き付いた手を挙げる
半分ヤケ気味な笑顔を添えて

「あのバンの人たちは何ですか!」
「君が怪我してるのは彼らのせいですか!理由も!」
「君がこれ以上怪我するのを避けるのには僕はどうすればいいですか!」
「関わる理由としては僕が安眠できないんだよ!」
「あと救急車呼んでいいよね!?割とボロボロに見えるし」
「あ、『心を治せるスタンド使い』って知ってる?」


そう矢継ぎ早に質問していくと同時にスマートフォンを懐から取り出した。

909硯 研一郎『RXオーバードライブ』:2017/08/28(月) 05:33:26
>>907-908
「救急車を呼ぶのはいいが、
保険証は持っているのかい」

気を失ってる連中の安否を確認した所で、
のこのこと出てきた慶に。

「慶さん、『ストリート・サグ』の人達は
そこまで悪い連中じゃあ、なさそうだったよ」

910『一彩合彩』:2017/08/28(月) 12:51:22
>>908 (斑鳩)
>>909 (硯)

「とりあえずボリューム落としてもらっていいですか」

「それと答えられるのは一ずつ」

慶が自分の口元に立てた人差し指指を寄せる。

「はぁ……一、あいつらは『ストリート・サグ』ストリート・ギャング気取りのアホどもです」

「二、この傷は前に話した通り、そいつらから受けたものです」

「三、俺がこれ以上怪我しないようにするには俺を入院させるか、あいつらをぶん殴るか」

「四、救急車、必要なし」

「五、心を治せるスタンド使い? 知らねぇし、今それ関係あります?」

緑色の犬が慶の足元にいる。
それが彼の足に触れるたびにズボンが緑色に染まっていく。

「保険証? 俺は持ってません。それと、多分そこの人たちも」

「G9はスタンドでいじくった他人の財布やらなにやらを盗みますから」

「あと硯さん、怪我とかないですか」




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